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灯火

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心に小さな灯火がともったと感じた。
それは、とても小さなもので
もしかしたら、
気のせいかもしれないと思った。
優しく包みこんで 
貰えるように温かい
そして、そよ風のように爽やか
ずっと、傍にいて欲しいと願っていた
なのに、何故か私の心は蓋をしていた


いつも心の隅には
必ずいた存在で
支えて貰っていたはずなのに……


でも、ある日
燃え盛る真っ赤な炎を見た
そのまま
燃え尽きてしまいそうな気がした


今持っている何もかもを捨てでも
何とかしようと思って
駆け付けた


けれど、何も役には立てず
拒絶されてしまった……


そのうち、周りで起きていた
雑音が余りにも五月蝿くなり
心を掻き乱された


それを見ていて
嫌気がさしてしまったのか
消えてしまった……


とても、大切な灯火
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