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第一部 無駄な魔力と使い捨て魔法使い
「せっかく手に入れたまりょくぅぅぅうううう!!!」
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少し前に遡ると、ロットとケイトが身投げの穴に落ちたとき、ソイルは地上で取り乱していた。
あ、あぁ兄が身投げの穴から落ちました。しかも勇者様が兄のために用意してくれた短剣は私の手元にあります。
心配した兄が私にくれたからです。落ちるとき、兄の他に女性の方がすごいスピードで一緒に落ちました。
どうやら助けようとしてくれたようですが、間に合わずともに落ちていきました。
「お、おに、おにぃちゃ……」
言葉にならない私は必死で、声を詰まらせながら呼びます。さすがに飛び込むわけにはいかず、呆然と立ち尽くしてどのくらいが経ったでしょうか。
誰かの手が不意に私の肩に触れました。
「やあ」
兄かと思い慌てて振り返るとなんと勇者様が戻ってきているではありませんか。まさかもうダンジョンはクリアしたのでしょうか?
「ダンジョン攻略完了だよ。ただおかしなことにダンジョン破壊が出来ないんだよね。それにロットはどこに行ったのかな?」
そうです、兄です!うちの兄はかっこいいですが本当にバカでした。まさかあんなに大きな穴に落ちるなんて、しかも知らない人も巻き込んでしまったかもしれません。
なんとなく勇者様なら私の思っていることが伝わってそうなので、手足もばたつかせて必死に伝えますが勇者様はというと相変わらず私の隣に立っており助けに行く気配がありません。
なので勇者様の体を揺さぶる形で訴えかけますが、気にもならないようでした。
なんでわからないんですか!勇者様のバカアホ間抜け!
あ、そういえば穴を見つめて何か考えています。そして穴に近づき下を覗き込むと見えるはずもない暗闇をずっと見つめています。その大きさから足が震えましたが心配で私も必死で顔を出します。
「大丈夫だね」
「……え?」
勇者様はしばらく眺めたあと私を見て言いました。
「ロット、きっと大丈夫だよ。一緒に落ちた人も咄嗟にそんな事するくらいだからそれなりに実力がありそうだし、僕のあげた短剣もあるからね」
「……」
ああ、どうして私がこの短剣を持っているのでしょうか。というよりそんなにすごい短剣だったということでしょうか?
何も言わず青ざめていく私に気が付いた勇者様に短剣を取り出して見せます。それを見た勇者様が一瞬表情を引きつらせたのを私は見逃しませんでした。
「だ、大丈夫だよ」
「……」
「ね、念のため僕も探しに行くね」
気まずい雰囲気の中、勇者様は逃げるようにそう言いました。
顔を上げた時にはもう勇者様の両足は宙に浮き、そのまま深い穴へと吸い込まれていきました。
「ひぃえぇぇぇ」
勇者様まで飛び降りてしまいました。
その事実に私は遠のく意識を必死につなぎとめて踏みとどまります。
そして私以外誰もいなくなった身投げの穴から一歩だけ下がり、立ち尽くすほかありませんでした。
どのくらいそうしていたでしょう。それほど時を待たずして何かの音が穴の中から上がってきています。それは近づくにつれで力強く、そして岩でも削っているような音でした。
「もしかしておにい」
言うが早いか身投げ穴からすごい音を反響させながら何か鳥のように飛びあがってきます。そしていつの間にか倒れた人が二人と勇者様が現れました。
そう、お兄ちゃんです!立ち上がる私はすぐさま駆け寄りました。どうやら気を失っているようです。あのとき飛び込んで兄を助けようとしてくれた女性も無事でした。
ですが兄よりも酷く汚れていて身体もどこか痛むのか辛そうにしています。
「……だれ?」
そして女性の方は意識を取り戻したようです。それに気が付いた勇者様が代わりに話をしてくれます。
「僕たちはそこの男の子、ロットの仲間さ。君はロットを助けてくれたんだね、ありがとう。怪我は僕が責任を持って治すよ」
「え?」
治すという言葉に困惑する女性をよそに勇者様は何やらしています。
「癒しの波動ヒール」
それは治癒魔法というものでした。魔法の中でも魔力を治癒力に変換し相手に渡す魔法で、他の魔法よりもかなり高度だと聞いています。
簡単そうに使いました。そういったところはやはり勇者様というべきなんでしょうか。
「えぇ、うそ。身体が痛くなくなった」
女性の方は治癒は初めてなのか、それとも先ほどまでの満身創痍が嘘のように治ったその感覚に困惑しています。そして私と同じで驚いてもいます。村長さんもやっていましたが骨折とかは治せなかったはずです。
