【私は乙女ゲームに似た世界に転生したけど、引き籠りたいのでさっさと離脱します】

In・san・i・ty=DoLL

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【4話】

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とってもとってもとってもとってもとっても嫌だけれど、引き籠り生活も15歳で一旦お別れとなる。

なぜなら、貴族の子供としての義務で必ずしなければならないものが二つあるからだ。

一つは社交界デビュー。

王宮で開かれる舞踏会に、15歳から、何らかの理由で出られなかった18歳までの、デビューを済ませていない子供達が招かれ、大勢の前で晒さr…成人しましたと、お披露目する。

その際、デビューをする者は、解りやすいように男は白の正装、女は白のドレスを着るのが決まり。

私も既にドレスの発注は済ませてある。

そう言っても、全部両親や使用人任せだけれど。

もう一つの義務が、学園に4年間通って卒業証明を貰う事。

学園に行かなければならないのは、勉強はもちろん、貴族としての心構えや知識の再確認と、人脈を広げる為の交流の場だからだ。

社交界デビューが終わった2週間後には学園の入学式がある。

私だって行かなくて良いのならどちらも行きたくはない。

しかし、行かずに貴族たる資格なしと判断されて、貴族籍を剥奪されて引き籠り生活を一生取り上げられるよりは、1回と4年間を我慢して、その後も貴族でありながら引き籠り生活を続けた方が利口である。

結婚相手は、私が引き籠っても許してくれる心が広い方で、性格が合いそうな人を両親が探してくれているので問題ないだろう。

人生50年…はもう古いけど、それこそ何十年分の1回と4年間。

それぐらいなら、存在を消しながらひっそり学園生活をしていれば、私がローズミストの者だとしても近付く人間はほぼ居ないだろう。

学園生活は魔法の授業もあるので、それだけは楽しみでならない。

ちなみに、ウチには同い年で貴族籍の使用人は執事見習いのグレイとシルバーの2人しか居ない。

グレイとシルバーは、それぞれお父様が懇意にしているオーカー男爵家の次男とクロッカス男爵家の三男で、2人は7年前のあの日以降に私の護衛を兼任した傍付きになった。

もちろん、他にも傍付き候補の男の子達や女の子達は居たけど、面談の段階で私のシーツ簑虫を見た男の子達には気味悪がられ、女の子達には私がことごとく自分と比べ続けて、ネガティブ思考をあらゆる方向に向かって拗らせていったら、全員に辞退されてしまったのだ。

結果、私付きの女性の使用人はほぼ年配の者しか居ない。

残ってくれたグレイとシルバーには感謝してもしきれない。

2人には学園生活のフォローもお願いしておこう。

学園は魔力量でクラス分けを行っているから、私達の魔力量なら同じクラスになれるでしょう。

とにかく、もうすぐ社交界デビューと学園生活だ。

憂鬱だけれど、その後の引き籠り人生の為に頑張るわよ!
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