94 / 159
第6章 頂点に立つ
いやぁ…ぶち壊しっ!
しおりを挟む
翌朝、剣得はいつも通り、神ヶ丘家の朝食に参加していた。
「そういえば、総督?」
「ん?」
「鬼月さんはどうなんですか? 何か手掛かりが見つかりました?」
花麗が朝食を食べている横で瑛太は剣得に訊ねた。
「うーん…まぁ、お前、ベルフェゴールって分かる?」
「え? まぁはい…剣得さんと戦っていた人ですよね?」
「あぁ、楓彩の中にはそのベルフェゴールが出す瘴気がどうやら原因らしいんだ。その効力はベルフェゴールが死ねば消えると推測される…らしい」
剣得とショウの言うことはあまり理解しておらず、「とにかく、ベルフェゴールを倒せ」としか解釈していない。
だが、そのベルフェゴールがどこにいるのか、そして、次にこちらへの攻撃を仕掛けてくるにしても、防衛が優先、ベルフェゴールを倒せるのか。
「さてと、まぁ今日も作戦会議だ! 行くか!」
その後、剣得と瑛太は花麗に見送られ、出勤した。
瑛太は東区に着くと、いつも通り、制服に着替え、朝日に挨拶するため、代表室へ向かう。
「失礼しまーす」
瑛太はしっかりノックしてから代表室に入る。
「おっ、瑛太か、おはよう…」
「あれ? 今日は真希菜さんは?」
「休みだよ…」
「そうですか…」
瑛太はその後、島の治安を守るため、普段パートナーの楓彩に代わり、先輩の男性隊員と共にパトロールへ向かった。
「よろしくお願いします」
「はーい、よろしくー」
軽いノリの先輩だが、仲間や市民からの人望が厚い割と有名な人だ。
能力は皮膚硬化と、地味だがしっかり強力な能力だ。
「さぁ! 行こっか!」
「はーい」
その頃、剣得は臨の訓練相手をしていた。
「よーし、臨! その調子だ!」
臨は剣得を目の前に、動きやすそうなトレーニングウェアを身につけ、足を肩幅に開き、全身にP《パワー》の力を送っていた。
「くっ! …はいっ…」
「よし! いいぞ! そのまま持続だ! まずは10分!」
「あと…何分ですかぁ!」
と、臨は苦しそうに剣得に訊ねる。
「苦しいか? まだ目標まであと70分だぞ?」
「くっ! (ドSぅ!! でも…剣得さんなら、いっか…)」
「ほらぁ、力入れすぎんな? 抜きすぎもダメだぞー」
剣得は余裕な感じで臨に指摘しているが、実は剣得も今、臨と同じことをしていて、体全身に力を入れ続けていた。
臨と違って動いたり喋ったりすることが出来る点から余程の余裕があるのだろう。
そして、それから30分後。
「も、もぉ無理ぃ…」
と言って、臨はその場に女の子座りになってしまう。
「あれ? もう終わりかよ…臨」
「ちょ…ちょっと、休ませてください…」
「最初はまぁ、そのくらいでいいけど、最終目的は俺みたいに時間無制限だからな? そうでなくても、もう一つの能力と併用できるようになろうな」
と、剣得は臨に近づき、ドSの面を一変させて臨の頭を左手でポンポンする。
「は…はい…」
臨はやはり赤面する。それもトマトのように。
その後、2人は談話室で、休憩することに。
「ほら、臨、コーヒー」
「あっ、ありがとうございます…」
談話室にある自販機で買ったコーヒーを剣得は臨に手渡すと、剣得は臨の座っている椅子の隣の椅子に座る。
「さてと、少し休んだら、パトロールなんだが、臨? 色々話したいし、俺と行くか?」
と、缶コーヒーの蓋を開けながら言う。
「ふぇぶっ!!」
臨はコーヒーを気管に入れてしまい、むせてしまう。
「おい、大丈夫か? 臨」
「らいじょうぶです!!」
そして、2人は、2人きりで! 島中を徘徊することに。
「……」
「それでさ、俺の場合、最初に発現したのがP《パワー》だったから───」
───きゃぁぁ!! デートみたい!!
