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第一部 無駄な魔力と使い捨て魔法使い
「手をつなぐだけでドキドキですけど」
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「ひ、ひぃぃい!ケイト、謝って!そんなこと言っちゃダメだ!お、おれたち、ご飯を食べに来て、それで看板があまりにすごいから見惚れてました、すみません!お願いだから食べないでください!」
もはや涙目で必死に訴えるロット。相手がトロルにでも見えているかのごとく、ものすごく失礼なことを言った。
「看板がぁすごいだぁ?」
本人はただ普通に言っているだけなのだが、怯えるロットからはかなり威圧的に聞こえる。
そしてただケイトからロットに視線を移しただけなのに睨みを利かせながら自身をみられた気がしていた。
恐怖というものは事実を捻じ曲げやすく、実のところ男はただ看板を褒められて、喜んで振り向いただけだ。
ロットからは身体からオーラのようなものを放ちながら近づいてくる恐怖そのものにしか見えてはいない。
そして目が悪いので顔をよく見ようと近づけた、ロットから見ると強面の相手がガンつけながら触れるほどの距離に迫った。
「はぅっ……」
恐怖の限界を迎えたロットは、情けない声とともに蛇に睨まれたカエルさながらフルフルと震えながら立ち尽くしている。目には涙さえみえる。
「おまえ!!」
無駄にでかい声が更にロットを追い詰めている。
「ひぃぃい。すみません、すみません、すみません、すみません!」
もうすっかり脅えてしまっているロットは、うさぎみたいに震えていて、なんだかかわいいとケイトは思った。
男に関してはニヤリと強面の笑顔を見せ、
「センスあるじゃねぇか!」
と大きな手でロットの頭をグワシグワシと撫でた。
「……ぇ?」
最悪殴られることさえ覚悟して目を瞑っていたロットは真逆のような対応に、どこから出したのかか細い声が少しだけ漏れ出て、あっけにとられている。
そうとは知らず、強面の男はご機嫌で身振りを加えながら話しだした。
「本物のパンにこだわったこの曲線、そして魂のこもった色使い、来た奴に与えるインパクトどれをとってもいいよなぁ!」
「はい!」
突如看板をほめて恍惚とする男に同意を求められたロットは、否定するとやられるとでも思っているのか、背筋を伸ばして返事した。
それははたから見ると訓練兵と身体に似合わないエプロンをした鬼軍曹に見えなくもなかった。
そんな二人が褒め合う看板を見てケイトは呆れる。
ケイトからすればただのでかいパンの模型にしか見えないが、わざわざ言わない。
「あの看板の良さに気づくたぁ、お前大物になるぜぇ。ほれ、んなとこ突っ立ってないで、中で注文しな!とっておきの飯を作ってやるからよ」
「は、はいぃぃいい!」
笑うのは可哀想だから我慢していたケイトだが、男に肩を抱かれまるで首根っこ掴まれたウサギのように大人しく店に入っていくロットに
「くふっ」
思わずそんな声を漏らした。
実を言うとケイトはこの男と知り合いであり、仲介に入ってやればこんなことにはならなかった。
しかし喜ぶ男と震えるロットがなんだか面白くて、店の中に入ってもしばらくそのまま眺めることにした。
そしてひとしきり怯えるロットを堪能してから目の前の大男はカンと言い、この町一番の料理やであり、前のパーティーの時にご飯を食べに来ていたから顔見知りであることを告げた。
誤解が解けてなお、カンという男に苦手意識が芽生えたのかロットは小さくなってサラダをうさぎのようにモソモソと食べる。
「くふふっ」
「もう、ケイト、ひどいじゃないか!」
そしてケイトの思い出し笑いを引き金に、ロットが不満を漏らす。
「ごめんごめん、ちょっと助けるタイミングを見失っちゃってね」
ちょっとした嘘を交えつつ答えたが半笑いで効果はない。ロットは不貞腐れてそっぽを向いている。
「それにロットがあんなに怖がるとは思ってなかったのよ」
これは本当のこと。ダンジョンでは数メートルの三つ目の巨体にも怯まず立ち向かっていた彼が、わずか二メートルもないおやじにあそこまでビビるとは、予想外だったのだ。
「おい坊主!機嫌直せや、ほれ、看板パンだ!」
ロットが怖がっていたことを知ったカンは、これでもかとばかりに大きなパンを持ってきた。
巨大なパンが、彼の手によって運ばれてくる。
するとロットの目が一瞬で輝き、まるで子どもがクリスマスプレゼントを見たときのようになった。
「本当に看板の通りだ!いただきます……う、うまい!」
豪快にかじりつき感想を言った。
「だろ坊主!うちの看板パンは最高だろう」
食欲は恐怖を忘れ去ったようで、合間に頷きつつもパンにかじりつくのを忘れない。カンが自賛し、ロットが同意する。そんなやり取りを何度かしたあと
「……しかしなんで注文が入んねぇんだ?」
とカンは呟き首を傾げた。
そんなカンの疑問に、でかすぎるからよ。と一人ツッコミを入れながらケイトは一般的な大きさのパンを食べていた。
普通のパンの何十倍もあるこの巨大なパンに対し、ロットは臆せずに夢中になって食べている。その姿は、勇敢な冒険者というよりも、両頬にパンを詰め込むかわいらしい子どもそのものだった。
「「ごちそうさまでした」」
そして食事を終えた二人は、手を合わせて感謝の意を示した。
「ロット、あなたよく全部食べたわね」
ケイトは若干引きつつ、ロットのきれいになった大皿を眺める。満腹のロットを見ながら、カンも嬉しそうに大皿を下げた。
「ロットぉ、ますます気に入ったぞ!お前にはこの『満腹バッジ』をやろう。魔力で加工した特殊なものだぞ!」
「カンさん、ありがとうございます!」
すっかり仲良くなった二人は名前で呼び合い、カンからバッジを受け取っていた。それを大事そうに懐にしまい込むロットの姿にケイトは微笑ましいと思いつつもゴミにしか思えないそれを見つめた。
欲しがっていると勘違いしたロットを軽くあしらっていると皿を下げて他に客もいないので暇になったカンが席に戻ってきた。
「ところでケイト、あんたパーティをく……抜けたって聞いたけど、この坊主が新しいパーティーっちゅうんじゃねえだろうな??」
クビという発言が出る前にすさまじい速度でにらまれたカンは言い直した。ケイトが再びパーティを結成するつもりでいることに気づいているようだった。
ケイトは今回の魔力の検証が上手くいった場合、ロットにパーティの申し込みをしようと考えている。それはロットにも話していないことだったが、自分の弱点を補える魔道具の所有はケイトとロットの二人にあったので自然とそういう考えに至った。
「ええ、まだ申し込む前だけど考えてはいるわ」
特に隠すこともなかったので、ケイトは正直に答えた。カンは信頼できる人の一人だから、誠実に話したのだ。
「そうか、それなら良かった。パーティ抜けてフラフラ町を出てったって聞いて、身投げでもするんじゃないかって心配してたんだ」
「そそそそんなわけないじゃない」
身投げの穴まで行ったとは口が裂けても言えなかった。
「あの、パーティって?」
ロットは何のことか分からずに首をかしげる。
パーティというのは、ダンジョンなど死ぬかもしれない場所に一緒に行く仲間のことを言う。ケイトもその覚悟で誘うつもりだった。
ロットの指輪の力は絶対に手放したくないものの、効果などを調べた上で譲ってもらうか、パーティーに誘うつもりだったのだ。カンのせいで予定が狂いそうになる。そのことにケイトは乙女とは思えない形相でカンを射抜く。
「まあ、そんなことより美味しいメシを食ったんだし、依頼でもこなしていけ!」
そしてカンの強引な提案に話題が変わる。
「いいじゃない、詳細をお願い」
パーティーについて答える気がなさそうなケイトに、仕方なくロットも依頼の話へと耳を傾けた。
もはや涙目で必死に訴えるロット。相手がトロルにでも見えているかのごとく、ものすごく失礼なことを言った。
「看板がぁすごいだぁ?」
本人はただ普通に言っているだけなのだが、怯えるロットからはかなり威圧的に聞こえる。
そしてただケイトからロットに視線を移しただけなのに睨みを利かせながら自身をみられた気がしていた。
恐怖というものは事実を捻じ曲げやすく、実のところ男はただ看板を褒められて、喜んで振り向いただけだ。
ロットからは身体からオーラのようなものを放ちながら近づいてくる恐怖そのものにしか見えてはいない。
そして目が悪いので顔をよく見ようと近づけた、ロットから見ると強面の相手がガンつけながら触れるほどの距離に迫った。
「はぅっ……」
恐怖の限界を迎えたロットは、情けない声とともに蛇に睨まれたカエルさながらフルフルと震えながら立ち尽くしている。目には涙さえみえる。
「おまえ!!」
無駄にでかい声が更にロットを追い詰めている。
「ひぃぃい。すみません、すみません、すみません、すみません!」
もうすっかり脅えてしまっているロットは、うさぎみたいに震えていて、なんだかかわいいとケイトは思った。
男に関してはニヤリと強面の笑顔を見せ、
「センスあるじゃねぇか!」
と大きな手でロットの頭をグワシグワシと撫でた。
「……ぇ?」
最悪殴られることさえ覚悟して目を瞑っていたロットは真逆のような対応に、どこから出したのかか細い声が少しだけ漏れ出て、あっけにとられている。
そうとは知らず、強面の男はご機嫌で身振りを加えながら話しだした。
「本物のパンにこだわったこの曲線、そして魂のこもった色使い、来た奴に与えるインパクトどれをとってもいいよなぁ!」
「はい!」
突如看板をほめて恍惚とする男に同意を求められたロットは、否定するとやられるとでも思っているのか、背筋を伸ばして返事した。
それははたから見ると訓練兵と身体に似合わないエプロンをした鬼軍曹に見えなくもなかった。
そんな二人が褒め合う看板を見てケイトは呆れる。
ケイトからすればただのでかいパンの模型にしか見えないが、わざわざ言わない。
「あの看板の良さに気づくたぁ、お前大物になるぜぇ。ほれ、んなとこ突っ立ってないで、中で注文しな!とっておきの飯を作ってやるからよ」
「は、はいぃぃいい!」
笑うのは可哀想だから我慢していたケイトだが、男に肩を抱かれまるで首根っこ掴まれたウサギのように大人しく店に入っていくロットに
「くふっ」
思わずそんな声を漏らした。
実を言うとケイトはこの男と知り合いであり、仲介に入ってやればこんなことにはならなかった。
しかし喜ぶ男と震えるロットがなんだか面白くて、店の中に入ってもしばらくそのまま眺めることにした。
そしてひとしきり怯えるロットを堪能してから目の前の大男はカンと言い、この町一番の料理やであり、前のパーティーの時にご飯を食べに来ていたから顔見知りであることを告げた。
誤解が解けてなお、カンという男に苦手意識が芽生えたのかロットは小さくなってサラダをうさぎのようにモソモソと食べる。
「くふふっ」
「もう、ケイト、ひどいじゃないか!」
そしてケイトの思い出し笑いを引き金に、ロットが不満を漏らす。
「ごめんごめん、ちょっと助けるタイミングを見失っちゃってね」
ちょっとした嘘を交えつつ答えたが半笑いで効果はない。ロットは不貞腐れてそっぽを向いている。
「それにロットがあんなに怖がるとは思ってなかったのよ」
これは本当のこと。ダンジョンでは数メートルの三つ目の巨体にも怯まず立ち向かっていた彼が、わずか二メートルもないおやじにあそこまでビビるとは、予想外だったのだ。
「おい坊主!機嫌直せや、ほれ、看板パンだ!」
ロットが怖がっていたことを知ったカンは、これでもかとばかりに大きなパンを持ってきた。
巨大なパンが、彼の手によって運ばれてくる。
するとロットの目が一瞬で輝き、まるで子どもがクリスマスプレゼントを見たときのようになった。
「本当に看板の通りだ!いただきます……う、うまい!」
豪快にかじりつき感想を言った。
「だろ坊主!うちの看板パンは最高だろう」
食欲は恐怖を忘れ去ったようで、合間に頷きつつもパンにかじりつくのを忘れない。カンが自賛し、ロットが同意する。そんなやり取りを何度かしたあと
「……しかしなんで注文が入んねぇんだ?」
とカンは呟き首を傾げた。
そんなカンの疑問に、でかすぎるからよ。と一人ツッコミを入れながらケイトは一般的な大きさのパンを食べていた。
普通のパンの何十倍もあるこの巨大なパンに対し、ロットは臆せずに夢中になって食べている。その姿は、勇敢な冒険者というよりも、両頬にパンを詰め込むかわいらしい子どもそのものだった。
「「ごちそうさまでした」」
そして食事を終えた二人は、手を合わせて感謝の意を示した。
「ロット、あなたよく全部食べたわね」
ケイトは若干引きつつ、ロットのきれいになった大皿を眺める。満腹のロットを見ながら、カンも嬉しそうに大皿を下げた。
「ロットぉ、ますます気に入ったぞ!お前にはこの『満腹バッジ』をやろう。魔力で加工した特殊なものだぞ!」
「カンさん、ありがとうございます!」
すっかり仲良くなった二人は名前で呼び合い、カンからバッジを受け取っていた。それを大事そうに懐にしまい込むロットの姿にケイトは微笑ましいと思いつつもゴミにしか思えないそれを見つめた。
欲しがっていると勘違いしたロットを軽くあしらっていると皿を下げて他に客もいないので暇になったカンが席に戻ってきた。
「ところでケイト、あんたパーティをく……抜けたって聞いたけど、この坊主が新しいパーティーっちゅうんじゃねえだろうな??」
クビという発言が出る前にすさまじい速度でにらまれたカンは言い直した。ケイトが再びパーティを結成するつもりでいることに気づいているようだった。
ケイトは今回の魔力の検証が上手くいった場合、ロットにパーティの申し込みをしようと考えている。それはロットにも話していないことだったが、自分の弱点を補える魔道具の所有はケイトとロットの二人にあったので自然とそういう考えに至った。
「ええ、まだ申し込む前だけど考えてはいるわ」
特に隠すこともなかったので、ケイトは正直に答えた。カンは信頼できる人の一人だから、誠実に話したのだ。
「そうか、それなら良かった。パーティ抜けてフラフラ町を出てったって聞いて、身投げでもするんじゃないかって心配してたんだ」
「そそそそんなわけないじゃない」
身投げの穴まで行ったとは口が裂けても言えなかった。
「あの、パーティって?」
ロットは何のことか分からずに首をかしげる。
パーティというのは、ダンジョンなど死ぬかもしれない場所に一緒に行く仲間のことを言う。ケイトもその覚悟で誘うつもりだった。
ロットの指輪の力は絶対に手放したくないものの、効果などを調べた上で譲ってもらうか、パーティーに誘うつもりだったのだ。カンのせいで予定が狂いそうになる。そのことにケイトは乙女とは思えない形相でカンを射抜く。
「まあ、そんなことより美味しいメシを食ったんだし、依頼でもこなしていけ!」
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