フィギュアな彼女

奏 隼人

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冷たいモノがお好み…⁉︎

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ある朝…僕はリカに身体をゆすられて起きた…

「ダイスケさん…もうそろそろ起きてくださいね…

もうお食事も出来てますよ…」

美味しそうなハムエッグとサラダ…こんがり焼けたトーストにメイプルシロップが添えてある…そして新鮮なミルクまで…

僕は食卓について料理に感動する…

そう、リカはとーっても料理上手なのである。

僕も最初はびっくりしたのだが、なんでも彼女はネットワークから情報を一日に何万も取り入れて処理していけるらしい…

ネットワークカリキュラムも居眠りをしながら聞いているけれど事前にアクセスして予習しているので全く聞く必要は無いらしい…

そんな彼女はネットワークから料理のレシピから作り方のコツ、盛り付け例まで全て頭の中にあるという…全く失敗や無駄な食材のロス無く美味しい料理を作ってしまう…

一口食べるとその美味しさに感動してしまうのだが、そんな彼女に僕はちょっと不満がある…

「ダイスケさん…お口に合いますか…?
じゃあ私も…パクッ!あら~美味しいです!」

「あのさぁ…リカ…大好きなのは分かるんだけど…
朝食にバニラアイスは…」

「す、すみません…」

「せめて炭水化物も取らないと栄養が…」

「あら…昼食に冷し中華やお刺身とかも食べますよ…あとヴィシソワーズも大好きです…」

「…全部冷たいものばっかりなんだね。」

「す、すみません…私、AIが組み込まれているせいか機械は冷やした方が良いという意識が働いてしまうらしいので…」

「別に良いけど…お腹を壊さないようにね…」

「ダイスケさん…私の事を心配して下さったのですね…」

「ん…まあ…ね…」

「リカ…嬉しい!気をつけますね!」とリカは僕の顔を抱きしめてきた…

ムギュッと僕の頬に二つの柔らかなものが…


「と、とにかく食事が終わったらまたスクールに出かけようよ…」

「今日はどちらに…?」

「こないだノブに頼んでおいたスケートの見学に行こうと思って…」

「でも私…滑れるかなあ?」

「とにかく一度行ってみようよ!嫌なら止めておけばいいし…」

「…帰りに食堂でパフェ食べて良いですか?」

「しょうが無いなぁ…」

「やったぁ!」


こうして僕達はスクールのスケートリンクに足を運んだ…

サークルの練習場に行くと、ノブが僕達に気付いて話しかけて来てくれた…

「よっ!来たね…ダイちゃん!リカちゃんもこんにちは!コーチを紹介するからおいでよ!」

僕達はノブの紹介でコーチに挨拶する事になった…

「ああ…あなた達が…ノブ君から聞いてるわ。

ようこそ、スケートサークルへ…私がコーチを務めさせてもらっているミドリです。よろしくね!」

「初めまして。ダイスケと言います…よろしくお願いします。」

「初めまして…リカです…あの…初めてでも大丈夫ですか?」

「もちろん大丈夫ですよ。ただ、クラス毎に練習の時間が決まっているからそれだけは守ってもらいます。後は気にしなくて良いわ…」


リカはコーチのその言葉を聞いて少しホッとしたようだった…


その時、僕達が話しているのをリンクから見つめる一人の女性がいた…


「ダイちゃん…またあの子と…一体どんな関係なのよ…私の方がダイちゃんの事何でも知ってるのに…」


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