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初めての彼女
しおりを挟む京都の夏はとても暑くて、祇園祭りが近づいてきたせいか街も活気づいてきた。
結衣と付き合ってから数日が経ち、僕達は何度かデートを重ねた。
僕には勿体ない位、可愛くて…優しくて…彼女と一緒にいる時間は本当に毎日を変えてくれた。
トモヤがよく彼女の愚痴を言ってくるけれど少なくとも自分には結衣の存在は大きくて感謝の気持ちしかない。
トモヤに付き合っているうちに女の子は変わってくると言われたけどそれはトモヤもだろ?…いや、むしろお前のほうが…という結論に至った。
あれから結衣とは色々なことを話した。
家族のこと、うさぎのこと、友達のこと…
学校は榊の二年生だと言っていた。
京都榊大学かぁ…お姉ちゃんがいるって言っていたけど三年生かな?四年生?
目鼻立ちははっきりしているけど小柄なのでまさか僕より一年先輩だとは思わなかった…
そりゃそうだよな…お化粧もしてピンクのリップも似合っていて…
でも…あんなに可愛いのにお化粧なんか必要ないと思うけど…
大人しくて優しい結衣だけど、思った事を言う時ははっきり言う芯の強さは感じていた。
僕の部屋から結衣の家までは乗り換えが必要だけどお互い地下鉄の駅の近くなので会う事にはそんなに苦労はしない。
学校が忙しいと言っていたので平日は会えないけどSNSで連絡はしている。地獄の定期試験が終わってこれから夏休みだし、海にでも一緒に行けたらいいなぁなんて考えている。
そういえばトモヤから飲み会の誘いのメッセージが来ていた。
また数合わせの誘いだろうか?
でも僕には結衣がいる。大切な彼女を決して裏切ることなどしない。
そんな事…出来る筈が無い。
だけど…男同士の付き合いもあるし、仕方ない。
一応トモヤに付き合ってやることにしよう。
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