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第5章 「罪」偏
おかえり
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────おい! 楓彩!!
────………
────行くな!!
────あの…
────俺はまだ…まだ…お前を幸せにしてない…
────あなたは誰ですか…?
剣得が目を覚ますと、見慣れない、清潔感溢れる白い天井が目の前にあった。
「…ん? …」
時刻は午前だろうか。
右側、窓の方から差し込める光を遮る人物。
「…楓彩…か…?」
「…あっ! 剣得さん!? い、今人を呼んできますね!?」
楓彩は椅子から立ち上がり、せかせかした様子で、ドアへ向かおうとした。
「ん?」
だが、剣得に左手首を掴まれた。
「ど、どうしたんですか? 剣得さん…」
「…楓彩…まってくれ…」
剣得はできる限り大きい声を出した。
だが、その声も羽虫並みに小さな声だが。
「剣得さん?」
「もう…どこにも行かないでくれ…」
楓彩にはその剣得の弱々しい声がハッキリ聞こえた。
楓彩は剣得が自分の左手を握っている手を握り返す。
「分かりました…もうどこにも行きません…だから…」
楓彩は何だか久しぶりに強く握った剣得の手の温もりを一心に感じた。
「剣得さんも…どこにも行かないで下さいね…?」
その後、剣得は驚くほどの回復力を見せ、上体を起こし、話せるまで回復した。
「楓彩…迷惑かけたな…」
楓彩は剣得の右側で丸椅子に小さく座っていた。
「いえ…私の方こそ…本当にごめんなさい…私が攫われなければ剣得さんも…その…怪我をせずに済んだのに…」
楓彩は涙声でそんなことを言う。
「楓彩は悪くない…そんなことよりこれ、付けてくれるか? 片腕じゃ、どうも上手くいかなくてな…」
剣得は近くに置いてあった銀色の義手を手に取り、楓彩に差し出す。
その頃、仕事終わりで疲れている臨は病棟エリアに剣得の見舞いのために訪れていた。
ウキウキした様子で、花束を持ち。
「♪(剣得さん…オレが行ったら喜んでくれるかなぁ? )」
───臨の脳内───
《剣得さん…大丈夫ですか?》
《悪いな…臨…心配かけて…》
《剣得さん…この際だから…言わせてください…オレ…》
《俺から言わせろ…》
《え?》
《…好きだ…臨…──》
「っっっっっ///(キャーーーー!!)」
臨は妄想しながら歩き、やがて剣得のいる部屋の前にたどり着く。
「落ち着いて…さぁ───」
『剣得さん…こう…ですか?』
『あぁ…そこだ…ゆっくりな…』
ドアの向こうから剣得以外の声が聞こえる。
「あれ? 先に誰かいるのかな…」
臨は入る前に耳を傾ける。
『ん……はいった……もぉ…ちょっと痛かったです…』
『大丈夫か? このまま動かせてくれ…』
『はい…ひゃあ!! 何か出てます!!』
「えっ? うそ………」
臨の花束を握っていた右手から力が抜け、花束は廊下に落ち、「バサッ」という音を響かせる。
「そんな…」
臨は邪魔も良くないと、方向を変え、うつむいて歩き出した。
その時、
「あれ? 臨? 見舞いに来たの?」
その声に臨は面をあげる。
目の前に立っていたのは、黒のTシャツの上に白のレースを羽織い、ジーパン姿の金髪の巨乳な女性、小雨と、いつも通り、白衣姿のショウだった。
ショウは頭に包帯を巻いていたが。
「何やってんの? 入ろうよ」
「いや…いいよ…」
「ん? まさか剣得くんに会うの怖いの?」
「ち、違う!」
臨と小雨がそんなやり取りをしているうちにショウはドアを開けて何食わぬ顔で入っていってしまった。
「ちょっ…ショウ!」
「何よ…」
臨は咄嗟にショウの腕をつかむ。
だが遅かった。
臨自身もすでに病室に足を踏み入れていた。
「あ…あ…あれ?」
臨は恐る恐る顔をあげる。
「何やってんだよ…ショウ…臨…小雨もいるのか?」
剣得はこちらを見ていた。
奥には楓彩が何やらゴソゴソと仕事をしている。
「うぇーん…剣得さぁん…」
と、オイル塗れになった手を剣得にかざす。
「うわっ…汚ね!」
どうやら、楓彩は剣得の義手を装着させようとして、少し失敗したらしい。
「何やってんのよ…楓彩…!」
状況を見かねたショウは歩き出し、楓彩の後を引き継ぐ。
その後、ショウの手際の良さで剣得の義手は難なく装着された。
「すみません…剣得さん…」
楓彩はしゅんとして小さく丸椅子に座っていた。
その他の見舞いに来た小雨や臨、ショウも剣得の左側で丸椅子に座り、リンゴを向いたり、食べたり、食べたり……。
「って…オレはあんた達のためにリンゴを剥いてやってるわけじゃないんだけど?」
「うん…おいひぃ(*´ч`*)」
小雨は幸せそうだったが、ショウは黙々と食べていた。
「どうぞ…剣得さんも…」
臨は盗られないようにリンゴを皿に分け、剣得に差し出す。
「おっ、悪いな…」
剣得は皿を受け取り、リンゴの切れ端に刺さっていた楊枝を摘み、口に運ぶ。
「美味いな…」
その時、先程までしゅんとしていた楓彩が物欲しそうに剣得を見つめている。
「ほら…楓彩も…」
剣得はその楊枝を他の切れ端に刺し、楓彩の口元に運ぶ。
「わぁぁ…コホンっ…い…いただきます…」
と言って、楓彩は素直にリンゴを食べた。
「あ…あまーい…(*´˘`*)」
やはり楓彩が何かを食べる時は見ていて幸せなものだ。
「と、ところで…剣得さん…」
楓彩に見とれていると、逆側から臨に呼ばれる。
「ん?」
「楓彩と何をしていたんですか?」
「え? あぁ、義手を付けてもらってたんだ…1人だとまだ付けれなくてな…」
「そうですか…なら今度からオレにも頼ってください」
臨はその時、自分が何を言ったのか理解していなかった。
「へぇ…臨やるね…」
「ふぅー臨やっるぅー」
「え? あっ(なななななな何を口走って!!!!)」
臨は顔をトマトの様にして、剣得から目をそらす。
「あぁ、暇な時でいいから、よろしく頼むよ…臨…」
剣得の優しい言葉。
「は…はい//」
時折見せる剣得の優しい顔。
臨はそんな所に惚れたのかもしれない。
剣得の病室はその後も賑わった。
恐らく朝日が冷やかしに来たからだろう。
剣得は久しく、忘れていた“仲間”を思い出せたかもしれない…。
「いやーすいません…ちょっと遊んでたら逃がしちゃいました…あはは」
『“ベルフェゴール”貴様……まぁよい…後のことはベルゼブブや“レヴィアタン”に任せよ…』
「了解です…」
『抗うな…奴らは…』
────………
────行くな!!
────あの…
────俺はまだ…まだ…お前を幸せにしてない…
────あなたは誰ですか…?
剣得が目を覚ますと、見慣れない、清潔感溢れる白い天井が目の前にあった。
「…ん? …」
時刻は午前だろうか。
右側、窓の方から差し込める光を遮る人物。
「…楓彩…か…?」
「…あっ! 剣得さん!? い、今人を呼んできますね!?」
楓彩は椅子から立ち上がり、せかせかした様子で、ドアへ向かおうとした。
「ん?」
だが、剣得に左手首を掴まれた。
「ど、どうしたんですか? 剣得さん…」
「…楓彩…まってくれ…」
剣得はできる限り大きい声を出した。
だが、その声も羽虫並みに小さな声だが。
「剣得さん?」
「もう…どこにも行かないでくれ…」
楓彩にはその剣得の弱々しい声がハッキリ聞こえた。
楓彩は剣得が自分の左手を握っている手を握り返す。
「分かりました…もうどこにも行きません…だから…」
楓彩は何だか久しぶりに強く握った剣得の手の温もりを一心に感じた。
「剣得さんも…どこにも行かないで下さいね…?」
その後、剣得は驚くほどの回復力を見せ、上体を起こし、話せるまで回復した。
「楓彩…迷惑かけたな…」
楓彩は剣得の右側で丸椅子に小さく座っていた。
「いえ…私の方こそ…本当にごめんなさい…私が攫われなければ剣得さんも…その…怪我をせずに済んだのに…」
楓彩は涙声でそんなことを言う。
「楓彩は悪くない…そんなことよりこれ、付けてくれるか? 片腕じゃ、どうも上手くいかなくてな…」
剣得は近くに置いてあった銀色の義手を手に取り、楓彩に差し出す。
その頃、仕事終わりで疲れている臨は病棟エリアに剣得の見舞いのために訪れていた。
ウキウキした様子で、花束を持ち。
「♪(剣得さん…オレが行ったら喜んでくれるかなぁ? )」
───臨の脳内───
《剣得さん…大丈夫ですか?》
《悪いな…臨…心配かけて…》
《剣得さん…この際だから…言わせてください…オレ…》
《俺から言わせろ…》
《え?》
《…好きだ…臨…──》
「っっっっっ///(キャーーーー!!)」
臨は妄想しながら歩き、やがて剣得のいる部屋の前にたどり着く。
「落ち着いて…さぁ───」
『剣得さん…こう…ですか?』
『あぁ…そこだ…ゆっくりな…』
ドアの向こうから剣得以外の声が聞こえる。
「あれ? 先に誰かいるのかな…」
臨は入る前に耳を傾ける。
『ん……はいった……もぉ…ちょっと痛かったです…』
『大丈夫か? このまま動かせてくれ…』
『はい…ひゃあ!! 何か出てます!!』
「えっ? うそ………」
臨の花束を握っていた右手から力が抜け、花束は廊下に落ち、「バサッ」という音を響かせる。
「そんな…」
臨は邪魔も良くないと、方向を変え、うつむいて歩き出した。
その時、
「あれ? 臨? 見舞いに来たの?」
その声に臨は面をあげる。
目の前に立っていたのは、黒のTシャツの上に白のレースを羽織い、ジーパン姿の金髪の巨乳な女性、小雨と、いつも通り、白衣姿のショウだった。
ショウは頭に包帯を巻いていたが。
「何やってんの? 入ろうよ」
「いや…いいよ…」
「ん? まさか剣得くんに会うの怖いの?」
「ち、違う!」
臨と小雨がそんなやり取りをしているうちにショウはドアを開けて何食わぬ顔で入っていってしまった。
「ちょっ…ショウ!」
「何よ…」
臨は咄嗟にショウの腕をつかむ。
だが遅かった。
臨自身もすでに病室に足を踏み入れていた。
「あ…あ…あれ?」
臨は恐る恐る顔をあげる。
「何やってんだよ…ショウ…臨…小雨もいるのか?」
剣得はこちらを見ていた。
奥には楓彩が何やらゴソゴソと仕事をしている。
「うぇーん…剣得さぁん…」
と、オイル塗れになった手を剣得にかざす。
「うわっ…汚ね!」
どうやら、楓彩は剣得の義手を装着させようとして、少し失敗したらしい。
「何やってんのよ…楓彩…!」
状況を見かねたショウは歩き出し、楓彩の後を引き継ぐ。
その後、ショウの手際の良さで剣得の義手は難なく装着された。
「すみません…剣得さん…」
楓彩はしゅんとして小さく丸椅子に座っていた。
その他の見舞いに来た小雨や臨、ショウも剣得の左側で丸椅子に座り、リンゴを向いたり、食べたり、食べたり……。
「って…オレはあんた達のためにリンゴを剥いてやってるわけじゃないんだけど?」
「うん…おいひぃ(*´ч`*)」
小雨は幸せそうだったが、ショウは黙々と食べていた。
「どうぞ…剣得さんも…」
臨は盗られないようにリンゴを皿に分け、剣得に差し出す。
「おっ、悪いな…」
剣得は皿を受け取り、リンゴの切れ端に刺さっていた楊枝を摘み、口に運ぶ。
「美味いな…」
その時、先程までしゅんとしていた楓彩が物欲しそうに剣得を見つめている。
「ほら…楓彩も…」
剣得はその楊枝を他の切れ端に刺し、楓彩の口元に運ぶ。
「わぁぁ…コホンっ…い…いただきます…」
と言って、楓彩は素直にリンゴを食べた。
「あ…あまーい…(*´˘`*)」
やはり楓彩が何かを食べる時は見ていて幸せなものだ。
「と、ところで…剣得さん…」
楓彩に見とれていると、逆側から臨に呼ばれる。
「ん?」
「楓彩と何をしていたんですか?」
「え? あぁ、義手を付けてもらってたんだ…1人だとまだ付けれなくてな…」
「そうですか…なら今度からオレにも頼ってください」
臨はその時、自分が何を言ったのか理解していなかった。
「へぇ…臨やるね…」
「ふぅー臨やっるぅー」
「え? あっ(なななななな何を口走って!!!!)」
臨は顔をトマトの様にして、剣得から目をそらす。
「あぁ、暇な時でいいから、よろしく頼むよ…臨…」
剣得の優しい言葉。
「は…はい//」
時折見せる剣得の優しい顔。
臨はそんな所に惚れたのかもしれない。
剣得の病室はその後も賑わった。
恐らく朝日が冷やかしに来たからだろう。
剣得は久しく、忘れていた“仲間”を思い出せたかもしれない…。
「いやーすいません…ちょっと遊んでたら逃がしちゃいました…あはは」
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