sweet sweet pain〜幸せになるためのstory〜

奏 隼人

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お背中流します

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しばらく沈黙が続く。

「えーっと。結衣ちゃん…お先にどうぞ…!」

結衣は怒って、

「ダ~メ!早く来てよ。もう準備してあるから。」



頭に結真の顔が浮かんだ。

…妹さんに何か言ってやってくださいよ…



僕はゆっくり洗面所のほうに近づくと、
そこには水着姿の結衣が立っていた。

「翔くんも着替えて早く来てね。
先に入ってますね。」

とりあえずホッとした僕は結衣が洗って置いてくれていた水着に着替えた。

一人暮らしの部屋のお風呂は狭い!が、
水着姿の美女は日常にはいない。

僕は掛け湯をして、椅子に座る。
結衣が、「じゃあ…湯船に入りながら洗うね。」

そういうと、ボディソープを泡だててタオルにつけて僕の背中を洗い始めた。

「背中だけでいいよ。」

「ダーメ!お世話係だから。」

昼間見た結衣の水着姿とは距離感が全く違ってとても結衣を直視出来ない。

言われるがまま、手も足も結衣に洗ってもらい、洗い場と湯船を交代した。

結衣に「じゃあ背中を洗ってあげるよ。」
と言うと恥ずかしそうに「うん。」と後ろを向く。

背中を洗ってお湯をかけると結衣が呟く…

「翔くんと毎日こうやって暮らしたいなぁ。」

「そうだね。さっき、結衣の料理を食べた時からずっとそう思ってる。」

僕は本心でそう言った。

突然結衣が僕のことを抱きしめて、

「だーい好き。」と笑って言った。

気持ちは嬉しいけど、今、お互い水着なんだよね。
恥ずかしくて少し逆上のぼせてきたようだ。
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