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全世界を敵に回しても
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そしてナギとレーヴァは兵士達と王族やゲスト…そして満員の観客で溢れかえった訓練場に舞台を移して対峙していた。
この決着により、一国の首長が決まるとあって魔法中継をされて今や、観客席だけではなく、魔界中の人々の関心となっていた…
レーヴァは支度して着替えたとはいえ…少し動きやすいドレスを身に纏ったナギさんを見てニヤリと笑って呟いた…
「フン、こんな小娘…一瞬で捻り潰してやるわ…」
自慢の両刃剣を鞘から抜くとナギに向かって構えた…
「国王様…真剣を使っても良いとの事…それ故に手加減は出来かねますが…」
「心配要らぬ…思いきりやるがよい…ナギも国王職に就くと決めた時から覚悟は出来ておる…」
「そ、そんな…ナギさんに…自国の王女に向かって剣を向けるだなんて…」
「それを受け入れるナギも…きっとよほどの覚悟なのよ…」
僕もティナと一緒に手に汗を握ってハラハラしながら様子を見守っていたその時、後ろから僕達を呼ぶ声がした…
「優也くん…!!ティナさん…!!」
「まあ、アイさん…!!そうよね、私達が呼ばれているんだから勿論、ミラールからも…」
愛ちゃんは頷いて「実は私も数週間後に戴冠式を控えているの…高齢の父や母に変わって…ね…
ティナさんや優也くん、そしてナギさんに出席してもらおうと思っていたけど…
この闘いの結果次第では…どうなるでしょうね…」
僕は愛ちゃんの言葉を聞いて…そしてナギさんのほうに改めて向き直った…
「姫、お覚悟を…どうりゃぁぁぁぁ!!!」
レーヴァはニヤリと笑って…
そして高く宙を舞った…
大きなモーションで振り下ろした剣がナギに襲いかかる…筈が…その剣がナギに届く事は無かった…
レーヴァは宙を舞ったまま止まってしまった…
「くうっ!!」
地面から現れたまるでツタのような長い根が彼の剣に巻きついてそれを握っている彼を宙吊りの状態にしていた…
「ううっ…」
仕方なく剣から手を離して飛び降りるレーヴァ…
皆、ベヒモスを優也達みんなで撃退した事は知っていても、ナギ達…三人の王女や優也に伝説の魔法使いの守護霊が付いている事など知る由も無かった…
「くそっ!!隊長に続け!!」
数人の一番隊の衛兵がレーヴァとナギに割って入った…
「お前達…」
「隊長…我々も同じ覚悟でございます…」
燃えるような紅い瞳でナギは無数の木々を自分の周りに呼び寄せた…
「何人でも構いません…かかって来なさい!!」
「どりゃぁぁぁぁぁ!!!」
血気盛んな兵士達の剣の刃を木々の枝ががっしりと受け止める…
そして更にナギに向かって襲いかかろうとしている兵士に向かってナギは木々の葉を刃へと変える…
「…リーファ!!」
無数の鋭い刃が木々から飛び出して兵士達の足元へ突き刺ささった…兵士達はナギに近づく事さえ敵わなかった…
兵士達は全員うなだれてナギを見つめる…
「こ、これが姫様なのか…つ、強い…!!
超えている…我々は勿論、ムラサメ様をも…」
「…もうよろしいですか…?
