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人間的魅力
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「欲しい物?バーキンとか?」
「はぁ?あたしは金持ちのババァかよ。
ギターがね…ずっと借り物なの。」
そういえば結真はギタリストなのにギターを背負っていない。
「ネック折っちゃってさぁ。手っ取り早く稼がないとね…」
「ギターっていくらぐらいするの?」
「あたしの欲しいのは70万だね。」
「な、な、ななじゅうまんえん!」
「…ちょっと!!『何言うてまんねん!』に聞こえるよ…
まぁあたしのポテンシャルを引き出すには
安物じゃダメだね。」
「で、お金が貯まったら…仕事辞めるの?」
僕の質問に彼女は目を伏せた…
「正直分かんない。この仕事に就くまでは、ホステスやキャバ嬢なんて口説きに来たオッサンの横に座って笑って酒注いでりゃいいからラク~なんてナメてた。
自分が入ってみるとキャストはみんな、色んな物を抱えててね。子供を自分の親に預けて出勤したり、彼氏の借金を返すためにやってる娘もいるよ。お酒を飲んで悪酔いしてグッタリして帰りの車に乗る女の子なんかフツー。
お客さんだって会社や家で色々なことがあって店に安らぎを求めて来る人もいる。
そんな人達を受け止めてあげることもRockだと感じるし、実際自分の音楽の力になってると思う。」
僕は春奈…いや結真という同い年の女の子から感じるオーラというか…人間的魅力というか、器の大きさを感じていた。
彼女が一生懸命音楽に打ち込んでいる真っ直ぐさを感じて自分が今日圧倒されたのは彼女の存在自体の力かもしれない。
その時、結真が、
「あ~もうこんな時間だ!帰らないと!
楽しかった!じゃあ結衣のことよろしくね。
良かったらまた聴きに来てね。またね!」
立ち去りかけた結真は振り返ってもう一度近づいて来た。
「夜の仕事のことは他言無用。あなたがお店に来たことも…結衣にも…誰にもナイショね!」
結真はあの時のように口唇に指を当ててウインクした。そして…店を出て、夜の街に消えていった。
「はぁ?あたしは金持ちのババァかよ。
ギターがね…ずっと借り物なの。」
そういえば結真はギタリストなのにギターを背負っていない。
「ネック折っちゃってさぁ。手っ取り早く稼がないとね…」
「ギターっていくらぐらいするの?」
「あたしの欲しいのは70万だね。」
「な、な、ななじゅうまんえん!」
「…ちょっと!!『何言うてまんねん!』に聞こえるよ…
まぁあたしのポテンシャルを引き出すには
安物じゃダメだね。」
「で、お金が貯まったら…仕事辞めるの?」
僕の質問に彼女は目を伏せた…
「正直分かんない。この仕事に就くまでは、ホステスやキャバ嬢なんて口説きに来たオッサンの横に座って笑って酒注いでりゃいいからラク~なんてナメてた。
自分が入ってみるとキャストはみんな、色んな物を抱えててね。子供を自分の親に預けて出勤したり、彼氏の借金を返すためにやってる娘もいるよ。お酒を飲んで悪酔いしてグッタリして帰りの車に乗る女の子なんかフツー。
お客さんだって会社や家で色々なことがあって店に安らぎを求めて来る人もいる。
そんな人達を受け止めてあげることもRockだと感じるし、実際自分の音楽の力になってると思う。」
僕は春奈…いや結真という同い年の女の子から感じるオーラというか…人間的魅力というか、器の大きさを感じていた。
彼女が一生懸命音楽に打ち込んでいる真っ直ぐさを感じて自分が今日圧倒されたのは彼女の存在自体の力かもしれない。
その時、結真が、
「あ~もうこんな時間だ!帰らないと!
楽しかった!じゃあ結衣のことよろしくね。
良かったらまた聴きに来てね。またね!」
立ち去りかけた結真は振り返ってもう一度近づいて来た。
「夜の仕事のことは他言無用。あなたがお店に来たことも…結衣にも…誰にもナイショね!」
結真はあの時のように口唇に指を当ててウインクした。そして…店を出て、夜の街に消えていった。
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