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襲撃者

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「それは構わないが、集落の方はいいのか?」
「ええ。集落の方は落ちつけばシソンタウンを1つの街にするつもりだから今壁が貼って立てられているのは集落の人の安全のため。その場凌ぎでしかないんだけどね。ちなみに壁をはったのはジョーの壁と門を作る加護よ」

 ジョーにも女神様の加護を与えらていたのか。しかし奴はさっきの戦闘の時かべとかつくろうともせなんだが?

「ジョーにはよくわからないこだわりがあるから戦う時はあまり加護を使わないわよ。必要最低限でしかつかいたくないらしいわ」
「そうなのか?よくわからんな」
「ええ。その点は私にも理解できません。とりあえず私とジョーのこと、今回のことが終わればよろしくお願いします。ジョーには私が説明しておきますから」

 アルフレは俺に頭を下げた後に集落に戻ろうとするが

「あれあれぇ?こんなところに集落の女神さんがいるじゃあないか」

 集落の入り口側に服装がダサい男が現れる。
どうダサいかどう説明すればいいかよくわからないがとりあえずダサい。後見た目がチャラい。例えるならそうだなぁ無理しておしゃれした感じの人かな!

「あら。そちらのあなたはダサイ村のダサ男さんじゃないですか」

 服装のダサい男にアルフレは言うとダサい男は

「あんたらの方がダサいわよ!私はカーネス・レイグよ!テゴウ村にいるセンスがナイスな女よ!」

 は?女?どっからどう見ても男だろ。女ものの服を着てるとはいえ体つきが完全に男

「ね?私のこと男と勘違いしてる?昔からそういうやつ多いのよー。私こんな体してるから。ただ偏見はいけないわ」

 カーネスは俺とアルフレに殴りかかりアルフレは避けて俺はカーネスのパンチを受け止める。おぐ、意外と、いや普通に筋肉通りの力が

「私はね。見ためで判断しないで私を女と認めてくれたビーナ様に感謝してるの。だからビーナ様の命令はなんであろうと実行するわ。それが例え人を殺すことでもね」
「は!上等。そっちがその気なら俺だっててめぇを殺す気でやってやるよ。死ぬ覚悟はできてんだろうなぁ!」

 俺はカーネスのパンチをはねのけたあとカーネスの脇腹を思いっきり蹴る。カーネスは俺の脇腹蹴りを筋肉で止める。

「ほう」
「舐めないでほしいわ。それに私別にあなたに用はないの。私が用があるのはアルフレ・イアだけよ!」

 俺の足を掴んで俺のことを反対方向に投げ飛ばすとカーネスはアルフレに殴りかかった。
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