82 / 105
禍々しいオーラ
しおりを挟む
ヴァルケーノ火山の火口から飛び出したその巨大な黒い影は禍々しい翼を広げて火山の中腹の魔女達の居城の前に降り立った…
ブオォォォーン!
巨大な口をガバッと開いて口から極大魔法クラスの衝撃波を放った…
グワワワワワワヮーン…!!
その衝撃波は城を軽く消し去り、直撃していないはずなのに火山の五分の一程を吹き飛ばした…
火山は中腹から溶岩が吹き出して近くのカルデラ湖に流れ込み大きな黒煙と地響きで
魔界全土の人々を一瞬で不安に落とし入れた…
「こ、こんなバケモノ…放っておいたら…私達の世界征服どころじゃないわ…」
「な、何故…私の未来眼でも見えなかったのじゃ…今のうちに何とかしないと…くっ!!」
二人の魔女はその黒い怪物と対峙した…長い槍のような角が自分達を狙っている…
グオォォォォォォ!
怪物がうめき声を上げたその直後…エクスとパルテの身体は長い角に貫かれていた…
「そ、そんな…動きが見えなかった…」
「は、速すぎる…」
二人の身体は光の粒子になり、風に乗って拡がり…やがて見えなくなってしまった…
イミテは岩陰から顔を見せた…
「あら…殺しちゃったんだね…まあ…いいか…コイツの召喚に奴等の魔力を利用したかっただけだからね…」
ヒョコッ!!
「イミテ様ぁ~!!アタシもがんばったんだからぁ~!!
ちゃんとあの魔女にイミテ様が他の弱いモンスターを召喚してアイツらを手助けする夢を見せたわよ~!!」
イミテの背後からピンク髪のギャルのような女の子が飛び出した…よく見ると彼女は蝙蝠のような羽根と先が矢印のような長い尻尾を持っている…
「ああ…そうだったな…サキュバス…
今夜褒美を沢山くれてやるからな…」
「わーい!!イミテ様の夢ってエロくてゲスいから本当に美味しいんだよぉ…!!」
「じゃあ…行ってくるよ…」
「行ってらっしゃい…早く帰ってきてね…ダーリン…」
僕とティナが出勤前の口づけを交わすために顔を近づけた時だった…突然、頭の中にテレパシーでお義父さんの声が響く…
「婿殿、ティナ…大変じゃ…
ヴァルケーノ火山の中腹から爆発が…マグマが吹き出していて誰も近寄れんのじゃ…
ミラールやソーディアにも連絡した…お前達も至急、様子を見に行ってもらえないか…」
「分かりました!…国民の方々を安全な場所に避難させてあげて下さい…」
僕は会社に家内の実家が大変だという理由で休みを取った…決して嘘はついておらずズル休みではない…
むしろ本当の事を話した方が上司に冷たい目で見られる事は間違いない…
「行こう…ティナ…」「ええ…」
不安を胸にヴァルケーノ火山に向かった僕達を待っていたのは跡形も無くなったヴァルの居城…むき出しになった山肌から流れ出したマグマ…
何より僕が驚いたのはその場にいるみんなが空を見上げて絶句していた事…宙に浮かんだその巨大な怪物は翼を広げて鋭い角を光らせながら禍々しいオーラに包まれていた…
「な…何なんだ…あれは…」
怪物の背中からイミテが顔を出した…
「おやおや…みんなお揃いで…
僕は新しい世界の王、イミテだよ!
今の内に家来になった方がオススメなんだけどなぁ…どうするぅ…?」
ブオォォォーン!
巨大な口をガバッと開いて口から極大魔法クラスの衝撃波を放った…
グワワワワワワヮーン…!!
その衝撃波は城を軽く消し去り、直撃していないはずなのに火山の五分の一程を吹き飛ばした…
火山は中腹から溶岩が吹き出して近くのカルデラ湖に流れ込み大きな黒煙と地響きで
魔界全土の人々を一瞬で不安に落とし入れた…
「こ、こんなバケモノ…放っておいたら…私達の世界征服どころじゃないわ…」
「な、何故…私の未来眼でも見えなかったのじゃ…今のうちに何とかしないと…くっ!!」
二人の魔女はその黒い怪物と対峙した…長い槍のような角が自分達を狙っている…
グオォォォォォォ!
怪物がうめき声を上げたその直後…エクスとパルテの身体は長い角に貫かれていた…
「そ、そんな…動きが見えなかった…」
「は、速すぎる…」
二人の身体は光の粒子になり、風に乗って拡がり…やがて見えなくなってしまった…
イミテは岩陰から顔を見せた…
「あら…殺しちゃったんだね…まあ…いいか…コイツの召喚に奴等の魔力を利用したかっただけだからね…」
ヒョコッ!!
