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テゴウ村襲撃

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 ジュナとミワが抱き合って泣いて数分後2人が落ちついた後に

「ジュナ殿。あなたにはミワ殿の家で共にしていただけたらいいと考えていますがどうしますか?」

 ジョーがジュナに言うとジュナはミワの方を見て

「ジュナ姉ならいいよ。色々話したいこともあるし。兄様。先に帰ってもいいかな?」

 おー。珍しい。俺の指示もなく自分からそういうことを言いだすなんて。兄は嬉しくて涙が出そうだよ。

「ああ。先に帰っていいよ。ジュナ。ミワのこと頼んだよ」
「任せてちょうだい。あ、私の連れてきた冒険者達はアルフレに預けてあるからすきに使ってちょうだい。それじゃ先に失礼するわね」

 ジュナはミワを連れてアルフレの家から出て行く。2人が出て行ったのを確認するとアルフレが

「キナ。話があるんだけどいい?」
「いいぞ。なんの話かは大体予想はつくが聞こうじゃないか」

 俺はアルフレに言うとアルフレは

「ビーナが攻めてくる前にこちらから少数精鋭で攻めようと思う。それで攻める者たちを率いるリーダーをキナにしてもらいたい」
「別に構わないがいいのか?」

 俺はアルフレに聞くとアルフレは「何が?」と俺に聞く。

「攻めるということは奴らを殺すか捕らえるかだが俺はビーナというやつは捕らえるよりもう」
「そうね。殺した方がいいかもしれないわね。彼女のような危険思想は。それに早めに決着をつけないと私達の集落より他の村の方が帝国から冒険者をやっとっているからね。村にいた強者に加えてその相手はきつそうだからね」

 ふむ。まぁ俺1人でも行こうと思えば行けるんだが。チドラあたりくらいならいても問題はない。守る戦いとなれば魔法とかをまだ上級者向けのものを使えていない俺は不利だからな。この集落にきてだいたい襲ってきた敵たちは俺よりはスペックは低いが魔法を使う技術とかは俺よりは上だったからな。

「それで誰を連れていけばいい?」
「キナがリーダーでチドラ、ジョー、ヨトリの4人でお願いするわ。尚テゴウ村入り口の守りはジュナが連れてきた冒険者に任せてあるから安心して行くといいわ」

 アルフレがテゴウ村襲撃メンバーを発表するとジョーは

「女神様!私は聞いておりませんぞ!私がいない間誰があなた様をお守りするのですか!」
「大丈夫よジョー。自分の身は自分でどうにか守るわ。だから気にせずに行ってらっしゃい。そのかわり必ず生きて帰ってきてなおかつビーナをボコボコにしてきなさい」

 アルフレがジョーに命じるとジョーは少し黙った後に

「・・・わかりました。女神様がそこまでいうならこのジョーその任必ず果たします」
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