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3日目〜4日目
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「ん....何時だ....ん、?7時?!やべっ!」
「ん?魄うるせぇよー、もうちょっと寝ようぜ」
愛斗は呑気に俺を布団に連れ戻そうとする。
「学校に遅れそうなんだよ!マジで!今日帰り遅くなる!」
「学校?何それ。どっか行くの?俺もついてくわー」
「お前はくんな!きても楽しくねぇぞ!」
「魄と居れるだけで楽しいけどな?」
いきなりの発言に思わず体が固まってしまった。
「あーー....まぁ、、きても良いけど...椅子に座って話聞くだけだぞ?」
「一人で家にいるよりマシだわ。」
「わかったわかった.....って、こんな話してる場合じゃねぇ!行くなら早く行くぞ!」
「うぇ?!ちょっと待ってぇ!!!!」
全力疾走でなんとか電車にギリギリ乗り込み、学校に着いた。
「あっぶねぇぇ.....ギリギリ...」
「わぁぁ、、、この建物すげぇでけぇ...」
「おう、お前あまり変なことしたら追い出すからな?マジで落ち着いててくれ。俺の人生に影響する、」
「わかったぁー」
一応この大学は部外者でも誰かと一緒に来る分には立ち入りOKとなっていて、よく違う大学のところの友達を誘ってくる奴もいた。
???「お!よーはくっち~!元気にしてた~?昨日休んだから心配だったよ、」
急に後ろから声がした。その声にビビって愛斗が飛び上がった。
「うわぁぁぁ!!何?!誰?!」
「愛斗うるさい。こいつは俺の幼馴染の紗倉(さくら)で、俺の元カレ。」
紗倉は言った通り俺の元カレ。全体的に中性な見た目をしていて、背も低い。今でもたまに中学生の女の子に間違われることがあるらしい。
「え、元カレ...?」
紗倉「?はくっちこの子誰?今カレ?」
「あー、こいつ...と...?いや、彼氏じゃない」
紗倉「え!?絶対嘘でしょ?はくっちが彼氏でもない男連れてるのなんて絶対ありえないでしょw」
「え゛、俺と魄って付き合ってないの?」
「告白も何もしてねぇだろ、」
「え?セックスはしたじゃん?」
「あ゛ーーー!お前少し黙っとけ!」
すると紗倉は少しニヤッと笑って愛斗に抱きついた。
紗倉「えーっじゃあ僕この子と付き合いたいなぁ~っめっちゃ格好いいし~っ!」
「は?....あっ」
俺は無意識にイラついてしまった。
紗倉「え~なんで?付き合ってないんでしょー?なら良いじゃん!」
紗倉はずっとニヤニヤしていた。
「あー、わかった、付き合ってるよ、」
紗倉「えー、でも魄が言うには"告白しないと"付き合ってないんでしょー?僕先に告白しようかなぁ~」
紗倉に踊らされてるのがわかって少しイラついたが、正論だから何も言い返せなかった。
「~~~///....あー、愛斗...。俺と付き合ってくれ、//」
「え、あ、、うん...嬉...しい、、//」
紗倉「ふぅ~~~!!お幸せに~!じゃあね~!!w」
紗倉は無邪気に笑って走り去っていった。
俺と愛斗との間には緊張感や恥ずかしさ、嬉しさなどいろんな感情が満ちていた。
「あいつ....次あったら殴ってやる...」
「.......///」
「お前はいつまで照れてんの?w」
「え、、だって、嬉しいから.....」
「あ゛ーもう早く行くぞ!」
俺は愛斗の手を引っ張り講義へ向かった。
1時間半後...
教員「えー、ではそろそろ終わりにしましょう」
「やっと終わったぁぁぁ...魄はこんなの毎日受けてるの、?何言ってるかわからないし、」
「まぁ、大体はそうだな。ちょっと行きたいところあるからついてきてー。」
「えぇー、もう帰ろうよー、」
「何言ってんだよ。まだ講義あるぞ。調べたい資料あるから図書室行きたい」
「わかっだぁー、」
俺が歩き出すとその後ろを愛斗が渋々歩いてきた。周りからは"何あの子!かっこいい..."だの"魄のホスト仲間かな?"だの色々な声が聞こえてきてうざかった。
「なぁ愛斗。」
「んー?何」
「吸血鬼なら姿消せる能力とかないの」
「はぁ?あるわけねぇだろ。なんでさ」
「いやっなんとなく。んで、もう着いたぞ」
扉の先にはとても広い図書室が広がっている。うちの大学では図書室を利用する人が少なく、毎回0~多くても5人くらいしかいない。今回も誰もいなかった。
「うわぁ...ひっろ...」
「あまり大きい声だすなよー。誰か来た時迷惑になっから。まぁ、誰もこねぇと思うけどさ」
「わかったわかった...(ん?なんか変な感じする...)」
「お前はその辺座ってな。俺の欲しいやつ多分奥だからさ。」
「いや、俺もついてくよ。誰か来たら気まずいし」
「それもそうだな」
俺の欲しい本は思った通り1番奥にあった。
「えぇーっと、、どれがいいかな...」
「......ねぇ魄」
「んー?なんだ?」
「ヤらない?」
「はぁ?!何言ってんの?!大学だぞ?!図書室だよ?!」
「いや...なんかさ...めっちゃ体熱くてボーッとする...一回でいいからさ...?」
「流石にダメだ。本汚す可能性あるだろ?今は我慢しろ」
「へぇ...そんなこと言うんだぁ...ねぇねぇ。こっち向いて」
愛斗の言う通りに愛斗の方を見ると、愛斗は俺と目を合わせて人差し指で額に触れた。
「チャーム」
その言葉を聞いた途端頭全体に霧がかかったようにぼやけた。
「あぁ...?お前...何を...?」
「へへへ...ごめん、ほんとに我慢できなくて....魄君は横になってるだけでいいからさ...」
愛斗は俺を仰向けに寝かせ、下を脱がせた。何にも興奮していないはずなのに俺のはガチガチに固くなっていた。愛斗も下を脱いでいて俺のに跨ってきた。
「はぁーっ、はぁーっ、入れるねっ?」
愛斗は腰を下ろし、俺のをゆっくりと入れた。
「はぁ゛っ、、、きもちっ....あっ//あ゛っ、」
愛斗は比較的に小さい声で喘ぎ始めた。大きい声にならないようにゆっくり動かしているらしい。ただ、このスピードだと俺はイこうにもイけず、ずっともどかしかった。
「あぁ゛っ....イクゥっ....ん゛っ!」
愛斗は俺の腹に白濁液をぶちまけた。
「はぁ、、魄はまだイってないよね、?動くねっ」
まぁ、イけないからな。
愛斗は同じスピードで動き始めた。その時、急に頭に靄がかかったような感覚が消え、手足も動くようになった。それがわかった瞬間に俺は
愛斗を押し倒し、正常位の体勢になった。
「やぁっと目が覚めてきたぜぇ.....」
愛斗は初日の夜のように混乱していた
「え......?!なんで、、、なんで...?」
俺は愛斗の口を強く抑えた。
「声出すなよ?散々焦らされたんだ...手加減しねぇぞ」
そう言い俺は激しく腰を動かし始めた。
「ん゛んっ!!!ん゛ーーーっ!!」
「はぁっ、相変わらずきもちっ...」
「んん゛っ!!んん゛ーーっ!!」
「んー?イクの?いいよ~」
愛斗は激しく痙攣し自身の腹に白濁液を出した。
少し止まり、また動き出そうとした時。
ガチャッ
図書室のドアが開く音が聞こえた。
「?!誰か来やがったよ、、愛斗...声出すなよ?」
「ん゛?!」
愛斗は首を横に振ったがお構いなしで動き始めた
「~~~~~っ/////♡♡」
愛斗の首は力んでいて声を押し殺してるのがわかった。愛斗の目には涙が見えたが、その表情すら俺の興奮を掻き立てた。
「はぁっはぁっ、かわいっ、やべっもうイキそっ...」
俺はさらに激しく腰を動かした
「ん゛っんんっ!んん゛んっ!」
「愛斗っ...!イクよっ...」
俺は愛斗の中に白濁液を吐き出した。自分はこのまま余韻に浸っていたかったが、さっき入ってきた人を思い出してすぐに服を着て立ち上がった。
「おい愛斗っお前も服を....」
後ろを振り返ると、本棚の横に一瞬だけ人が見えた気がした。俺は心の中で(あ...終わった...)そう思った。
「愛斗ちょっと待ってて」
「..........」
愛斗は、激しくしたせいか、息をするので精一杯なようだ。もしかしたら勘違いかもしれない...そう思って俺はその本棚の後ろに歩いて行った。すると...そこには少し背が低く、丸眼鏡をかけている女の子が汗を流して立っていた。見た目はオタク女子といえる。ただ、美人とも言えるし、痩せ型で性格が普通で有ればモテる容姿ではあった。
???「ハァァァッッッ.....そそそっそのっ!な、ななな何も見てないですっ.....!!」
「....嘘つけ」
???「あ...え、えぇぇぇと...す、っすいません....」
「いや、まぁ、迷惑かけたのはこっちだけどな...あ、別に見たの気にしなくていいからな。逆に...気分悪くさせたら悪りぃ、」
???「いや、その...めっちゃ尊かったですエヘヘヘヘヘヘヘ...リアルBLって...最高...」
これは...オタク特有の笑い方だ。でも不思議と悪い気はしなかった。
「ならいいんだけどさ...w名前は?」
???「わっわわ私ですか!?えと、、み、美咲って言います...名前とはかけ離れた見た目ですよね...君は?」
「俺は魄。それに、そんなこともないと思うぞ。マイナスなことばっか言ってんなよ。」
美咲「あ、、ああありがとうございますっ、!それと...あっちの方は、?」
「あいつ?愛斗って言うんだよ。自称吸血鬼のインキュバス」
美咲「?!いいい、インキュバス?!に、2次元の話かと思ってました...一度お話ししたいなぁ...」
「多分あいつ暫く起きないぞ。また明日にしときな。」
美咲「え?そっそれは、、また明日も会ってくれるんですか...?」
「?あぁ、別にいいけど?」
美咲「はわわっ...これはもしや友達と言うやつ...?!じゃあまた明日もっ、、よろしくお願いします!!」
彼女は勢いよくお辞儀をして走って出ていった。
「なんだあいつ...あー言うやつとなかなか喋らねぇけどおもしれぇな、w」
まだ倒れている愛斗を見た後、ふと時計を見ると、もう講義が始まっている時間だった。
「?!やっべ!!急がな...あ、こいつどーしよ。.......次でいいや。」
俺は無情にも走って講義へ向かった。
その後の愛斗
「ね゛ぇ!!魄ぅ゛!どこいったのぉ゛!!こんな迷路で1人にしないでぇ゛!」
魄が来るまで叫んでいたんだとさ。
「はぁぁぁ、やっと講義終わったよ、、疲れたぁー、」
俺はそそくさと外へ出ようとしたが、俺はすぐに思い出した。
「あ、あいつ迎えにいってねぇーや。まだ寝てんのかな。」
早歩きで図書室へ向かい、扉を開けると愛斗の叫び声が部屋中に響き渡っていた。
「魄ゔぅぅぅぅ!!どこぉぉ!!!」
「.....うっさ、」
愛斗はその俺が少しこぼした声に反応して泣きじゃくりながら自分にしがみついてきた。
「なんでぇ...なんで置いてったのさぁ!!」
「だって、おきねぇんだもん。」
「ううぅぅぅぅ....!!」
「わぁったわぁった悪かったよ、とにかく帰るぞ、もう、俺は疲れた、」
その後は愛斗を引きずるように電車に乗り家へと帰った。俺は家に帰ってきた瞬間自分の布団にダイブした。
「っっあぁぁぁぁ、、、なんかすげぇ疲れた、」
「なんでだろうねー?」
電車の中で仮眠した愛斗はすっかり正気に戻っていた。
「テメェのせいだバカ。もう連れてかねーから」
「ねぇー!ごめんー!もうやらないから!仲直りしよっ」
愛斗はそういうと布団で仰向けになっている俺に覆いかぶさるように顔を近づけてきた。
「え、何。またやんの?」
「ちげーよバーカ!普通この展開はチューだろ!大体お前はそういうとこがっ...」
「うっせぇよっ」
俺は愛斗の首の後ろに腕を回して顔をもっと引き寄せ、愛斗にキスをした。
「んっ?!んん...」
愛斗の表情が少しずつとろけていくのがわかった。
俺が愛斗を引き離そうとすると愛斗は俺の腕を払い、両手で俺の顔を固定した。
「んーん!(だーめ!)」
「ん?!」
俺は必死に引き離そうとしたが、この細い体からは考えられない力で抵抗された。
結局3分間くらいキスされ続けたと思う。
「ぷはぁっ、許してくれた?」
「長ぇよ!逆効果だわ!」
「えぇー、じゃあする?今回は俺が受けでいいよー!」
「今回はじゃなくて今回もな。てか今日は疲れたからもう寝るわ。」
予想外の反応だったのか愛斗はかなりびっくりした表情を見せた。
「え、ちょ、え?!シないの?!てか夜ご飯は?!」
「性欲バケモンかよ、お前も寝るぞ。」
この辺から眠すぎて頭が回っていなかった。
「え、俺眠くないし。寝てていいよ起こさないし襲わんから」
俺は近くから離れようとする愛斗の腕を掴んだ。
「お前と寝たいんだけど」
「?!?!?え、ど、どーした?」
言った後に俺が言った言葉を理解して一気に恥ずかしくなった。
「......今のなしで」
「え゛可愛かったのに。しょうがないなぁー!一緒に寝てあげよう!」
「うるせぇよ、もう寝る」
俺はそのまま気絶するように寝てしまった。ただ、その中でも愛斗が俺の腕の中に入ってくる温まりだけは感じ取ることができた。
.........
「ん....もう朝か...」
「おはよ」
俺が目を覚ますと先に起きていた愛斗が俺の方を見ながら横になっていた。
「また魄行っちゃうの?」
「ん?今日は大学休みっ。1日家にいるよ」
「やったぁ//」
そういうと愛斗は俺に抱きついてきた。
俺は不覚にも可愛いと思ってしまった。
「先シャワー浴びてくる。目覚ましてくるわ」
「!じゃあ一緒に浴びよ!」
予想外なのと寝起きで頭が回っていなかったのもあって、思考が追いつかなかった。
「...は?」
「え、一緒にシャワー浴びよって」
「...別にいいけど...」
なんで了承したのか俺すらわからないが、嫌な気持ちはしなかった。多分ボケてたんだと思う。
「やったぁ!へへ、w」
俺らは脱衣所で服を脱ぎ始めた。
「....全部脱ぐの?」
緊張してるのか、あたりまえ体操ほどの謎質問を投げかけてしまった。
「.....え?な、何を言っとる?今からシャワー浴びるんだよ、?w」
「あ。今の忘れて」
「無理」
「殺す」
「え゛」
そんなこんなでお互い服を脱ぎ、風呂場に入った。
「...お前さ。なんでもう勃ってんの?もうやる気満々じゃん。」
「えぇー、だっていいじゃん、昨日してないし、今日はさ、いっぱいやろ、?」
「わかったよ、汚れんだから先やるか、」
愛斗が可愛らしくおねだりしてきたので、俺は流されてしまった。
「ねぇ、今日は攻めでいーい?」
「いいよ。」
俺は立ったまま壁に手をつき尻を突き出した
「えー!今日なんか魄優しいぃ!指入れるよ?」
愛斗は2本の指を俺の中に入れてきた。指を入れられるのは久しぶりで妙に気持ち良く感じた。
「はぁぁぁっ、、あっ...はぁっ、」
「魄君の前立腺ここ~?」
愛斗が俺の中の一部を叩く。それと同時に電気が流れるような強い快感が流れた。
「あ゛ぁぁぁっ?!あ゛っ、、ん゛...」
「ビンゴ~!とんとんしてあげる~」
愛斗は立て続けに責め立てる。
「あ゛っっ、、、おまえ゛っっ...いい加減にい゛ぃっ!!あ゛ぁぁっ、、イグイグっ!!」
その時、愛斗は指をすぐに引き抜いた。
「だめー!魄にはこっちでイってほしい♡」
そう言うと愛斗は俺の穴に愛斗のを当てて一気に押し込んだ。
「ゔっ........」
気持ち良すぎてもはや声が出なかった。頭がチカチカして電気が走ったかのように全身が震えた。ただ、射精している感覚はなかった。
「魄君気持ちよさそ~...あれ?魄君...ドライしちゃった?へへっドライ覚えちゃったんだぁ」
こんな言い方されたら普通はブチギレるが、今の俺に言葉の意味を考える力なんてなかった。
「へ....?あぁっ....」
俺は下半身にほとんど力が入っていなかったが、愛斗が支えてくれているおかげでなんとか立っていられた。
「魄君動くねぇ?」
俺を支えたまま愛斗は最初から激しく動き始めた。
「あ゛っっ!!ま゛って?!?!この姿勢っっ!!当たるぅ゛っっ....やばぁ゛っっあぁ゛っだめっ...」
「あぁ♡これ俺も気持ちいいぃっ♡」
「あ゛っっちょっっイグがら゛っっ!!あゔっ...」
また頭に電流が走ったかのような快感が押し寄せた。俺はなんとか意識を保てているだけだった。そんなイった俺を気にせず愛斗は腰を振り続けた。
「あ゛ぁぁぁっ!イ゛ってる゛っ!!止まっでぇぇっ!!」
「あはっ♡ずっとイってるねー?でもっ俺もそろそろイきそっ...」
愛斗はイク瞬間に俺に腰を密着させて俺の中に白濁液を吐き出した。愛斗の精子が勢いよく出され、その刺激でまたイってしまった。愛斗が抜いた瞬間に俺は膝から崩れ落ちて、その場に座り込んだ。俺はその後もビクビクと震えていた。
「ハーッハーッ、」
「魄大丈夫ー?」
魄は俺に後ろから抱きついてきた。
「大丈夫じゃねぇよ...頭トブかと思ったわ、」
「でもそんな気持ちよかったんだぁ~いっぱいメス○キしてたもんね♡」
「あ?殺すぞ」
「へへへ//ごめんねっキスしよ」
「んむっ...」
愛斗は俺が答える前に唇を重ねてきた。
「ぷはっ...シャワー浴びよ~」
「はぁー、どれだけ時間かかってんだよ、」
「でも気持ちよかったでしょ?」
「.......そーだな」
言い返したかったが、言い返す気がなくなるくらい今回のは気持ちよかった。
この後は何事もなかったかのようにシャワーをお互い浴びた。俺はシャワーを浴びてさっぱりするどころか疲労が溜まり、服を着た後に布団に倒れ込んだ。
「つっかれたぁー...」
「ごめんごめん!すぐ朝ご飯作るから待っててなー」
「おけー。」
俺はそのまま少し眠りについてしまった。少ししてから愛斗の声が耳に入ってくる。
「......!....く!....魄!」
「ん、?あぁ、ごめん寝てたわ...」
「もー、ご飯冷めちゃうから早く起きてー。」
愛斗が作ってくれた朝食を食べ、少しずつ目が覚めてきた。
「ご馳走さん。相変わらず料理うまいな。」
「お粗末さま。ありがとね!第二回戦はする?w」
「俺が攻めならな!もう受けは懲り懲りだよ。」
「まぁ、俺はどっちでもいいけどね~♪早くシよ~?」
愛斗は布団の上に横になり、俺を手招きした。
「はぁ、お前どんだけ.....まぁ休みだし相手してやるよ、」
俺も布団に移動し、愛斗の腰の近くに座った。
「勃たないから勃たせて」
おそらく疲労のせいだろうか、雰囲気に慣れてきたからか、この時はあまり勃たなかった。
「ん!おけ~!フェラでいいの?それともチャームしてあげるー?」
「殺すぞ」
「ごめんごめん!w早く脱いでっ」
「ん、ガチで勃たせるだけでいいから。」
俺は下を脱ぎ、自分のを愛斗の前に出した。
「ん!ふぁふぁっえう(わかってる)」
「んっ...はぁぁっ、、気持ち...」
今まで全然勃ってなかった俺のは一瞬で勃った。
「愛斗もういいよっ...もう入れたい」
「ん。ふぁふぁっあぁ(わかったぁ)っ。ぷはっ、んっ!きていいよ~?」
俺は愛斗の尻に俺のを当て、ゆっくりと中に入れた。
「んっ...はぁぁっ、魄の大きいっ///」
「はぁぁっ...お前の中、相変わらずやばっ...」
愛斗の中は俺のに絡みついてきて、早く出せと言わんばかりに刺激してくる。
「動くぞっ...」
俺は早く動くとすぐに持っていかれそうで、ゆっくり動き始めた
「んっ...あはぁっ...気持ちいぃっ...魄ぅもっと早くぅっ...」
「んっ、、だめっ、すぐイっちゃうからっ、」
「んんんっ!」
体位は正常位だったのだが、愛斗は上体を持ち上げ、俺を押し倒した。
「へへぇwたまには騎乗位でもいいでしょ?」
「え、ちょ、お前マジで勘弁しr...」
愛斗は俺の声を聞く前に腰を動かし始めた。
「あぁっ♡これぇっ//良いとこ当たる゛っ//」
「ちょっまじっ...!はぁぁぁっ...やばっ...」
少しでも油断したら出してしまいそうだった。
「魄ぅ゛っ!一緒にイこっ...!」
「俺はもうとっくに限界だっつの...!」
「はぁ゛っ!イグっ...!」
愛斗がイくのと同時に俺も愛斗の中で絶頂した。愛との体が俺の上でガクガクと震えた。
「はっ、あ゛っ...気持ちいぃ...」
「はぁ、はぁ、愛斗...もう今日は止めな、これ以上やったら明後日まで疲れ取れなくなるわ」
俺がそう言った途端に、余韻に浸っていた愛斗は急に表情を変えた。
「えぇー!!なんで!まだやれるって!もうちょっと休憩したら大丈夫だよ!」
「性欲バケモンが。てめぇと俺じゃちげぇんだよあほ。」
「えぇー、せっかくの休みだってのに。」
「.....お前「休み」の意味知ってるか?セックスするための日じゃねぇんだわ。疲れを取る日なんだわ。」
「ちぇー、しょうがねぇなぁ、」
この日は疲れから何もやる気が出ず、本当に寝る→食うの繰り返しだった。俺は今日に限って生きてる感じが全然しなかった。
いつのまにか時間は午後の7時くらいを指していた。
「ねぇー魄ぅー、本当にもう今日ヤらないのー?」
「ヤらねぇよ、体力どうなってんだお前。」
「えー、一回だけ!舐めてくれるだけで良いから!ね?」
「......はぁ、一回だけな、」
拒否して五月蝿くされるのも面倒だから一回だけ相手をしてやることにした。
「やったぁ!ありがと魄っ」
そう言って愛斗は俺にキスをしてきた。
「じゃあ早速いい、?」
愛斗は俺の顔の前に愛斗のものを突きつけてきた。
「...なんでお前もう勃ってるの?」
「俺いつでも戦闘準備できてるから!」
「かっこよくねぇよ。」
「へへへw良いから早くっ」
「あいあい、」
俺は愛斗の先を咥え込んだ。
「はぁっ...気持ちぃ....」
俺は亀頭を刺激し続けた。
「魄....もっと奥...」
「はほつあえるあらやら(顎疲れるからやだ)」
ほんとはめんどくさかっただけだが、適当な理由をつけて咥え込まなかった。
「.......んー....じれったい!!!」
愛斗はそういうと俺の頭をがっしりと掴み俺の喉奥に根元まで押し込んだ。
「?!?!お゛ぇっん゛っかはっ...」
俺はここまで押し込まれたのは初めてだったから驚きと吐き気を隠せなかった。
「あぁ...奥めっちゃ締まる....!!魄の喉気持ちいいよ...」
愛斗の腰を腕で強く押し返してもその倍くらいの力で押し返してくる。
「魄そろそろ出すね....!」
「ごっ...!あごひあえ゛(外に出せ)」
俺は愛斗の腰を叩き、そう伝えたかった。
「あっ....イクっ...!」
愛斗は話を聞かなかったと言うより俺が何も言っているのかわからなかったのか、喉奥にそのまま射精した。出し終えると愛斗はすぐ腰を引いた。
「がはっゲホッゲホッ....はぁーっ...はぁーっ...お前...ゲホッぜってぇ殺す...」
「ごめんごめん!でも焦らす魄も悪いよ?」
「うるせぇよ....」
俺は結構真面目にイラついていた。
その様子がわかったのか愛斗はその場で黙り込んでいた。俺は水を一杯飲み、布団に潜り、愛斗の分の毛布を外に出し、俺はソファを指差した
「お前今日あっちで寝ろ。」
「え、?なんで...」
「イラついてんだよ。今はお前と寝たくない。文句言うなら追い出す。」
「.......ごめん」
愛斗は毛布を拾い上げボソッとそう言った。その声は涙交じりに聞こえたが、今の俺は気にすることもしなかった。
「ん?魄うるせぇよー、もうちょっと寝ようぜ」
愛斗は呑気に俺を布団に連れ戻そうとする。
「学校に遅れそうなんだよ!マジで!今日帰り遅くなる!」
「学校?何それ。どっか行くの?俺もついてくわー」
「お前はくんな!きても楽しくねぇぞ!」
「魄と居れるだけで楽しいけどな?」
いきなりの発言に思わず体が固まってしまった。
「あーー....まぁ、、きても良いけど...椅子に座って話聞くだけだぞ?」
「一人で家にいるよりマシだわ。」
「わかったわかった.....って、こんな話してる場合じゃねぇ!行くなら早く行くぞ!」
「うぇ?!ちょっと待ってぇ!!!!」
全力疾走でなんとか電車にギリギリ乗り込み、学校に着いた。
「あっぶねぇぇ.....ギリギリ...」
「わぁぁ、、、この建物すげぇでけぇ...」
「おう、お前あまり変なことしたら追い出すからな?マジで落ち着いててくれ。俺の人生に影響する、」
「わかったぁー」
一応この大学は部外者でも誰かと一緒に来る分には立ち入りOKとなっていて、よく違う大学のところの友達を誘ってくる奴もいた。
???「お!よーはくっち~!元気にしてた~?昨日休んだから心配だったよ、」
急に後ろから声がした。その声にビビって愛斗が飛び上がった。
