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兄が行方不明になったのを良い事に兄嫁と私の婚約者が浮気し、子まで作ってしまいました。
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事業の関係で他国に滞在中の兄が行方不明になった。
橋の崩落に巻き込まれ、下の川に流されそのまま…と言う話だった。
私は大層ショックを受けたが…一方同居する兄嫁はすぐに兄の財産を独り占めし、そう日も経たない内から新しい相手を見つけようとするのだった。
そしてそんな彼女が目を付けたのは、近く結婚式を挙げる予定の私の婚約者だった。
美形の彼に兄嫁は持ち前の美貌で迫り…家同士の繋がりで婚約した地味な私に内心不満を抱いて居た彼は、すぐに彼女に夢中になった。
そして二人は兄が行方不明なのを良い事に、堂々と浮気するようになり…そして遂に子まで作ってしまった。
兄嫁は、帰って来ない夫を待って居ても仕方ない─。
この家の為にも早く跡取りを作った方が良いんだしと、自分のした事を正当化した。
そしてそんな兄嫁にベタ惚れの婚約者は、彼女の言って居る事は正しい─。
俺の事はもう諦め、彼女とそのお腹の子の為にもこの家から出て行け…小姑のお前が居ては彼女の気が休まらないと私を追い出そうとした。
でも私はまだ兄の無事を信じて居て、いつかこの家に戻って来てくれると思って居る。
だからここで帰りを待ちたいのに、二人はそれを許してくれないのだった。
しかしそれから半年後─。
顔にまだ傷を残した兄が、憲兵を伴い家へと戻って来た。
そして、お腹の大きくなった兄嫁にすぐに離縁を言い渡し…この先は牢へと入って貰うと、彼女を憲兵に突き出すのだった。
と言うのも、兄に飽き若い男と一緒になりたいと考えて居た兄嫁は…兄が家を出る際わざと古い地図を与え使われて居ない橋へ誘導、男を金で雇い橋のロープを切らせて居た事が明らかとなったからだ。
だが川に流された兄は、奇跡的に下流の住人に助けられ…そのままその方の元でお世話になって居たらしい。
そしてとか動けるようになった頃、地図にある橋が今は使われて居ない物だと指摘され…それを渡した兄嫁に疑いを抱き、彼女の身辺を調べる事にしたと言う。
すると兄嫁は、お腹に子供が居るからとても牢には入れない…見逃してくれと訴えたが、結局兄は許さず彼女は憲兵に連れて行かれてしまった。
すると残された私の婚約者は、彼女がそんな酷い女だとは思わなかった…自分は騙され誘惑されて居ただけで何も悪くないと開き直り復縁を迫って来たが、そんな彼に兄は激怒─。
妹をここから追い出し娼館に売り飛ばそうとして居た癖に、よくそんな事が言えたものだと怒鳴った。
兄嫁の身辺を調べる中、二人が生まれて来る子供にかかるお金を私に身売りさせる事で得ようとして居る事に兄は気付き…私の危機を救う為にも、傷が完治しない状態で急いで帰って来てくれたのだ。
その後、兄嫁は牢の中で子供を産み落としたが…不衛生な環境で病に罹り、苦しみながら命を落とす事に─。
そして生まれた子供は、孤児院へと送られたと言う。
そして元婚約者は…今回の騒動で悪評が立ち一族から縁を切られ、そのまま路頭に迷う事に─。
そするとその状況に絶望した彼は、橋から身を投げそのまま行方知れずとなったが…私の兄と違い、帰りを待つ者は誰も居ないのだった。
一方、私はと言うと…兄を助けてくれた方と良い仲となって居た。
彼は、その地でも有名な名家の子息だが…兄の留守中酷い目に遭った私を気遣い、大層優しくしてくれた。
私は兄だけでなく私の心も救ってくれた彼に感謝し、自然と彼を好きになったが…彼もまた家庭的な私を好きになってくれ、両想いとなった私達は交際を始める事に─。
