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「え、黒川、大丈夫?なんで泣いてんの、、、」
言われて初めて泣いていることに気付いた。
「大丈夫、正直、絶対叶わないと思ってたから」
「俺もそう思ってた、、、」
そっと城田が俺の肩に手を置きゆっくりと城田の顔が近づいてくる、、、、
ガサッ
近くの茂みから音がして我に返って思い出す。
ここは大学のキャンパス内だったと。
辺りを見渡すと足を止めてこっちを見ていた人達が目をそらして再び歩き始めた。
そしてさっき音がした茂みからは花岡と以前城田が刺された際に声をかけてくれた女性、腐頭さんが仲良く俺たちのことを覗いていた。
「腐頭が興奮して動くから黒川が我に帰っちゃったじゃん」
「やっとあの二人が結ばれてキスまでしようとしてたんだから興奮しないなんて無理に決まってるじゃない!」
「いい趣味だな、花岡、腐頭」
好き勝手に喧嘩を始めた二人が珍しく低いトーンで話す城田に固まる。
今のうちに二人に釘をさしておこう。
「なぁ二人とも俺達のこと出来れば内緒にして貰えないかな、あんまり騒がれたくなくて。」
俺の言葉に花岡と腐頭さんが顔見合わせた後、申し訳なさそうな顔をする。
「残念だけどもう二人がくっついたって掲示板で噂になってるわよ、、、私は何もしてないわよ二人のキ、、、二人のことを見ててまだ誰にも話してないから」
どうやらあのまま流されていたらこの二人にまじまじと観察されていたようだ、危なかった。
それより、
「なぁ、掲示板ってなんの、、、」
「大丈夫!みんなに黒川くんがそっとしておいて欲しいって言ってたこと伝えるからきっと今まで通り見られはするだろうけどあまり接触はしてこないはずよ!というかもうみんな二人が付き合ってもやっぱりなみたいな感じだし大学内では好きなだけイチャつけばいいと思うというかイチャついてください!、、、あ、もうこんな時間じゃあ私早く更新しないといけないものが有るからこれで!またね、お二人共お幸せに!」
腐頭さんはものすごい速さで話した後ものすごい速さで去っていった。
結局掲示板が何なのか聞けなかったというか誤魔化されたような気がする。
なら花岡に聞こうと思ったが、俺と城田が腐頭さんに呆気に取られている間に花岡はいつの間にか逃げていた。
「、、、帰ろっか」
城田が今度はいつもの優しい声でそう言って俺に手を差し出す。
俺は少し迷ったもののそっと城田の手を握り返した。
道行く人達に見られはしていたが腐頭さんの言う通り話しかけては来ない。
ただ今までの怪我人に手をかすのとは違って恋人として城田と手を繋ぐ行為に緊張と幸せが入り交じって他の人の目はそんなに気にならなかった。
俺たちはキャンパスを出るまで手を握って歩いた。
言われて初めて泣いていることに気付いた。
「大丈夫、正直、絶対叶わないと思ってたから」
「俺もそう思ってた、、、」
そっと城田が俺の肩に手を置きゆっくりと城田の顔が近づいてくる、、、、
ガサッ
近くの茂みから音がして我に返って思い出す。
ここは大学のキャンパス内だったと。
辺りを見渡すと足を止めてこっちを見ていた人達が目をそらして再び歩き始めた。
そしてさっき音がした茂みからは花岡と以前城田が刺された際に声をかけてくれた女性、腐頭さんが仲良く俺たちのことを覗いていた。
「腐頭が興奮して動くから黒川が我に帰っちゃったじゃん」
「やっとあの二人が結ばれてキスまでしようとしてたんだから興奮しないなんて無理に決まってるじゃない!」
「いい趣味だな、花岡、腐頭」
好き勝手に喧嘩を始めた二人が珍しく低いトーンで話す城田に固まる。
今のうちに二人に釘をさしておこう。
「なぁ二人とも俺達のこと出来れば内緒にして貰えないかな、あんまり騒がれたくなくて。」
俺の言葉に花岡と腐頭さんが顔見合わせた後、申し訳なさそうな顔をする。
「残念だけどもう二人がくっついたって掲示板で噂になってるわよ、、、私は何もしてないわよ二人のキ、、、二人のことを見ててまだ誰にも話してないから」
どうやらあのまま流されていたらこの二人にまじまじと観察されていたようだ、危なかった。
それより、
「なぁ、掲示板ってなんの、、、」
「大丈夫!みんなに黒川くんがそっとしておいて欲しいって言ってたこと伝えるからきっと今まで通り見られはするだろうけどあまり接触はしてこないはずよ!というかもうみんな二人が付き合ってもやっぱりなみたいな感じだし大学内では好きなだけイチャつけばいいと思うというかイチャついてください!、、、あ、もうこんな時間じゃあ私早く更新しないといけないものが有るからこれで!またね、お二人共お幸せに!」
腐頭さんはものすごい速さで話した後ものすごい速さで去っていった。
結局掲示板が何なのか聞けなかったというか誤魔化されたような気がする。
なら花岡に聞こうと思ったが、俺と城田が腐頭さんに呆気に取られている間に花岡はいつの間にか逃げていた。
「、、、帰ろっか」
城田が今度はいつもの優しい声でそう言って俺に手を差し出す。
俺は少し迷ったもののそっと城田の手を握り返した。
道行く人達に見られはしていたが腐頭さんの言う通り話しかけては来ない。
ただ今までの怪我人に手をかすのとは違って恋人として城田と手を繋ぐ行為に緊張と幸せが入り交じって他の人の目はそんなに気にならなかった。
俺たちはキャンパスを出るまで手を握って歩いた。
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