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幼なじみの事を家族同然だと大事にする婚約者ですが、私にとってはただの悪女です…。
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私の婚約者は、自身の幼馴染を家族同然の様に愛して居た。
そして彼は…私にも、彼女を大事にしろと言って来た。
「そう言われても…私は、あの子と仲良く出来そうにありません。」
すると彼は、そんな私に激しい怒りを見せ…彼女を大事に出来ないなら、婚約破棄すると言って来たのだ。
「あなたは、そんなにもあの女が大事なのですか?」
「勿論だ。この際だからハッキリ言うが…俺は家同士の約束でお前と婚約したが…それが無かったら、俺は彼女を婚約者にしても良いと思って居た。向こうだって、それを望んで居たんだ。俺達は、お互いが大好きなんだよ。」
二人の間で、そんな話があったとは─。
彼は彼女の事を、家族同然と言って居たが…それは、そういう間柄だったからなのね─。
「私は…あの女は勿論、あの女をそこまで大事にするあなたの事がもう嫌になりました。ですので、このまま婚約破棄して下さって構いません。」
「何!?彼女をあの女呼ばわりとは…お前の様な意地悪な女、喜んで別れてやる!」
こうして、私と彼は婚約破棄する事になり…その後彼は、本当に好きだった彼女を婚約者に迎える事になったのだった。
しかし、それから暫くして…彼は、その選択を後悔する事に─。
と言うのも…彼女が多くの令嬢達から、訴えられる事になったからだ─。
その理由は、彼女の性格にあった。
彼女は…気に喰わない女はすぐに虐めると言う、意地の悪い性格だったのだ。
実は…私の幼馴染も彼女に目を付けられ、それはもう酷い虐めを受けたそうだ。
後にそれを知った私は…彼女の事が大嫌いになったし、そんな彼女を大事にする婚約者にも嫌気が差して居た。
そして、私にも彼女を大事にするよう迫って来た彼に、ついに愛想が尽きたのだ。
「彼女が虐めなど…俺は、未だに信じられん!」
「あの子は男の前では…特にあなたの前では、猫を被って居ましたからね。あなたに彼女の本当の姿を教え様としても、あなたはちっとも聞いてくれないし…。」
「それは、そうだったが…。結局、金が無い彼女の代わりに俺が慰謝料を払い…そのせいで、俺は財産の殆どを失った。おまけにそんな悪女を婚約者に迎えた事で俺に悪評が立ってしまい…もう、踏んだり蹴ったりだ!」
そして婚約者は、彼女とはもう別れたい…その後は私と復縁したいと言って来た。
しかし、私はそれを拒否した。
「私には、もう新しい婚約者が居ますから…。彼は、私だけを大事にしてくれる素敵な方です。婚約者よりも、幼馴染を大事にしたあなたとは大違いよ。」
「そ、そんな…。」
その後、彼と彼女の関係はすっかり悪くなり…今は、互いに婚約を破棄したいと思って居る様だが…家族同然の仲と言って居たのに、その関係はすっかり壊れてしまったわ─。
そして彼は…私にも、彼女を大事にしろと言って来た。
「そう言われても…私は、あの子と仲良く出来そうにありません。」
すると彼は、そんな私に激しい怒りを見せ…彼女を大事に出来ないなら、婚約破棄すると言って来たのだ。
「あなたは、そんなにもあの女が大事なのですか?」
「勿論だ。この際だからハッキリ言うが…俺は家同士の約束でお前と婚約したが…それが無かったら、俺は彼女を婚約者にしても良いと思って居た。向こうだって、それを望んで居たんだ。俺達は、お互いが大好きなんだよ。」
二人の間で、そんな話があったとは─。
彼は彼女の事を、家族同然と言って居たが…それは、そういう間柄だったからなのね─。
「私は…あの女は勿論、あの女をそこまで大事にするあなたの事がもう嫌になりました。ですので、このまま婚約破棄して下さって構いません。」
「何!?彼女をあの女呼ばわりとは…お前の様な意地悪な女、喜んで別れてやる!」
こうして、私と彼は婚約破棄する事になり…その後彼は、本当に好きだった彼女を婚約者に迎える事になったのだった。
しかし、それから暫くして…彼は、その選択を後悔する事に─。
と言うのも…彼女が多くの令嬢達から、訴えられる事になったからだ─。
その理由は、彼女の性格にあった。
彼女は…気に喰わない女はすぐに虐めると言う、意地の悪い性格だったのだ。
実は…私の幼馴染も彼女に目を付けられ、それはもう酷い虐めを受けたそうだ。
後にそれを知った私は…彼女の事が大嫌いになったし、そんな彼女を大事にする婚約者にも嫌気が差して居た。
そして、私にも彼女を大事にするよう迫って来た彼に、ついに愛想が尽きたのだ。
「彼女が虐めなど…俺は、未だに信じられん!」
「あの子は男の前では…特にあなたの前では、猫を被って居ましたからね。あなたに彼女の本当の姿を教え様としても、あなたはちっとも聞いてくれないし…。」
「それは、そうだったが…。結局、金が無い彼女の代わりに俺が慰謝料を払い…そのせいで、俺は財産の殆どを失った。おまけにそんな悪女を婚約者に迎えた事で俺に悪評が立ってしまい…もう、踏んだり蹴ったりだ!」
そして婚約者は、彼女とはもう別れたい…その後は私と復縁したいと言って来た。
しかし、私はそれを拒否した。
「私には、もう新しい婚約者が居ますから…。彼は、私だけを大事にしてくれる素敵な方です。婚約者よりも、幼馴染を大事にしたあなたとは大違いよ。」
「そ、そんな…。」
その後、彼と彼女の関係はすっかり悪くなり…今は、互いに婚約を破棄したいと思って居る様だが…家族同然の仲と言って居たのに、その関係はすっかり壊れてしまったわ─。
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