「うわぁぁぁ!!何?!誰?!」
「愛斗うるさい。こいつは俺の幼馴染の紗倉(さくら)で、俺の元カレ。」
紗倉は言った通り俺の元カレ。全体的に中性な見た目をしていて、背も低い。今でもたまに中学生の女の子に間違われることがあるらしい。
「え、元カレ...?」
紗倉「?はくっちこの子誰?今カレ?」
「あー、こいつ...と...?いや、彼氏じゃない」
紗倉「え!?絶対嘘でしょ?はくっちが彼氏でもない男連れてるのなんて絶対ありえないでしょw」
「え゛、俺と魄って付き合ってないの?」
「告白も何もしてねぇだろ、」
「え?セックスはしたじゃん?」
「あ゛ーーー!お前少し黙っとけ!」
すると紗倉は少しニヤッと笑って愛斗に抱きついた。
紗倉「えーっじゃあ僕この子と付き合いたいなぁ~っめっちゃ格好いいし~っ!」
「は?....あっ」
俺は無意識にイラついてしまった。
紗倉「え~なんで?付き合ってないんでしょー?なら良いじゃん!」
紗倉はずっとニヤニヤしていた。
「あー、わかった、付き合ってるよ、」
紗倉「えー、でも魄が言うには"告白しないと"付き合ってないんでしょー?僕先に告白しようかなぁ~」
紗倉に踊らされてるのがわかって少しイラついたが、正論だから何も言い返せなかった。
「~~~///....あー、愛斗...。俺と付き合ってくれ、//」
「え、あ、、うん...嬉...しい、、//」
紗倉「ふぅ~~~!!お幸せに~!じゃあね~!!w」
紗倉は無邪気に笑って走り去っていった。
俺と愛斗との間には緊張感や恥ずかしさ、嬉しさなどいろんな感情が満ちていた。
「あいつ....次あったら殴ってやる...」
「.......///」
「お前はいつまで照れてんの?w」
「え、、だって、嬉しいから.....」
「あ゛ーもう早く行くぞ!」
俺は愛斗の手を引っ張り講義へ向かった。
1時間半後...
教員「えー、ではそろそろ終わりにしましょう」
「やっと終わったぁぁぁ...魄はこんなの毎日受けてるの、?何言ってるかわからないし、」
「まぁ、大体はそうだな。ちょっと行きたいところあるからついてきてー。」
「えぇー、もう帰ろうよー、」
「何言ってんだよ。まだ講義あるぞ。調べたい資料あるから図書室行きたい」
「わかっだぁー、」
俺が歩き出すとその後ろを愛斗が渋々歩いてきた。周りからは"何あの子!かっこいい..."だの"魄のホスト仲間かな?"だの色々な声が聞こえてきてうざかった。
「なぁ愛斗。」
「んー?何」
「吸血鬼なら姿消せる能力とかないの」
「はぁ?あるわけねぇだろ。なんでさ」
「いやっなんとなく。んで、もう着いたぞ」
扉の先にはとても広い図書室が広がっている。うちの大学では図書室を利用する人が少なく、毎回0~多くても5人くらいしかいない。今回も誰もいなかった。
「うわぁ...ひっろ...」
「あまり大きい声だすなよー。誰か来た時迷惑になっから。まぁ、誰もこねぇと思うけどさ」
「わかったわかった...(ん?なんか変な感じする...)」
「お前はその辺座ってな。俺の欲しいやつ多分奥だからさ。」
「いや、俺もついてくよ。誰か来たら気まずいし」
「それもそうだな」
俺の欲しい本は思った通り1番奥にあった。
「えぇーっと、、どれがいいかな...」
「......ねぇ魄」
「んー?なんだ?」
「ヤらない?」
「はぁ?!何言ってんの?!大学だぞ?!図書室だよ?!」
「いや...なんかさ...めっちゃ体熱くてボーッとする...一回でいいからさ...?」
「流石にダメだ。本汚す可能性あるだろ?今は我慢しろ」
「へぇ...そんなこと言うんだぁ...ねぇねぇ。こっち向いて」
愛斗の言う通りに愛斗の方を見ると、愛斗は俺と目を合わせて人差し指で額に触れた。
「チャーム」
その言葉を聞いた途端頭全体に霧がかかったようにぼやけた。
「あぁ...?お前...何を...?」
「へへへ...ごめん、ほんとに我慢できなくて....魄君は横になってるだけでいいからさ...」
愛斗は俺を仰向けに寝かせ、下を脱がせた。何にも興奮していないはずなのに俺のはガチガチに固くなっていた。愛斗も下を脱いでいて俺のに跨ってきた。
「はぁーっ、はぁーっ、入れるねっ?」
愛斗は腰を下ろし、俺のをゆっくりと入れた。
「はぁ゛っ、、、きもちっ....あっ//あ゛っ、」
愛斗は比較的に小さい声で喘ぎ始めた。大きい声にならないようにゆっくり動かしているらしい。ただ、このスピードだと俺はイこうにもイけず、ずっともどかしかった。
「あぁ゛っ....イクゥっ....ん゛っ!」
愛斗は俺の腹に白濁液をぶちまけた。
「はぁ、、魄はまだイってないよね、?動くねっ」
まぁ、イけないからな。
愛斗は同じスピードで動き始めた。その時、急に頭に靄がかかったような感覚が消え、手足も動くようになった。それがわかった瞬間に俺は
愛斗を押し倒し、正常位の体勢になった。
「やぁっと目が覚めてきたぜぇ.....」
愛斗は初日の夜のように混乱していた
「え......?!なんで、、、なんで...?」
俺は愛斗の口を強く抑えた。
「声出すなよ?散々焦らされたんだ...手加減しねぇぞ」
そう言い俺は激しく腰を動かし始めた。
「ん゛んっ!!!ん゛ーーーっ!!」
「はぁっ、相変わらずきもちっ...」
「んん゛っ!!んん゛ーーっ!!」
「んー?イクの?いいよ~」
愛斗は激しく痙攣し自身の腹に白濁液を出した。
少し止まり、また動き出そうとした時。
ガチャッ
図書室のドアが開く音が聞こえた。
「?!誰か来やがったよ、、愛斗...声出すなよ?」
「ん゛?!」
愛斗は首を横に振ったがお構いなしで動き始めた
「~~~~~っ/////♡♡」
愛斗の首は力んでいて声を押し殺してるのがわかった。愛斗の目には涙が見えたが、その表情すら俺の興奮を掻き立てた。
「はぁっはぁっ、かわいっ、やべっもうイキそっ...」
俺はさらに激しく腰を動かした
「ん゛っんんっ!んん゛んっ!」
「愛斗っ...!イクよっ...」
俺は愛斗の中に白濁液を吐き出した。自分はこのまま余韻に浸っていたかったが、さっき入ってきた人を思い出してすぐに服を着て立ち上がった。
「おい愛斗っお前も服を....」
後ろを振り返ると、本棚の横に一瞬だけ人が見えた気がした。俺は心の中で(あ...終わった...)そう思った。
「愛斗ちょっと待ってて」
「..........」
愛斗は、激しくしたせいか、息をするので精一杯なようだ。もしかしたら勘違いかもしれない...そう思って俺はその本棚の後ろに歩いて行った。すると...そこには少し背が低く、丸眼鏡をかけている女の子が汗を流して立っていた。見た目はオタク女子といえる。ただ、美人とも言えるし、痩せ型で性格が普通で有ればモテる容姿ではあった。
???「ハァァァッッッ.....そそそっそのっ!な、ななな何も見てないですっ.....!!」
「....嘘つけ」
???「あ...え、えぇぇぇと...す、っすいません....」
「いや、まぁ、迷惑かけたのはこっちだけどな...あ、別に見たの気にしなくていいからな。逆に...気分悪くさせたら悪りぃ、」
???「いや、その...めっちゃ尊かったですエヘヘヘヘヘヘヘ...リアルBLって...最高...」
これは...オタク特有の笑い方だ。でも不思議と悪い気はしなかった。
「ならいいんだけどさ...w名前は?」
???「わっわわ私ですか!?えと、、み、美咲って言います...名前とはかけ離れた見た目ですよね...君は?」
「俺は魄。それに、そんなこともないと思うぞ。マイナスなことばっか言ってんなよ。」
美咲「あ、、ああありがとうございますっ、!それと...あっちの方は、?」
「あいつ?愛斗って言うんだよ。自称吸血鬼のインキュバス」
美咲「?!いいい、インキュバス?!に、2次元の話かと思ってました...一度お話ししたいなぁ...」
「多分あいつ暫く起きないぞ。また明日にしときな。」
美咲「え?そっそれは、、また明日も会ってくれるんですか...?」
「?あぁ、別にいいけど?」
美咲「はわわっ...これはもしや友達と言うやつ...?!じゃあまた明日もっ、、よろしくお願いします!!」
彼女は勢いよくお辞儀をして走って出ていった。
「なんだあいつ...あー言うやつとなかなか喋らねぇけどおもしれぇな、w」
まだ倒れている愛斗を見た後、ふと時計を見ると、もう講義が始まっている時間だった。
「?!やっべ!!急がな...あ、こいつどーしよ。.......次でいいや。」
俺は無情にも走って講義へ向かった。
その後の愛斗
「ね゛ぇ!!魄ぅ゛!どこいったのぉ゛!!こんな迷路で1人にしないでぇ゛!」
魄が来るまで叫んでいたんだとさ。
「はぁぁぁ、やっと講義終わったよ、、疲れたぁー、」
俺はそそくさと外へ出ようとしたが、俺はすぐに思い出した。
「あ、あいつ迎えにいってねぇーや。まだ寝てんのかな。」
早歩きで図書室へ向かい、扉を開けると愛斗の叫び声が部屋中に響き渡っていた。
「魄ゔぅぅぅぅ!!どこぉぉ!!!」
「.....うっさ、」
愛斗はその俺が少しこぼした声に反応して泣きじゃくりながら自分にしがみついてきた。
「なんでぇ...なんで置いてったのさぁ!!」
「だって、おきねぇんだもん。」
「ううぅぅぅぅ....!!」
「わぁったわぁった悪かったよ、とにかく帰るぞ、もう、俺は疲れた、」
その後は愛斗を引きずるように電車に乗り家へと帰った。俺は家に帰ってきた瞬間自分の布団にダイブした。
「っっあぁぁぁぁ、、、なんかすげぇ疲れた、」
「なんでだろうねー?」
電車の中で仮眠した愛斗はすっかり正気に戻っていた。
「テメェのせいだバカ。もう連れてかねーから」
「ねぇー!ごめんー!もうやらないから!仲直りしよっ」
愛斗はそういうと布団で仰向けになっている俺に覆いかぶさるように顔を近づけてきた。
「え、何。またやんの?」
「ちげーよバーカ!普通この展開はチューだろ!大体お前はそういうとこがっ...」
「うっせぇよっ」
俺は愛斗の首の後ろに腕を回して顔をもっと引き寄せ、愛斗にキスをした。
「んっ?!んん...」
愛斗の表情が少しずつとろけていくのがわかった。
俺が愛斗を引き離そうとすると愛斗は俺の腕を払い、両手で俺の顔を固定した。
「んーん!(だーめ!)」
「ん?!」
俺は必死に引き離そうとしたが、この細い体からは考えられない力で抵抗された。
結局3分間くらいキスされ続けたと思う。
「ぷはぁっ、許してくれた?」
「長ぇよ!逆効果だわ!」
「えぇー、じゃあする?今回は俺が受けでいいよー!」
「今回はじゃなくて今回もな。てか今日は疲れたからもう寝るわ。」
予想外の反応だったのか愛斗はかなりびっくりした表情を見せた。
「え、ちょ、え?!シないの?!てか夜ご飯は?!」
「性欲バケモンかよ、お前も寝るぞ。」
この辺から眠すぎて頭が回っていなかった。
「え、俺眠くないし。寝てていいよ起こさないし襲わんから」
俺は近くから離れようとする愛斗の腕を掴んだ。
「お前と寝たいんだけど」
「?!?!?え、ど、どーした?」
言った後に俺が言った言葉を理解して一気に恥ずかしくなった。
「......今のなしで」
「え゛可愛かったのに。しょうがないなぁー!一緒に寝てあげよう!」
「うるせぇよ、もう寝る」
俺はそのまま気絶するように寝てしまった。ただ、その中でも愛斗が俺の腕の中に入ってくる温まりだけは感じ取ることができた。
.........
「ん....もう朝か...」
「おはよ」
俺が目を覚ますと先に起きていた愛斗が俺の方を見ながら横になっていた。
「また魄行っちゃうの?」
「ん?今日は大学休みっ。1日家にいるよ」
「やったぁ//」
そういうと愛斗は俺に抱きついてきた。
俺は不覚にも可愛いと思ってしまった。
「先シャワー浴びてくる。目覚ましてくるわ」
「!じゃあ一緒に浴びよ!」
予想外なのと寝起きで頭が回っていなかったのもあって、思考が追いつかなかった。
「...は?」
「え、一緒にシャワー浴びよって」
「...別にいいけど...」
なんで了承したのか俺すらわからないが、嫌な気持ちはしなかった。多分ボケてたんだと思う。
「やったぁ!へへ、w」
俺らは脱衣所で服を脱ぎ始めた。
「....全部脱ぐの?」
緊張してるのか、あたりまえ体操ほどの謎質問を投げかけてしまった。
「.....え?な、何を言っとる?今からシャワー浴びるんだよ、?w」
「あ。今の忘れて」
「無理」
「殺す」
「え゛」
そんなこんなでお互い服を脱ぎ、風呂場に入った。
「...お前さ。なんでもう勃ってんの?もうやる気満々じゃん。」
「えぇー、だっていいじゃん、昨日してないし、今日はさ、いっぱいやろ、?」
「わかったよ、汚れんだから先やるか、」
愛斗が可愛らしくおねだりしてきたので、俺は流されてしまった。
「ねぇ、今日は攻めでいーい?」
「いいよ。」
俺は立ったまま壁に手をつき尻を突き出した
「えー!今日なんか魄優しいぃ!指入れるよ?」
愛斗は2本の指を俺の中に入れてきた。指を入れられるのは久しぶりで妙に気持ち良く感じた。
「はぁぁぁっ、、あっ...はぁっ、」
「魄君の前立腺ここ~?」
愛斗が俺の中の一部を叩く。それと同時に電気が流れるような強い快感が流れた。
「あ゛ぁぁぁっ?!あ゛っ、、ん゛...」
「ビンゴ~!とんとんしてあげる~」
愛斗は立て続けに責め立てる。
「あ゛っっ、、、おまえ゛っっ...いい加減にい゛ぃっ!!あ゛ぁぁっ、、イグイグっ!!」
その時、愛斗は指をすぐに引き抜いた。
「だめー!魄にはこっちでイってほしい♡」
そう言うと愛斗は俺の穴に愛斗のを当てて一気に押し込んだ。
「ゔっ........」
気持ち良すぎてもはや声が出なかった。頭がチカチカして電気が走ったかのように全身が震えた。ただ、射精している感覚はなかった。
「魄君気持ちよさそ~...あれ?魄君...ドライしちゃった?へへっドライ覚えちゃったんだぁ」
こんな言い方されたら普通はブチギレるが、今の俺に言葉の意味を考える力なんてなかった。
「へ....?あぁっ....」
俺は下半身にほとんど力が入っていなかったが、愛斗が支えてくれているおかげでなんとか立っていられた。
「魄君動くねぇ?」
俺を支えたまま愛斗は最初から激しく動き始めた。
「あ゛っっ!!ま゛って?!?!この姿勢っっ!!当たるぅ゛っっ....やばぁ゛っっあぁ゛っだめっ...」
「あぁ♡これ俺も気持ちいいぃっ♡」
「あ゛っっちょっっイグがら゛っっ!!あゔっ...」
また頭に電流が走ったかのような快感が押し寄せた。俺はなんとか意識を保てているだけだった。そんなイった俺を気にせず愛斗は腰を振り続けた。
「あ゛ぁぁぁっ!イ゛ってる゛っ!!止まっでぇぇっ!!」
「あはっ♡ずっとイってるねー?でもっ俺もそろそろイきそっ...」
愛斗はイク瞬間に俺に腰を密着させて俺の中に白濁液を吐き出した。愛斗の精子が勢いよく出され、その刺激でまたイってしまった。愛斗が抜いた瞬間に俺は膝から崩れ落ちて、その場に座り込んだ。俺はその後もビクビクと震えていた。
「ハーッハーッ、」
「魄大丈夫ー?」
魄は俺に後ろから抱きついてきた。
「大丈夫じゃねぇよ...頭トブかと思ったわ、」
「でもそんな気持ちよかったんだぁ~いっぱいメス○キしてたもんね♡」
「あ?殺すぞ」
「へへへ//ごめんねっキスしよ」
「んむっ...」
愛斗は俺が答える前に唇を重ねてきた。
「ぷはっ...シャワー浴びよ~」
「はぁー、どれだけ時間かかってんだよ、」
「でも気持ちよかったでしょ?」
「.......そーだな」
言い返したかったが、言い返す気がなくなるくらい今回のは気持ちよかった。
この後は何事もなかったかのようにシャワーをお互い浴びた。俺はシャワーを浴びてさっぱりするどころか疲労が溜まり、服を着た後に布団に倒れ込んだ。
「つっかれたぁー...」
「ごめんごめん!すぐ朝ご飯作るから待っててなー」
「おけー。」
俺はそのまま少し眠りについてしまった。少ししてから愛斗の声が耳に入ってくる。
「......!....く!....魄!」
「ん、?あぁ、ごめん寝てたわ...」
「もー、ご飯冷めちゃうから早く起きてー。」
愛斗が作ってくれた朝食を食べ、少しずつ目が覚めてきた。
「ご馳走さん。相変わらず料理うまいな。」
「お粗末さま。ありがとね!第二回戦はする?w」
「俺が攻めならな!もう受けは懲り懲りだよ。」
「まぁ、俺はどっちでもいいけどね~♪早くシよ~?」
愛斗は布団の上に横になり、俺を手招きした。
「はぁ、お前どんだけ.....まぁ休みだし相手してやるよ、」
俺も布団に移動し、愛斗の腰の近くに座った。
「勃たないから勃たせて」
おそらく疲労のせいだろうか、雰囲気に慣れてきたからか、この時はあまり勃たなかった。
「ん!おけ~!フェラでいいの?それともチャームしてあげるー?」
「殺すぞ」
「ごめんごめん!w早く脱いでっ」
「ん、ガチで勃たせるだけでいいから。」
俺は下を脱ぎ、自分のを愛斗の前に出した。
「ん!ふぁふぁっえう(わかってる)」
「んっ...はぁぁっ、、気持ち...」
今まで全然勃ってなかった俺のは一瞬で勃った。
「愛斗もういいよっ...もう入れたい」
「ん。ふぁふぁっあぁ(わかったぁ)っ。ぷはっ、んっ!きていいよ~?」
俺は愛斗の尻に俺のを当て、ゆっくりと中に入れた。
「んっ...はぁぁっ、魄の大きいっ///」
「はぁぁっ...お前の中、相変わらずやばっ...」
愛斗の中は俺のに絡みついてきて、早く出せと言わんばかりに刺激してくる。
「動くぞっ...」
俺は早く動くとすぐに持っていかれそうで、ゆっくり動き始めた
「んっ...あはぁっ...気持ちいぃっ...魄ぅもっと早くぅっ...」
「んっ、、だめっ、すぐイっちゃうからっ、」
「んんんっ!」
体位は正常位だったのだが、愛斗は上体を持ち上げ、俺を押し倒した。
「へへぇwたまには騎乗位でもいいでしょ?」
「え、ちょ、お前マジで勘弁しr...」
愛斗は俺の声を聞く前に腰を動かし始めた。
「あぁっ♡これぇっ//良いとこ当たる゛っ//」
「ちょっまじっ...!はぁぁぁっ...やばっ...」
少しでも油断したら出してしまいそうだった。
「魄ぅ゛っ!一緒にイこっ...!」
「俺はもうとっくに限界だっつの...!」
「はぁ゛っ!イグっ...!」
愛斗がイくのと同時に俺も愛斗の中で絶頂した。愛との体が俺の上でガクガクと震えた。
「はっ、あ゛っ...気持ちいぃ...」
「はぁ、はぁ、愛斗...もう今日は止めな、これ以上やったら明後日まで疲れ取れなくなるわ」
俺がそう言った途端に、余韻に浸っていた愛斗は急に表情を変えた。
「えぇー!!なんで!まだやれるって!もうちょっと休憩したら大丈夫だよ!」
「性欲バケモンが。てめぇと俺じゃちげぇんだよあほ。」
「えぇー、せっかくの休みだってのに。」
「.....お前「休み」の意味知ってるか?セックスするための日じゃねぇんだわ。疲れを取る日なんだわ。」
「ちぇー、しょうがねぇなぁ、」
この日は疲れから何もやる気が出ず、本当に寝る→食うの繰り返しだった。俺は今日に限って生きてる感じが全然しなかった。
いつのまにか時間は午後の7時くらいを指していた。
「ねぇー魄ぅー、本当にもう今日ヤらないのー?」
「ヤらねぇよ、体力どうなってんだお前。」
「えー、一回だけ!舐めてくれるだけで良いから!ね?」
「......はぁ、一回だけな、」
拒否して五月蝿くされるのも面倒だから一回だけ相手をしてやることにした。
「やったぁ!ありがと魄っ」
そう言って愛斗は俺にキスをしてきた。
「じゃあ早速いい、?」
愛斗は俺の顔の前に愛斗のものを突きつけてきた。
「...なんでお前もう勃ってるの?」
「俺いつでも戦闘準備できてるから!」
「かっこよくねぇよ。」
「へへへw良いから早くっ」
「あいあい、」
俺は愛斗の先を咥え込んだ。
「はぁっ...気持ちぃ....」
俺は亀頭を刺激し続けた。
「魄....もっと奥...」
「はほつあえるあらやら(顎疲れるからやだ)」
ほんとはめんどくさかっただけだが、適当な理由をつけて咥え込まなかった。
「.......んー....じれったい!!!」
愛斗はそういうと俺の頭をがっしりと掴み俺の喉奥に根元まで押し込んだ。
「?!?!お゛ぇっん゛っかはっ...」
俺はここまで押し込まれたのは初めてだったから驚きと吐き気を隠せなかった。
「あぁ...奥めっちゃ締まる....!!魄の喉気持ちいいよ...」
愛斗の腰を腕で強く押し返してもその倍くらいの力で押し返してくる。
「魄そろそろ出すね....!」
「ごっ...!あごひあえ゛(外に出せ)」
俺は愛斗の腰を叩き、そう伝えたかった。
「あっ....イクっ...!」
愛斗は話を聞かなかったと言うより俺が何も言っているのかわからなかったのか、喉奥にそのまま射精した。出し終えると愛斗はすぐ腰を引いた。
「がはっゲホッゲホッ....はぁーっ...はぁーっ...お前...ゲホッぜってぇ殺す...」
「ごめんごめん!でも焦らす魄も悪いよ?」
「うるせぇよ....」
俺は結構真面目にイラついていた。
その様子がわかったのか愛斗はその場で黙り込んでいた。俺は水を一杯飲み、布団に潜り、愛斗の分の毛布を外に出し、俺はソファを指差した
「お前今日あっちで寝ろ。」
「え、?なんで...」
「イラついてんだよ。今はお前と寝たくない。文句言うなら追い出す。」
「.......ごめん」
愛斗は毛布を拾い上げボソッとそう言った。その声は涙交じりに聞こえたが、今の俺は気にすることもしなかった。
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