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混浴珍事
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今日はマジで疲れた、ったくケージロはなんでいつも俺にいらん仕事を持ってくるのか。
あのヤロウ……今度、はちみつクリームアイス奢らせる。
そう思って毛呂ノ湯の暖簾を潜り……入ろうとする。
この温泉は、混浴なんだがいつもは誰もいない。混浴と聞いて男性諸君は期待が高まったろ?
だけど、こんな辺境の地に若い子はやってこない。つまり、ジジババばっかってこと。
期待するだけムダムダァ。
さらにいえば俺ぐらいしか営業時間終了の30分前に入ろうとするやつなんざいない。
そして素晴らしいまでの満点の星空を眺めながら、昼間の疲れを癒す、俺の特権みたいなもんだ。
普段ならそのはずなんだが、今日は脱衣場にタオルがあった。
つまり、先客がいるらしい。
ちぇっ、これは早めに切り上げる事も考えないとな、そう考えながら俺は全裸になりタオルを持って
湯舟を目指す。湯舟から白い煙が普段よりも立ち込めてるようだった。
つまりは素晴らしい温度ってことだな。
さて、その先客は……。
白い煙のシルエットの先には長い髪に白い肌、うなじがなんか色気があるぞ……こ、これは。
「おっおんなのこぉおおおお!」
突然出した大声に驚く女の子。
「え、ちょ、ち、チカン? こんな大胆なチカンがいていいの? でも残念ね、私はそんなことじゃ
驚かないわ」
「いや、そうじゃねえよ。人を勝手に痴漢扱いすんな! 俺は露出狂じゃねえ! そしてここは混浴だ!」
「あら、どうしてそんなに動揺してるの? ここは混浴なんでしょ。堂々としてましょうよ」
前も隠さず女の子は仁王立ちのポーズをとる。
色白で透き通るような肌、正直触りたいとすら思うが、じっと我慢して
目を逸らす。
そして黙ったまま湯船につかる。
いい湯だ、そして露天風呂の上空に広がる満天の星空は絶景だ。
この女の子さえいなければ、一つの芸術美が完成する。
「……悪かったわよ。痴漢なんていって」
「どうした? 別に気にしてねえよ」
俺は憮然とした態度で答える。
湯水の静かな流れは折り重なり涛声が耳に小気味良かった。
「あたし、まだこの村にきたばかりなのよ」
「はぁ……そんで?」
「だから……仲良くしてほしいのよ」
どことなく先ほどより声のトーンが小さかった。
俺は意を決して彼女を見た。
素肌に汚れはなく、凹凸のバランスが絶妙だった。
そうとしか言えないが、腹をわって話す女の子を俺は初めて見た。
ししおどしの音がどこからか響いてくる。
あのヤロウ……今度、はちみつクリームアイス奢らせる。
そう思って毛呂ノ湯の暖簾を潜り……入ろうとする。
この温泉は、混浴なんだがいつもは誰もいない。混浴と聞いて男性諸君は期待が高まったろ?
だけど、こんな辺境の地に若い子はやってこない。つまり、ジジババばっかってこと。
期待するだけムダムダァ。
さらにいえば俺ぐらいしか営業時間終了の30分前に入ろうとするやつなんざいない。
そして素晴らしいまでの満点の星空を眺めながら、昼間の疲れを癒す、俺の特権みたいなもんだ。
普段ならそのはずなんだが、今日は脱衣場にタオルがあった。
つまり、先客がいるらしい。
ちぇっ、これは早めに切り上げる事も考えないとな、そう考えながら俺は全裸になりタオルを持って
湯舟を目指す。湯舟から白い煙が普段よりも立ち込めてるようだった。
つまりは素晴らしい温度ってことだな。
さて、その先客は……。
白い煙のシルエットの先には長い髪に白い肌、うなじがなんか色気があるぞ……こ、これは。
「おっおんなのこぉおおおお!」
突然出した大声に驚く女の子。
「え、ちょ、ち、チカン? こんな大胆なチカンがいていいの? でも残念ね、私はそんなことじゃ
驚かないわ」
「いや、そうじゃねえよ。人を勝手に痴漢扱いすんな! 俺は露出狂じゃねえ! そしてここは混浴だ!」
「あら、どうしてそんなに動揺してるの? ここは混浴なんでしょ。堂々としてましょうよ」
前も隠さず女の子は仁王立ちのポーズをとる。
色白で透き通るような肌、正直触りたいとすら思うが、じっと我慢して
目を逸らす。
そして黙ったまま湯船につかる。
いい湯だ、そして露天風呂の上空に広がる満天の星空は絶景だ。
この女の子さえいなければ、一つの芸術美が完成する。
「……悪かったわよ。痴漢なんていって」
「どうした? 別に気にしてねえよ」
俺は憮然とした態度で答える。
湯水の静かな流れは折り重なり涛声が耳に小気味良かった。
「あたし、まだこの村にきたばかりなのよ」
「はぁ……そんで?」
「だから……仲良くしてほしいのよ」
どことなく先ほどより声のトーンが小さかった。
俺は意を決して彼女を見た。
素肌に汚れはなく、凹凸のバランスが絶妙だった。
そうとしか言えないが、腹をわって話す女の子を俺は初めて見た。
ししおどしの音がどこからか響いてくる。
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