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7、無茶も通せば現実風味
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「今年も文化祭のシーズンがくるねぇ、私、とっても楽しみ」
「遥はお祭り好きだもんね」
姉妹の和気藹々とした会話にかなたはまぎれる。
「青春だねぇ、青春の香りが漂ってるねぇ」
「あんたも今回は参加するんでしょ」
「んー、どうしようかな。メイドカフェとかならワンチャン?
あ、でも今年は英梨ちゃんが実行委員でしょ。何かありそう」
「英梨ちゃんてかなちゃんと結構似てるよね」
「えーどこが? 英梨のほうが活発じゃない?」
ワイシャツのボタンをあけラフな格好でくる英梨。
「おー私の噂してるね?キミタチ。文化祭は参加してね、前夜祭も後夜祭もするからー」
「うん、楽しみにしてるよ」
「任せなさい」
「んー、みんながコスプレするなら参加する」
「なるほど、コスプレかー。うちのクラス可愛い子多いしいいかも」
「しかもやるなら獣でよろしく。ケモナー大歓喜、どきっケモノだらけの喫茶店」
「あーでも文化祭の出し物ってまだ決まってないんじゃない?」
珍しく冷静な遥のツッコミ。
「あ……」
誰もがこの言葉を発して沈黙。
英梨、突然机の上によじ登り、声を出す。
「よーし、皆ー、今年はケモノ喫茶店やるぉー!いいねー!」
「んなむちゃな、誰もそんなので納得するわけないじゃん」
紗耶香は呆れるが、かなたは
「なるほど、その手段があったか」
と妙に納得している。
クラスの反応は、
「おーいいぞぉー、桑畑ェー」
「さすが、実行委員、惚れたぜー」
と以外に好感的だった。
「皆賛成かっ!本当にそれでいいのか」
紗耶香だけは不満だった。
「ふふふ、みんな盛り上がってきちゃったね」
遥は楽しそうに紗耶香に声をかける。
「なんか私、入るクラスまちがえたのかも」
「紗耶香はもっと高校のノリを楽しもうよ。常識に囚われてると
つまんない人間になっちゃうよ」
かなたは紗耶香におどろおどろしいアドバイス?をする。
「かなたにだけは言われたくないわ」
「それに、英梨ちゃんて妙にオーラおるじゃん。なんかこう、強引なノリでも納得させちゃう感じ。
アイドルじゃないんだけど、人を動かすっていうのかねえ」
「んー確かにそれは言うとおりだわ」
「このクラス内では、紗耶香が非常識なのかもしれないね」
「ううっ、私が間違っているのか」
そこに遥がほわっとフォローする。
「あーでもー、お姉ちゃんみたいな人がこのクラスでは個性的になるんじゃない?」
「なるほど、遥いいこというねー!だってさ、紗耶香。クラスの珍キャラとして頑張りなさい」
「なんか納得いかないわね」
「ちん……ちんキャラ」
「さりげになにいってんの!」
かなたにコークスクリューが炸裂する。
「お姉ちゃんの伝説のコークスクリューがっかなちゃんを捉えたよッ!」
英梨が珍しいものを見たかのように関心する。
「おー、いいパンチだねー、女子高生がボクサーになる話かこうかな、恋愛と板挟みになるボクサー。
結局、恋人をとり、涙ながらの引退までを描くやつ」
「お願いだからそれは……やめて」
紗耶香の災難は続くのだった。
<次回予告>
「喫茶店ものといえば、ショコラ、パルフェだね。でもケモノものといえばうたわれるもの。異論は認めるッ!
次回、ケモノ喫茶でエロゲ脳。可愛さ百倍マシマシでっ!」
「遥はお祭り好きだもんね」
姉妹の和気藹々とした会話にかなたはまぎれる。
「青春だねぇ、青春の香りが漂ってるねぇ」
「あんたも今回は参加するんでしょ」
「んー、どうしようかな。メイドカフェとかならワンチャン?
あ、でも今年は英梨ちゃんが実行委員でしょ。何かありそう」
「英梨ちゃんてかなちゃんと結構似てるよね」
「えーどこが? 英梨のほうが活発じゃない?」
ワイシャツのボタンをあけラフな格好でくる英梨。
「おー私の噂してるね?キミタチ。文化祭は参加してね、前夜祭も後夜祭もするからー」
「うん、楽しみにしてるよ」
「任せなさい」
「んー、みんながコスプレするなら参加する」
「なるほど、コスプレかー。うちのクラス可愛い子多いしいいかも」
「しかもやるなら獣でよろしく。ケモナー大歓喜、どきっケモノだらけの喫茶店」
「あーでも文化祭の出し物ってまだ決まってないんじゃない?」
珍しく冷静な遥のツッコミ。
「あ……」
誰もがこの言葉を発して沈黙。
英梨、突然机の上によじ登り、声を出す。
「よーし、皆ー、今年はケモノ喫茶店やるぉー!いいねー!」
「んなむちゃな、誰もそんなので納得するわけないじゃん」
紗耶香は呆れるが、かなたは
「なるほど、その手段があったか」
と妙に納得している。
クラスの反応は、
「おーいいぞぉー、桑畑ェー」
「さすが、実行委員、惚れたぜー」
と以外に好感的だった。
「皆賛成かっ!本当にそれでいいのか」
紗耶香だけは不満だった。
「ふふふ、みんな盛り上がってきちゃったね」
遥は楽しそうに紗耶香に声をかける。
「なんか私、入るクラスまちがえたのかも」
「紗耶香はもっと高校のノリを楽しもうよ。常識に囚われてると
つまんない人間になっちゃうよ」
かなたは紗耶香におどろおどろしいアドバイス?をする。
「かなたにだけは言われたくないわ」
「それに、英梨ちゃんて妙にオーラおるじゃん。なんかこう、強引なノリでも納得させちゃう感じ。
アイドルじゃないんだけど、人を動かすっていうのかねえ」
「んー確かにそれは言うとおりだわ」
「このクラス内では、紗耶香が非常識なのかもしれないね」
「ううっ、私が間違っているのか」
そこに遥がほわっとフォローする。
「あーでもー、お姉ちゃんみたいな人がこのクラスでは個性的になるんじゃない?」
「なるほど、遥いいこというねー!だってさ、紗耶香。クラスの珍キャラとして頑張りなさい」
「なんか納得いかないわね」
「ちん……ちんキャラ」
「さりげになにいってんの!」
かなたにコークスクリューが炸裂する。
「お姉ちゃんの伝説のコークスクリューがっかなちゃんを捉えたよッ!」
英梨が珍しいものを見たかのように関心する。
「おー、いいパンチだねー、女子高生がボクサーになる話かこうかな、恋愛と板挟みになるボクサー。
結局、恋人をとり、涙ながらの引退までを描くやつ」
「お願いだからそれは……やめて」
紗耶香の災難は続くのだった。
<次回予告>
「喫茶店ものといえば、ショコラ、パルフェだね。でもケモノものといえばうたわれるもの。異論は認めるッ!
次回、ケモノ喫茶でエロゲ脳。可愛さ百倍マシマシでっ!」
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