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あ・た・し
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結真や優花の所属するsteedのメンバーは近々行われるロックフェスのオーディションを目指していた。
リーダーの陽子がため息をつきながら演奏を止める。
「ちょっと結真、いったいどうなってるの?
それと優花、ドラムがアタシら置いてきぼりにして先に行っちゃってるよ。」
「……ゴメン…」「…すんまへん…」
「二人ともどうしたんだい?これじゃ、
オーディションを受けるまでもないよ。」
二人もそれぞれ、深いため息をつきながら、
何度も曲をさらう。
しかしいつまでも納得の行く結果は出ない。
優花は意を決して、
「えーい!!ウジウジしててもしゃーないしな。
当たって砕けろや!!」
そう言うと、ロッカールームに置いてあった結真のスマホを無断で開く…
「結真、堪忍やで。」
五山の送り火も終わり、京都に夏の終わりが見えて来たある日…僕のスマホが突然鳴った。見知らぬ番号だ。
「もしもし。」
「ウフフ…あ・た・し!!」
えーっと…
あたし様⁉︎
「どなたですか?」
「ひどいなぁ。ウチのことほったらかしにして…キズモノのオンナには興味ないんか?」
…キズモノ?
僕はあの時の病院での言葉を思い出す…
『キズモノになってしもたわ…』
「ゆ、優花さん⁉︎」
リーダーの陽子がため息をつきながら演奏を止める。
「ちょっと結真、いったいどうなってるの?
それと優花、ドラムがアタシら置いてきぼりにして先に行っちゃってるよ。」
「……ゴメン…」「…すんまへん…」
「二人ともどうしたんだい?これじゃ、
オーディションを受けるまでもないよ。」
二人もそれぞれ、深いため息をつきながら、
何度も曲をさらう。
しかしいつまでも納得の行く結果は出ない。
優花は意を決して、
「えーい!!ウジウジしててもしゃーないしな。
当たって砕けろや!!」
そう言うと、ロッカールームに置いてあった結真のスマホを無断で開く…
「結真、堪忍やで。」
五山の送り火も終わり、京都に夏の終わりが見えて来たある日…僕のスマホが突然鳴った。見知らぬ番号だ。
「もしもし。」
「ウフフ…あ・た・し!!」
えーっと…
あたし様⁉︎
「どなたですか?」
「ひどいなぁ。ウチのことほったらかしにして…キズモノのオンナには興味ないんか?」
…キズモノ?
僕はあの時の病院での言葉を思い出す…
『キズモノになってしもたわ…』
「ゆ、優花さん⁉︎」
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