そして少し前に彼から求婚された私は彼の元で暮らす事となり…そんな私を兄は祝福し、温かく家から送り出してくれるのだった─。
橋の崩落に巻き込まれ、下の川に流されそのまま…と言う話だった。
私は大層ショックを受けたが…一方同居する兄嫁はすぐに兄の財産を独り占めし、そう日も経たない内から新しい相手を見つけようとするのだった。
そしてそんな彼女が目を付けたのは、近く結婚式を挙げる予定の私の婚約者だった。
美形の彼に兄嫁は持ち前の美貌で迫り…家同士の繋がりで婚約した地味な私に内心不満を抱いて居た彼は、すぐに彼女に夢中になった。
そして二人は兄が行方不明なのを良い事に、堂々と浮気するようになり…そして遂に子まで作ってしまった。
兄嫁は、帰って来ない夫を待って居ても仕方ない─。
この家の為にも早く跡取りを作った方が良いんだしと、自分のした事を正当化した。
そしてそんな兄嫁にベタ惚れの婚約者は、彼女の言って居る事は正しい─。
俺の事はもう諦め、彼女とそのお腹の子の為にもこの家から出て行け…小姑のお前が居ては彼女の気が休まらないと私を追い出そうとした。
でも私はまだ兄の無事を信じて居て、いつかこの家に戻って来てくれると思って居る。
だからここで帰りを待ちたいのに、二人はそれを許してくれないのだった。
しかしそれから半年後─。
顔にまだ傷を残した兄が、憲兵を伴い家へと戻って来た。
そして、お腹の大きくなった兄嫁にすぐに離縁を言い渡し…この先は牢へと入って貰うと、彼女を憲兵に突き出すのだった。
と言うのも、兄に飽き若い男と一緒になりたいと考えて居た兄嫁は…兄が家を出る際わざと古い地図を与え使われて居ない橋へ誘導、男を金で雇い橋のロープを切らせて居た事が明らかとなったからだ。
だが川に流された兄は、奇跡的に下流の住人に助けられ…そのままその方の元でお世話になって居たらしい。
そしてとか動けるようになった頃、地図にある橋が今は使われて居ない物だと指摘され…それを渡した兄嫁に疑いを抱き、彼女の身辺を調べる事にしたと言う。
すると兄嫁は、お腹に子供が居るからとても牢には入れない…見逃してくれと訴えたが、結局兄は許さず彼女は憲兵に連れて行かれてしまった。
すると残された私の婚約者は、彼女がそんな酷い女だとは思わなかった…自分は騙され誘惑されて居ただけで何も悪くないと開き直り復縁を迫って来たが、そんな彼に兄は激怒─。
妹をここから追い出し娼館に売り飛ばそうとして居た癖に、よくそんな事が言えたものだと怒鳴った。
兄嫁の身辺を調べる中、二人が生まれて来る子供にかかるお金を私に身売りさせる事で得ようとして居る事に兄は気付き…私の危機を救う為にも、傷が完治しない状態で急いで帰って来てくれたのだ。
その後、兄嫁は牢の中で子供を産み落としたが…不衛生な環境で病に罹り、苦しみながら命を落とす事に─。
そして生まれた子供は、孤児院へと送られたと言う。
そして元婚約者は…今回の騒動で悪評が立ち一族から縁を切られ、そのまま路頭に迷う事に─。
そするとその状況に絶望した彼は、橋から身を投げそのまま行方知れずとなったが…私の兄と違い、帰りを待つ者は誰も居ないのだった。
一方、私はと言うと…兄を助けてくれた方と良い仲となって居た。
彼は、その地でも有名な名家の子息だが…兄の留守中酷い目に遭った私を気遣い、大層優しくしてくれた。
私は兄だけでなく私の心も救ってくれた彼に感謝し、自然と彼を好きになったが…彼もまた家庭的な私を好きになってくれ、両想いとなった私達は交際を始める事に─。
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