sweet sweet pain〜幸せになるためのstory〜

奏 隼人

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優花のサプライズ

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「そうや。翔ちゃん…アンタの女、優花や。
ちょっと話があるさかい、地下鉄の四条駅まで迎えに来てくれるか?ほな待っとるで…」

彼女の一方的な四十五秒の通話はあっという間に終わりを告げた。



待っとるで…って今から?

「と、とにかく行ってみよう…」

僕は急いで準備して、地下鉄に飛び乗った。
四条まではすぐに出れるが…

優花さん、話って何だろう?
いくら考えても心当たりが見つからない…


四条駅の改札を出たところで優花さんの姿を見つけた。

「優花さん!!お待たせしました…」

僕が声をかけると彼女は満面の笑みを浮かべて…

「すんまへんなぁ。急に来てもろうて。
立ち話もなんやから、どっかで茶でも飲んで
話しよか。お姉さん、ご馳走するで。」


「お久しぶりです。

いえ…大丈夫ですよ。
足のほうはもう?」



「おおきに。おかげさんですっかりようなったわ。バスドラのペダルもバンバン踏めるで。」



「良かった…気になっていたんで…」



「…翔ちゃんは優しいなぁ…やっぱりウチにピッタリやわ。」



「えっ?ピッタリ?」



「まぁまぁ…ええやん…さぁ行こか…」


そして僕らは地下鉄の駅から地上に上がり…
寺町通り商店街の二階にある喫茶店に入った。


「翔ちゃん!!何にする…?」

「じゃあ…アイスコーヒーで!!」

「ほな、ウチも同じモンにするわ!!

すいませーん!!」



アイスコーヒーを二つ頼んだあと、優花さんは紙袋を僕に渡した。

「はい。サプライズプレゼント!前にウチの怪我でTシャツダメにしてしもたやろ。

タオルも結局、ダメになったし、これから使える長袖のTシャツやで。」



僕は恐縮して、
「ありがとうございます。開けて見てもいいですか?」



「うふふ…どうぞ!」と言って優花さんは運ばれてきたアイスコーヒーを一口飲んだ。


僕が袋から長袖Tシャツを出してみると、
黒に大きなスカル…ドクロがプリントされている超個性的なデザインだった…





えーっと…これを僕が着るんだよな。

優花さんは、

「うふふ。可愛いやろ。実はな…ウチとお揃いなんやで。今、一緒に着替えて歩いてみるか?」


「あっ!残念ながら僕、一度洗濯しないとかぶれやすい体質で…長袖は今日はまだ暑いですし、有り難く頂戴します。」


「そ、そうなんや…ほなまた今度な…」



僕は丁寧にTシャツを畳んで袋に入れた。

…有り難く…自宅用とさせて頂きます…



そして僕も一口アイスコーヒーを飲んで、

「それで…話って何でしょうか?」
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