「治癒魔法なんて高度なこと、あなたは一体?」
女性の方が聞きました。
「僕かい?僕は赤塔の勇者と人は呼ぶよ」
このセリフは私たちの時も言っていましたね。……もしかして勇者様なりに決めセリフなのか、少しカッコつけているのでしょうか。
「ゆ、勇者様!?どうしてこんなところに?」
驚くのも無理ありませんね。絵本に出てくるような人ですから。私たちも出会えたくらいですから勇者様はたくさんいるのかもと思いましたがやはり有名人なんですね。それにしたってこんなところに勇者様がいるなんて思いませんよね。
「ちょっと野暮用でね」
どうしてこんなところに、という問い掛けに世界一答えにならない答えを言った勇者様は起き上がる女性に今度は問いかけます。
「ところで君、もう痛いところはないかい?」
「はい、身体はもうすっかり。魔力はきれ気味ですけど……」
そこで女性は完全に固まりました。見事な静止ぶりに勇者様も声をかけるのをためらいます。お腹でも痛くなったんでしょうか?
「ま」
ま?
「ま?」
「ま」
ま。とは何でしょう。
「……魔力がなぁぁああい!」
油断した耳に絶叫にも似た悲痛な叫びが届きました。それはもう。身投げの穴いっぱいに広がったんではないですかね。
女性はそこから急に取り乱し
私の魔力が!
夢の極魔法が!
どうして指輪してるのに!
など叫びながら最後は勇者様が華麗な手刀をその首筋にいれて気絶させてしまいました。
「あはは、うるさいから気絶させちゃった。とりあえずロットとこの子は僕が運ぶから街に急ごう。日が暮れないうちにね」
気を失わされた女性と兄を軽々と抱えあげると勇者様は街のある方に歩みをはじめました。
女性は気の毒ですが、きっとダンジョンを終えて混乱していたのでしょう。私もおいていかれないよう精一杯体を動かしてついていきます。
その道中獣の類に全く合わなかったのは運が良かったです。たとえ勇者様でも両手が塞がっている状態で戦闘なんてなかなかできないでしょうから。
そして日が暮れ始める頃にようやく街についた私たちは宿屋を借りて二人はそれぞれ別の部屋に運ばれました。わたしもくたびれましたが誕生日を終えてから本当に体の具合がよく、以前よりあまり疲れませんでした。
体を動かすってこんなに楽しいことだったんですね。宿屋では私は兄のそばが良かったのですが、ひとつずつ部屋をあてがわれました。しかし兄が心配で、あまり眠れませんでした。ごめんなさい朝までぐっすりでした。
そして朝、目を覚ますと隣の部屋から不気味な声が聞こえてきます。どうやら誰かが泣いているようで、確か隣は兄を助けてくれた女性の部屋でした。
そっと覗きに行くとかなり取り乱した様子でした。
「うわぁーん。なんでなんで?魔力、魔力がぁあ。私の魔力ぅ」
まだ混乱しているのでしょうか。意外にも勇者様が相手をしています。
「大変だったねえ、魔力がどうしたんだい?」
「勇者様ぁ、私魔力少なくって、たくさんになってボスも倒せたのにぃまた戻ってるんですぅ」
ドアの隙間からですが涙でグシャグシャになるその姿に相当大切なことだっのが伺えます。
「なんで指輪、効果あったのに一回きりだったんでしょうかぁ……」
取り乱しつつも疲労が溜まっているのか、ぶつぶつ言いつつまた眠りました。
勇者様はやれやれといった様子でこちらを見てきます。覗いていたのはバレていたようでした。
「彼女が落ち着いたらロットに合わせてあげよう。指輪の効果を誤解しているようだからね」
勇者様は優しいし、いざという時は頼りになることがわかってよかったです。なので指輪は何のことかわかりませんが頷いときました。
そして私たちは兄の部屋に行きました。そして女性のことを伝えたという訳です。
「あ、ちなみに僕はバカアホ間抜けではないし、格好つけているわけではないよ?」
勇者様はやっぱり恐ろしい人かもしれません。
あ、あぁ兄が身投げの穴から落ちました。しかも勇者様が兄のために用意してくれた短剣は私の手元にあります。
心配した兄が私にくれたからです。落ちるとき、兄の他に女性の方がすごいスピードで一緒に落ちました。
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「お、おに、おにぃちゃ……」
言葉にならない私は必死で、声を詰まらせながら呼びます。さすがに飛び込むわけにはいかず、呆然と立ち尽くしてどのくらいが経ったでしょうか。
誰かの手が不意に私の肩に触れました。
「やあ」
兄かと思い慌てて振り返るとなんと勇者様が戻ってきているではありませんか。まさかもうダンジョンはクリアしたのでしょうか?
「ダンジョン攻略完了だよ。ただおかしなことにダンジョン破壊が出来ないんだよね。それにロットはどこに行ったのかな?」
そうです、兄です!うちの兄はかっこいいですが本当にバカでした。まさかあんなに大きな穴に落ちるなんて、しかも知らない人も巻き込んでしまったかもしれません。
なんとなく勇者様なら私の思っていることが伝わってそうなので、手足もばたつかせて必死に伝えますが勇者様はというと相変わらず私の隣に立っており助けに行く気配がありません。
なので勇者様の体を揺さぶる形で訴えかけますが、気にもならないようでした。
なんでわからないんですか!勇者様のバカアホ間抜け!
あ、そういえば穴を見つめて何か考えています。そして穴に近づき下を覗き込むと見えるはずもない暗闇をずっと見つめています。その大きさから足が震えましたが心配で私も必死で顔を出します。
「大丈夫だね」
「……え?」
勇者様はしばらく眺めたあと私を見て言いました。
「ロット、きっと大丈夫だよ。一緒に落ちた人も咄嗟にそんな事するくらいだからそれなりに実力がありそうだし、僕のあげた短剣もあるからね」
「……」
ああ、どうして私がこの短剣を持っているのでしょうか。というよりそんなにすごい短剣だったということでしょうか?
何も言わず青ざめていく私に気が付いた勇者様に短剣を取り出して見せます。それを見た勇者様が一瞬表情を引きつらせたのを私は見逃しませんでした。
「だ、大丈夫だよ」
「……」
「ね、念のため僕も探しに行くね」
気まずい雰囲気の中、勇者様は逃げるようにそう言いました。
顔を上げた時にはもう勇者様の両足は宙に浮き、そのまま深い穴へと吸い込まれていきました。
「ひぃえぇぇぇ」
勇者様まで飛び降りてしまいました。
その事実に私は遠のく意識を必死につなぎとめて踏みとどまります。
そして私以外誰もいなくなった身投げの穴から一歩だけ下がり、立ち尽くすほかありませんでした。
どのくらいそうしていたでしょう。それほど時を待たずして何かの音が穴の中から上がってきています。それは近づくにつれで力強く、そして岩でも削っているような音でした。
「もしかしておにい」
言うが早いか身投げ穴からすごい音を反響させながら何か鳥のように飛びあがってきます。そしていつの間にか倒れた人が二人と勇者様が現れました。
そう、お兄ちゃんです!立ち上がる私はすぐさま駆け寄りました。どうやら気を失っているようです。あのとき飛び込んで兄を助けようとしてくれた女性も無事でした。
ですが兄よりも酷く汚れていて身体もどこか痛むのか辛そうにしています。
「……だれ?」
そして女性の方は意識を取り戻したようです。それに気が付いた勇者様が代わりに話をしてくれます。
「僕たちはそこの男の子、ロットの仲間さ。君はロットを助けてくれたんだね、ありがとう。怪我は僕が責任を持って治すよ」
「え?」
治すという言葉に困惑する女性をよそに勇者様は何やらしています。
「癒しの波動ヒール」
それは治癒魔法というものでした。魔法の中でも魔力を治癒力に変換し相手に渡す魔法で、他の魔法よりもかなり高度だと聞いています。
簡単そうに使いました。そういったところはやはり勇者様というべきなんでしょうか。
「えぇ、うそ。身体が痛くなくなった」
女性の方は治癒は初めてなのか、それとも先ほどまでの満身創痍が嘘のように治ったその感覚に困惑しています。そして私と同じで驚いてもいます。村長さんもやっていましたが骨折とかは治せなかったはずです。
「治癒魔法なんて高度なこと、あなたは一体?」
女性の方が聞きました。
「僕かい?僕は赤塔の勇者と人は呼ぶよ」
このセリフは私たちの時も言っていましたね。……もしかして勇者様なりに決めセリフなのか、少しカッコつけているのでしょうか。
「ゆ、勇者様!?どうしてこんなところに?」
驚くのも無理ありませんね。絵本に出てくるような人ですから。私たちも出会えたくらいですから勇者様はたくさんいるのかもと思いましたがやはり有名人なんですね。それにしたってこんなところに勇者様がいるなんて思いませんよね。
「ちょっと野暮用でね」
どうしてこんなところに、という問い掛けに世界一答えにならない答えを言った勇者様は起き上がる女性に今度は問いかけます。
「ところで君、もう痛いところはないかい?」
「はい、身体はもうすっかり。魔力はきれ気味ですけど……」
そこで女性は完全に固まりました。見事な静止ぶりに勇者様も声をかけるのをためらいます。お腹でも痛くなったんでしょうか?
「ま」
ま?
「ま?」
「ま」
ま。とは何でしょう。
「……魔力がなぁぁああい!」
油断した耳に絶叫にも似た悲痛な叫びが届きました。それはもう。身投げの穴いっぱいに広がったんではないですかね。
女性はそこから急に取り乱し
私の魔力が!
夢の極魔法が!
どうして指輪してるのに!
など叫びながら最後は勇者様が華麗な手刀をその首筋にいれて気絶させてしまいました。
「あはは、うるさいから気絶させちゃった。とりあえずロットとこの子は僕が運ぶから街に急ごう。日が暮れないうちにね」
気を失わされた女性と兄を軽々と抱えあげると勇者様は街のある方に歩みをはじめました。
女性は気の毒ですが、きっとダンジョンを終えて混乱していたのでしょう。私もおいていかれないよう精一杯体を動かしてついていきます。
その道中獣の類に全く合わなかったのは運が良かったです。たとえ勇者様でも両手が塞がっている状態で戦闘なんてなかなかできないでしょうから。
そして日が暮れ始める頃にようやく街についた私たちは宿屋を借りて二人はそれぞれ別の部屋に運ばれました。わたしもくたびれましたが誕生日を終えてから本当に体の具合がよく、以前よりあまり疲れませんでした。
体を動かすってこんなに楽しいことだったんですね。宿屋では私は兄のそばが良かったのですが、ひとつずつ部屋をあてがわれました。しかし兄が心配で、あまり眠れませんでした。ごめんなさい朝までぐっすりでした。
そして朝、目を覚ますと隣の部屋から不気味な声が聞こえてきます。どうやら誰かが泣いているようで、確か隣は兄を助けてくれた女性の部屋でした。
そっと覗きに行くとかなり取り乱した様子でした。
「うわぁーん。なんでなんで?魔力、魔力がぁあ。私の魔力ぅ」
まだ混乱しているのでしょうか。意外にも勇者様が相手をしています。
「大変だったねえ、魔力がどうしたんだい?」
「勇者様ぁ、私魔力少なくって、たくさんになってボスも倒せたのにぃまた戻ってるんですぅ」
ドアの隙間からですが涙でグシャグシャになるその姿に相当大切なことだっのが伺えます。
「なんで指輪、効果あったのに一回きりだったんでしょうかぁ……」
取り乱しつつも疲労が溜まっているのか、ぶつぶつ言いつつまた眠りました。
勇者様はやれやれといった様子でこちらを見てきます。覗いていたのはバレていたようでした。
「彼女が落ち着いたらロットに合わせてあげよう。指輪の効果を誤解しているようだからね」
勇者様は優しいし、いざという時は頼りになることがわかってよかったです。なので指輪は何のことかわかりませんが頷いときました。
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