22 / 117
第一部 無駄な魔力と使い捨て魔法使い
「俺には刺激が強すぎます」
しおりを挟む
「ひぃぃぃいゃああああ!!!」
粘液獣に飛びつかれた瞬間、全身に走った恐怖と悪寒。ねっとりとした粘液が、肌から魔力を吸い出すために、じわじわと侵入してくる感覚に身の毛もよだつ。
ケイトはその不快感から叫び声を上げるが、粘液獣の恐ろしさはここからであった。
この魔物たちはその粘液に毒があり、粘体獣であれば吸われている感覚が薄くなり、気づきにくくなる程度のものだが、粘液獣のそれは比ではない。
全力で拒絶したいこの不快感に、半狂乱になる獲物は必死に払おうとする。しかしそれでも粘液は手や足など、どんどん範囲を広げていく。
そしてその毒はいよいよ効果を発揮する。
「ぁっ……」
ケイトも例外なくやられ、頭がふわつくような感覚に襲われた。大人であれば酩酊状態に似ていることが自覚できたかもしれないが、ケイトは酒を飲んだことはなかった。
それが更にこの毒への耐性のなさにつながる。
(なんだか気持ちいい。つつまれている粘液が生温かく、頭が軽くなっていく。もうこのまま、すべてを任せたい。)
そんな気分に陥り、ほほは赤く染まり、表情もだらしなくなっていく。ケイトも身体の魔力が吸われているのがわかるが、力が抜けてしまい、すでに四分の一ほど吸われた。
「あぇ?ち、ちからがはいんあい……」
身をゆだねてしまいたい感覚に呂律もすでに回っていない。その異常さにロットも慌てる。
「ケイト!」
必死に声を掛けて抜き出そうとする。粘液獣自体は殺傷能力があるわけでも力が強いわけでもないのが幸いだった。
本人もまだ知らないが、ロットは飲んでもあまり酔わない体質であったことがこうじて、顔ごと粘液に突っ込んでもその毒牙にかかることはなかった。
そうして、くてんとなっているケイトをどうにか引っ張り出すとそのままお姫様抱っこの要領で抱えて粘液獣から距離をとった。
「ぁあ、ロット、えへへぇ」
気が付いたケイトはすっかり酔っ払いのように出来上がっている。互いの体についた粘液も気にせず、抱きかかえるロットへ自分からも抱擁しにいく。
「け、ケイトしっかり!」
その何とも言えない感触にロットは顔を真っ赤にして必死な面持ちで冷静を保った。そしてあのダンジョンのときと同じような形であることに気が付いて、ケイトのの魔力が莫大に増えていくのではと思い当たる。
「ケイト!魔力はどお?もし増えてるなら三つ目の巨人みたいにふっとばしちゃってよ!」
ロットの呼びかけに、少し我を取り戻したケイトは魔力の万能感により酔いが少しマシになる。正気とは程遠かったが自分のやるべきことを思い出したケイトは自身の記憶をさかのぼった。
ケイトは一度、粘体獣の倒し方をギルドの先輩に見せてもらったことがあった。魔法を使う要領で、魔力を粘体獣が吸っている部分に集中させる。
すると、急に大量の魔力を吸った粘体獣は、満腹になって破裂してしまう。この要領で今ある膨大な魔力を込めれば破裂までとはいかないまでも引きはがすことは可能かもしれないと思いつく。
どちらにせよ餌として魔力を吸うので満足すれば離れることは明白だった。
ケイトは全身に回る粘液のせいで、集中はかなりしづらかったが、有り余る魔力を存分に全身に行き渡らせるイメージをする。
魔法はその過程で魔力を火や水に変換するのが普通だが、今回は魔力をそのまま身体中に巡らせる。初めての試みではあったが、ケイトの魔力操作の才は自身が思っている以上に飛びぬけている。
効果はすぐに現れた。
「プギィァ」
小さく破裂するような音とともに、そんな声が聞こえた。魔力を吸いすぎた一部分が破裂したのだ。ケイトがさらに魔力を込めていくと、粘液獣の身体が水を入れられているように、みるみる膨らんでいく。
ケイトやロットの服の間から、膨らんだ粘液獣が溢れ、破裂する。
何度も破裂音が聞こえると、次第に鳴き声は消え去っていった。そのまま逃げられれば厄介だったが、魔力は粘液獣としての本能をくすぐるようで、自ら魔力に触れてははじけていく。
そして最後の粘液が核ごとぱちんと弾け、蒸発するように消えていった。
ケイトの身体を覆っていた快感、もとい、ねっとりとした不快感はなくなり、全身の脱力感も抜け落ちていった。それと同時に酩酊感もきれいさっぱりなくなる。
「なんとかなったわね」
乱れた服や髪を整えながらケイトが言った。
「よ、良かったぁ」
そっとおろしながらロットもへなへなと座り込んで安堵した。
ケイトの感覚としては粘液獣は、魔力も超級魔法十発分くらいは吸って破裂していた。それでも感覚的には有り余っていた指輪の魔力の凄まじさに驚いていた。
そしてもしこの魔力なく粘液獣に襲われていたら、並のパーティでは壊滅させられていたことを思うとぞっとした。
「とにかく。ロット、助けてくれてありがとう。助かったわ。でも魔力はまだたくさん残ってるし、さすがに粘体獣でさえ珍しいのに粘液獣なんてもういないはずだからこのまま断崖に向かいましょう」
ロットはその場にへたり込んだままだった。確かにピンチではあったが、ダンジョンのときほどではなかった。それでも、命をかけた戦闘はロットにとって慣れてないから、気をすり減らしたんだろうか。
ケイトはそんな風に受け取った。
「ほらロット、手を貸すわ」
ケイトが微笑んで手を差し伸べるもロットはなぜが動かない。
「い、いいよ。今は」
様子がおかしいロットの気持ちはケイトにはわからなかった。
「何言ってるの?早く行きましょう」
「だだだ、大丈夫です!すすすこし休憩したらお願い待って!」
謎の液体で全身が濡れた女性が頬を染めながら抱きしめてきたのだ。男性なら理解できよう。
前かがみに座るロットは、しばらくそのままで、五分ほどしてようやく立ち上がった
粘液獣に飛びつかれた瞬間、全身に走った恐怖と悪寒。ねっとりとした粘液が、肌から魔力を吸い出すために、じわじわと侵入してくる感覚に身の毛もよだつ。
ケイトはその不快感から叫び声を上げるが、粘液獣の恐ろしさはここからであった。
この魔物たちはその粘液に毒があり、粘体獣であれば吸われている感覚が薄くなり、気づきにくくなる程度のものだが、粘液獣のそれは比ではない。
全力で拒絶したいこの不快感に、半狂乱になる獲物は必死に払おうとする。しかしそれでも粘液は手や足など、どんどん範囲を広げていく。
そしてその毒はいよいよ効果を発揮する。
「ぁっ……」
ケイトも例外なくやられ、頭がふわつくような感覚に襲われた。大人であれば酩酊状態に似ていることが自覚できたかもしれないが、ケイトは酒を飲んだことはなかった。
それが更にこの毒への耐性のなさにつながる。
(なんだか気持ちいい。つつまれている粘液が生温かく、頭が軽くなっていく。もうこのまま、すべてを任せたい。)
そんな気分に陥り、ほほは赤く染まり、表情もだらしなくなっていく。ケイトも身体の魔力が吸われているのがわかるが、力が抜けてしまい、すでに四分の一ほど吸われた。
「あぇ?ち、ちからがはいんあい……」
身をゆだねてしまいたい感覚に呂律もすでに回っていない。その異常さにロットも慌てる。
「ケイト!」
必死に声を掛けて抜き出そうとする。粘液獣自体は殺傷能力があるわけでも力が強いわけでもないのが幸いだった。
本人もまだ知らないが、ロットは飲んでもあまり酔わない体質であったことがこうじて、顔ごと粘液に突っ込んでもその毒牙にかかることはなかった。
そうして、くてんとなっているケイトをどうにか引っ張り出すとそのままお姫様抱っこの要領で抱えて粘液獣から距離をとった。
「ぁあ、ロット、えへへぇ」
気が付いたケイトはすっかり酔っ払いのように出来上がっている。互いの体についた粘液も気にせず、抱きかかえるロットへ自分からも抱擁しにいく。
「け、ケイトしっかり!」
その何とも言えない感触にロットは顔を真っ赤にして必死な面持ちで冷静を保った。そしてあのダンジョンのときと同じような形であることに気が付いて、ケイトのの魔力が莫大に増えていくのではと思い当たる。
「ケイト!魔力はどお?もし増えてるなら三つ目の巨人みたいにふっとばしちゃってよ!」
ロットの呼びかけに、少し我を取り戻したケイトは魔力の万能感により酔いが少しマシになる。正気とは程遠かったが自分のやるべきことを思い出したケイトは自身の記憶をさかのぼった。
ケイトは一度、粘体獣の倒し方をギルドの先輩に見せてもらったことがあった。魔法を使う要領で、魔力を粘体獣が吸っている部分に集中させる。
すると、急に大量の魔力を吸った粘体獣は、満腹になって破裂してしまう。この要領で今ある膨大な魔力を込めれば破裂までとはいかないまでも引きはがすことは可能かもしれないと思いつく。
どちらにせよ餌として魔力を吸うので満足すれば離れることは明白だった。
ケイトは全身に回る粘液のせいで、集中はかなりしづらかったが、有り余る魔力を存分に全身に行き渡らせるイメージをする。
魔法はその過程で魔力を火や水に変換するのが普通だが、今回は魔力をそのまま身体中に巡らせる。初めての試みではあったが、ケイトの魔力操作の才は自身が思っている以上に飛びぬけている。
効果はすぐに現れた。
「プギィァ」
小さく破裂するような音とともに、そんな声が聞こえた。魔力を吸いすぎた一部分が破裂したのだ。ケイトがさらに魔力を込めていくと、粘液獣の身体が水を入れられているように、みるみる膨らんでいく。
ケイトやロットの服の間から、膨らんだ粘液獣が溢れ、破裂する。
何度も破裂音が聞こえると、次第に鳴き声は消え去っていった。そのまま逃げられれば厄介だったが、魔力は粘液獣としての本能をくすぐるようで、自ら魔力に触れてははじけていく。
そして最後の粘液が核ごとぱちんと弾け、蒸発するように消えていった。
ケイトの身体を覆っていた快感、もとい、ねっとりとした不快感はなくなり、全身の脱力感も抜け落ちていった。それと同時に酩酊感もきれいさっぱりなくなる。
「なんとかなったわね」
乱れた服や髪を整えながらケイトが言った。
「よ、良かったぁ」
そっとおろしながらロットもへなへなと座り込んで安堵した。
ケイトの感覚としては粘液獣は、魔力も超級魔法十発分くらいは吸って破裂していた。それでも感覚的には有り余っていた指輪の魔力の凄まじさに驚いていた。
そしてもしこの魔力なく粘液獣に襲われていたら、並のパーティでは壊滅させられていたことを思うとぞっとした。
「とにかく。ロット、助けてくれてありがとう。助かったわ。でも魔力はまだたくさん残ってるし、さすがに粘体獣でさえ珍しいのに粘液獣なんてもういないはずだからこのまま断崖に向かいましょう」
ロットはその場にへたり込んだままだった。確かにピンチではあったが、ダンジョンのときほどではなかった。それでも、命をかけた戦闘はロットにとって慣れてないから、気をすり減らしたんだろうか。
ケイトはそんな風に受け取った。
「ほらロット、手を貸すわ」
ケイトが微笑んで手を差し伸べるもロットはなぜが動かない。
「い、いいよ。今は」
様子がおかしいロットの気持ちはケイトにはわからなかった。
「何言ってるの?早く行きましょう」
「だだだ、大丈夫です!すすすこし休憩したらお願い待って!」
謎の液体で全身が濡れた女性が頬を染めながら抱きしめてきたのだ。男性なら理解できよう。
前かがみに座るロットは、しばらくそのままで、五分ほどしてようやく立ち上がった
0
あなたにおすすめの小説
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
『異世界ガチャでユニークスキル全部乗せ!? ポンコツ神と俺の無自覚最強スローライフ』
チャチャ
ファンタジー
> 仕事帰りにファンタジー小説を買った帰り道、不運にも事故死した38歳の男。
気がつくと、目の前には“ポンコツ”と噂される神様がいた——。
「君、うっかり死んじゃったから、異世界に転生させてあげるよ♪」
「スキル? ステータス? もちろんガチャで決めるから!」
最初はブチギレ寸前だったが、引いたスキルはなんと全部ユニーク!
本人は気づいていないが、【超幸運】の持ち主だった!
「冒険? 魔王? いや、俺は村でのんびり暮らしたいんだけど……」
そんな願いとは裏腹に、次々とトラブルに巻き込まれ、無自覚に“最強伝説”を打ち立てていく!
神様のミスで始まった異世界生活。目指すはスローライフ、されど周囲は大騒ぎ!
◆ガチャ転生×最強×スローライフ!
無自覚チートな元おっさんが、今日も異世界でのんびり無双中!
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
どうも、命中率0%の最弱村人です 〜隠しダンジョンを周回してたらレベル∞になったので、種族進化して『半神』目指そうと思います〜
サイダーボウイ
ファンタジー
この世界では15歳になって成人を迎えると『天恵の儀式』でジョブを授かる。
〈村人〉のジョブを授かったティムは、勇者一行が訪れるのを待つ村で妹とともに仲良く暮らしていた。
だがちょっとした出来事をきっかけにティムは村から追放を言い渡され、モンスターが棲息する森へと放り出されてしまう。
〈村人〉の固有スキルは【命中率0%】というデメリットしかない最弱スキルのため、ティムはスライムすらまともに倒せない。
危うく死にかけたティムは森の中をさまよっているうちにある隠しダンジョンを発見する。
『【煌世主の意志】を感知しました。EXスキル【オートスキップ】が覚醒します』
いきなり現れたウィンドウに驚きつつもティムは試しに【オートスキップ】を使ってみることに。
すると、いつの間にか自分のレベルが∞になって……。
これは、やがて【種族の支配者(キング・オブ・オーバーロード)】と呼ばれる男が、最弱の村人から最強種族の『半神』へと至り、世界を救ってしまうお話である。
『スローライフどこ行った?!』追放された最強凡人は望まぬハーレムに困惑する?!
たらふくごん
ファンタジー
最強の凡人――追放され、転生した蘇我頼人。
新たな世界で、彼は『ライト・ガルデス』として再び生を受ける。
※※※※※
1億年の試練。
そして、神をもしのぐ力。
それでも俺の望みは――ただのスローライフだった。
すべての試練を終え、創世神にすら認められた俺。
だが、もはや生きることに飽きていた。
『違う選択肢もあるぞ?』
創世神の言葉に乗り気でなかった俺は、
その“策略”にまんまと引っかかる。
――『神しか飲めぬ最高級のお茶』。
確かに神は嘘をついていない。
けれど、あの流れは勘違いするだろうがっ!!
そして俺は、あまりにも非道な仕打ちの末、
神の娘ティアリーナが治める世界へと“追放転生”させられた。
記憶を失い、『ライト・ガルデス』として迎えた新しい日々。
それは、久しく感じたことのない“安心”と“愛”に満ちていた。
だが――5歳の洗礼の儀式を境に、運命は動き出す。
くどいようだが、俺の望みはスローライフ。
……のはずだったのに。
呪いのような“女難の相”が炸裂し、
気づけば婚約者たちに囲まれる毎日。
どうしてこうなった!?
セーブポイント転生 ~寿命が無い石なので千年修行したらレベル上限突破してしまった~
空色蜻蛉
ファンタジー
枢は目覚めるとクリスタルの中で魂だけの状態になっていた。どうやらダンジョンのセーブポイントに転生してしまったらしい。身動きできない状態に悲嘆に暮れた枢だが、やがて開き直ってレベルアップ作業に明け暮れることにした。百年経ち、二百年経ち……やがて国の礎である「聖なるクリスタル」として崇められるまでになる。
もう元の世界に戻れないと腹をくくって自分の国を見守る枢だが、千年経った時、衝撃のどんでん返しが待ち受けていて……。
【お知らせ】6/22 完結しました!
備蓄スキルで異世界転移もナンノソノ
ちかず
ファンタジー
久しぶりの早帰りの金曜日の夜(但し、矢作基準)ラッキーの連続に浮かれた矢作の行った先は。
見た事のない空き地に1人。異世界だと気づかない矢作のした事は?
異世界アニメも見た事のない矢作が、自分のスキルに気づく日はいつ来るのだろうか。スキル【備蓄】で異世界に騒動を起こすもちょっぴりズレた矢作はそれに気づかずマイペースに頑張るお話。
鈍感な主人公が降り注ぐ困難もナンノソノとクリアしながら仲間を増やして居場所を作るまで。
神様から転生スキルとして鑑定能力とリペア能力を授けられた理由
瀬乃一空
ファンタジー
普通の闇バイトだと思って気軽に応募したところ俺は某国の傭兵部隊に入れられた。しかし、ちょっとした俺のミスから呆気なく仲間7人とともに爆死。気が付くと目の前に神様が……。
神様は俺を異世界転生させる代わりに「罪業の柩」なるものを探すよう命じる。鑑定スキルや修復スキル、イケメン、その他を与えられることを条件に取りあえず承諾したものの、どうしたらよいか分からず、転生した途端、途方にくれるエルン。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる