10 / 92
見様見真似
しおりを挟む
「じゃあ…二人とも…早速リンクに入ってみる?」
ミドリコーチの思いがけない言葉に驚いた僕…
「えっ!!そんな…こんな素人が滑らせて貰ってもいいんですか…?」
「勿論よ…見学だけじゃスケートの楽しさが分からないでしょ…?」
「わぁ…」
「やったぁ…」
僕は少し嬉しそうな表情のリカと顔を見合わせた…
「リカ…一緒に滑ってみるかい…」
「はい…ダイスケさんと一緒にですよね…
実は私…ダイスケさんと滑れたら良いなあ…って
思って今日、ここに来たんです…」
「そう!!じゃあ…ノブからスケート靴を二つ借りてくるよ…」
準備が出来た僕とリカはホワイトフローリングのリンクにおそるおそる降りてみる…
コーチが背後から「ブレードのスイッチをオンにしてね!」と声をかけて下さった…
僕達の生まれる前…もともとフィギュアスケートは氷の上を滑るスポーツだったらしい…
でも、リンクをエッジで削っていくからどうしても後から演技を行う者に負担がかかってしまうのを安価で手軽なホワイトボードの床…ホワイトフローリングの上を特殊な樹脂のブレードで滑っていくという競技方法が開発されたのだった。
さらにブレードにマグネットが搭載されて体重をかけた方と逆に反発力を生みだす装置により、アイスリンクと全く同じで色々な演出が楽しめるようになり、アイスショーやフリースケーティングは今や、アルタイルだけではなく、ヴェガやデネブでも多くの人に楽しまれている…
僕は手すりから手を離して少し前に体重をかけてみた…ホワイトフローリングの上をゆっくり滑っていく…
「あはは…リカ…滑れたよ…楽しいよ!」
「ダイスケさーん!」
そんな僕を見ていたリカは笑顔を見せて、手を振ってくれた…
そして彼女は手すりに捕まったまま、隣のリンクで練習しているエキスパートクラスの練習に目をやるとそこで滑るミキのスケーティングをずっと見つめている…
「ダイスケさん!」
リカに呼ばれて僕はもう一度彼女のいる場所まで戻った。
「どうしたの?」
「ちょっとブレスフォンを貸してもらえますか?」
「ああ…いいよ…」
僕は腕からブレスフォンを外してリカに渡した…
彼女はブレスフォンを伸ばしてネットワークに繋いだ…そして画面を見つめる…
代表選手達のスケーティングの動画が投稿されたアプリからスピンの動画をリカは見ていた…
そして、ブレスフォンを左腕にはめると
「…よっ…と!」
彼女は手すりを離してフローリングを蹴って滑り出した…腕を伸ばし、遠心力をつけてその勢いを上半身から下半身へスライドさせる…
リカはくるくるっと綺麗に回り出した…
「マ、マジかよ…?」
僕はリカのスケーティングにただただ驚く…
コーチもリカの滑りを目の当たりにして…「あら…あの子…初心者って言わなかったかしら…?」
「ちょっと…コーチ…」
「はい…なあに…?」
ミドリが振り返るとそこにはミキの姿があった…
「あんな少しかじっただけの部外者になめられてどうするんですか…
今、サークルが大変な時だっていうのに…私が、ガツンとやってやりますよ…」
ミドリコーチの思いがけない言葉に驚いた僕…
「えっ!!そんな…こんな素人が滑らせて貰ってもいいんですか…?」
「勿論よ…見学だけじゃスケートの楽しさが分からないでしょ…?」
「わぁ…」
「やったぁ…」
僕は少し嬉しそうな表情のリカと顔を見合わせた…
「リカ…一緒に滑ってみるかい…」
「はい…ダイスケさんと一緒にですよね…
実は私…ダイスケさんと滑れたら良いなあ…って
思って今日、ここに来たんです…」
「そう!!じゃあ…ノブからスケート靴を二つ借りてくるよ…」
準備が出来た僕とリカはホワイトフローリングのリンクにおそるおそる降りてみる…
コーチが背後から「ブレードのスイッチをオンにしてね!」と声をかけて下さった…
