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大陸の闇編
みんなで一緒に殴りに行こう!
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「という訳でだ。食いモンその他積み込んだらそのままゲンの神王マーキュリーとか言うクソ野郎をぶちのめしに行くんで宜しく頼む」
だってよ、性奴隷にするとか抜かしたクソはタマ潰すくらいじゃ生温いだろ?当然、性奴隷の中には俺の大事なライムとか、その次に大事なパーティーメンバーとか、出会いの中で信頼を築き上げて来た人達がいる訳だ。俺と同じくテルも激怒だった。テルは静かに怒りを滾らせるタイプだな。もちろん妻であるユキと、ヨネーザに残して来たもう一人の嫁さんのストラトの事を思っているんだろう。
「カズト以外の性奴隷になるなど想像しただけでおぞましいですね」
「私も辱められるのならカズ君以外には考えられません!」
「私の純潔はカズさんの為に大切に大切にとってあるんだ!」
「陛下もサニーもグロリアも落ち着きなって。まずは皆でライムを丸め込んで外堀を埋めようじゃないか」
「あ、ローレルさん、私達クノイチも是非一枚噛ませて下さい!」
みんな頭のおかしい事を言い始めた。久しぶりに全員揃っておかしなテンションになってんのか?傍から見ていたボーラがポカーンとしている。
「(カズト様に色香で取り入るのは無理かも知れぬ…)」
「あー、心の声がダダ漏れなんだが。ボーラ様?」
「はっ!? いや、その…」
顔を真っ赤にしてあわあわしはじめたボーラだが、今はそんな事をしている場合じゃないだろうに。
「急いでチンゼイに使者を出すんだ。ゲンの本隊が動き出すから防備を固めとけって。あいつらの標的がどこだか分からないんだからな」
「は…!そ、そうですね!」
一刻も早く神王とか言うバカをブッ飛ばしたい俺は矢継ぎ早に指示を飛ばす。
「スプライト!適当にゴーレム作って物資の搬入を急がせてくれ。あ、見た目は俺にすんなよ?」
「えー?あるじのやつがいいのだー!」
「ダメ!普通のやつにしてくれたらチロ〇チョコやるから」
「わかったー!」
チロ〇チョコで懐柔出来る精霊王ってどうなんだろう?
《くいくい…》
ん?なんかイオタが俺の袖を引く。
「どうした?」
「あーん」
口を開けてチョコをねだるイオタの後に蘭丸、サンタナ、アクアが並ぶ。口を開けるのは順番が来てからにしなさい。
「積み込みしゅーりょーなのだ!」
作業を終えたスプライトがててて~っと駆け寄って来る。
「おお、ありがとな。ゴーレムはそのままイセカイ号に乗せていくからもう少し色んな事が出来るような術式にしてくれると助かる。ほら、口開けろ」
「あーん…もご!? もご!もごもご!!」
一仕事してくれたスプライトには特別にちょっと値の張るチロ〇チョコきなこもち味を放り込んだ。うん、美味かったようだ。
さて、今回乗り込むのは俺とライム、精霊王四人組、ラン、チェロ、ビート、スタリオン、蘭丸、エスプリの眷属チーム。そしてテル、ユキと愛馬ムスタング。そして段蔵爺さんと千代ちゃんの忍者コンビ。ここまでは今までのメンバーだがこれに加えてセリカ、サニー、グロリア、ローレル、ガイアのおっちゃんを含めた冒険者パーティー時代のメンバー。それにセリカの世話役にクノイチのリーダーのソアラ。
「それでは皆様、ご武運をお祈り致しております。セリカ様の留守はお任せ下さいませ。カズト兄さま、どうかご無事で…」
俺達がいない間はシルビアがセリカの代行として指揮を執る事になったようだ。一緒に来たかったんだろうな。寂しいよオーラが隠しきれていない。
「なにかお土産持ってくるからそんな顔すんな。アクセル、シルビアを頼んだぞ?」
「おお!任せろ。大将もヘマすんじゃねえぞ?」
全体の指揮はシルビアが執るが戦闘面での総指揮はアクセルが執る。腕も立つし指揮官としての能力も一級品だ。ヤツなら安心して任せられる。
「よし、みんな、乗り込むぞ」
要塞に残るみんなに別れを告げて、俺達はイセカイ号へと乗り込む。艦橋へ入り艦長席に座る。長旅を考慮している為居住性を重視した造りになってるな。
「さあみんな。俺達に喧嘩を売って来た憐れな奴らに地獄を見せにいくぞ!」
首を洗ってまってやがれ神王!引っこ抜いてスタリオンに食わせてやる。
『いらなーい』
じゃあエスプリ!
「要らぬわ」
「ちょっとかずと!変なもの食べさせようとしないの!」
ちっ…仕方ねえな。
だってよ、性奴隷にするとか抜かしたクソはタマ潰すくらいじゃ生温いだろ?当然、性奴隷の中には俺の大事なライムとか、その次に大事なパーティーメンバーとか、出会いの中で信頼を築き上げて来た人達がいる訳だ。俺と同じくテルも激怒だった。テルは静かに怒りを滾らせるタイプだな。もちろん妻であるユキと、ヨネーザに残して来たもう一人の嫁さんのストラトの事を思っているんだろう。
「カズト以外の性奴隷になるなど想像しただけでおぞましいですね」
「私も辱められるのならカズ君以外には考えられません!」
「私の純潔はカズさんの為に大切に大切にとってあるんだ!」
「陛下もサニーもグロリアも落ち着きなって。まずは皆でライムを丸め込んで外堀を埋めようじゃないか」
「あ、ローレルさん、私達クノイチも是非一枚噛ませて下さい!」
みんな頭のおかしい事を言い始めた。久しぶりに全員揃っておかしなテンションになってんのか?傍から見ていたボーラがポカーンとしている。
「(カズト様に色香で取り入るのは無理かも知れぬ…)」
「あー、心の声がダダ漏れなんだが。ボーラ様?」
「はっ!? いや、その…」
顔を真っ赤にしてあわあわしはじめたボーラだが、今はそんな事をしている場合じゃないだろうに。
「急いでチンゼイに使者を出すんだ。ゲンの本隊が動き出すから防備を固めとけって。あいつらの標的がどこだか分からないんだからな」
「は…!そ、そうですね!」
一刻も早く神王とか言うバカをブッ飛ばしたい俺は矢継ぎ早に指示を飛ばす。
「スプライト!適当にゴーレム作って物資の搬入を急がせてくれ。あ、見た目は俺にすんなよ?」
「えー?あるじのやつがいいのだー!」
「ダメ!普通のやつにしてくれたらチロ〇チョコやるから」
「わかったー!」
チロ〇チョコで懐柔出来る精霊王ってどうなんだろう?
《くいくい…》
ん?なんかイオタが俺の袖を引く。
「どうした?」
「あーん」
口を開けてチョコをねだるイオタの後に蘭丸、サンタナ、アクアが並ぶ。口を開けるのは順番が来てからにしなさい。
「積み込みしゅーりょーなのだ!」
作業を終えたスプライトがててて~っと駆け寄って来る。
「おお、ありがとな。ゴーレムはそのままイセカイ号に乗せていくからもう少し色んな事が出来るような術式にしてくれると助かる。ほら、口開けろ」
「あーん…もご!? もご!もごもご!!」
一仕事してくれたスプライトには特別にちょっと値の張るチロ〇チョコきなこもち味を放り込んだ。うん、美味かったようだ。
さて、今回乗り込むのは俺とライム、精霊王四人組、ラン、チェロ、ビート、スタリオン、蘭丸、エスプリの眷属チーム。そしてテル、ユキと愛馬ムスタング。そして段蔵爺さんと千代ちゃんの忍者コンビ。ここまでは今までのメンバーだがこれに加えてセリカ、サニー、グロリア、ローレル、ガイアのおっちゃんを含めた冒険者パーティー時代のメンバー。それにセリカの世話役にクノイチのリーダーのソアラ。
「それでは皆様、ご武運をお祈り致しております。セリカ様の留守はお任せ下さいませ。カズト兄さま、どうかご無事で…」
俺達がいない間はシルビアがセリカの代行として指揮を執る事になったようだ。一緒に来たかったんだろうな。寂しいよオーラが隠しきれていない。
「なにかお土産持ってくるからそんな顔すんな。アクセル、シルビアを頼んだぞ?」
「おお!任せろ。大将もヘマすんじゃねえぞ?」
全体の指揮はシルビアが執るが戦闘面での総指揮はアクセルが執る。腕も立つし指揮官としての能力も一級品だ。ヤツなら安心して任せられる。
「よし、みんな、乗り込むぞ」
要塞に残るみんなに別れを告げて、俺達はイセカイ号へと乗り込む。艦橋へ入り艦長席に座る。長旅を考慮している為居住性を重視した造りになってるな。
「さあみんな。俺達に喧嘩を売って来た憐れな奴らに地獄を見せにいくぞ!」
首を洗ってまってやがれ神王!引っこ抜いてスタリオンに食わせてやる。
『いらなーい』
じゃあエスプリ!
「要らぬわ」
「ちょっとかずと!変なもの食べさせようとしないの!」
ちっ…仕方ねえな。
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