94 / 134
打ち上げパーティー(前編)
しおりを挟む
陽子さんはじめsteedのメンバー、アンクのマスターも!!
トモヤと泉さんをはじめ…今日のイベントに携わって下さった方々が集まっていた。
社長が秘書の方にみんなに夜に集まって貰えるように…手配の指示をされたようだ。
トモヤが「お前ら、おせーよ。お腹ペコペコだよ。」と言うとみんなが笑いに包まれた…
社長が「この度は皆様に大変お世話になりました。ささやかではございますがお召しあがりください。」と言われ、仲居さんが料理を運んで来られた。
おかしいな…ささやかな席に巨大舟盛りは出ない筈だが…
トモヤが「いただっきまーす。」料理にフライング気味に突撃した。
「こーら。」泉さんのゲンコツがトモヤの頭にヒットする。会場が笑いに包まれて宴がスタートした。
僕達は未成年だからウーロン茶で乾杯してから…
僕は社長の所に歩み寄った。
「社長、これをお返し致します…」
僕は余った預かり金を社長に差し出した。
すると、社長は微笑んでもう一つ封筒を取り出して…
「宮田くん…いや…翔くん。そのお金は君に渡したイベント代だ。
そしてこれは…もし君が我が社の社員なら当然受け取るべき報酬だ。是非受け取って欲しい。」と二つの封筒を重ねて僕に差し出された。
「君が当然、追加費用を頼んでくるものだと思って私は秘書に用意させておいたのだが…まさか余ったから返しにくるとは…
他の社員なら間違いなく『たったこれだけでは無理です!!』と音を上げているに違いない…
そりゃ、私も君を認めざるを得ないよ…アハハハハ…」
神社長はビジネスマンの顔で嬉しそうに笑った…
「社長…」僕は少し戸惑ったが、封筒を受け取った。
「このお金は僕が自由に使ってもよろしいでしょうか?」
「ああ、君の自由だ。」
僕は陽子さんのところへ行き、改めてイベント成功のお礼を言った。
すると陽子さんは、
「翔くん…私もあなたにお礼を言いたかったの。
私…正直、これからの私達の音楽の方向性を見失いかけていたわ…
今まで私、練習してテクニックを磨けば、みんなが認めてくれると思ってた。
でも…それだけでは何も変わらず伸び悩んでいたというか…
でも今回のライブは私達に素晴らしい可能性を与えてくれた。私達は音楽で人を感動させたい!その原点回帰が出来たような気がしたわ。
ライブによって衣装を変えたりする事でネット配信を見てくれる人達の目を喜ばせることができる。
それに…優花のボーカルも嬉しい誤算だったわ。グループとして音楽の幅を拡げてくれた。 あなたのおかげだわ。こちらこそ本当にありがとう。」
「ええっ!!」
その時、泉さんが驚いた表情でこちらに近づいて来た。
「見てください!凄い事になってますよ!」
そう言ってスマホをみんなに見せた。今日のライブ配信のアクセス数が十万を超えていた。
「そんな…そんな事が…」
陽子さんは涙を抑えられない。
結真や優花さん、メンバーのみんなが寄り添う。
僕は陽子さんに「今日のイベントは全てライブが大成功した事に尽きます。だから、これを今後の活動に活かしてください。」と二つの封筒を渡した。
陽子さんはビックリした表情で
「そんな…ダメよ。私達の方が…」
そう言いかけた陽子さんの肩をアンクのマスターがポンと叩く。
「貰っておきなよ。この兄ちゃんはそういう奴なんだよ。みんなが笑顔になるように頑張る奴なんだ。有難く頂戴しておきな…」と笑う。
「マスター…翔くん…本当にありがとう!!」
陽子さんは涙を拭きながら何度もありがとうと言って受け取って下さった。
トモヤと泉さんをはじめ…今日のイベントに携わって下さった方々が集まっていた。
社長が秘書の方にみんなに夜に集まって貰えるように…手配の指示をされたようだ。
トモヤが「お前ら、おせーよ。お腹ペコペコだよ。」と言うとみんなが笑いに包まれた…
社長が「この度は皆様に大変お世話になりました。ささやかではございますがお召しあがりください。」と言われ、仲居さんが料理を運んで来られた。
おかしいな…ささやかな席に巨大舟盛りは出ない筈だが…
トモヤが「いただっきまーす。」料理にフライング気味に突撃した。
「こーら。」泉さんのゲンコツがトモヤの頭にヒットする。会場が笑いに包まれて宴がスタートした。
僕達は未成年だからウーロン茶で乾杯してから…
僕は社長の所に歩み寄った。
「社長、これをお返し致します…」
僕は余った預かり金を社長に差し出した。
すると、社長は微笑んでもう一つ封筒を取り出して…
「宮田くん…いや…翔くん。そのお金は君に渡したイベント代だ。
そしてこれは…もし君が我が社の社員なら当然受け取るべき報酬だ。是非受け取って欲しい。」と二つの封筒を重ねて僕に差し出された。
「君が当然、追加費用を頼んでくるものだと思って私は秘書に用意させておいたのだが…まさか余ったから返しにくるとは…
他の社員なら間違いなく『たったこれだけでは無理です!!』と音を上げているに違いない…
そりゃ、私も君を認めざるを得ないよ…アハハハハ…」
神社長はビジネスマンの顔で嬉しそうに笑った…
「社長…」僕は少し戸惑ったが、封筒を受け取った。
「このお金は僕が自由に使ってもよろしいでしょうか?」
「ああ、君の自由だ。」
僕は陽子さんのところへ行き、改めてイベント成功のお礼を言った。
すると陽子さんは、
「翔くん…私もあなたにお礼を言いたかったの。
私…正直、これからの私達の音楽の方向性を見失いかけていたわ…
今まで私、練習してテクニックを磨けば、みんなが認めてくれると思ってた。
でも…それだけでは何も変わらず伸び悩んでいたというか…
でも今回のライブは私達に素晴らしい可能性を与えてくれた。私達は音楽で人を感動させたい!その原点回帰が出来たような気がしたわ。
ライブによって衣装を変えたりする事でネット配信を見てくれる人達の目を喜ばせることができる。
それに…優花のボーカルも嬉しい誤算だったわ。グループとして音楽の幅を拡げてくれた。 あなたのおかげだわ。こちらこそ本当にありがとう。」
「ええっ!!」
その時、泉さんが驚いた表情でこちらに近づいて来た。
「見てください!凄い事になってますよ!」
そう言ってスマホをみんなに見せた。今日のライブ配信のアクセス数が十万を超えていた。
「そんな…そんな事が…」
陽子さんは涙を抑えられない。
結真や優花さん、メンバーのみんなが寄り添う。
僕は陽子さんに「今日のイベントは全てライブが大成功した事に尽きます。だから、これを今後の活動に活かしてください。」と二つの封筒を渡した。
陽子さんはビックリした表情で
「そんな…ダメよ。私達の方が…」
そう言いかけた陽子さんの肩をアンクのマスターがポンと叩く。
「貰っておきなよ。この兄ちゃんはそういう奴なんだよ。みんなが笑顔になるように頑張る奴なんだ。有難く頂戴しておきな…」と笑う。
「マスター…翔くん…本当にありがとう!!」
陽子さんは涙を拭きながら何度もありがとうと言って受け取って下さった。
0
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
妖精王の住処
穴澤空
キャラ文芸
一人暮らしの会社員葉月弥生は、庭付きの賃貸アパートに住んでいる。そこでガーデニングをするのが、彼女の楽しみだった。
ある日通販で購入したバラの苗に、手のひらサイズの妖精の王が昼寝をしているまま届いてしまう。その妖精王は目を覚ますと「妖精王オベロンの後継である、妖精王オールベロン」と名乗った。彼は弥生の作る庭とご飯を気に入り、弥生と生活を共にすると決めてしまう。そこから、二人の生活が始まり――。
後宮の胡蝶 ~皇帝陛下の秘密の妃~
菱沼あゆ
キャラ文芸
突然の譲位により、若き皇帝となった苑楊は封印されているはずの宮殿で女官らしき娘、洋蘭と出会う。
洋蘭はこの宮殿の牢に住む老人の世話をしているのだと言う。
天女のごとき外見と豊富な知識を持つ洋蘭に心惹かれはじめる苑楊だったが。
洋蘭はまったく思い通りにならないうえに、なにかが怪しい女だった――。
中華後宮ラブコメディ。
あやかしたちのとまりぎの日常
彩世幻夜
キャラ文芸
吉祥寺は井の頭公園界隈の一画で、ひっそりと営業するダイニング・バー【ペルシュ】に訪れるお客の大半はひとではないもの、いわゆるあやかしたち。
勿論店の店主や店員もまた人ではない。
そんな店でバイトをするとある専門学校生とあやかしたちが織りなす〝日常(?)〟物語
烏の王と宵の花嫁
水川サキ
キャラ文芸
吸血鬼の末裔として生まれた華族の娘、月夜は家族から虐げられ孤独に生きていた。
唯一の慰めは、年に一度届く〈からす〉からの手紙。
その送り主は太陽の化身と称される上級華族、縁樹だった。
ある日、姉の縁談相手を誤って傷つけた月夜は、父に遊郭へ売られそうになり屋敷を脱出するが、陽の下で倒れてしまう。
死を覚悟した瞬間〈からす〉の正体である縁樹が現れ、互いの思惑から契約結婚を結ぶことになる。
※初出2024年7月
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
半竜皇女〜父は竜人族の皇帝でした!?〜
侑子
恋愛
小さな村のはずれにあるボロ小屋で、母と二人、貧しく暮らすキアラ。
父がいなくても以前はそこそこ幸せに暮らしていたのだが、横暴な領主から愛人になれと迫られた美しい母がそれを拒否したため、仕事をクビになり、家も追い出されてしまったのだ。
まだ九歳だけれど、人一倍力持ちで頑丈なキアラは、体の弱い母を支えるために森で狩りや採集に励む中、不思議で可愛い魔獣に出会う。
クロと名付けてともに暮らしを良くするために奮闘するが、まるで言葉がわかるかのような行動を見せるクロには、なんだか秘密があるようだ。
その上キアラ自身にも、なにやら出生に秘密があったようで……?
※二章からは、十四歳になった皇女キアラのお話です。
曖昧な距離で愛している
山田森湖
恋愛
結婚4年目のアラサー夫婦、拓海と美咲。仲は悪くないが、ときめきは薄れ、日常は「作業」になっていた。夫には可愛い後輩が現れ、妻は昔の恋人と再会する。揺れる心、すれ違う想い。「恋人に戻りたい」――そう願った二人が辿り着いた答えは、意外なものだった。曖昧で、程よい距離。それが、私たちの愛の形。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる