奥さまは魔王女 3rd season 〜天使達に花束を〜

奏 隼人

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素敵なチーム

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数日後…


「あー…ゴホン…」


備品室に並んだ三人に…

ボスからの最後の指令がスピーカーから響く…



「長いようで短かったような…

君達との時間だったが…

もうご存知の通り…ケリーはミラール王室の
アイ王女の側で働く事になった…」


深々とスピーカーに向かって頭を下げるケリー…


「そして…なんと…

クリスもソーディアのレーヴァ将軍が直々に
新設の狙撃手部隊の隊長としてスカウトに来られた…」


同じようにクリスも深々と頭を下げた…



「残念ながら…

君達…天使エンジェルは…今日で解散だ…

これからはそれぞれの新しい場所で頑張って欲しい…





最後に私からだが…

君達なら…例えどんな状況になったとしても

必ず自分で道を切り拓けると信じている…


この私が…見つけ出して…スカウトした君達だ…

胸を張って…太鼓判を押すよ…

私の可愛いエンジェル達よ…」




三人は俯いて…



拳を握りしめ…



涙を堪える…





そして…笑顔で顔を上げた…


「ボス…長い間…

私達を導いて下さってありがとうございました…」



「例え…バラバラになっても私達は仲間パートナーだし…

ボスは私達の大切な父親ボスです…」



「クビになったら…

またボスの所に帰って来ますね…」



「…………」



スピーカーからはノイズ音だけが聞こえてくる…




それがボスの感情を何より表していて…

三人は笑顔で…溢れてくる涙を拭いた…







定時の連絡と訓告が終わり…

三人は王宮の仕事に戻るべく部屋を出た。




「そう言えば…サブリナはどうするの…⁉︎」


「まさか…王宮のメイド職一本で行くつもり…?」




「あはは…実はもう…決めてあるんだ…!!」



「あれ~⁉︎…なんかアヤシイ言い方だね…」

「何よ…教えなさいよね…⁉︎」



サブリナはニヤリと笑って二人に耳打ちする…




「ええ~っ!!あ、あなたが…」

「…でも…そういうのも…アリかな…⁉︎」


…アハハハハハハハハハ…











「…グス…ズズズズ…」


自分の書斎部屋からラリー大臣が出てきた…



王宮の廊下を前から歩いてきたアイが…

彼に気づいて声をかけた。



「あら…叔父様…ラリー叔父様…」


「おお…アイ王女…⁉︎

今日はどうなさったのかな…」


「今日はミラール王室の正式なお願いにやって来ましたのよ…

ゴルド叔父様はどちらに…⁉︎」



「ああ…兄さんなら…会議室に…うん⁉︎」



そっと差し出された白いハンカチ…

アイは笑顔を浮かべて言った…




「…寂しくなりますわね…

天使エンジェル達が居なくなったら…


ボス・・…」



「な、な、何の事かね…

あ、そ…そうだ…!!私は用事があったんだった…

ゆっくりして行き給えよ…ご機嫌よう…」



急いでその場から立ち去るラリーの背中を見送りながらアイはクスッと笑って…窓から空を見上げた…






「ラリーズ・エンジェル…素敵なチームね…」

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