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四章
シェラ公女との対面
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扉がノックされ、侍女が開くと、その向こうには一人の女性が立っていた。貴族らしい豪華なドレスやアクセサリーは嫌味にならない程度に抑えられ、第一印象としては悪くないかな。
ただ……
「このような姿で失礼致します。私がシェラ・ドラケン。ドラケン侯爵家の第一公女です――!?」
何故か顔をすっぽりと覆うヴェールを頭から被っており、髪色や顔かたちなどは一切分からない。でも、こちらを、正確に言えばノワールを見たシェラ公女が一瞬息を飲んだのが分かった。
思わずため息が出そうになるのをどうにか堪え、こちらも礼を失しないよう自分と仲間を紹介した。
「遠路はるばる訪ねていただいたのですが、生憎父は病床にあります故、領主としての業務は私が全て代行しております。何卒ご理解下さい」
そう言うシェラ公女を見ながら、心の中に湧き出る不信感を拭う事が出来ない。あれだけすっぽりと顔を隠していたら、公女かどうかなんて分からないんじゃないかな?
「ところでショーン殿?」
「はい?」
いきなりの公女からの質問タイムが始まった。
「ここまで来る間にも、肌の色について色々とイヤな思いをされた事と思いますが……」
「ええ、それはもう」
少しばかりの嫌味を添えて、正直にそう答えた。でもシェラ公女は悪びれる事もなく続けた。
「これを聞いておかねば、恐らくヨシュア公子とのお話も先に進まないと思いますのでお答えいただきたい。あなた方は、褐色の肌を持つ人間と関わる事を何とも思わないのですか?」
今までとは少し違う、言葉に込めた力が強い。そう感じる公女の問い。やはりこの地では、呪いだとかそういう事が信じられているのだろうか。
だとしても、僕の考えは変わらない。
「何とも思いませんね。ノワールは僕の仲間で、今までずっと僕を助けてくれました。肌の色とかそういう下らない事で彼女を害するのなら、僕が彼女を守り戦うまでです」
「そうですか……」
ノワールがぎゅっと腕に抱き着いて来る。こらこら、公女の前だからちょっと遠慮して?
それを見て見ぬふりをしているのか、シェラ公女はどう判断したらいいのか分からない反応をした。困っているのか、それとも感心しているのか。相手の表情が見えないというのは、こうまで厄介な事なんだね。
「なぜこの地で褐色の肌が忌み嫌われる存在なのかは聞き及んでいます。しかしそれは全て噂や憶測に過ぎず、何の信憑性も無い。ならば私は今まで見て来たこの少女の在り方を信じる。即ち、この少女は褐色の肌をしているからと言って、このドラケンで言われているような存在では断じてない!」
「……」
シェラ公女の判断如何では、僕の発言は宣戦布告と取られるかも知れない。そうなったらグリペン侯爵の思惑を潰す事になるかも知れないけど、ノワールの存在に比べたら、そんなものは天秤に掛けるまでもない。
そしてヨシュア君もかなり強い口調でノワールを擁護してくれた。これは嬉しいなあ。ノワールも、そしてアーテルも、口元に笑みを浮かべている。ヨシュア君、かなり評価アップだよ!
「分かりました。どうやらあなた方には真実を知っていただく必要があるようですね」
真実、とは?
「ヨシュア公子の目的についてはこちらも把握しています。女王陛下が汚職まみれの体制を覆した事、そしてそれに反抗する勢力の動きが活発になってきている事」
「……」
「お父上のグリペン侯爵閣下は女王陛下を守り、王国内の争乱を止めようと動いていらっしゃる。そして我がドラケンに協力を求めに参られた」
驚いた。シェラ公女、ほぼ正確に状況を把握していた。でも、これはどうだろう?
僕はザフト公爵配下の貴族達の企みの証拠となる、書状をテーブルの上に置いた。
「シェラ公女のおっしゃる事にほぼ間違いはありません。ただひとつ、ドラケンも既に他人事ではないという事です」
公女が書状を手に取り読み始めると、やがて怒りに打ち震えるように呟いた。
「なんて事を……! ではあなた方がハンセン村を救ったというのは……」
「ええ、野盗などではなく、ザフト公爵の謀略からです。ただ、ザフト領に西側にある寄子の貴族達は潰しておきましたのでご安心を」
「はあ……」
テーブルに書状を戻したシェラ公女は、ため息をついて天を仰いだ。
「随分と大きな借りを作ってしまったようですね。いいでしょう、腹を割ってお話ししましょうか」
顔を隠すヴェールのお陰で表情は分からない。でも雰囲気が今まではとはガラリと変わり、少女から為政者のものに切り替わった気がする。どうやら彼女もスイッチが入ったらしい。
「まず、本題に入る前に、先程言った真実というものをお話し致しましょう」
そう前置きして、彼女は続ける。
「このドラケンで広がっている呪いの話なのですが……あれはドラケン侯爵家が敢えて流布させたものです。もちろん、真実は違いますが」
何だって!?
侯爵家が敢えて噂を広げたって、一体どういう……
「ダンジョンから魔物が溢れて、ドラグーンバーグ郊外の街や村に大きな被害が出たのは事実です。ですが、褐色の肌をした母娘がスタンピードを巻き起こしたというのは真っ赤な嘘です。むしろその逆でした」
ふむ……逆とは? 話がまだ見えて来ないな。
「人々はその外見から『闇の巫女』と呼び、母娘を忌み嫌いました。しかしその母娘にはダンジョンから魔物が溢れないようにするという使命があったのです」
なんだそれは。人間にそんな力があるのか……?
「その母親のジョブは――呪術師でした」
なんと……ここでそのジョブの名前を聞く事になるなんて。しかもその母親というのは闇属性の魔力持ちって事だよね。俄然興味が出てきたな。
ただ……
「このような姿で失礼致します。私がシェラ・ドラケン。ドラケン侯爵家の第一公女です――!?」
何故か顔をすっぽりと覆うヴェールを頭から被っており、髪色や顔かたちなどは一切分からない。でも、こちらを、正確に言えばノワールを見たシェラ公女が一瞬息を飲んだのが分かった。
思わずため息が出そうになるのをどうにか堪え、こちらも礼を失しないよう自分と仲間を紹介した。
「遠路はるばる訪ねていただいたのですが、生憎父は病床にあります故、領主としての業務は私が全て代行しております。何卒ご理解下さい」
そう言うシェラ公女を見ながら、心の中に湧き出る不信感を拭う事が出来ない。あれだけすっぽりと顔を隠していたら、公女かどうかなんて分からないんじゃないかな?
「ところでショーン殿?」
「はい?」
いきなりの公女からの質問タイムが始まった。
「ここまで来る間にも、肌の色について色々とイヤな思いをされた事と思いますが……」
「ええ、それはもう」
少しばかりの嫌味を添えて、正直にそう答えた。でもシェラ公女は悪びれる事もなく続けた。
「これを聞いておかねば、恐らくヨシュア公子とのお話も先に進まないと思いますのでお答えいただきたい。あなた方は、褐色の肌を持つ人間と関わる事を何とも思わないのですか?」
今までとは少し違う、言葉に込めた力が強い。そう感じる公女の問い。やはりこの地では、呪いだとかそういう事が信じられているのだろうか。
だとしても、僕の考えは変わらない。
「何とも思いませんね。ノワールは僕の仲間で、今までずっと僕を助けてくれました。肌の色とかそういう下らない事で彼女を害するのなら、僕が彼女を守り戦うまでです」
「そうですか……」
ノワールがぎゅっと腕に抱き着いて来る。こらこら、公女の前だからちょっと遠慮して?
それを見て見ぬふりをしているのか、シェラ公女はどう判断したらいいのか分からない反応をした。困っているのか、それとも感心しているのか。相手の表情が見えないというのは、こうまで厄介な事なんだね。
「なぜこの地で褐色の肌が忌み嫌われる存在なのかは聞き及んでいます。しかしそれは全て噂や憶測に過ぎず、何の信憑性も無い。ならば私は今まで見て来たこの少女の在り方を信じる。即ち、この少女は褐色の肌をしているからと言って、このドラケンで言われているような存在では断じてない!」
「……」
シェラ公女の判断如何では、僕の発言は宣戦布告と取られるかも知れない。そうなったらグリペン侯爵の思惑を潰す事になるかも知れないけど、ノワールの存在に比べたら、そんなものは天秤に掛けるまでもない。
そしてヨシュア君もかなり強い口調でノワールを擁護してくれた。これは嬉しいなあ。ノワールも、そしてアーテルも、口元に笑みを浮かべている。ヨシュア君、かなり評価アップだよ!
「分かりました。どうやらあなた方には真実を知っていただく必要があるようですね」
真実、とは?
「ヨシュア公子の目的についてはこちらも把握しています。女王陛下が汚職まみれの体制を覆した事、そしてそれに反抗する勢力の動きが活発になってきている事」
「……」
「お父上のグリペン侯爵閣下は女王陛下を守り、王国内の争乱を止めようと動いていらっしゃる。そして我がドラケンに協力を求めに参られた」
驚いた。シェラ公女、ほぼ正確に状況を把握していた。でも、これはどうだろう?
僕はザフト公爵配下の貴族達の企みの証拠となる、書状をテーブルの上に置いた。
「シェラ公女のおっしゃる事にほぼ間違いはありません。ただひとつ、ドラケンも既に他人事ではないという事です」
公女が書状を手に取り読み始めると、やがて怒りに打ち震えるように呟いた。
「なんて事を……! ではあなた方がハンセン村を救ったというのは……」
「ええ、野盗などではなく、ザフト公爵の謀略からです。ただ、ザフト領に西側にある寄子の貴族達は潰しておきましたのでご安心を」
「はあ……」
テーブルに書状を戻したシェラ公女は、ため息をついて天を仰いだ。
「随分と大きな借りを作ってしまったようですね。いいでしょう、腹を割ってお話ししましょうか」
顔を隠すヴェールのお陰で表情は分からない。でも雰囲気が今まではとはガラリと変わり、少女から為政者のものに切り替わった気がする。どうやら彼女もスイッチが入ったらしい。
「まず、本題に入る前に、先程言った真実というものをお話し致しましょう」
そう前置きして、彼女は続ける。
「このドラケンで広がっている呪いの話なのですが……あれはドラケン侯爵家が敢えて流布させたものです。もちろん、真実は違いますが」
何だって!?
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ふむ……逆とは? 話がまだ見えて来ないな。
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なんだそれは。人間にそんな力があるのか……?
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