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結婚式を前にして、婚約者と親友に裏切られる事となりました──。
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明日は、持ちに待った彼との結婚式。
彼と婚約してからの日々は順調そのもので、結婚してもこの幸せが続くと私は思って居た。
でも、それは大きな間違いだったらしい─。
急な用で家を空ける事になった私は、翌日が結婚式と言う事もあり急いで帰路についた。
彼はゆっくりして来て良いと言ったが、何となくそう言う気にはなれなかったのだ。
そうして家に戻れば、そこには客人が居て…話し声から私の親友だと分かった。
彼女とは明日の式で顔を合わせる予定だが、一体どうしてここに…?
不審に思った私は、彼女と婚約者の声が聞こえる部屋にそっと近づいて行った。
そして聞こえて来たのは、二人が愛人契約を結ぶと言うものだった。
どうやら彼女は前から彼の事が好きだったらしく、彼が結婚してもその気持ちは変わらないと言う。
また婚約者の彼も、私ような地味女は好みでは無い…家の繋がりで仕方なく結婚するだけで、本当は彼女のような美人を妻にしたい─。
それが叶わないから、彼女を愛人にするのだと言う。
二人の考えを知った私は、ショックを受けると同時に激しい怒りが湧いた。
私が気付かなかったら、二人はずっと関係を持ち続ける事になったのだろう。
その後彼女はこっそり裏口から帰って行き、彼は何喰わぬ顔で私を迎えたが…私を裏切った報いは必ず受けて貰うわ─。
そして翌日、結婚式を迎えたが…そこに親友の彼女の姿は無かった。
するとそれに気づいた彼は、彼女が座る筈だった席をチラチラ見て居たが…そんなに彼女の事が気になるのかと問われれば慌てて否定し、私に永遠の愛を誓おうとした。
だが私はそれを遮るように、ある物を彼に突き付けた。
それは、彼が彼女と交わした愛人契約書だった。
几帳面な性格の彼は、わざわざ書類にして二人の関係を明確にしようとしたが…これが浮気の証拠として使われるとは思っても居なかったらしい。
あの後彼が寝静まるのを見計らい、私は机に隠されたそれをこっそり持ち出して居たのだ。
そして驚き固まる彼を無視し、私はそれを両親達に見せる事に─。
それを見た私の両親は怒り心頭、彼の両親は必死に謝罪の言葉を繰り返すが…両親の怒りは収まらず、彼の家とはもう関わらない…事業に対する支援金も今後は取り止める事を決めた。
そうして混乱の中で式は中止になったが…その後彼は私に多額の慰謝料を払う事となり、また実家からも勘当される事に─。
すると彼は私の親友に泣きつこうとしたが…彼女は既に親の判断で修道院に入れられて居り、二度と会う事は叶わないのだった。
実は式が始まる前、先に彼女の方とは話を付けて居た。
最初はシラを切って居た彼女だったが…あの契約書を突き付けられては、流石に言い逃れは出来なかったらしい。
こうして私を裏切った彼は路頭に迷う事になり、彼女は修道院送りとなり…それぞれにしっかり罰が下ったのだった。
一方、私はと言うと…戦場から無事帰還した幼馴染から告白され、彼と交際する事に─。
実は結婚式の前日に会って居たのはこの彼で、騎士団に所属し戦場に行く為式には出られない…生きて会えるのもこれで最後かもしれないと言われて居た。
でも彼は無事に戻って来て…そして式が中止となった私をずっと慰めてくれたのだ。
そしてそんな優しい彼を私は何時しか意識するようになり…それに気づいた彼が、自分も君の事が好きだと告白してくれたのだった。
色々と命の危険がある自分では、私を幸せに出来ないと彼は気持ちを言えないで居たと言うが…幸いにも戦争は終わったし、これなら彼と幸せな日々を送る事が出来るだろうと私はこの先の未来を想い心弾ませた─。
彼と婚約してからの日々は順調そのもので、結婚してもこの幸せが続くと私は思って居た。
でも、それは大きな間違いだったらしい─。
急な用で家を空ける事になった私は、翌日が結婚式と言う事もあり急いで帰路についた。
彼はゆっくりして来て良いと言ったが、何となくそう言う気にはなれなかったのだ。
そうして家に戻れば、そこには客人が居て…話し声から私の親友だと分かった。
彼女とは明日の式で顔を合わせる予定だが、一体どうしてここに…?
不審に思った私は、彼女と婚約者の声が聞こえる部屋にそっと近づいて行った。
そして聞こえて来たのは、二人が愛人契約を結ぶと言うものだった。
どうやら彼女は前から彼の事が好きだったらしく、彼が結婚してもその気持ちは変わらないと言う。
また婚約者の彼も、私ような地味女は好みでは無い…家の繋がりで仕方なく結婚するだけで、本当は彼女のような美人を妻にしたい─。
それが叶わないから、彼女を愛人にするのだと言う。
二人の考えを知った私は、ショックを受けると同時に激しい怒りが湧いた。
私が気付かなかったら、二人はずっと関係を持ち続ける事になったのだろう。
その後彼女はこっそり裏口から帰って行き、彼は何喰わぬ顔で私を迎えたが…私を裏切った報いは必ず受けて貰うわ─。
そして翌日、結婚式を迎えたが…そこに親友の彼女の姿は無かった。
するとそれに気づいた彼は、彼女が座る筈だった席をチラチラ見て居たが…そんなに彼女の事が気になるのかと問われれば慌てて否定し、私に永遠の愛を誓おうとした。
だが私はそれを遮るように、ある物を彼に突き付けた。
それは、彼が彼女と交わした愛人契約書だった。
几帳面な性格の彼は、わざわざ書類にして二人の関係を明確にしようとしたが…これが浮気の証拠として使われるとは思っても居なかったらしい。
あの後彼が寝静まるのを見計らい、私は机に隠されたそれをこっそり持ち出して居たのだ。
そして驚き固まる彼を無視し、私はそれを両親達に見せる事に─。
それを見た私の両親は怒り心頭、彼の両親は必死に謝罪の言葉を繰り返すが…両親の怒りは収まらず、彼の家とはもう関わらない…事業に対する支援金も今後は取り止める事を決めた。
そうして混乱の中で式は中止になったが…その後彼は私に多額の慰謝料を払う事となり、また実家からも勘当される事に─。
すると彼は私の親友に泣きつこうとしたが…彼女は既に親の判断で修道院に入れられて居り、二度と会う事は叶わないのだった。
実は式が始まる前、先に彼女の方とは話を付けて居た。
最初はシラを切って居た彼女だったが…あの契約書を突き付けられては、流石に言い逃れは出来なかったらしい。
こうして私を裏切った彼は路頭に迷う事になり、彼女は修道院送りとなり…それぞれにしっかり罰が下ったのだった。
一方、私はと言うと…戦場から無事帰還した幼馴染から告白され、彼と交際する事に─。
実は結婚式の前日に会って居たのはこの彼で、騎士団に所属し戦場に行く為式には出られない…生きて会えるのもこれで最後かもしれないと言われて居た。
でも彼は無事に戻って来て…そして式が中止となった私をずっと慰めてくれたのだ。
そしてそんな優しい彼を私は何時しか意識するようになり…それに気づいた彼が、自分も君の事が好きだと告白してくれたのだった。
色々と命の危険がある自分では、私を幸せに出来ないと彼は気持ちを言えないで居たと言うが…幸いにも戦争は終わったし、これなら彼と幸せな日々を送る事が出来るだろうと私はこの先の未来を想い心弾ませた─。
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