奥さまは魔王女 3rd season 〜天使達に花束を〜

奏 隼人

文字の大きさ
25 / 109

女は色気?

しおりを挟む

優也はソーディアの国の子供達と王宮のガーデンの一角で植樹を行った…


「これでいいの…おじちゃん…」

「うん…早く大きくなるといいね…

これからみんなが大きくなって、魔法を使う時に大切な木だから大切に守ってあげてね…」

「はぁい!!」

子供達の笑顔にミスやリルの表情かおを思い浮かべる優也からも終始笑みが溢れている…

勿論…それを見つめるナギの表情もまた同じである…



シャツの袖をまくって土を触った優也は額の汗を手の甲で拭った…


「ふう…」


「優也さん…」

彼の目の前にそっと差し出された…清流のような美しい色の淡いグリーンのハンカチーフ…


「こんな綺麗なハンカチ…使わせてもらうの…勿体無いよ…」

「良いんですよ…ちゃんと私がお洗濯しますから…
ウフフッ…

私が優也さんの妻ならきっとあなたのそのシャツも真っ白になるまで一生懸命お洗濯するでしょうね…」

そう言ってナギは優也に微笑んだ…

「一国の王がそんな事言ったらダメですよ…」

「あら…私は国王である前に一人の女です…

私の騎士たる人を大切にしないと…私を守って頂けませんから…」



優也は甘えるようなナギに対して…

「じゃあ…ナギさん…このハンカチ…大切にしますから頂いても良いですか?」

「…勿論です…嬉しい…」

優也は近くにある手洗い用の水瓶みずがめに手を浸して洗った…

そしてナギからハンカチを受け取ると綺麗に手を拭いて自分のポケットから別の白いハンカチを出した。

「これ…僕の新しいハンカチです…

代わりにナギさんに差し上げます…どうぞ…」

「私が…貰って宜しいのですか…?」

「ええ…僕も頂戴しましたから…大切に使わせて貰いますね…」

「優也さん…ありがとう…私も大切にします…」


ナギは優也のハンカチをそっと受け取ると目を閉じて大事そうに自分の胸に抱いた…


その姿はまるで初恋の人からラブレターを貰った汚れ無き乙女のように美しさ…





ポカーンと口を開いてその様子を見ていたサブリナとマーブル…


…わ、私…優也様とナギ様が二人きりでいるのを初めて見るけど…

な、なんかプラティナ様と遜色無いくらい…お似合いで…本当の恋人同士みたい…すごい!!





…フン!!


…何よ何よ…さっきは私に迫られてあんなに硬直してたのにさ…


あんなに綺麗な嫁がいるのに…他の国の王女なんて…ま、まあ…私よりは落ちるけど…美人ね…
胸もプラティナと同じ位…


…ええい!!胸じゃないわ…女はね…

そう!!大人の色気よ…

年上の女性にしか出せない妖艶なフェロモン…

見てなさい…優也は私の虜にしてみせるんだから…

多少…落ち着いてはいてもケツの青いガキ共に負けてたまるもんですか…


【※ 優也は見た目は二十代ですが中身は立派な三十代です…】






「あら…優也様…」


落ち着いた佇まいの…マーブルと同じような紫の薄い生地のドレスに身を包んだ…褐色の肌の女性がこちらへ歩み寄ってくる…

その溢れ出る色気…




マーブルは目を大きく見開く…


だ、誰よ…あのエロい女は…⁉︎


しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます

菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。 嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。 「居なくていいなら、出ていこう」 この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし

異世界転生したおっさんが普通に生きる

カジキカジキ
ファンタジー
 第18回 ファンタジー小説大賞 読者投票93位 応援頂きありがとうございました!  異世界転生したおっさんが唯一のチートだけで生き抜く世界  主人公のゴウは異世界転生した元冒険者  引退して狩をして過ごしていたが、ある日、ギルドで雇った子どもに出会い思い出す。  知識チートで町の食と環境を改善します!! ユルくのんびり過ごしたいのに、何故にこんなに忙しい!?

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

ラストアタック!〜御者のオッサン、棚ぼたで最強になる〜

KeyBow
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞 ディノッゾ、36歳。職業、馬車の御者。 諸国を旅するのを生き甲斐としながらも、その実態は、酒と女が好きで、いつかは楽して暮らしたいと願う、どこにでもいる平凡なオッサンだ。 そんな男が、ある日、傲慢なSランクパーティーが挑むドラゴンの討伐に、くじ引きによって理不尽な捨て駒として巻き込まれる。 捨て駒として先行させられたディノッゾの馬車。竜との遭遇地点として聞かされていた場所より、遥か手前でそれは起こった。天を覆う巨大な影―――ドラゴンの襲撃。馬車は木っ端微塵に砕け散り、ディノッゾは、同乗していたメイドの少女リリアと共に、死の淵へと叩き落された―――はずだった。 腕には、守るべきメイドの少女。 眼下には、Sランクパーティーさえも圧倒する、伝説のドラゴン。 ―――それは、ただの不運な落下のはずだった。 崩れ落ちる崖から転落する際、杖代わりにしていただけの槍が、本当に、ただ偶然にも、ドラゴンのたった一つの弱点である『逆鱗』を貫いた。 その、あまりにも幸運な事故こそが、竜の命を絶つ『最後の一撃(ラストアタック)』となったことを、彼はまだ知らない。 死の淵から生還した彼が手に入れたのは、神の如き規格外の力と、彼を「師」と慕う、新たな仲間たちだった。 だが、その力の代償は、あまりにも大きい。 彼が何よりも愛していた“酒と女と気楽な旅”―― つまり平和で自堕落な生活そのものだった。 これは、英雄になるつもりのなかった「ただのオッサン」が、 守るべき者たちのため、そして亡き友との誓いのために、 いつしか、世界を救う伝説へと祭り上げられていく物語。 ―――その勘違いと優しさが、やがて世界を揺るがす。

ブラック企業でポイントを極めた俺、異世界で最強の農民になります

はぶさん
ファンタジー
ブラック企業で心をすり減らし過労死した俺が、異世界で手にしたのは『ポイント』を貯めてあらゆるものと交換できるスキルだった。 「今度こそ、誰にも搾取されないスローライフを送る!」 そう誓い、辺境の村で農業を始めたはずが、飢饉に苦しむ人々を見過ごせない。前世の知識とポイントで交換した現代の調味料で「奇跡のプリン」を生み出し、村を救った功績は、やがて王都の知るところとなる。 これは、ポイント稼ぎに執着する元社畜が、温かい食卓を夢見るうちに、うっかり世界の謎と巨大な悪意に立ち向かってしまう物語。最強農民の異世界改革、ここに開幕! 毎日二話更新できるよう頑張ります!

神樹の里で暮らす創造魔法使い ~幻獣たちとののんびりライフ~

あきさけ
ファンタジー
貧乏な田舎村を追い出された少年〝シント〟は森の中をあてどなくさまよい一本の新木を発見する。 それは本当に小さな新木だったがかすかな光を帯びた不思議な木。 彼が不思議そうに新木を見つめているとそこから『私に魔法をかけてほしい』という声が聞こえた。 シントが唯一使えたのは〝創造魔法〟といういままでまともに使えた試しのないもの。 それでも森の中でこのまま死ぬよりはまだいいだろうと考え魔法をかける。 すると新木は一気に生長し、天をつくほどの巨木にまで変化しそこから新木に宿っていたという聖霊まで姿を現した。 〝この地はあなたが創造した聖地。あなたがこの地を去らない限りこの地を必要とするもの以外は誰も踏み入れませんよ〟 そんな言葉から始まるシントののんびりとした生活。 同じように行き場を失った少女や幻獣や精霊、妖精たちなど様々な面々が集まり織りなすスローライフの幕開けです。 ※この小説はカクヨム様でも連載しています。アルファポリス様とカクヨム様以外の場所では公開しておりません。

処理中です...