臨は剣得の有難い能力についての説明を聞かずに、剣得と2人きりで街を歩くという幸せに浸っていた。
「(いやぁもう死んでもいい!!)」
「臨? 聞いてる?」
「あっ! はい!」
その時、二人は街中を抜け、海に面する道に出る。
「わぁぁ…」
「綺麗だな」
まだ、午前中だが、そのお陰で海がキラキラしている。
水平線は見えないものの、いつ見ても感じるものがある。
「はぁ…好きです」
「ん?」
「ん? ────」
────あっ…ううううう海ですよ!? いや! 剣得さんも好きだけど!! ああぁぁぁ!!
何やら放心状態の臨を見て、剣得は
「海が?」
「ひゃあい!!」
臨はしっかり、返事した…つもりだ。
若干剣得は引いているようだ。
「ははは…い、行こうか」
「…はい……うぅぅ…」
臨は両手で火照ってしまった顔を両手で扇ぎながら剣得の背中を追いかけた。
「なぁ? 臨───」
「はい? ────」
─────刹那
臨の首をはねようとしていた鋭利な爪は臨を庇った剣得の右腕の義手を切り落とした。
「───くっ!!」
剣得は攻撃してきたローブの男から遠ざけるように、臨を浜辺に吹き飛ばす。
「きゃあっ!」
臨は砂浜に落ちると、すかさず、剣得を見上げる。
そこには、ローブから伸びた緑色の腕が剣得の腹を貫いていた。
「ぐぶぁっ!」
剣得は口から大量に吐血する。
「剣得さん!!!!」
臨の悲鳴に近い叫び声が響く。
「そういえば、総督?」
「ん?」
「鬼月さんはどうなんですか? 何か手掛かりが見つかりました?」
花麗が朝食を食べている横で瑛太は剣得に訊ねた。
「うーん…まぁ、お前、ベルフェゴールって分かる?」
「え? まぁはい…剣得さんと戦っていた人ですよね?」
「あぁ、楓彩の中にはそのベルフェゴールが出す瘴気がどうやら原因らしいんだ。その効力はベルフェゴールが死ねば消えると推測される…らしい」
剣得とショウの言うことはあまり理解しておらず、「とにかく、ベルフェゴールを倒せ」としか解釈していない。
だが、そのベルフェゴールがどこにいるのか、そして、次にこちらへの攻撃を仕掛けてくるにしても、防衛が優先、ベルフェゴールを倒せるのか。
「さてと、まぁ今日も作戦会議だ! 行くか!」
その後、剣得と瑛太は花麗に見送られ、出勤した。
瑛太は東区に着くと、いつも通り、制服に着替え、朝日に挨拶するため、代表室へ向かう。
「失礼しまーす」
瑛太はしっかりノックしてから代表室に入る。
「おっ、瑛太か、おはよう…」
「あれ? 今日は真希菜さんは?」
「休みだよ…」
「そうですか…」
瑛太はその後、島の治安を守るため、普段パートナーの楓彩に代わり、先輩の男性隊員と共にパトロールへ向かった。
「よろしくお願いします」
「はーい、よろしくー」
軽いノリの先輩だが、仲間や市民からの人望が厚い割と有名な人だ。
能力は皮膚硬化と、地味だがしっかり強力な能力だ。
「さぁ! 行こっか!」
「はーい」
その頃、剣得は臨の訓練相手をしていた。
「よーし、臨! その調子だ!」
臨は剣得を目の前に、動きやすそうなトレーニングウェアを身につけ、足を肩幅に開き、全身にP《パワー》の力を送っていた。
「くっ! …はいっ…」
「よし! いいぞ! そのまま持続だ! まずは10分!」
「あと…何分ですかぁ!」
と、臨は苦しそうに剣得に訊ねる。
「苦しいか? まだ目標まであと70分だぞ?」
「くっ! (ドSぅ!! でも…剣得さんなら、いっか…)」
「ほらぁ、力入れすぎんな? 抜きすぎもダメだぞー」
剣得は余裕な感じで臨に指摘しているが、実は剣得も今、臨と同じことをしていて、体全身に力を入れ続けていた。
臨と違って動いたり喋ったりすることが出来る点から余程の余裕があるのだろう。
そして、それから30分後。
「も、もぉ無理ぃ…」
と言って、臨はその場に女の子座りになってしまう。
「あれ? もう終わりかよ…臨」
「ちょ…ちょっと、休ませてください…」
「最初はまぁ、そのくらいでいいけど、最終目的は俺みたいに時間無制限だからな? そうでなくても、もう一つの能力と併用できるようになろうな」
と、剣得は臨に近づき、ドSの面を一変させて臨の頭を左手でポンポンする。
「は…はい…」
臨はやはり赤面する。それもトマトのように。
その後、2人は談話室で、休憩することに。
「ほら、臨、コーヒー」
「あっ、ありがとうございます…」
談話室にある自販機で買ったコーヒーを剣得は臨に手渡すと、剣得は臨の座っている椅子の隣の椅子に座る。
「さてと、少し休んだら、パトロールなんだが、臨? 色々話したいし、俺と行くか?」
と、缶コーヒーの蓋を開けながら言う。
「ふぇぶっ!!」
臨はコーヒーを気管に入れてしまい、むせてしまう。
「おい、大丈夫か? 臨」
「らいじょうぶです!!」
そして、2人は、2人きりで! 島中を徘徊することに。
「……」
「それでさ、俺の場合、最初に発現したのがP《パワー》だったから───」
───きゃぁぁ!! デートみたい!!
臨は剣得の有難い能力についての説明を聞かずに、剣得と2人きりで街を歩くという幸せに浸っていた。
「(いやぁもう死んでもいい!!)」
「臨? 聞いてる?」
「あっ! はい!」
その時、二人は街中を抜け、海に面する道に出る。
「わぁぁ…」
「綺麗だな」
まだ、午前中だが、そのお陰で海がキラキラしている。
水平線は見えないものの、いつ見ても感じるものがある。
「はぁ…好きです」
「ん?」
「ん? ────」
────あっ…ううううう海ですよ!? いや! 剣得さんも好きだけど!! ああぁぁぁ!!
何やら放心状態の臨を見て、剣得は
「海が?」
「ひゃあい!!」
臨はしっかり、返事した…つもりだ。
若干剣得は引いているようだ。
「ははは…い、行こうか」
「…はい……うぅぅ…」
臨は両手で火照ってしまった顔を両手で扇ぎながら剣得の背中を追いかけた。
「なぁ? 臨───」
「はい? ────」
─────刹那
臨の首をはねようとしていた鋭利な爪は臨を庇った剣得の右腕の義手を切り落とした。
「───くっ!!」
剣得は攻撃してきたローブの男から遠ざけるように、臨を浜辺に吹き飛ばす。
「きゃあっ!」
臨は砂浜に落ちると、すかさず、剣得を見上げる。
そこには、ローブから伸びた緑色の腕が剣得の腹を貫いていた。
「ぐぶぁっ!」
剣得は口から大量に吐血する。
「剣得さん!!!!」
臨の悲鳴に近い叫び声が響く。
0
あなたにおすすめの小説
婚約破棄された元OL悪役令嬢、コンサル知識で潰れかけのギルドを王国一に再建します
黒崎隼人
ファンタジー
エルムガンド王国の第一王子から、卒業パーティーの最中に婚約破棄を宣告された公爵令嬢イザベラ。
断罪のショックで、彼女は自分が現代日本で経営コンサルタントとして働いていた前世の記憶を取り戻す。
ここは乙女ゲームの世界。このままでは爵位剥奪、領地没収の破滅ルートが待っている!
「冗談じゃない。そんな未来、絶対に受け入れてなるものか」
イザベラは破滅フラグを回避するため、父の道楽である赤字続きの冒険者ギルド「白銀の獅子」の運営を引き継ぐことを宣言。
前世で培った現状分析、プロジェクト管理、成果報酬制度などのビジネススキルを駆使し、潰れかけのギルドの改革に乗り出す。
クエストの可視化、新人教育、そしてエルフの賢者や獣人ギルドのマスターとの異種族間連携。
最初は彼女を馬鹿にしていた荒くれ者の冒険者たちも、その圧倒的な手腕とカリスマ性に惹かれ、いつしか彼女の頼もしい仲間となっていく。
やがて彼女のギルドは王都最大の組織へと成長し、彼女を陥れた敵の陰謀すらも打ち砕く!
恋愛よりも仕事! 最高の仲間たちと共に、すべての種族が笑って暮らせる未来を創り上げる、元悪役令嬢の痛快お仕事ファンタジー、開幕!
アイテムボックス無双 ~何でも収納! 奥義・首狩りアイテムボックス!~
明治サブ🍆スニーカー大賞【金賞】受賞作家
ファンタジー
※大・大・大どんでん返し回まで投稿済です!!
『第1回 次世代ファンタジーカップ ~最強「進化系ざまぁ」決定戦!』投稿作品。
無限収納機能を持つ『マジックバッグ』が巷にあふれる街で、収納魔法【アイテムボックス】しか使えない主人公・クリスは冒険者たちから無能扱いされ続け、ついに100パーティー目から追放されてしまう。
破れかぶれになって単騎で魔物討伐に向かい、あわや死にかけたところに謎の美しき旅の魔女が現れ、クリスに告げる。
「【アイテムボックス】は最強の魔法なんだよ。儂が使い方を教えてやろう」
【アイテムボックス】で魔物の首を、家屋を、オークの集落を丸ごと収納!? 【アイテムボックス】で道を作り、川を作り、街を作る!? ただの収納魔法と侮るなかれ。知覚できるものなら疫病だろうが敵の軍勢だろうが何だって除去する超能力! 主人公・クリスの成り上がりと「進化系ざまぁ」展開、そして最後に待ち受ける極上のどんでん返しを、とくとご覧あれ! 随所に散りばめられた大小さまざまな伏線を、あなたは見抜けるか!?
追放悪役令嬢、辺境の荒れ地を楽園に!元夫の求婚?ざまぁ、今更遅いです!
黒崎隼人
ファンタジー
皇太子カイルから「政治的理由」で離婚を宣告され、辺境へ追放された悪役令嬢レイナ。しかし彼女は、前世の農業知識と、偶然出会った神獣フェンリルの力を得て、荒れ地を豊かな楽園へと変えていく。
そんな彼女の元に現れたのは、離婚したはずの元夫。「離婚は君を守るためだった」と告白し、復縁を迫るカイルだが、レイナの答えは「ノー」。
「離婚したからこそ、本当の幸せが見つかった」
これは、悪女のレッテルを貼られた令嬢が、自らの手で未来を切り拓き、元夫と「夫婦ではない」最高のパートナーシップを築く、成り上がりと新しい絆の物語。
貧乏奨学生の子爵令嬢は、特許で稼ぐ夢を見る 〜レイシアは、今日も我が道つき進む!~
みちのあかり
ファンタジー
同じゼミに通う王子から、ありえないプロポーズを受ける貧乏奨学生のレイシア。
何でこんなことに? レイシアは今までの生き方を振り返り始めた。
第一部(領地でスローライフ)
5歳の誕生日。お父様とお母様にお祝いされ、教会で祝福を受ける。教会で孤児と一緒に勉強をはじめるレイシアは、その才能が開花し非常に優秀に育っていく。お母様が里帰り出産。生まれてくる弟のために、料理やメイド仕事を覚えようと必死に頑張るレイシア。
お母様も戻り、家族で幸せな生活を送るレイシア。
しかし、未曽有の災害が起こり、領地は借金を負うことに。
貧乏でも明るく生きるレイシアの、ハートフルコメディ。
第二部(学園無双)
貧乏なため、奨学生として貴族が通う学園に入学したレイシア。
貴族としての進学は奨学生では無理? 平民に落ちても生きていけるコースを選ぶ。
