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CASE 中島加世子
第二十七話 初めてのデート
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「ハハハ、見事に人がいないね」
加世子はあまりに人がいないことで、何故か笑っていた。
ここの遊園地は沿線の鉄道会社が経営していて、やはり、ディズニーリゾートなどの大手の遊園地との競争に苦戦を強いられているようである。
だが、休日はそこそこ、人は入るみたいだ。僕も母さんに連れられて、何度か来ているが、今ほど、閑古鳥が鳴いている訳ではない。
見渡す限り、スタッフ以外、人はいない。
だが、ジェットコースターに悲鳴があがっているので、さすがに何人かは、こんな時でも訪れているようだ。
ゲームセンターの入り口には、出入りする人はいないようで、メリーゴーランドも馬も、馬車にも人は乗せておらず、ゆっくりとむなしく回転を続けている。
しかし、観覧車はすごく大きく、この街を一望できるぐらいだ。それが売りの遊園地でもあるらしい。
またジェットコースターも結構、高いところから降りるので、それなりにスリルはある。
「あの、ジェットコースター……」
僕はそこで口を噤んだ。妊娠したら、乗れるのか? 途中で気になったのである。だが、彼女は僕の言いたいことが、さすがに分かったようで。
「心配ないよ。乗ろう!」
とむしろ誘ってくれた。
だが、僕はそれでも心配だった。並んでいる時に、僕がそわそわしていると、彼女はスマホを見せた。
「ここに大丈夫って書いてある。大丈夫、ありがとう」
僕はようやく、胸を撫で下ろした。
おそらく、あのどうしようもない程、下劣な父親の子だろうが、彼女の子供であることは事実である。
生まれてくる子に罪なんてものは、全く無いし、彼女にとっても、大事な存在なのかもしれない。
だから、影響が出るなら、僕は怖かったのだ。
きっと、加世子のような、可愛くて、優しい女の子だろう。そんな風に自然と思わされる。
「また、ボーッとして。あたしとデートしてるのよ?! 分かってる?!」
彼女は頬をプーッと膨らませて、優しそうに怒っている。
仕草、全てが可愛すぎて、何度も抱きつきたくなる衝動がある。
「ごめん」
「エッチなことまた、考えてた?!」
「ち、違うよ!」
考えてないが、考えていた。あまり焦ってばかりも、駄目だ。
「あ、もう順番が来たよ」
僕はそう言った。
といっても、並んでいたのは、僕ら合わせて、十人も満たなかったので、五分すら待ってない。一番人気のアトラクションなので、この遊園地には全く人がいないように見えたが、さすがに何人かはここに集まっていた。
車体には、僕から先に入った。その後に、彼女が危なくないように、手を差し出そうとした。
だが、僕はまた、躊躇いを感じてしまった。
その様子を見て、加世子は頭を掻いた。
「流があたしの体を心配してくれてるのは、よく分かるよ。ありがとう」
有頂天になるぐらい、嬉しい。
手をまっすぐ差し伸べると、彼女は僕の手を握って、慎重に、足を車体に踏み入れる。
そして、僕の横に座った。
ドキドキする。
彼女の方を向くと、彼女は少し緊張の面持ちだった。
あまり得意ではないのかもしれない。
しかし、本当に可愛い。脳が蕩けそうになる。
「何!? また変なこと考えてる?!」
「うんん」
いや、これは正直に言ってもいいかもしれない。
「いや、綺麗だなって……」
「あたしが?! 当然じゃない」
「……」
そんな返事が来るとは思っていなかった。少しショックだ。僕は女友達どころか、同性の友達すらいないので、駆け引きは苦手なのだ。
「ほらほら、落ちるよ、集中して!」
加世子は、彼女に向ける注意から、眼前に注意を向けるように促す。
ジョットコースターはもう、一番高い位置から落下する直前だった。
そして、凄まじい速さで落ちていく。
僕は思わず、きつく目を瞑ってしまった。
僕は乗りたいけど、実は苦手なタイプだ。だが、加世子は大丈夫だろうか? と思い、横目で見ると、彼女は声をあげて笑っていた。
「ハハハハハ」
その意外性に、少し呆気にとられる。
こんな一面もあるのだな、僕の知らない彼女を知れて、良かった。
僕はベンチに座ると、目の前に仁王立ちしている加世子がいた。
「だらしない!! 何疲れてるのよ」
彼女は呆れたように、僕を見ている。
「……」
やはりジェットコースターは好きだけど、得意じゃないんだなと、改めて実感した。
そういえば、卓の時、空を飛んでいた時も、怖かったな……。
「ちょっと、休憩する?」
そう言いながら、隣に優しく腰をかけた。
ジェットコースターで疲れていたはずなのに、僕は一気に元気になって、胸がドキドキする。
顔を、顔をもう一度、見てもいいだろうか……。もっと。
僕が緊張しているのに気づいたか、気づいていないか、分からないが、彼女は少し、意地悪そうに笑う。
「あたし、またジェットコースターがいいな」
「や、やめ……。いいよ、じゃあ乗ろう」
会話することで、また彼女の可愛い顔を見てしまう。
「男ってね、女の子をリードする方がいいよ。何でも、自分で決めないと、女の子の中にも、がっかりする子もいるかもね……」
「それって……」
僕は後悔と大きな失望を感じかけた。それって、加世子は僕と恋人にはなりたくないってことだろうか? もしも、彼女が……。
ゴクリと唾を喉に通す。
「それって、加世子は……」
駄目だ、言葉にならない。言えない。怖い。彼女が僕に男性として意識してるか? なんて聞ける訳ないっっ!
しかし、彼女の反応は、そんな所ではなかった。
「あっ!! 今あたしのこと、加世子って言った!」
あっ……。焦ってしまう。心の中で勝手に言っていたが、とうとう口に出る。
嫌われてしまったのではないか? 不安だ。不安だ。
「いいよ。流なら、あたしをそう呼んで」
温和な柔らかい、とても可愛い、笑顔だった。安心するどころか、僕は彼女をずっと見ていたい、感じていたいと思ってしまった。
「あと、そういうとこ、女の子に対しては自分から勝手に名前を呼ぶぐらいが、いいかもね」
顔が火照ってくる。熱い。
「それって……」
僕は続けようとした。言うなら、今かもしれない……。
「でも、流は本当におどおどして、頼りないなぁ……」
僕は出かかった言葉を引っ込めてしまった。だが、そんな落胆した顔を見て、加世子は笑う。
「まあ、優しいし。そこが流のいいとこ。もう行こう」
そう言って、加世子は一人で立ち上がって歩いて行く。
僕は「待ってよ」といいながらついて行った。
彼女の横をずっと歩いていきたい。心からそう思った。
その後、ゲームセンター、メリーゴーランド、観覧車。
沢山のアトラクションに乗り、僕の心と体は満足していた。
こんなに、楽しくて幸せで、そして、ドキドキする時が人生の中で過ごせるとは夢にも思わなかった。本当に夢みたいだ。
彼女も満足しているようで、時々、僕を馬鹿にしてくるが、とても嬉しそうに笑顔を振りまいていた。
でも、僕が、僕が本当に加世子の横にいていいのか? 僕が本当に加世子と恋人になっていいのか? と悩んでしまう。
世の中には僕よりも上位にいる男が何人もいる。というか、僕は下から数えた方が早い。けれども、僕は加世子が好きで、多分、加世子も僕に心を開いてくれている。
いいのだ。自分が男の中で、劣ってるとか、かっこ悪いとか関係ない。
彼女が僕を受け入れてくれたら、それでいいのだ!
と頭の中で色々と考えたり、葛藤したりすると、加世子と恋人になりたいという思いが、ますます強くなっていた。
辺りはもう暗くなっていた。
遊園地は静けさが、辺りを包んでいた
元々、人は少なかったが、静寂のように、凜とした空気がここを包む。
ジェットコースターは光が長い線を引くように、僕の視界に流れていき、メリーゴーランドは誰も乗らない、馬車や馬に優しい光を浴びせている。
無人のゲームセンターは、少しひとりぼっちで寂しそうだが、穏やか光をはなって静かに佇んでいる。
しかし、観覧車だけは壮麗で綺麗だった。
真夏の夜の大きな花火。
一つ一つ美しい輝きを放つ、ゴンドラは夜のしじまに、大きく絵を描く。
それが儚くもあり、とても綺麗だった。
彼女はここから、少し離れた電灯の光に照らされた横顔を見せ、髪をはらっと振り払う。
とても真剣で、冷たすぎるぐらい綺麗な表情。
笑っている顔も素敵だが、彼女の素の顔は、可愛いもさながら、優艶に思えた。
しかし、僕の鼓動がゆっくりになる。違和感をどこかに感じ取ったからかもしれない。
「……最後に、あたしのお願いを聞いてくれる?」
加世子は真剣な眼差しで僕を見る。
もちろん、とびきり可愛い顔だが、僕は不思議とそんな気がしなかった。
むしろ徐々に胸騒ぎがしてくることに気がつく。何だ? 何かが僕に襲ってきている。
「私、ビルの屋上から、夜景が見たいの、付き合ってくれる?」
「……どうして?」
おかしな、返答だった。どうしても、こうもない。
だが、彼女は緩やかに表情筋の柔らかくして笑った。
「流とのデート……最高のものにしたいから」
頷くしかない。そんな雰囲気に飲まれてしまう。
加世子はあまりに人がいないことで、何故か笑っていた。
ここの遊園地は沿線の鉄道会社が経営していて、やはり、ディズニーリゾートなどの大手の遊園地との競争に苦戦を強いられているようである。
だが、休日はそこそこ、人は入るみたいだ。僕も母さんに連れられて、何度か来ているが、今ほど、閑古鳥が鳴いている訳ではない。
見渡す限り、スタッフ以外、人はいない。
だが、ジェットコースターに悲鳴があがっているので、さすがに何人かは、こんな時でも訪れているようだ。
ゲームセンターの入り口には、出入りする人はいないようで、メリーゴーランドも馬も、馬車にも人は乗せておらず、ゆっくりとむなしく回転を続けている。
しかし、観覧車はすごく大きく、この街を一望できるぐらいだ。それが売りの遊園地でもあるらしい。
またジェットコースターも結構、高いところから降りるので、それなりにスリルはある。
「あの、ジェットコースター……」
僕はそこで口を噤んだ。妊娠したら、乗れるのか? 途中で気になったのである。だが、彼女は僕の言いたいことが、さすがに分かったようで。
「心配ないよ。乗ろう!」
とむしろ誘ってくれた。
だが、僕はそれでも心配だった。並んでいる時に、僕がそわそわしていると、彼女はスマホを見せた。
「ここに大丈夫って書いてある。大丈夫、ありがとう」
僕はようやく、胸を撫で下ろした。
おそらく、あのどうしようもない程、下劣な父親の子だろうが、彼女の子供であることは事実である。
生まれてくる子に罪なんてものは、全く無いし、彼女にとっても、大事な存在なのかもしれない。
だから、影響が出るなら、僕は怖かったのだ。
きっと、加世子のような、可愛くて、優しい女の子だろう。そんな風に自然と思わされる。
「また、ボーッとして。あたしとデートしてるのよ?! 分かってる?!」
彼女は頬をプーッと膨らませて、優しそうに怒っている。
仕草、全てが可愛すぎて、何度も抱きつきたくなる衝動がある。
「ごめん」
「エッチなことまた、考えてた?!」
「ち、違うよ!」
考えてないが、考えていた。あまり焦ってばかりも、駄目だ。
「あ、もう順番が来たよ」
僕はそう言った。
といっても、並んでいたのは、僕ら合わせて、十人も満たなかったので、五分すら待ってない。一番人気のアトラクションなので、この遊園地には全く人がいないように見えたが、さすがに何人かはここに集まっていた。
車体には、僕から先に入った。その後に、彼女が危なくないように、手を差し出そうとした。
だが、僕はまた、躊躇いを感じてしまった。
その様子を見て、加世子は頭を掻いた。
「流があたしの体を心配してくれてるのは、よく分かるよ。ありがとう」
有頂天になるぐらい、嬉しい。
手をまっすぐ差し伸べると、彼女は僕の手を握って、慎重に、足を車体に踏み入れる。
そして、僕の横に座った。
ドキドキする。
彼女の方を向くと、彼女は少し緊張の面持ちだった。
あまり得意ではないのかもしれない。
しかし、本当に可愛い。脳が蕩けそうになる。
「何!? また変なこと考えてる?!」
「うんん」
いや、これは正直に言ってもいいかもしれない。
「いや、綺麗だなって……」
「あたしが?! 当然じゃない」
「……」
そんな返事が来るとは思っていなかった。少しショックだ。僕は女友達どころか、同性の友達すらいないので、駆け引きは苦手なのだ。
「ほらほら、落ちるよ、集中して!」
加世子は、彼女に向ける注意から、眼前に注意を向けるように促す。
ジョットコースターはもう、一番高い位置から落下する直前だった。
そして、凄まじい速さで落ちていく。
僕は思わず、きつく目を瞑ってしまった。
僕は乗りたいけど、実は苦手なタイプだ。だが、加世子は大丈夫だろうか? と思い、横目で見ると、彼女は声をあげて笑っていた。
「ハハハハハ」
その意外性に、少し呆気にとられる。
こんな一面もあるのだな、僕の知らない彼女を知れて、良かった。
僕はベンチに座ると、目の前に仁王立ちしている加世子がいた。
「だらしない!! 何疲れてるのよ」
彼女は呆れたように、僕を見ている。
「……」
やはりジェットコースターは好きだけど、得意じゃないんだなと、改めて実感した。
そういえば、卓の時、空を飛んでいた時も、怖かったな……。
「ちょっと、休憩する?」
そう言いながら、隣に優しく腰をかけた。
ジェットコースターで疲れていたはずなのに、僕は一気に元気になって、胸がドキドキする。
顔を、顔をもう一度、見てもいいだろうか……。もっと。
僕が緊張しているのに気づいたか、気づいていないか、分からないが、彼女は少し、意地悪そうに笑う。
「あたし、またジェットコースターがいいな」
「や、やめ……。いいよ、じゃあ乗ろう」
会話することで、また彼女の可愛い顔を見てしまう。
「男ってね、女の子をリードする方がいいよ。何でも、自分で決めないと、女の子の中にも、がっかりする子もいるかもね……」
「それって……」
僕は後悔と大きな失望を感じかけた。それって、加世子は僕と恋人にはなりたくないってことだろうか? もしも、彼女が……。
ゴクリと唾を喉に通す。
「それって、加世子は……」
駄目だ、言葉にならない。言えない。怖い。彼女が僕に男性として意識してるか? なんて聞ける訳ないっっ!
しかし、彼女の反応は、そんな所ではなかった。
「あっ!! 今あたしのこと、加世子って言った!」
あっ……。焦ってしまう。心の中で勝手に言っていたが、とうとう口に出る。
嫌われてしまったのではないか? 不安だ。不安だ。
「いいよ。流なら、あたしをそう呼んで」
温和な柔らかい、とても可愛い、笑顔だった。安心するどころか、僕は彼女をずっと見ていたい、感じていたいと思ってしまった。
「あと、そういうとこ、女の子に対しては自分から勝手に名前を呼ぶぐらいが、いいかもね」
顔が火照ってくる。熱い。
「それって……」
僕は続けようとした。言うなら、今かもしれない……。
「でも、流は本当におどおどして、頼りないなぁ……」
僕は出かかった言葉を引っ込めてしまった。だが、そんな落胆した顔を見て、加世子は笑う。
「まあ、優しいし。そこが流のいいとこ。もう行こう」
そう言って、加世子は一人で立ち上がって歩いて行く。
僕は「待ってよ」といいながらついて行った。
彼女の横をずっと歩いていきたい。心からそう思った。
その後、ゲームセンター、メリーゴーランド、観覧車。
沢山のアトラクションに乗り、僕の心と体は満足していた。
こんなに、楽しくて幸せで、そして、ドキドキする時が人生の中で過ごせるとは夢にも思わなかった。本当に夢みたいだ。
彼女も満足しているようで、時々、僕を馬鹿にしてくるが、とても嬉しそうに笑顔を振りまいていた。
でも、僕が、僕が本当に加世子の横にいていいのか? 僕が本当に加世子と恋人になっていいのか? と悩んでしまう。
世の中には僕よりも上位にいる男が何人もいる。というか、僕は下から数えた方が早い。けれども、僕は加世子が好きで、多分、加世子も僕に心を開いてくれている。
いいのだ。自分が男の中で、劣ってるとか、かっこ悪いとか関係ない。
彼女が僕を受け入れてくれたら、それでいいのだ!
と頭の中で色々と考えたり、葛藤したりすると、加世子と恋人になりたいという思いが、ますます強くなっていた。
辺りはもう暗くなっていた。
遊園地は静けさが、辺りを包んでいた
元々、人は少なかったが、静寂のように、凜とした空気がここを包む。
ジェットコースターは光が長い線を引くように、僕の視界に流れていき、メリーゴーランドは誰も乗らない、馬車や馬に優しい光を浴びせている。
無人のゲームセンターは、少しひとりぼっちで寂しそうだが、穏やか光をはなって静かに佇んでいる。
しかし、観覧車だけは壮麗で綺麗だった。
真夏の夜の大きな花火。
一つ一つ美しい輝きを放つ、ゴンドラは夜のしじまに、大きく絵を描く。
それが儚くもあり、とても綺麗だった。
彼女はここから、少し離れた電灯の光に照らされた横顔を見せ、髪をはらっと振り払う。
とても真剣で、冷たすぎるぐらい綺麗な表情。
笑っている顔も素敵だが、彼女の素の顔は、可愛いもさながら、優艶に思えた。
しかし、僕の鼓動がゆっくりになる。違和感をどこかに感じ取ったからかもしれない。
「……最後に、あたしのお願いを聞いてくれる?」
加世子は真剣な眼差しで僕を見る。
もちろん、とびきり可愛い顔だが、僕は不思議とそんな気がしなかった。
むしろ徐々に胸騒ぎがしてくることに気がつく。何だ? 何かが僕に襲ってきている。
「私、ビルの屋上から、夜景が見たいの、付き合ってくれる?」
「……どうして?」
おかしな、返答だった。どうしても、こうもない。
だが、彼女は緩やかに表情筋の柔らかくして笑った。
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