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始めの出会いは桜の中で
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新品の制服を着て、通学路をゆっくり歩く。空を見上げると青と白の綺麗な色が並んでいた。新しい友達、出来るかな?そんなことを思いながら学校へと向かう。
───そう、こういう風に入学式へと心踊らせ学校へ向かいたかったんだ。なのに、なのに……
「何が悲しくて俺はこの坂道を走らねばならんのだ!」
昨夜、緊張して眠れずおまけに目覚まし時計をセットし忘れたのだ。親が起こしてくれれば良かったのだが…
『今日は早めの出勤なのでもう出ます。母』
こんなメモがダイニングのテーブルに置いてあったのだ。
(母さん…なんで今日にかぎって早朝出勤なんだよ…!)
まぁ、10割自分のせいなのだが、それを棚に上げ心の中でぼやいていると、学校のチャイムが聞こえてきた。
「うわ!ま、まずい!」
さっきよりもスピードを上げ、走り出す。
やっと坂を上り終えたところで思いっきり風が吹いた。
それと同時に、道路の脇に植えられた桜がほぼ満開だったため花びらが舞い上がる。
「わあっ!」
思った以上に花びらが舞い上がり、とても幻想的だった。
これが夜だったらもっと美しく思えたと思う。
その花びらの間にふと人影が見えた。
背が高く、顔立ちも整っていて、モデルでもやっているのではないだろうか?とも思えるくらい。とても、綺麗だった。
(あっ、あれ…?)
ドクンドクンと何故か鼓動が早くなっていた。
運動は得意な方であれくらいじゃまだ息もあまり乱れはしない。
何故だろう?
自分の胸に手を当て、落ち着けるように深呼吸をした。
そして、大切なことを思い出した。
「にゅ、入学式ー!!」
すでに、チャイムがなってから10分は経過していると考えられる。その叫びが聞こえたのか、イケメン男子はこちらを振り返った。
───そう、こういう風に入学式へと心踊らせ学校へ向かいたかったんだ。なのに、なのに……
「何が悲しくて俺はこの坂道を走らねばならんのだ!」
昨夜、緊張して眠れずおまけに目覚まし時計をセットし忘れたのだ。親が起こしてくれれば良かったのだが…
『今日は早めの出勤なのでもう出ます。母』
こんなメモがダイニングのテーブルに置いてあったのだ。
(母さん…なんで今日にかぎって早朝出勤なんだよ…!)
まぁ、10割自分のせいなのだが、それを棚に上げ心の中でぼやいていると、学校のチャイムが聞こえてきた。
「うわ!ま、まずい!」
さっきよりもスピードを上げ、走り出す。
やっと坂を上り終えたところで思いっきり風が吹いた。
それと同時に、道路の脇に植えられた桜がほぼ満開だったため花びらが舞い上がる。
「わあっ!」
思った以上に花びらが舞い上がり、とても幻想的だった。
これが夜だったらもっと美しく思えたと思う。
その花びらの間にふと人影が見えた。
背が高く、顔立ちも整っていて、モデルでもやっているのではないだろうか?とも思えるくらい。とても、綺麗だった。
(あっ、あれ…?)
ドクンドクンと何故か鼓動が早くなっていた。
運動は得意な方であれくらいじゃまだ息もあまり乱れはしない。
何故だろう?
自分の胸に手を当て、落ち着けるように深呼吸をした。
そして、大切なことを思い出した。
「にゅ、入学式ー!!」
すでに、チャイムがなってから10分は経過していると考えられる。その叫びが聞こえたのか、イケメン男子はこちらを振り返った。
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