だが、様々な思惑により貴族のコースも受けなければいけないレイシア。お金持ちの貴族の女子には嫌われ相手にされない。
そんなことは気にもせず、お金儲け、特許取得を目指すレイシア。
ところが、いきなり王子からプロポーズを受け・・・
学園無双の痛快コメディ
カクヨムで240万PV頂いています。
アガルタ・クライシス ―接点―
来栖とむ
SF
神話や物語で語られる異世界は、空想上の世界ではなかった。
九州で発見され盗難された古代の石板には、異世界につながる何かが記されていた。
同時に発見された古い指輪に偶然触れた瞬間、平凡な高校生・結衣は不思議な力に目覚める。
不審な動きをする他国の艦船と怪しい組織。そんな中、異世界からの来訪者が現れる。政府の秘密組織も行動を開始する。
古代から権力者たちによって秘密にされてきた異世界との関係。地球とアガルタ、二つの世界を巻き込む陰謀の渦中で、古代の謎が解き明かされていく。
ゴミ鑑定だと追放された元研究者、神眼と植物知識で異世界最高の商会を立ち上げます
黒崎隼人
ファンタジー
元植物学の研究者、相川慧(あいかわ けい)が転生して得たのは【素材鑑定】スキル。――しかし、その効果は素材の名前しか分からず「ゴミ鑑定」と蔑まれる日々。所属ギルド「紅蓮の牙」では、ギルドマスターの息子・ダリオに無能と罵られ、ついには濡れ衣を着せられて追放されてしまう。
だが、それは全ての始まりだった! 誰にも理解されなかったゴミスキルは、慧の知識と経験によって【神眼鑑定】へと進化! それは、素材に隠された真の効果や、奇跡の組み合わせ(レシピ)すら見抜く超チートスキルだったのだ!
捨てられていたガラクタ素材から伝説級ポーションを錬金し、瞬く間に大金持ちに! 慕ってくれる仲間と大商会を立ち上げ、追放された男が、今、圧倒的な知識と生産力で成り上がる! 一方、慧を追い出した元ギルドは、偽物の薬草のせいで自滅の道をたどり……?
無能と蔑まれた生産職の、痛快無比なざまぁ&成り上がりファンタジー、ここに開幕!
商人の男と貴族の女~婚約破棄から始まる成り上がり~
葉月奈津・男
恋愛
「あなたとの婚約、破棄させていただきます!」
王立学院の舞踏会。
全校生徒が見守る中、商家の三男カロスタークは、貴族令嬢セザールから一方的に婚約破棄を突きつけられる。
努力も誠意も、すべて「退屈だった」の一言で切り捨てられ、彼女は王子様気取りの子爵家の三男と新たな婚約を宣言する。
だが、カロスタークは折れなかった。
「商人の子せがれにだって、意地はあるんだ!」
怒りと屈辱を胸に、彼は商人としての才覚を武器に、静かなる反撃を開始する。
舞踏会の翌日、元婚約者の実家に突如として訪れる債権者たち。
差し押さえ、債権買収、そして“後ろ盾”の意味を思い知らせる逆襲劇が幕を開ける!
これは、貴族社会の常識を覆す、ひとりの青年の成り上がりの物語。
誇りを踏みにじられた男が、金と知恵で世界を変える――!
辺境追放された「植物魔導師」の領地開拓 ~枯れ果てた死の大地は、俺の魔力で聖域(楽園)へと変貌する~
リーフレット
ファンタジー
「植物魔法? ああ、農作業にしか使えないあの地味な魔法か」
帝国騎士団の専属魔導師だったアルトは、無能な二世皇太子レオンによって、一方的に追放を言い渡された。
アルトがどれほど魔導植物を駆使し、帝国の食糧難を裏から支えていたかを知らぬまま、彼は「戦闘に役立たない役立たず」という烙印を押されたのだ。
帝国を出て行き着いた先は、魔物が跋扈し、草一本生えないと言われる最果ての荒野。
死を待つだけの地。しかし、アルトは絶望するどころか、晴れやかな顔で笑っていた。
「やっと、気兼ねなく『植物』を愛でられる。……よし、ここを世界一の庭(楽園)にしよう」
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる