奥さまは魔王女 3rd season 〜天使達に花束を〜

奏 隼人

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出来上がったカレー

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「あーら…どういうつもりかしら…暴漢が現れたと騒いでもいいのよ…」

マーブルはトボけたような表情でニヤリと笑った…



…カシャッ!!




「アンタの写真は撮らせてもらったよ…

もし…なんらかの手を使ってカメラやメモリーカードを復元してマスコミに送れるもんなら送ってみなさい…」



「…言われなくてもそうさせて貰うつもりよ…」

「へえ…じゃあアンタの顔写真と…」


サブリナはICレコーダーのスイッチを入れた…


…たまには年上の女も良いものですよ…ウフフッ


…ダ、ダメです…僕には妻が…




部屋でのやり取りの一部始終が流れた…


「この音声を…私もマスコミに送らせてもらうわね…

王女の旦那様を狙う間女だと言ってね…」


「くっ!!あ、あなた達は一体…何者よ…?」

「…天使《エンジェル》よ…」

「天使…⁉︎」

「天使はコードネーム…魔界探偵よ…!!」


「探偵…!!ジュエラ王室は探偵を雇ってたのね…」



「お、お嬢様…ここは一旦退きましょう…」

顔面を蒼白にしたテラゾーが叫ぶ…!!


「お、覚えておいでなさい…この借りはしっかり返してあげるからね…」


マーブルは指をパチンと鳴らしてその場から一瞬にして消えてしまった…


「ふう…」大きく息を吐くサブリナ…

「やったわね…」拳を突き出すケリー。

「ケリーが超小型隠しマイクを優也様の部屋に仕掛けておいてくれたからだよ…

だから録音も出来たし、中の様子も分かったから…

でも…ボスから支給されたこのマイクやICレコーダーやカメラ…ヤツらも使っていた位だから本当に凄いわ…

人間って便利な物を作るのね…」

「そうね…魔法は使えないけど…尊敬出来るところもあるわね…」


「サブリナ…アタシも頑張ったよ…」

「そうだね…流石、ソーディアで一番のスリングショットの名手だ!!」

「エヘヘへ…」

私達が賊を撃退した事で結束を深めていると…




「アカン…遅うなったわ…」

「良いものを選んでたんだから仕方ないですわ…」

「優也くん…頑張ってるかな…?」


三人の王女様がドアの前に瞬間移動してきた…



「いけない!!私達も一先ず引き揚げましょう…

ボスに相談して対策を練らないとね…」


サブリナ達も指をパチンと鳴らしてその場から消えてしまった…


…ピンポーン!!


「殿~!!持ってきたで~!!」

「優也さん…お役に立てれば嬉しいです…」

「優也くん…これで良ーい?」


インターホンに優也から返事が返ってきた…


「ありがとう…キッチンにいるからドアを開けて入ってきてよ…」



キッチンでは優也が火をかけた大きなカレー鍋を見つめていた…

「殿…タウロスのミルク…持って来たで…
これ…コクがあって美味しいねん…」


「優也さん…ソーディアの私のガーデンで採れた
月桂樹《ローリエ》の葉です…
いい香りがするんですよ…どうぞ…」


「優也くん…これ…私が取った万能ダシだよ…
和風の料理に合うけど…カレーに溶いても最高だと思う…使って下さい!!」


「ジーナ…ナギさん…愛ちゃん…ありがとう…」

みんなの持って来てくれた食材を鍋に入れてかき混ぜる優也…



「さあ…味見してよ…」




「どれどれ…」

三人はカレーをスプーンで口に運ぶ…





「うま~い!!殿!!最高やで!!」

「美味しい!!優也さん…料理も得意なんですね…」

「イケるね!!優也くん…今度、私にも作ってよ…」


「うん。今日は本当にありがとう…みんな…

また作るから食べにおいでよ…」




こうして色々あったが『優也特製カレー』は仕上がり…三人の王女様達は満足そうな表情で帰って行った…



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