信じないだろうが、愛しているのはお前だけだと貴方は言う

jun

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のんびりマッタリするつもり



エリー視点


エリソン侯爵邸に来てから、私は部屋から出ていない。
この部屋で全ては生活出来るから。
お風呂もトイレも付いてるし、食事はここで食べるし、自由で快適だ。
監視もついてない。
基本、ここの人達は優しいのだろう。

なので気ままに過ごしていた。

それより、あの男からもらった薬には助かった。
エリソン侯爵令息に飲ませる薬と塗る媚薬と共にもらった薬、処女と思わせる事が出来るとかいう塗り薬。

“挿れる前にコレを塗れ。これを塗ったら破瓜の時のような傷が出来る薬だ。
医者が余程じっくり診ない限り分からない。”

と言っていた。

こんな薬、どこで手に入れるの?こんな薬聞いた事もないわと聞くと、

“この国にはないからな。あるかもしれないが、普通は知らないだろう。どの国もどんな手を使っても知りたい情報を得たい時は何でもやるし、何でも作るんだよ”

と言っていた。
ひょっとしたらあの男は只者ではないのかもしれない。
私にはどうでもいいし、どうなってもいいし。


おかげで処女だと思ってもらえたし、お腹の子も令息の子供だと信じるしかない。

本当は誰の子か分からないが。


何ヶ月か経ってから、侯爵が来た。
今日から護衛とメイドを付けるそうだ。

やっと監視しなきゃと気付いたんだろう。
どんだけのんびりしてるんだか。
きっと私の事を調べているんだろう。
私を監視して、なんとか薬の事、私の交友関係、私の考えてる事などを知りたくて仕方ないようだ。

でも、分かるわけがない。

薬は他国の薬だし、あの店の隣の家は空き家だけど、本当はあの男の持ち家だ。
抜け道からあの家へ通っていたのだから誰にも分からないだろう。
だから私とあの男との関係はバレない。

唯一ヤバいのは卸業者の男と宿屋に行った事だろう。
でも、処女の証拠が残っている限り、どんなに疑っても挿入はしていないと言えば信じるしかない。
相手の男が挿れたと言っても信じないだろう。


ま、あの二人を別れさせる事が出来たのならもう私の復讐は終わったようなものだ。
例え、別れなかったとしても、深く傷付けることは出来た。

子供が生まれようがどうなろうが私はどうでもいい。

何もかもがバレて捕まったとしても、それはそれで構わない。
抵抗する気も、逃げる気も全くない。
もう私の中での復讐は終わった。

その後、もし結婚したとしても数年で離婚するだろうし、大人しくこの屋敷でのんびり過ごすつもりだ。
仕事をやれと言われたらやるし、夜の相手もやれと言われたらするし。

だから食べたい物を食べ、飲みたい時は酒も飲む。

無事に子供が生まれたとしても、愛せる気なんかちっともない。



ただ…あの男と同じ、金髪で赤い瞳だったら…可愛いとは思う…














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