僕達の生まれる前…もともとフィギュアスケートは氷の上を滑るスポーツだったらしい…
でも、リンクをエッジで削っていくからどうしても後から演技を行う者に負担がかかってしまうのを安価で手軽なホワイトボードの床…ホワイトフローリングの上を特殊な樹脂のブレードで滑っていくという競技方法が開発されたのだった。
さらにブレードにマグネットが搭載されて体重をかけた方と逆に反発力を生みだす装置により、アイスリンクと全く同じで色々な演出が楽しめるようになり、アイスショーやフリースケーティングは今や、アルタイルだけではなく、ヴェガやデネブでも多くの人に楽しまれている…
僕は手すりから手を離して少し前に体重をかけてみた…ホワイトフローリングの上をゆっくり滑っていく…
「あはは…リカ…滑れたよ…楽しいよ!」
「ダイスケさーん!」
そんな僕を見ていたリカは笑顔を見せて、手を振ってくれた…
そして彼女は手すりに捕まったまま、隣のリンクで練習しているエキスパートクラスの練習に目をやるとそこで滑るミキのスケーティングをずっと見つめている…
「ダイスケさん!」
リカに呼ばれて僕はもう一度彼女のいる場所まで戻った。
「どうしたの?」
「ちょっとブレスフォンを貸してもらえますか?」
「ああ…いいよ…」
僕は腕からブレスフォンを外してリカに渡した…
彼女はブレスフォンを伸ばしてネットワークに繋いだ…そして画面を見つめる…
代表選手達のスケーティングの動画が投稿されたアプリからスピンの動画をリカは見ていた…
そして、ブレスフォンを左腕にはめると
「…よっ…と!」
彼女は手すりを離してフローリングを蹴って滑り出した…腕を伸ばし、遠心力をつけてその勢いを上半身から下半身へスライドさせる…
リカはくるくるっと綺麗に回り出した…
「マ、マジかよ…?」
僕はリカのスケーティングにただただ驚く…
コーチもリカの滑りを目の当たりにして…「あら…あの子…初心者って言わなかったかしら…?」
「ちょっと…コーチ…」
「はい…なあに…?」
ミドリが振り返るとそこにはミキの姿があった…
「あんな少しかじっただけの部外者になめられてどうするんですか…
今、サークルが大変な時だっていうのに…私が、ガツンとやってやりますよ…」
0
あなたにおすすめの小説
熟女愛好家ユウスケの青春(熟女漁り)
MisakiNonagase
恋愛
高校まで勉強一筋で大学デビューをしたユウスケは家庭教師の教え子の母親と不倫交際するが、彼にとって彼女とが初の男女交際。そこでユウスケは自分が熟女好きだと自覚する。それからユウスケは戦略と実戦を重ねて、清潔感と聞き上手を武器にたくさんの熟女と付き合うことになるストーリーです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
俺様上司に今宵も激しく求められる。
美凪ましろ
恋愛
鉄面皮。無表情。一ミリも笑わない男。
蒔田一臣、あたしのひとつうえの上司。
ことあるごとに厳しくあたしを指導する、目の上のたんこぶみたいな男――だったはずが。
「おまえの顔、えっろい」
神様仏様どうしてあたしはこの男に今宵も激しく愛しこまれているのでしょう。
――2000年代初頭、IT系企業で懸命に働く新卒女子×厳しめの俺様男子との恋物語。
中1でEカップって巨乳だから熱く甘く生きたいと思う真理(マリー)と小説家を目指す男子、光(みつ)のラブな日常物語
jun( ̄▽ ̄)ノ
大衆娯楽
中1でバスト92cmのブラはEカップというマリーと小説家を目指す男子、光の日常ラブ
★作品はマリーの語り、一人称で進行します。
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる