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私と言う婚約者が居ながら女漁りを繰り返す王子と、今日限りでお別れいたします。
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私は確かな家柄と賢さから、この国の王子の婚約者に選ばれた。
しかし王子は、顔の一部に痣がある私を醜いと言って嫌い…自分に相応しい相手を見つけようと、パーティーを開いては女漁りを繰り返す様になった。
婚約の際、私をずっと大事にすると約束してくれたのに…あれは嘘だったのね。
私は悲しく思うと同時に…このまま彼に蔑ろにされたままで居るのは嫌だと思った。
元々着飾る事は苦手で顔の痣もあり最低限の洒落しかせず、敢えて地味にして居たのだけれど…でも、飛び切りのお洒落をして王子に声をかけよう─。
そして次に開かれたパーティーには、色々な国から客が招かれた。
その中にはタイプの違う数美女が何人も居て…王子はご満悦の様子で容姿の良い令嬢に次々と声をかけ、気が合う者が居れば自分の傍に置くのだった。
いや、それだけならまだ良かった。
何と王子はその中の一人が大層気に入ったらしく、人目もはばからずにその女にキスをし始めた。
「駄目よ、王子。あなた様には、婚約者が居るのでしょう?」
「まぁ、一応居るが…あいつは普段パーティーに参加しないし大丈夫だよ。何より、俺はあいつと婚約破棄する気満々だからな。王が隣国に言っている間にどんどんパーティーを開いて、そこで別の美しい女を新しい婚約者候補にと俺は考えて居るんだ。まさに、君のようなね。」
「まぁ、嬉しい!じゃあその女が居ない隙に、一杯イチャイチャしましょう?」
そう言って、二人は再びキスをするのだった。
私という婚約者が居ながら、破廉恥な振る舞いを…何て締まりのない顔をして居るのかしら。
そんな彼の姿を見た瞬間、私は彼への気持ちがスッと冷めて行くのを感じた。
だが、私の冷ややかな視線を熱烈な視線だと思ったのか…柱から半分顔を出す私に気づいた王子が、声をかけて来た。
「おや、君と会うのは初めてだね?どんな女性がs軟化したかは、絶対に覚えて居るから…。隠れてないで出ておいで?君も仲間に加わらないか?」
そんなことを言う王子に、私は思わず笑ってしまった。
どうやら痣のある部分が丁度柱に隠れている為、王子は私が婚約破棄をしようとしている張本人だと分からないらしい。
「あなた…私が誰か本当に分からない?」
「その声は…!どうしてお前がここに居る、いつもは自室に籠って居るじゃないか!」
「婚約者としてそれでは駄目だと思ってね…思い切ってお洒落をして、パーティーに参加することにしたの。でもあなたが他の女と戯れる姿を実際に目にしたら…陰口を叩くそんな女好きの人と、この先の人生を共にやって行く自信が無くなりました。あなたのお望み通り、どうぞ婚約破棄して下さい。」
「お前からそう望むなら手間が省けた…喜んで婚約破棄してやるよ。しかし、ちゃんと化粧をし着飾ってもやはりその痣までは消えないんだな…。それさえなきゃ、お前はそれなりに美しいから俺に大事にして貰えたのになぁ。」
…婚約破棄になったのは構わないけれど、こんなふうに言われるならやはりお洒落などするべきではなかった…失敗だったのかしら─。
王子の言葉に、私は暗い顔でその場を去ろうとしたが…そんな私を引き留める者が居て、それは隣国の王子様だった。
「そんなに彼女の痣に文句があるなら、消してあげましょう。俺は、治癒魔法が得意ですから。」
そう言って隣国の王子は私の顔に手をかざし、いとも簡単にその痣を消し去ってしまった。
「す、凄い…長年悩んでいた痣が、いとも簡単に!」
「お役に立てて良かったです。あなたとは、一度ゆっくりと話をしたかったのです。せっかくお会いできたのにすぐに帰られてしまおうとするので、心配になって声をおかけしました。こんな女にだらしなく心無い事を言う男、聡明なあなたには釣り合いません。縁を切って正解ですよ。」
「おい!王が滞在して居る礼として、逆にこちらももてなそうと呼んでやったと言うのに…何て失礼な!お前も賢いと評判だそうだが、真面目腐った者同士お似合いだな。二人揃って早く俺の目の前から消えろ!」
「そうやって威勢を張って居られるのは今の内です。もうすぐ、王が城に帰還されます。あなた連日のようにパーティーを開き、城の金を湯水のように使い女漁りをしていると言うのは、今や多くの国に広まって居ますからね…。当然あなたのお父上の耳にも入り、予定を切り上げ国に戻られる事を決めたようです。」
「な、何だと!?まだ婚約者候補を決めきれてないのに!
そう王子が動揺する中、隣国の王子の言った通り王が急遽帰還…王によってパーティーは終わる事となり、王子が気に入って居た女も帰された。
その後、私と王子は正式に婚約破棄となり…私を城を去る事となった。
だが、城を去る事になったのは私だけではなかった。
何と元婚約者となった王子も、城を出るよう王に命じられたのだ。
と言うのも、王子のせいで城の財政は傾きかけており…更に王子が招待した者の中に、この国に悪事を働こうとする者やスパイが居た事も原因だった。
つまり王子は城やこの国に危機をもたらした責任を取り、城を追放され王族から除外されたのだ。
すると王子は、城を出て行く私に救いを求め付いて来ようとした。
と言うのも…私は隣国の大事王子の大事な客として、彼の国に…彼の住む屋敷に招かれる事になったからだ。
「お、お前だけ行く場所があってズルいじゃないか!俺も一緒に連れて行け!」
「そんなのお断りだ。俺が招待したのは彼女だけ…。彼女とは以前別のパーティーで少しだけ話をしたが、気も合うしもっとゆっくり話したかったんだ。元婚約者の君が居たら邪魔なだけだ。」
「私も、あなたとゆっくりお話したいです。と言う事で王子、私の旅立ちの邪魔をしないで下さい。あなたの顔など、もう一生見たくありませんわ。」
私がそう言い切ると、すぐに馬車は動き出し…飛び乗ろうとしてていた王子は振り落とされ、そのまま土手を転がり落ち消えて行った。
その後…隣国に渡った私はやがて王子と恋仲となり、今は彼の婚約者として新しい人生を歩んでいる。
痣もすっかりなくなった事で自信も付き、更に王子に愛される事で心に余裕が出来た私は以前と違い生き生きとし輝いて居て…あの時思い切ってお洒落をしてパーティーに参加した事は、結果的に正解だったと思うのだった─。
しかし王子は、顔の一部に痣がある私を醜いと言って嫌い…自分に相応しい相手を見つけようと、パーティーを開いては女漁りを繰り返す様になった。
婚約の際、私をずっと大事にすると約束してくれたのに…あれは嘘だったのね。
私は悲しく思うと同時に…このまま彼に蔑ろにされたままで居るのは嫌だと思った。
元々着飾る事は苦手で顔の痣もあり最低限の洒落しかせず、敢えて地味にして居たのだけれど…でも、飛び切りのお洒落をして王子に声をかけよう─。
そして次に開かれたパーティーには、色々な国から客が招かれた。
その中にはタイプの違う数美女が何人も居て…王子はご満悦の様子で容姿の良い令嬢に次々と声をかけ、気が合う者が居れば自分の傍に置くのだった。
いや、それだけならまだ良かった。
何と王子はその中の一人が大層気に入ったらしく、人目もはばからずにその女にキスをし始めた。
「駄目よ、王子。あなた様には、婚約者が居るのでしょう?」
「まぁ、一応居るが…あいつは普段パーティーに参加しないし大丈夫だよ。何より、俺はあいつと婚約破棄する気満々だからな。王が隣国に言っている間にどんどんパーティーを開いて、そこで別の美しい女を新しい婚約者候補にと俺は考えて居るんだ。まさに、君のようなね。」
「まぁ、嬉しい!じゃあその女が居ない隙に、一杯イチャイチャしましょう?」
そう言って、二人は再びキスをするのだった。
私という婚約者が居ながら、破廉恥な振る舞いを…何て締まりのない顔をして居るのかしら。
そんな彼の姿を見た瞬間、私は彼への気持ちがスッと冷めて行くのを感じた。
だが、私の冷ややかな視線を熱烈な視線だと思ったのか…柱から半分顔を出す私に気づいた王子が、声をかけて来た。
「おや、君と会うのは初めてだね?どんな女性がs軟化したかは、絶対に覚えて居るから…。隠れてないで出ておいで?君も仲間に加わらないか?」
そんなことを言う王子に、私は思わず笑ってしまった。
どうやら痣のある部分が丁度柱に隠れている為、王子は私が婚約破棄をしようとしている張本人だと分からないらしい。
「あなた…私が誰か本当に分からない?」
「その声は…!どうしてお前がここに居る、いつもは自室に籠って居るじゃないか!」
「婚約者としてそれでは駄目だと思ってね…思い切ってお洒落をして、パーティーに参加することにしたの。でもあなたが他の女と戯れる姿を実際に目にしたら…陰口を叩くそんな女好きの人と、この先の人生を共にやって行く自信が無くなりました。あなたのお望み通り、どうぞ婚約破棄して下さい。」
「お前からそう望むなら手間が省けた…喜んで婚約破棄してやるよ。しかし、ちゃんと化粧をし着飾ってもやはりその痣までは消えないんだな…。それさえなきゃ、お前はそれなりに美しいから俺に大事にして貰えたのになぁ。」
…婚約破棄になったのは構わないけれど、こんなふうに言われるならやはりお洒落などするべきではなかった…失敗だったのかしら─。
王子の言葉に、私は暗い顔でその場を去ろうとしたが…そんな私を引き留める者が居て、それは隣国の王子様だった。
「そんなに彼女の痣に文句があるなら、消してあげましょう。俺は、治癒魔法が得意ですから。」
そう言って隣国の王子は私の顔に手をかざし、いとも簡単にその痣を消し去ってしまった。
「す、凄い…長年悩んでいた痣が、いとも簡単に!」
「お役に立てて良かったです。あなたとは、一度ゆっくりと話をしたかったのです。せっかくお会いできたのにすぐに帰られてしまおうとするので、心配になって声をおかけしました。こんな女にだらしなく心無い事を言う男、聡明なあなたには釣り合いません。縁を切って正解ですよ。」
「おい!王が滞在して居る礼として、逆にこちらももてなそうと呼んでやったと言うのに…何て失礼な!お前も賢いと評判だそうだが、真面目腐った者同士お似合いだな。二人揃って早く俺の目の前から消えろ!」
「そうやって威勢を張って居られるのは今の内です。もうすぐ、王が城に帰還されます。あなた連日のようにパーティーを開き、城の金を湯水のように使い女漁りをしていると言うのは、今や多くの国に広まって居ますからね…。当然あなたのお父上の耳にも入り、予定を切り上げ国に戻られる事を決めたようです。」
「な、何だと!?まだ婚約者候補を決めきれてないのに!
そう王子が動揺する中、隣国の王子の言った通り王が急遽帰還…王によってパーティーは終わる事となり、王子が気に入って居た女も帰された。
その後、私と王子は正式に婚約破棄となり…私を城を去る事となった。
だが、城を去る事になったのは私だけではなかった。
何と元婚約者となった王子も、城を出るよう王に命じられたのだ。
と言うのも、王子のせいで城の財政は傾きかけており…更に王子が招待した者の中に、この国に悪事を働こうとする者やスパイが居た事も原因だった。
つまり王子は城やこの国に危機をもたらした責任を取り、城を追放され王族から除外されたのだ。
すると王子は、城を出て行く私に救いを求め付いて来ようとした。
と言うのも…私は隣国の大事王子の大事な客として、彼の国に…彼の住む屋敷に招かれる事になったからだ。
「お、お前だけ行く場所があってズルいじゃないか!俺も一緒に連れて行け!」
「そんなのお断りだ。俺が招待したのは彼女だけ…。彼女とは以前別のパーティーで少しだけ話をしたが、気も合うしもっとゆっくり話したかったんだ。元婚約者の君が居たら邪魔なだけだ。」
「私も、あなたとゆっくりお話したいです。と言う事で王子、私の旅立ちの邪魔をしないで下さい。あなたの顔など、もう一生見たくありませんわ。」
私がそう言い切ると、すぐに馬車は動き出し…飛び乗ろうとしてていた王子は振り落とされ、そのまま土手を転がり落ち消えて行った。
その後…隣国に渡った私はやがて王子と恋仲となり、今は彼の婚約者として新しい人生を歩んでいる。
痣もすっかりなくなった事で自信も付き、更に王子に愛される事で心に余裕が出来た私は以前と違い生き生きとし輝いて居て…あの時思い切ってお洒落をしてパーティーに参加した事は、結果的に正解だったと思うのだった─。
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