1 / 10
ヤンでる彼氏
しおりを挟む
俺、篠田優羽には、彼氏がいる。
名前を沼原 灯という。
さて、俺には現在、彼に対してある疑惑を持っている。
それは、ヤツが、ヤンデレではないかという疑惑だ。
前々からおかしいと思っていたんだ。
俺のことを付けてきたり、捨てたものを拾ったり、なんだかんだと。
そして、昨日。
事は、起こったのだ。
急に呼び出された俺は、誰もいない教室へと向かう。
そこにいた灯は、なぜかロープを持っていた。
そして、何よりも雰囲気が恐かった。
ヤツは、俺に聴いてきたのだ。
「さっきの親しげな女は何?」
と。
俺は、普通に友だちだと返したが、ヤツは納得がいかないみたいだった。
そして、
「浮気だ!僕を捨てる気なんだね!優羽が僕を捨てようと思っても、僕は、優羽を絶対に離したりしないんだから!!」
と、ヤツは俺を縛り上げ、拉致。
そして、現在、監禁中である。
昨日の夜から朝にかけて、ねっとりと体を合わせられ、休む暇もなく攻め立てられる。
体力も限界で、辛いのは俺だと言うのに、灯は部屋の隅でメソメソと泣いている。
「いや、泣きたいの俺だし」
「あぁ!!ごめん、ごめんよ。僕は優羽が好きで溜まらないんだよ!いっそ、優羽を殺して食べてしまいたいくらいに!」
縛られている状況で言われると、冗談に聞こえない。
灯は俺に近づくと、また体をいやらしく触り出す。
いやいや、もう止めてくれ。
「分かった!俺もちゃんと灯が好きだよ!だから、解いてくれよ」
灯は、俺を涙目で見つめる。
図体だけがでかいが、中身は、まるで臆病。
黙っていれば、イケメンなのに、喋ると全てが台無し。
しかも、極度のヤンデレのようだ。
「やだ」
「は!?」
俺は、コイツの恋人。
なぜだか、放っておけなくて、告白されて、つい、了承した。
だって、好きだと屋上のフェンス越しに言われて、今にも落ちようとしている灯に、ノーなんて言えない。
その頃から奇怪な行動は、あったんだけど、更にエスカレートしている気がする。
「ずっと、ここにいてよ。僕が全部養ってあげるし、困る事なんてないよ」
「いやいや、俺を社会から断絶させるなよ」
それに!!
「俺は、お前と普通に過ごしてたいんだよ。恋人として」
男同士でイチャイチャするのもどうかと見られることもあるけど、俺たちには関係ない。
大学も同じで同じ会社で働くという灯の人生設計が建てられているくらいだ。もう、観念するしかない。
「優羽は、ちゃんと考えてくれたんだね!」
抱きつく。
これで、俺の平和は保たれたと思った。
しかし、
「じゃあ、これからも僕たちが二人でいられるように、僕が見張って置かないとね!」
「あ、あぁ」
爽やかな笑顔で、そう言われて、俺は力なく頷くのだった。
名前を沼原 灯という。
さて、俺には現在、彼に対してある疑惑を持っている。
それは、ヤツが、ヤンデレではないかという疑惑だ。
前々からおかしいと思っていたんだ。
俺のことを付けてきたり、捨てたものを拾ったり、なんだかんだと。
そして、昨日。
事は、起こったのだ。
急に呼び出された俺は、誰もいない教室へと向かう。
そこにいた灯は、なぜかロープを持っていた。
そして、何よりも雰囲気が恐かった。
ヤツは、俺に聴いてきたのだ。
「さっきの親しげな女は何?」
と。
俺は、普通に友だちだと返したが、ヤツは納得がいかないみたいだった。
そして、
「浮気だ!僕を捨てる気なんだね!優羽が僕を捨てようと思っても、僕は、優羽を絶対に離したりしないんだから!!」
と、ヤツは俺を縛り上げ、拉致。
そして、現在、監禁中である。
昨日の夜から朝にかけて、ねっとりと体を合わせられ、休む暇もなく攻め立てられる。
体力も限界で、辛いのは俺だと言うのに、灯は部屋の隅でメソメソと泣いている。
「いや、泣きたいの俺だし」
「あぁ!!ごめん、ごめんよ。僕は優羽が好きで溜まらないんだよ!いっそ、優羽を殺して食べてしまいたいくらいに!」
縛られている状況で言われると、冗談に聞こえない。
灯は俺に近づくと、また体をいやらしく触り出す。
いやいや、もう止めてくれ。
「分かった!俺もちゃんと灯が好きだよ!だから、解いてくれよ」
灯は、俺を涙目で見つめる。
図体だけがでかいが、中身は、まるで臆病。
黙っていれば、イケメンなのに、喋ると全てが台無し。
しかも、極度のヤンデレのようだ。
「やだ」
「は!?」
俺は、コイツの恋人。
なぜだか、放っておけなくて、告白されて、つい、了承した。
だって、好きだと屋上のフェンス越しに言われて、今にも落ちようとしている灯に、ノーなんて言えない。
その頃から奇怪な行動は、あったんだけど、更にエスカレートしている気がする。
「ずっと、ここにいてよ。僕が全部養ってあげるし、困る事なんてないよ」
「いやいや、俺を社会から断絶させるなよ」
それに!!
「俺は、お前と普通に過ごしてたいんだよ。恋人として」
男同士でイチャイチャするのもどうかと見られることもあるけど、俺たちには関係ない。
大学も同じで同じ会社で働くという灯の人生設計が建てられているくらいだ。もう、観念するしかない。
「優羽は、ちゃんと考えてくれたんだね!」
抱きつく。
これで、俺の平和は保たれたと思った。
しかし、
「じゃあ、これからも僕たちが二人でいられるように、僕が見張って置かないとね!」
「あ、あぁ」
爽やかな笑顔で、そう言われて、俺は力なく頷くのだった。
10
あなたにおすすめの小説
偽物勇者は愛を乞う
きっせつ
BL
ある日。異世界から本物の勇者が召喚された。
六年間、左目を失いながらも勇者として戦い続けたニルは偽物の烙印を押され、勇者パーティから追い出されてしまう。
偽物勇者として逃げるように人里離れた森の奥の小屋で隠遁生活をし始めたニル。悲嘆に暮れる…事はなく、勇者の重圧から解放された彼は没落人生を楽しもうとして居た矢先、何故か勇者パーティとして今も戦っている筈の騎士が彼の前に現れて……。
時間を戻した後に~妹に全てを奪われたので諦めて無表情伯爵に嫁ぎました~
なりた
BL
悪女リリア・エルレルトには秘密がある。
一つは男であること。
そして、ある一定の未来を知っていること。
エルレルト家の人形として生きてきたアルバートは義妹リリアの策略によって火炙りの刑に処された。
意識を失い目を開けると自称魔女(男)に膝枕されていて…?
魔女はアルバートに『時間を戻す』提案をし、彼はそれを受け入れるが…。
なんと目覚めたのは断罪される2か月前!?
引くに引けない時期に戻されたことを嘆くも、あの忌まわしきイベントを回避するために奔走する。
でも回避した先は変態おじ伯爵と婚姻⁉
まぁどうせ出ていくからいっか!
北方の堅物伯爵×行動力の塊系主人公(途中まで女性)
君に望むは僕の弔辞
爺誤
BL
僕は生まれつき身体が弱かった。父の期待に応えられなかった僕は屋敷のなかで打ち捨てられて、早く死んでしまいたいばかりだった。姉の成人で賑わう屋敷のなか、鍵のかけられた部屋で悲しみに押しつぶされかけた僕は、迷い込んだ客人に外に出してもらった。そこで自分の可能性を知り、希望を抱いた……。
全9話
匂わせBL(エ◻︎なし)。死ネタ注意
表紙はあいえだ様!!
小説家になろうにも投稿
言い逃げしたら5年後捕まった件について。
なるせ
BL
「ずっと、好きだよ。」
…長年ずっと一緒にいた幼馴染に告白をした。
もちろん、アイツがオレをそういう目で見てないのは百も承知だし、返事なんて求めてない。
ただ、これからはもう一緒にいないから…想いを伝えるぐらい、許してくれ。
そう思って告白したのが高校三年生の最後の登校日。……あれから5年経ったんだけど…
なんでアイツに馬乗りにされてるわけ!?
ーーーーー
美形×平凡っていいですよね、、、、
運命じゃない人
万里
BL
旭は、7年間連れ添った相手から突然別れを告げられる。「運命の番に出会ったんだ」と語る彼の言葉は、旭の心を深く傷つけた。積み重ねた日々も未来の約束も、その一言で崩れ去り、番を解消される。残された部屋には彼の痕跡はなく、孤独と喪失感だけが残った。
理解しようと努めるも、涙は止まらず、食事も眠りもままならない。やがて「番に捨てられたΩは死ぬ」という言葉が頭を支配し、旭は絶望の中で自らの手首を切る。意識が遠のき、次に目覚めたのは病院のベッドの上だった。
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
僕はただの妖精だから執着しないで
ふわりんしず。
BL
BLゲームの世界に迷い込んだ桜
役割は…ストーリーにもあまり出てこないただの妖精。主人公、攻略対象者の恋をこっそり応援するはずが…気付いたら皆に執着されてました。
お願いそっとしてて下さい。
♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎
多分短編予定
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる