青空ベンチ ~万年ベンチのサッカー少年が本気で努力した結果こうなりました~

aozora

文字の大きさ
58 / 61
ジュニアユース編

58話 サイドハーフ対決

しおりを挟む
こっちボールで試合開始

僕は右サイドハーフ

相手の左サイドハーフはあのケースケ

僕がケースケをマークする

小学生の時の決着をつける良いチャンスだ

僕はいっそう気合いが入った


パスを回しながら攻めようとするが相変わらずプレスが早い

ケースケもしっかり僕をマークしている

なんとか振り切ろうとするがみんなマークを徹底している

ユウト君が出したパスはカットされ今度は相手が攻めてくる

お返しだと言わんばかりに今度はこっちが徹底マーク

ケースケにボールが渡ったが僕がしっかりマークしている


ボールをよく見ろ


ケースケをよく見ろ


ケースケは少しニヤっとして強引に抜きにきた

僕はおもいきり肩をぶつけてボールを奪いに行くがケースケはぶれる事なく前に走る


「アアアアアアアアアー。」


「オオオオオオオオオー。」


お互い肩をぶつけながらかなりの距離を走り僕はケースケを転ばせてしまった


「ごめん、ケースケ。」


僕は手を出して立たせようとしたが


バチンッ


ケースケは僕の手を払って睨んできた


「中学からは敵だろ?お互い手加減無しだ。」


そうだった

今は試合に勝つ事だけを考えるんだ

謝るのは試合が終わってからだ

僕は気合いを入れなおした


だが徐々にケースケについていけなくなり

またケースケにボールが渡った

僕は焦って足を出してしまい簡単に抜かれてしまった

それでも必死に追いかけて体をぶつけてまたケースケを転ばせてしまった

僕はペナルティエリア内でファールをしてしまい相手にPKを与えてしまった

ケースケがそれをしっかり決めて

前半残り10分

僕たちは先制されてしまった


僕は何をやっているんだ?

リョウならきっと抜かれなかった

ショウゴなら絶対こんなファールしない

なんで僕が試合に出てるんだ?

自分の事が嫌いになりそうだ


試合を再開してみんな頑張っているのに僕はどーしたら良いか分からなくなっていた


前半残りわずか

またケースケにボールが渡る

僕は抜かれない様に距離を取りすぎた

そのせいでケースケは中に簡単にパス

相手の10番がそれをダイレクトでシュート


ピッピー


ここで前半終了

僕のせいで0対2で前半が終わった


「空ー。」


ベンチに戻るとアキラさんに呼ばれた

交代だ


クソックソックソー


せっかくチャンスを貰ったのに

みんなが応援してくれたのに

何も出来なかった


試合中にも関わらず僕は悔しくて泣いた


しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

隣に住んでいる後輩の『彼女』面がガチすぎて、オレの知ってるラブコメとはかなり違う気がする

夕姫
青春
【『白石夏帆』こいつには何を言っても無駄なようだ……】 主人公の神原秋人は、高校二年生。特別なことなど何もない、静かな一人暮らしを愛する少年だった。東京の私立高校に通い、誰とも深く関わらずただ平凡に過ごす日々。 そんな彼の日常は、ある春の日、突如現れた隣人によって塗り替えられる。後輩の白石夏帆。そしてとんでもないことを言い出したのだ。 「え?私たち、付き合ってますよね?」 なぜ?どうして?全く身に覚えのない主張に秋人は混乱し激しく否定する。だが、夏帆はまるで聞いていないかのように、秋人に猛烈に迫ってくる。何を言っても、どんな態度をとっても、その鋼のような意思は揺るがない。 「付き合っている」という謎の確信を持つ夏帆と、彼女に振り回されながらも憎めない(?)と思ってしまう秋人。これは、一人の後輩による一方的な「好き」が、平凡な先輩の日常を侵略する、予測不能な押しかけラブコメディ。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

中1でEカップって巨乳だから熱く甘く生きたいと思う真理(マリー)と小説家を目指す男子、光(みつ)のラブな日常物語

jun( ̄▽ ̄)ノ
大衆娯楽
 中1でバスト92cmのブラはEカップというマリーと小説家を目指す男子、光の日常ラブ  ★作品はマリーの語り、一人称で進行します。

【完結】イケメンが邪魔して本命に告白できません

竹柏凪紗
青春
高校の入学式、芸能コースに通うアイドルでイケメンの如月風磨が普通科で目立たない最上碧衣の教室にやってきた。女子たちがキャーキャー騒ぐなか、風磨は碧衣の肩を抱き寄せ「お前、今日から俺の女な」と宣言する。その真意とウソつきたちによって複雑になっていく2人の結末とは──

久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…

しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。 高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。 数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。 そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…

ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話

桜井正宗
青春
 ――結婚しています!  それは二人だけの秘密。  高校二年の遙と遥は結婚した。  近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。  キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。  ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。 *結婚要素あり *ヤンデレ要素あり

処理中です...