奥さまは魔王女

奏 隼人

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素質

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あまりの優也の迫力に二人の魔女は一瞬たじろいだがすぐに落ち着きを取り戻す…

「ほう…お主からはおひい様の魔法因子の波動を感じるな…何かしらの繋がりがあるらしいな…」

「我々もおひい様の加護を得たお前達と真正面からぶつかるほど馬鹿では無い…一先ず態勢を整えるとするか…」

そう言うと彼女達は頷き合って瞬間移動で何処かへ消えて行った…

優也は元の姿に戻るとその場に崩れ落ちるアイの身体を受け止めた…

「愛ちゃん、愛ちゃん…」

アイを揺り起こす優也…

「はっ!!…ゆ、優也くん…」


アイは気がつくと優也を思いっきり抱きしめた…

「愛ちゃん…」




「あー!!…ん、もう!!」



プラティナはアイの行動に少し怒ったような態度を見せたが、伝説の魔法使い二人と闘っていたのを考えると精神的に追い込まれていたアイを気遣って仕方ないといった表情を浮かべた…



愛ちゃんは僕の耳元で

「うふふふ…優也くん…初めて私を呼び捨てにしてくれたね…

それにオレの大切な女にだなんて…私の事…やっぱり…」

とまた僕を強く抱きしめた…


彼女の言葉に焦った僕…

「ち、違うんだ…あれは…その…咄嗟に…」

アイは自分で起き上がった。

「うふふふ…恥ずかしがらなくてもいいわよ…貴方ってそう…高校生の時から変わらない…でもさっきのワイルドな姿もなかなかイカしてたわよ…

さて…助けに来てくれてありがとう!!私はこれからミラールの態勢を整える仕事があるわ…

貴方達もジュエラに戻るかソーディアに行ってあげて…

先程、未来眼で見た限りではソーディアにはゴルド様達が行っているのね…任せておいた方がいいわね…奴等も一旦は落ち着くだろうしね…」

「分かった…じゃあ…また奴等の動きが分かったら教えてね…」

「ええ…」

こうして僕達は一旦、ジュエラ王宮に戻る事にした…

王宮ではお義母さんがミスとリルの面倒を見ていてくださった…

「あっ!パパとママがかえってきた…」

「わーい!ぼくたちおりこうさんだったよ…ね、ばあば!」

シルヴァは微笑みながら頷く…

「お母様…お父様とラリー叔父様は…」

「分かっています…マサムネ様が大変だと私の耳にも入っています…」

お義母さんもソーディア王の深いダメージを相当気にしている様子である…

その時、僕の頭の中でまたヴァルの声が聞こえた。

「優也…この二人のわらしはお前の…⁉︎」

「うん…僕とティナの自慢の子供達さ…」


「驚いたわ…この童達、二人共にレガシーの素養を持っているぞよ…」
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