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赤面
しおりを挟む「この前?ああ、ライブの事ですか?
すごく感動しました。優花さんは何担当ですか?」
「ウチ?あはは…ウチはドラムやってます~。ん、でもライブじゃなくてその前。」
その前?
優花さんは前髪を上げて結真の荷物からヒョイとニット帽を取り出してかぶって見せた。
「これで分からへんかなぁ?」
あっ!もしかしたら…
結真と初めて会った夜…飲めないお酒で気分が悪くなったらしく、介抱した後…タクシーに乗るまでを見送った…
「あの時はタオルありがとう!
今日は一緒に連れてきてもらったんはどうしてもあの時の
お礼を言いたかったんと、新しいタオルを返しに来たんよ。」
そう言って優花さんは僕の首に真新しいタオルをかけてくれた。
「優花さんって…同い年なんですか?」
「うふ。結真より二つ上やから宮田くんより
お姉さんやで。あの時はお酒弱いのに数合わせで結真に呼ばれて、グラス間違えて飲んでしもうたん。年下の子に介抱されるなんて…お姉さんもまだまだやねぇ。」
そうだったのか…それは災…難…!
僕は優花さんを見て赤面してしまった。
「あ、あの…ニット帽を取ってください!」
優花さんは笑いながら
「あ~!今、変なこと考えたやろ?
正直にお姉さんに言うてみ!
ニット帽に水着はエロいやろ~!」
僕はあまりの恥ずかしさに持ってきたキャップを目深に被り、
「バ、バーベキューの準備をしてきます。
タオルありがとうございます。」
「うふふふ。」
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