私は…あなた達と闘いたくない…」
ナギの言葉を聞いて兵士達の中には涙する者もいた…
「ううっ…我々は…我々は何の為に身も心も鍛えて闘っていたのだ…」
兵士達はガックリと肩を落とした…
レーヴァはナギの前に歩んで、そして跪いた…
「姫…完敗でございます…」
ナギは悲しそうに頷いて、後ろを向いて立ち去ろうとした…
「…フフフ…
完敗なのはお前のほうだがな…!!」
レーヴァは隠していたナイフを逆手に持ってナギに襲いかかった…
「死ねぇい!!!」
「……!!!」
一瞬の出来事にナギは声を上げる間もなく…
目を見開いて…ただその場に立ち尽くした…
「クロノ!!!」
時間を止め、ヴァルプルギスモードに変身した優也はナギを庇うようにレーヴァのナイフの刃を左手で受け止めた…
「くっ!!」
「何だと!!」
ナイフの刃を握った白い手袋が血で赤く染まっていく…
「うおぉぉぉぉぉぉ!」
そして右手の拳でレーヴァの頬を思いっきり殴りつけた…レーヴァは数メートル…後ろに吹っ飛んだ…
「グハッッッッッ!!」
「…完敗なのはやはり…あなた方のようですね…クックックッ…
本当に…
揃いも揃って…
この馬鹿野郎共がぁ!!」
「ううっ…」
ナギの瞳と同じ…優也の燃えるような紅い瞳とビリビリと肌に伝わってくる怒りの迫力に兵士達は後退りして怯んだ…
「ナギはお前達より数段強い…
手合わせして分かっただろう…
しかし…ソーディア最強の衛兵達が姫に負けたりしたら…どれだけお前達のプライドに傷がつくか…
だから彼女は自分の身を守る事に徹したんだ。
力ではなく…心で理解してもらおうとした…
なのに…」
静まりかえる訓練場…
ソーディア中の国民が固唾を飲んで見守っている…
「これが…全世界最強のソーディア兵がやる事かよ…
自分達の大切な国や人々の為にその身を捧げようとしている細くて可憐な姫を…
男だったら誇りと命を賭けて守るべきなんじゃないのか?
こんな事が国民の総意だと…?
本当にこの国に…この世界にこんな事を望んでいるヤツしかいないのなら…
オレは全世界を敵に回しても…
姫を…
ナギを守る!!」
レーヴァもガックリとうなだれた…もう、姫に襲いかかろうとする者は誰も居なかった…
ナギは優也とのいつかの約束を思い出す…
「心で理解して貰えた時は…少しだけ私の事を…褒めて貰えますか…?」
ああ…この方だけが…
私の想いを全部…
心で理解して下さった…
彼女は一瞬涙ぐんだが、その涙を指で拭ってフーッと大きく息を吐いて全国民に向けて言い放った。
「これより前国王より私が国の全ての指揮権を受け継ぐ…異論のある者は申し出よ!!」
少女のように可憐な姫の姿はもうそこには無かった…
若き日のマサムネや弟のムラサメに勝るとも劣らない猛々しさを内に秘めた新女王…
ナギの誕生に全国民が喜びに沸いた。
優也はレーヴァに歩み寄った…
「す、すみませんでした…」
涙ながらに優也を見つめるレーヴァに対して優也は手を差し伸べながら口を開いた…
「ナギさんは君達を心から頼りにしている…
何の為に闘うのか…?
その信頼に応える事…
己の誇りの為に闘うんだよ…」
変身を解いた優也のその笑顔を見てムラサメは笑った…
そしてマサムネに向かって清々しい表情で…
「やっと分かったわ…父ちゃん!!
ワイはこのままでは姉ちゃんにも…そしてあの兄ちゃんに至っては足元にも及ばへん…
ほれ…いつか父ちゃんが言うてたやろ…?
『人間は我々よりも弱いと思うか?』
強さに人間も魔法使いも無い…そして魔法も力も関係ない。
…全ては己の心にある信念や…
ワイは旅に出て自分を見つめ直すわ…」
マサムネは父親の顔に戻ってムラサメの言葉に微笑みながら深く頷いた…
ナギは続けた…
「では、私の国王になって最初の仕事…
ここにおられるジュエラ王国の優也殿に我がソーディア王国の名誉ある騎士の称号を与える…
異論のある者はおるか…?」
国王ナギの言葉にソーディア王宮と訓練場が…
いや、ソーディア王国の全ての人々の割れんばかりの拍手と喝采に包まれる…
多くの魔法使いがあんなに憎んでいた人間を…初めて認めた瞬間でもあった…
しかし優也は…
「ええっ!!騎士…?僕が…?
…またそんな大役…無理だよ!!」
後退りする優也の側に瞬間移動してきたムラサメとマサムネは顔を見合わせる…
「そやかて、『全世界を敵に回してもナギを守る』て言うたんは自分やし…な、父ちゃん!!」
「うむ、婿殿…ワシもしかと聞いたぞ…何ならこの際、同時にナギの婿殿になっても…」
「ちょっ、おじ様…それは無理!!ダーリンは私だけのダーリンだからね!!」
同じく瞬間移動してきたティナが僕を抱きしめて奪還した…
困っている僕の顔を見てナギさんは一点の曇りもない空と同じような笑顔を見せていた…
この決着により、一国の首長が決まるとあって魔法中継をされて今や、観客席だけではなく、魔界中の人々の関心となっていた…
レーヴァは支度して着替えたとはいえ…少し動きやすいドレスを身に纏ったナギさんを見てニヤリと笑って呟いた…
「フン、こんな小娘…一瞬で捻り潰してやるわ…」
自慢の両刃剣を鞘から抜くとナギに向かって構えた…
「国王様…真剣を使っても良いとの事…それ故に手加減は出来かねますが…」
「心配要らぬ…思いきりやるがよい…ナギも国王職に就くと決めた時から覚悟は出来ておる…」
「そ、そんな…ナギさんに…自国の王女に向かって剣を向けるだなんて…」
「それを受け入れるナギも…きっとよほどの覚悟なのよ…」
僕もティナと一緒に手に汗を握ってハラハラしながら様子を見守っていたその時、後ろから僕達を呼ぶ声がした…
「優也くん…!!ティナさん…!!」
「まあ、アイさん…!!そうよね、私達が呼ばれているんだから勿論、ミラールからも…」
愛ちゃんは頷いて「実は私も数週間後に戴冠式を控えているの…高齢の父や母に変わって…ね…
ティナさんや優也くん、そしてナギさんに出席してもらおうと思っていたけど…
この闘いの結果次第では…どうなるでしょうね…」
僕は愛ちゃんの言葉を聞いて…そしてナギさんのほうに改めて向き直った…
「姫、お覚悟を…どうりゃぁぁぁぁ!!!」
レーヴァはニヤリと笑って…
そして高く宙を舞った…
大きなモーションで振り下ろした剣がナギに襲いかかる…筈が…その剣がナギに届く事は無かった…
レーヴァは宙を舞ったまま止まってしまった…
「くうっ!!」
地面から現れたまるでツタのような長い根が彼の剣に巻きついてそれを握っている彼を宙吊りの状態にしていた…
「ううっ…」
仕方なく剣から手を離して飛び降りるレーヴァ…
皆、ベヒモスを優也達みんなで撃退した事は知っていても、ナギ達…三人の王女や優也に伝説の魔法使いの守護霊が付いている事など知る由も無かった…
「くそっ!!隊長に続け!!」
数人の一番隊の衛兵がレーヴァとナギに割って入った…
「お前達…」
「隊長…我々も同じ覚悟でございます…」
燃えるような紅い瞳でナギは無数の木々を自分の周りに呼び寄せた…
「何人でも構いません…かかって来なさい!!」
「どりゃぁぁぁぁぁ!!!」
血気盛んな兵士達の剣の刃を木々の枝ががっしりと受け止める…
そして更にナギに向かって襲いかかろうとしている兵士に向かってナギは木々の葉を刃へと変える…
「…リーファ!!」
無数の鋭い刃が木々から飛び出して兵士達の足元へ突き刺ささった…兵士達はナギに近づく事さえ敵わなかった…
兵士達は全員うなだれてナギを見つめる…
「こ、これが姫様なのか…つ、強い…!!
超えている…我々は勿論、ムラサメ様をも…」
「…もうよろしいですか…?
私は…あなた達と闘いたくない…」
ナギの言葉を聞いて兵士達の中には涙する者もいた…
「ううっ…我々は…我々は何の為に身も心も鍛えて闘っていたのだ…」
兵士達はガックリと肩を落とした…
レーヴァはナギの前に歩んで、そして跪いた…
「姫…完敗でございます…」
ナギは悲しそうに頷いて、後ろを向いて立ち去ろうとした…
「…フフフ…
完敗なのはお前のほうだがな…!!」
レーヴァは隠していたナイフを逆手に持ってナギに襲いかかった…
「死ねぇい!!!」
「……!!!」
一瞬の出来事にナギは声を上げる間もなく…
目を見開いて…ただその場に立ち尽くした…
「クロノ!!!」
時間を止め、ヴァルプルギスモードに変身した優也はナギを庇うようにレーヴァのナイフの刃を左手で受け止めた…
「くっ!!」
「何だと!!」
ナイフの刃を握った白い手袋が血で赤く染まっていく…
「うおぉぉぉぉぉぉ!」
そして右手の拳でレーヴァの頬を思いっきり殴りつけた…レーヴァは数メートル…後ろに吹っ飛んだ…
「グハッッッッッ!!」
「…完敗なのはやはり…あなた方のようですね…クックックッ…
本当に…
揃いも揃って…
この馬鹿野郎共がぁ!!」
「ううっ…」
ナギの瞳と同じ…優也の燃えるような紅い瞳とビリビリと肌に伝わってくる怒りの迫力に兵士達は後退りして怯んだ…
「ナギはお前達より数段強い…
手合わせして分かっただろう…
しかし…ソーディア最強の衛兵達が姫に負けたりしたら…どれだけお前達のプライドに傷がつくか…
だから彼女は自分の身を守る事に徹したんだ。
力ではなく…心で理解してもらおうとした…
なのに…」
静まりかえる訓練場…
ソーディア中の国民が固唾を飲んで見守っている…
「これが…全世界最強のソーディア兵がやる事かよ…
自分達の大切な国や人々の為にその身を捧げようとしている細くて可憐な姫を…
男だったら誇りと命を賭けて守るべきなんじゃないのか?
こんな事が国民の総意だと…?
本当にこの国に…この世界にこんな事を望んでいるヤツしかいないのなら…
オレは全世界を敵に回しても…
姫を…
ナギを守る!!」
レーヴァもガックリとうなだれた…もう、姫に襲いかかろうとする者は誰も居なかった…
ナギは優也とのいつかの約束を思い出す…
「心で理解して貰えた時は…少しだけ私の事を…褒めて貰えますか…?」
ああ…この方だけが…
私の想いを全部…
心で理解して下さった…
彼女は一瞬涙ぐんだが、その涙を指で拭ってフーッと大きく息を吐いて全国民に向けて言い放った。
「これより前国王より私が国の全ての指揮権を受け継ぐ…異論のある者は申し出よ!!」
少女のように可憐な姫の姿はもうそこには無かった…
若き日のマサムネや弟のムラサメに勝るとも劣らない猛々しさを内に秘めた新女王…
ナギの誕生に全国民が喜びに沸いた。
優也はレーヴァに歩み寄った…
「す、すみませんでした…」
涙ながらに優也を見つめるレーヴァに対して優也は手を差し伸べながら口を開いた…
「ナギさんは君達を心から頼りにしている…
何の為に闘うのか…?
その信頼に応える事…
己の誇りの為に闘うんだよ…」
変身を解いた優也のその笑顔を見てムラサメは笑った…
そしてマサムネに向かって清々しい表情で…
「やっと分かったわ…父ちゃん!!
ワイはこのままでは姉ちゃんにも…そしてあの兄ちゃんに至っては足元にも及ばへん…
ほれ…いつか父ちゃんが言うてたやろ…?
『人間は我々よりも弱いと思うか?』
強さに人間も魔法使いも無い…そして魔法も力も関係ない。
…全ては己の心にある信念や…
ワイは旅に出て自分を見つめ直すわ…」
マサムネは父親の顔に戻ってムラサメの言葉に微笑みながら深く頷いた…
ナギは続けた…
「では、私の国王になって最初の仕事…
ここにおられるジュエラ王国の優也殿に我がソーディア王国の名誉ある騎士の称号を与える…
異論のある者はおるか…?」
国王ナギの言葉にソーディア王宮と訓練場が…
いや、ソーディア王国の全ての人々の割れんばかりの拍手と喝采に包まれる…
多くの魔法使いがあんなに憎んでいた人間を…初めて認めた瞬間でもあった…
しかし優也は…
「ええっ!!騎士…?僕が…?
…またそんな大役…無理だよ!!」
後退りする優也の側に瞬間移動してきたムラサメとマサムネは顔を見合わせる…
「そやかて、『全世界を敵に回してもナギを守る』て言うたんは自分やし…な、父ちゃん!!」
「うむ、婿殿…ワシもしかと聞いたぞ…何ならこの際、同時にナギの婿殿になっても…」
「ちょっ、おじ様…それは無理!!ダーリンは私だけのダーリンだからね!!」
同じく瞬間移動してきたティナが僕を抱きしめて奪還した…
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