「イミテ様ぁ~!!アタシもがんばったんだからぁ~!!
ちゃんとあの魔女にイミテ様が他の弱いモンスターを召喚してアイツらを手助けする夢を見せたわよ~!!」
イミテの背後からピンク髪のギャルのような女の子が飛び出した…よく見ると彼女は蝙蝠のような羽根と先が矢印のような長い尻尾を持っている…
「ああ…そうだったな…サキュバス…
今夜褒美を沢山くれてやるからな…」
「わーい!!イミテ様の夢ってエロくてゲスいから本当に美味しいんだよぉ…!!」
「じゃあ…行ってくるよ…」
「行ってらっしゃい…早く帰ってきてね…ダーリン…」
僕とティナが出勤前の口づけを交わすために顔を近づけた時だった…突然、頭の中にテレパシーでお義父さんの声が響く…
「婿殿、ティナ…大変じゃ…
ヴァルケーノ火山の中腹から爆発が…マグマが吹き出していて誰も近寄れんのじゃ…
ミラールやソーディアにも連絡した…お前達も至急、様子を見に行ってもらえないか…」
「分かりました!…国民の方々を安全な場所に避難させてあげて下さい…」
僕は会社に家内の実家が大変だという理由で休みを取った…決して嘘はついておらずズル休みではない…
むしろ本当の事を話した方が上司に冷たい目で見られる事は間違いない…
「行こう…ティナ…」「ええ…」
不安を胸にヴァルケーノ火山に向かった僕達を待っていたのは跡形も無くなったヴァルの居城…むき出しになった山肌から流れ出したマグマ…
何より僕が驚いたのはその場にいるみんなが空を見上げて絶句していた事…宙に浮かんだその巨大な怪物は翼を広げて鋭い角を光らせながら禍々しいオーラに包まれていた…
「な…何なんだ…あれは…」
怪物の背中からイミテが顔を出した…
「おやおや…みんなお揃いで…
僕は新しい世界の王、イミテだよ!
今の内に家来になった方がオススメなんだけどなぁ…どうするぅ…?」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
里帰りをしていたら離婚届が送られてきたので今から様子を見に行ってきます
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
<離婚届?納得いかないので今から内密に帰ります>
政略結婚で2年もの間「白い結婚」を続ける最中、妹の出産祝いで里帰りしていると突然届いた離婚届。あまりに理不尽で到底受け入れられないので内緒で帰ってみた結果・・・?
※「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています
異世界転生したおっさんが普通に生きる
カジキカジキ
ファンタジー
第18回 ファンタジー小説大賞 読者投票93位
応援頂きありがとうございました!
異世界転生したおっさんが唯一のチートだけで生き抜く世界
主人公のゴウは異世界転生した元冒険者
引退して狩をして過ごしていたが、ある日、ギルドで雇った子どもに出会い思い出す。
知識チートで町の食と環境を改善します!! ユルくのんびり過ごしたいのに、何故にこんなに忙しい!?
つまらない妃と呼ばれた日
柴田はつみ
恋愛
公爵令嬢リーシャは政略結婚で王妃に迎えられる。だが国王レオニスの隣には、幼馴染のセレスが“当然”のように立っていた。祝宴の夜、リーシャは国王が「つまらない妃だ」と語る声を聞いてしまい、心を閉ざす。
舞踏会で差し出された手を取らず、王弟アドリアンの助けで踊ったことで、噂は一気に燃え上がる――「王妃は王弟と」「国王の本命は幼馴染」と。
さらに宰相は儀礼と世論を操り、王妃を孤立させる策略を進める。監視の影、届かない贈り物、すり替えられた言葉、そして“白薔薇の香”が事件現場に残る冤罪の罠。
リーシャは微笑を鎧に「今日から、王の隣に立たない」と決めるが、距離を取るほど誤解は確定し、王宮は二人を引き裂いていく。
――つまらない妃とは、いったい誰が作ったのか。真実が露わになった時、失われた“隣”は戻るのか。
第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。
黒ハット
ファンタジー
前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。
いいえ、望んでいません
わらびもち
恋愛
「お前を愛することはない!」
結婚初日、お決まりの台詞を吐かれ、別邸へと押し込まれた新妻ジュリエッタ。
だが彼女はそんな扱いに傷つくこともない。
なぜなら彼女は―――
復讐のための五つの方法
炭田おと
恋愛
皇后として皇帝カエキリウスのもとに嫁いだイネスは、カエキリウスに愛人ルジェナがいることを知った。皇宮ではルジェナが権威を誇示していて、イネスは肩身が狭い思いをすることになる。
それでも耐えていたイネスだったが、父親に反逆の罪を着せられ、家族も、彼女自身も、処断されることが決まった。
グレゴリウス卿の手を借りて、一人生き残ったイネスは復讐を誓う。
72話で完結です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる