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幸せになるためのstory
しおりを挟む二年後…
「オーダー入ります。バーグ デミ 1 …ポーク1…!!」
「了解!!」
「結衣ちゃん、上がったよ!」
「はーい。」
ランチタイム…ミヤサキでは目まぐるしい時間が流れる…
翔はもう見習いではなく、一人前のコック帽をかぶっていた。
少し長くなったゆるふわの髪…専門学校に通う結衣も客席係のアルバイトをしている。
「ふう…お疲れ様!!」
ランチタイムが終わり、客席のほうに顔を出した翔に結衣は「もうすぐ大学卒業だね。早いなあ。」
「結衣と付き合ってもうすぐ四年かあ……
そういえば今日、帰ってくるんだよね。」
「うん。」
カラン!
店のドアが開いて、人影が見えた。
ギターを抱えたその姿に結衣が涙を浮かべた。
結衣はたまらず駆け寄り声をかける…
「おかえり…」
「ただいま!!」
僕も駆け寄る…すると…
「ねぇ…腹へっちゃってさぁ。あれ作ってくんない?
ポークソテー リンゴソース添え…」
「分かった!!」
…僕は厨房へと戻る。
カラン!
そこへ丁度、雪さんがsteedのメンバーを連れて帰ってきた。
「ただいま…いや、お帰り…だね。」
「…約束通り帰ってきたよ…勝負だからね。
でもちょっとメシ食わせてよ!腹減っちゃってさぁ。」
陽子さんが「メジャーレーベルからデビューが決まったわ。そしてツインギターになったら他のロックバンドなんて目じゃない。これから楽しみだわ。」
優花さんは相変わらずで…
「ああ~ん。翔ちゃん。ウチもお腹空いたわ~!
ウチにも何か作って。そして夜には二人で作ろうな。うふふ。」
優花さん…ご、ご飯の話ですよね?
結衣まで…
「あーん。優花さん。私が先だからね。お腹ペコペコなんだから。夕飯も翔くんに作ってもらおうかな?自慢の彼氏だし。あーん。嬉しいよ~」
カラン!
アンクのマスターもお祝いに駆けつけてくださった。
「早速だな…ギターを見てくれって?」
「ちょっとネック折っちゃいそうになってさあ。」
「気をつけろよ。」マスターは笑った。
雪さんも「私も翔くんの料理を食べたいなぁ。ランチ食べ損ねちゃった。」と舌を出しながら笑った。
「はいはい…全員の分…用意しますよ…」
翔はこれからもずっとみんなが幸せになる料理を作り続ける。
みんなが笑顔になる料理を…
さて、いかがでしたか?食後に甘味をお持ちさせて頂きました。
僕達が幸せになるお話はこれで終わりです。
あなたが周りの人を大切にして一生懸命頑張ったら…きっとみんな幸せになります。
でも…時には辛くて胸の痛みに我慢出来ない時もあるかもしれません。
そんな時はこちら…〝洋食のミヤサキ〟にお越しください。
《特製ポークソテーリンゴソース添え》をご用意してお待ちしております。
本日は誠にありがとうございました。
またのお越しを心よりお待ちしております。
sweet sweet pain ~幸せになるためのstory~ 完
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花雨さん 感想をお聞かせ頂きまして誠にありがとうございます。
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今後とも宜しくお願い致します。