50 / 51
第八章「魔女の背中を見つめて」
8-6:蒼衣の魔導師 サフィリア
しおりを挟む
――――――
サフィリアは――白と灰色の『封印の間』に立っていた。
おそらく、記憶を覗くのは――これが最後になるだろう。
次にヴェルデグリスから手を離す時は――魔女として覚醒する時か、命を落とした時だ。
目の前では――白黒の世界で、紅と碧の魔力が衝突していた!
眼前には巨大な青白い炎を掲げたローザの姿!
モノクロの世界で、炎だけが鮮やかな青色に染め上げられている。
『アコナイト! 止めを刺します!』
ローザが叫ぶ!
『終わりです! 魔女サイザリス!』
咆哮とともに、地下の空間に魔力が膨れ上がり――見上げるほど巨大な青白い炎の球体がサフィリアの姿を押し潰す!
全身の皮膚が破け散り、骨が砕け、肉が焼き尽くされる激痛が全身を襲う!
一瞬の収縮を経て―――視界を青一色で染め上げる爆炎が炸裂した!
サフィリアの小さな身体が――瓦礫とともに、漆黒の闇の中へと墜ちて行く……。
ゆっくり、ゆっくりと……
煌々と輝くヴェルデグリスの姿が、遠ざかる。
やがて彼女の身体は、音を立てて暗い水の中へと落ちた。
遥か上――水面の向こうに『封印の間』の床に開いた大穴が口を開けている。
「まただ……? また感じる……この変な感じ…………」
激痛に蝕まれるサフィリアの脳裏にわずかに浮かんでは消える違和感。
だが、すぐにサフィリアの意識は闇の底へと沈み始めた。
魔女の魔力を解放出来ようが出来まいが――自分の命は終わるのだ。
ここに至り、気にも止まらぬ違和感など、些末な事である。
散々カラナに迷惑をかけた。
余計な足掻きなどせず、大人しく魔女として滅ぼされなければならない。
瞳を閉じ、ヴェルデグリスから手を離し――現世に戻ろうとする。
その時だった!
――――いいえ! 足掻くのです! ――――
「!?」
再び聞こえた”ヴェルデグリスの声”に、サフィリアは目を開ける。
視界は未だに白と灰色の世界。
目の前には――唯一色づく、ひと欠片の紅い宝石。
――――カラナが、泣いています!――――
「……カラナ」
激痛が走る腕を、紅い宝石へと伸ばす。
水を掻き分け、焼け爛れた手のひらを広げる。
見慣れた自分の腕――――。
その腕が――目の前に浮かぶ、紅く輝く光を掴む。
意識が、次第に澄み渡って行く。
失われた記憶の中で、どこか他人事の様に感じていた身体と意識が一体となる。
サフィリアは目を閉じる。
今まで見た記憶の断片が――繋ぎ合わさって行く。
ある一点に辿り着き――再び目を開ける。
目の前には、空中に捕えられたローザの姿……。
ローザの身体から魔力が赤い奔流となって流れ出し、ヴェルデグリスに吸収される瞬間だ。
無色だったヴェルデグリスが、ローザの魔力を吸収して鋭い輝きを放ち始める!
『わたくしの魔力を……封じるつもりですか!?』
『その通りじゃ!』
こちらに背を向けて立つサイザリスが高らかに叫ぶ!
『これがわらわの切り札! 魔力を封じ込める魔導石、名付けて”ヴェルデグリス”よ!』
ヴェルデグリスに、サイザリスが恍惚の表情で頬を当てる。
「――――!?」
眼前に立つ、魔女の背中を見つめて……
サフィリアが感じていた、違和感の正体がはっきりする!
最後の最後、サイザリスはローザの放った火球に押し潰された。
あの痛みと、苦しさは間違いなく自分が味わったものだ。
ならば何故、この瞬間ではローザとサイザリスの戦いを自分は傍観している!?
目の前に立つ群青色のローブを纏った魔導師がサイザリスならば――
――この時、この瞬間。魔女の背後に立っていた自分は誰だ!?
「まさか…………!?」
唾を飲み込む。
ゆっくりと……横を振り向く。そこにはローザの魔力を吸収して真っ赤に色づいたヴェルデグリス。
その結晶構造に、サフィリアの姿が反射している。
その姿は、見知った自分の姿ではなかった!
「……『ゴーレム』!?」
その姿は、見紛う筈もない、クラルと同じ『ゴーレム』の姿だった!
激しく鼓動する心臓を両手で抑える。
『さあ! お前の出番じゃ!』
「!」
振り向いたサイザリスに、呼びつけられ、身体が前に進む。
魔女が徐に突き出して来た錫杖を受け取る。
魔女は空いた手で自身の金髪に手を伸ばすと、一束を握って引き千切った!
どこかで見た光景!
そうだ、フィルグリフで見た、『ゴーレム』を造るあの時と同じだ!
伸びたサイザリスの腕が、握った髪の毛ごとサフィリアの胸に突き刺さる!
「きゃ……ッ!?」
ヴェルデグリスに反射した、彼女の姿が激しく変形し――見慣れたサフィリアの姿――即ちサイザリスの姿を形作る!
同時に――――!
一緒に反射していたサイザリスの姿も崩れ落ち、真っ黒な塊となって形を失う。
『わらわにとって姿かたちなど意味はない。変えることも戻すことも意のままよ』
どこかで聞いたセリフを繰り返しながら――漆黒の塊の中から――ローザの姿をした”もの”が這いずり出て来る。
目の前で起きている事が信じられず、サフィリアはただただ絶句する。
女神の姿を纏ったサイザリスが、軽く床を蹴って、空中に貼り付けにされた”本物”へと向かって行く。
『まさか……わたくしに成り代わるつもりですか!?』
『その通りよ。お前の国は、今日からわらわのものじゃ』
顔を恐怖に引きつらせ、ローザが叫ぶ!
『アコナイト! 目覚めよ! アコナイトッ!』
だが、壁に叩き付けられたアコナイトは目覚めない。
必死の叫びも虚しく――ローザの姿が紅い光の粒子になって、ヴェルデグリスにすべて吸収されて行く!
『さあ、わらわが得意の人形劇を始めようぞ』
サイザリスがこちらに振り向く!
その腕から、膨大な魔力の雷撃がサフィリア目掛けて撃ち放たれた!
「きゃあッ!?」
"魔法障壁"を張り巡らし、必死に抵抗する!
だが、魔女と『ゴーレム』では、力量の差は圧倒的だった。
『アコナイト! 目を開けなさい!』
ローザの声で、サイザリスが叫ぶ!
「…………ッ!」
サイザリスの魔力に、サフィリアの錫杖を持つ手が震える!
『知識は貴女の方が上。それは認めましょう』
ローザらしい落ち着いた口調とともに、焦りを浮かべるサフィリアに冷ややかな視線が送られる。
『貴女がおっしゃったことです。魔力はわたくしの方が上だと。
柄ではありませんが、その地力の差で強引に押し返させてもらいます』
「そんな……ッ!?」
サイザリスの強大なちからに圧され、雷撃の軌道を、サフィリアは支えきれなくなる!
『いまです! アコナイト!』
『おおッ!』
「!?」
振り向けば――眼前に迫るアコナイト!
サイザリスに必死に対抗するサフィリアに、長剣が振り下ろされる!
「きゃああああッ!」
袈裟懸けに斬り裂かれるサフィリアの身体!
胸から脇腹まで――深く長い裂傷が走り、血しぶきが舞った!
『終わりです! 魔女サイザリス!!』
咆哮とともに、地下の空間に魔力が膨れ上がり――見上げるほど巨大な青白い炎の球体がサフィリアの姿を押し潰す!
一瞬の収縮を経て―――視界を青一色で染め上げる爆炎が炸裂した!
――――――
混濁する意識の中で――サフィリアはもがいた!
二度と戻れぬ闇の中に、引きずりこまれて行く!
せっかく、すべてを思い出したのに……!
せっかく、魔女の呪縛から解放されるかも知れないのに……!
サフィリアは、カラナを裏切った……!
消え行く意識の中で、必死に願う!
「お願いカラナ! もう一度、サフィリアを信じて……ッ!」
サフィリアは――白と灰色の『封印の間』に立っていた。
おそらく、記憶を覗くのは――これが最後になるだろう。
次にヴェルデグリスから手を離す時は――魔女として覚醒する時か、命を落とした時だ。
目の前では――白黒の世界で、紅と碧の魔力が衝突していた!
眼前には巨大な青白い炎を掲げたローザの姿!
モノクロの世界で、炎だけが鮮やかな青色に染め上げられている。
『アコナイト! 止めを刺します!』
ローザが叫ぶ!
『終わりです! 魔女サイザリス!』
咆哮とともに、地下の空間に魔力が膨れ上がり――見上げるほど巨大な青白い炎の球体がサフィリアの姿を押し潰す!
全身の皮膚が破け散り、骨が砕け、肉が焼き尽くされる激痛が全身を襲う!
一瞬の収縮を経て―――視界を青一色で染め上げる爆炎が炸裂した!
サフィリアの小さな身体が――瓦礫とともに、漆黒の闇の中へと墜ちて行く……。
ゆっくり、ゆっくりと……
煌々と輝くヴェルデグリスの姿が、遠ざかる。
やがて彼女の身体は、音を立てて暗い水の中へと落ちた。
遥か上――水面の向こうに『封印の間』の床に開いた大穴が口を開けている。
「まただ……? また感じる……この変な感じ…………」
激痛に蝕まれるサフィリアの脳裏にわずかに浮かんでは消える違和感。
だが、すぐにサフィリアの意識は闇の底へと沈み始めた。
魔女の魔力を解放出来ようが出来まいが――自分の命は終わるのだ。
ここに至り、気にも止まらぬ違和感など、些末な事である。
散々カラナに迷惑をかけた。
余計な足掻きなどせず、大人しく魔女として滅ぼされなければならない。
瞳を閉じ、ヴェルデグリスから手を離し――現世に戻ろうとする。
その時だった!
――――いいえ! 足掻くのです! ――――
「!?」
再び聞こえた”ヴェルデグリスの声”に、サフィリアは目を開ける。
視界は未だに白と灰色の世界。
目の前には――唯一色づく、ひと欠片の紅い宝石。
――――カラナが、泣いています!――――
「……カラナ」
激痛が走る腕を、紅い宝石へと伸ばす。
水を掻き分け、焼け爛れた手のひらを広げる。
見慣れた自分の腕――――。
その腕が――目の前に浮かぶ、紅く輝く光を掴む。
意識が、次第に澄み渡って行く。
失われた記憶の中で、どこか他人事の様に感じていた身体と意識が一体となる。
サフィリアは目を閉じる。
今まで見た記憶の断片が――繋ぎ合わさって行く。
ある一点に辿り着き――再び目を開ける。
目の前には、空中に捕えられたローザの姿……。
ローザの身体から魔力が赤い奔流となって流れ出し、ヴェルデグリスに吸収される瞬間だ。
無色だったヴェルデグリスが、ローザの魔力を吸収して鋭い輝きを放ち始める!
『わたくしの魔力を……封じるつもりですか!?』
『その通りじゃ!』
こちらに背を向けて立つサイザリスが高らかに叫ぶ!
『これがわらわの切り札! 魔力を封じ込める魔導石、名付けて”ヴェルデグリス”よ!』
ヴェルデグリスに、サイザリスが恍惚の表情で頬を当てる。
「――――!?」
眼前に立つ、魔女の背中を見つめて……
サフィリアが感じていた、違和感の正体がはっきりする!
最後の最後、サイザリスはローザの放った火球に押し潰された。
あの痛みと、苦しさは間違いなく自分が味わったものだ。
ならば何故、この瞬間ではローザとサイザリスの戦いを自分は傍観している!?
目の前に立つ群青色のローブを纏った魔導師がサイザリスならば――
――この時、この瞬間。魔女の背後に立っていた自分は誰だ!?
「まさか…………!?」
唾を飲み込む。
ゆっくりと……横を振り向く。そこにはローザの魔力を吸収して真っ赤に色づいたヴェルデグリス。
その結晶構造に、サフィリアの姿が反射している。
その姿は、見知った自分の姿ではなかった!
「……『ゴーレム』!?」
その姿は、見紛う筈もない、クラルと同じ『ゴーレム』の姿だった!
激しく鼓動する心臓を両手で抑える。
『さあ! お前の出番じゃ!』
「!」
振り向いたサイザリスに、呼びつけられ、身体が前に進む。
魔女が徐に突き出して来た錫杖を受け取る。
魔女は空いた手で自身の金髪に手を伸ばすと、一束を握って引き千切った!
どこかで見た光景!
そうだ、フィルグリフで見た、『ゴーレム』を造るあの時と同じだ!
伸びたサイザリスの腕が、握った髪の毛ごとサフィリアの胸に突き刺さる!
「きゃ……ッ!?」
ヴェルデグリスに反射した、彼女の姿が激しく変形し――見慣れたサフィリアの姿――即ちサイザリスの姿を形作る!
同時に――――!
一緒に反射していたサイザリスの姿も崩れ落ち、真っ黒な塊となって形を失う。
『わらわにとって姿かたちなど意味はない。変えることも戻すことも意のままよ』
どこかで聞いたセリフを繰り返しながら――漆黒の塊の中から――ローザの姿をした”もの”が這いずり出て来る。
目の前で起きている事が信じられず、サフィリアはただただ絶句する。
女神の姿を纏ったサイザリスが、軽く床を蹴って、空中に貼り付けにされた”本物”へと向かって行く。
『まさか……わたくしに成り代わるつもりですか!?』
『その通りよ。お前の国は、今日からわらわのものじゃ』
顔を恐怖に引きつらせ、ローザが叫ぶ!
『アコナイト! 目覚めよ! アコナイトッ!』
だが、壁に叩き付けられたアコナイトは目覚めない。
必死の叫びも虚しく――ローザの姿が紅い光の粒子になって、ヴェルデグリスにすべて吸収されて行く!
『さあ、わらわが得意の人形劇を始めようぞ』
サイザリスがこちらに振り向く!
その腕から、膨大な魔力の雷撃がサフィリア目掛けて撃ち放たれた!
「きゃあッ!?」
"魔法障壁"を張り巡らし、必死に抵抗する!
だが、魔女と『ゴーレム』では、力量の差は圧倒的だった。
『アコナイト! 目を開けなさい!』
ローザの声で、サイザリスが叫ぶ!
「…………ッ!」
サイザリスの魔力に、サフィリアの錫杖を持つ手が震える!
『知識は貴女の方が上。それは認めましょう』
ローザらしい落ち着いた口調とともに、焦りを浮かべるサフィリアに冷ややかな視線が送られる。
『貴女がおっしゃったことです。魔力はわたくしの方が上だと。
柄ではありませんが、その地力の差で強引に押し返させてもらいます』
「そんな……ッ!?」
サイザリスの強大なちからに圧され、雷撃の軌道を、サフィリアは支えきれなくなる!
『いまです! アコナイト!』
『おおッ!』
「!?」
振り向けば――眼前に迫るアコナイト!
サイザリスに必死に対抗するサフィリアに、長剣が振り下ろされる!
「きゃああああッ!」
袈裟懸けに斬り裂かれるサフィリアの身体!
胸から脇腹まで――深く長い裂傷が走り、血しぶきが舞った!
『終わりです! 魔女サイザリス!!』
咆哮とともに、地下の空間に魔力が膨れ上がり――見上げるほど巨大な青白い炎の球体がサフィリアの姿を押し潰す!
一瞬の収縮を経て―――視界を青一色で染め上げる爆炎が炸裂した!
――――――
混濁する意識の中で――サフィリアはもがいた!
二度と戻れぬ闇の中に、引きずりこまれて行く!
せっかく、すべてを思い出したのに……!
せっかく、魔女の呪縛から解放されるかも知れないのに……!
サフィリアは、カラナを裏切った……!
消え行く意識の中で、必死に願う!
「お願いカラナ! もう一度、サフィリアを信じて……ッ!」
0
あなたにおすすめの小説
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
三十年後に届いた白い手紙
RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。
彼は最後まで、何も語らなかった。
その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。
戴冠舞踏会の夜。
公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。
それは復讐でも、告発でもない。
三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、
「渡されなかった約束」のための手紙だった。
沈黙のまま命を捨てた男と、
三十年、ただ待ち続けた女。
そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。
これは、
遅れて届いた手紙が、
人生と運命を静かに書き換えていく物語。
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
【完結】あなたに知られたくなかった
ここ
ファンタジー
セレナの幸せな生活はあっという間に消え去った。新しい継母と異母妹によって。
5歳まで令嬢として生きてきたセレナは6歳の今は、小さな手足で必死に下女見習いをしている。もう自分が令嬢だということは忘れていた。
そんなセレナに起きた奇跡とは?
義妹の嫌がらせで、子持ち男性と結婚する羽目になりました。義理の娘に嫌われることも覚悟していましたが、本当の家族を手に入れることができました。
石河 翠
ファンタジー
義母と義妹の嫌がらせにより、子持ち男性の元に嫁ぐことになった主人公。夫になる男性は、前妻が残した一人娘を可愛がっており、新しい子どもはいらないのだという。
実家を出ても、自分は家族を持つことなどできない。そう思っていた主人公だが、娘思いの男性と素直になれないわがままな義理の娘に好感を持ち、少しずつ距離を縮めていく。
そんなある日、死んだはずの前妻が屋敷に現れ、主人公を追い出そうとしてきた。前妻いわく、血の繋がった母親の方が、継母よりも価値があるのだという。主人公が言葉に詰まったその時……。
血の繋がらない母と娘が家族になるまでのお話。
この作品は、小説家になろうおよびエブリスタにも投稿しております。
扉絵は、管澤捻さまに描いていただきました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる