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コタツの中で……
コタツの中で……(2)※
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火神はひな子の足を持ち上げると、足の指を一本一本、口に含んで舌を這わせた。
「んっ……やめて」
「駄目だ。お前もやっただろ? 昨日、学校で。これはそのお返し」
「んぅ……っ」
指と指の間までチロチロと丹念に舐め上げる火神の舌に、ひな子の背筋をゾワゾワとした感覚が駆け抜けていく。
ひな子がチラリと上目遣いに火神の様子をうかがってみると、彼はじゅるじゅると音を立てながら、ひな子の足の指を美味しそうにしゃぶっていた。
冬とはいえ、ここまで来るあいだに靴下に包まれていた足はすっかり蒸れているというのに……。そんなひな子の足を、まるで甘ったるいアイスキャンディーにでも齧りつくみたいに、火神が夢中になって頬張っている。
「……せんせい。真山先生にも、こんなことするんですか?」
「はぁ? 勘弁してくれよ、するわけないだろ」
火神の吐き捨てるような返事に、ひな子の頬が思わず緩む。
「……っん、」
ひな子はコタツの中に隠れて、火神に捕らわれた方とは別の脚を折り曲げて太腿を擦り合わせた。脚の奥がグジュグジュと膿んだ傷のように疼いている。痛いくらいに。
「あの……せんせ、」
「なぁ、羽澄」
ひな子の声を遮って、火神が苦しそうに呻いた。
「……帰ってくれないか」
「…………ぇ」
ひな子の足先から、火神の舌が離れた。
コタツ布団からハミ出した足が冷たい空気に触れてスースーする。ひな子の足に纏わりつく火神の唾液が乾いていく……。
「羽澄、頼むよ……。また俺が、オカシクならないうちに……あの夏の日みたいに……」
火神が下を向いて頭を抱えた。
――オカシクなればいいのに。
ひな子は、自分から目を逸らして俯く火神の乱れた髪の毛を、じっと見つめた。
「わかりました。帰ります。その前に……返してもらっていいですか」
「え? あ、あぁ。そうだったな」
火神はふらりと立ち上がると、部屋の奥から茶色い紙袋を持ってきた。
「すまなかったな、大人げないことして」
申し訳なさそうに頭を下げる火神から紙袋を受け取ると、ひな子は中身を確認した。
きれいに洗濯されて畳まれている淡い水色のブラジャーを取り出すと、火神の前に差し出してみせる。
「これ、着けてください」
「……は?」
戸惑う火神の手にブラジャーを押し付けると、ひな子はパーカーにブラウス、キャミソール……上半身に身に着けていた服を一枚一枚、脱いでいく。
「おい、羽澄……なにやってるんだ!?」
慌てる火神の声を無視して、ひな子はいま着けている薄いピンク色のブラジャーを外した。下ろしていた髪の毛をひとつにまとめて身体の前へ垂らすと、裸になった背中を火神の前に向ける。
「着けてください……」
「なにバカなこと言ってるんだよ、お前は……」
火神が呆れたように溜息をつくのを、背中越しに感じる。
――私、なにしてるんだろう? なんで、こんな、恥ずかしいこと……。
恥ずかしさのあまり、ぷるぷると背中が震えた。
火神の反応が怖くて、振り返れない。
ひな子はぎゅっと目を瞑って火神の反応を待った。
気まずい。恥ずかしい。だけどもう止められない。止められなかった。
「はぁ……」
火神の深い溜息が、すぐ耳元で聞こえた。
ひな子の震える肩に温かな呼気を感じる。
「どうすればいいんだ」
ひな子の胸の前に、火神の腕が回される。たどたどしい手つきで、ひな子の胸にカップをあてがう。
「あっ……」
ざらついた布地がぷっくりと膨らんだ蕾に擦れて、ひな子が思わず甘い声を漏らす。
「こら。そんな声、出すな」
「だって……」
火神の指が肌を掠めるたびに、ビリビリとした何かがひな子の身体を貫いてしまうのだ。ほんのちょっとの刺激なのに、全身が反応してしまう……。
「そういえば、外したことはあっても、留めたことはなかったな……。これでいいのか?」
そんなことをぼやきつつ、火神がホックを留める。
「ほら、できたぞ」
なんだか胸の納まりが悪い。
「……なんかズレてて、気持ち悪いです……直してください」
「直して、って、お前な……。どこまで煽るんだよ。さすがに理性の限界だぞ」
切羽詰まったような火神の声に、
「そんなの、さっさと取っ払ってください……。私はもう、とっくに、限界、なのに」
ひな子は懇願した。泣きそうだった。
「……っ!」
火神が小さく息を呑む気配を感じた。
直後に後ろから腕が伸びてきたかと思うと――、
「あぁぁ……」
火神の大きな手が、ブラジャーごとひな子の胸を包んで、ゆさゆさと乱暴に揉みしだいた。
待ち望んでいた感覚に、ひな子の身体が悦びに震える。
火神はさっき自分で着けたはずのブラジャーを力ずくで下へずらした。拘束を解かれたひな子の豊乳がぷるんと飛び出す。
「あぁ……っ、ん」
火神は手のひらで好きなようにその豊かな双丘を捏ねまわしながら、固く尖った胸の先を爪の先でカリカリと引っ掻いてくる。
むず痒さと紙一重の快感が、胸の先端からジワジワと、ひな子の身体を蝕んでいく。
耳元に火神の熱い息がかかった。
先生の熱だ――と思った瞬間、熱く滑った舌が耳の穴へと差し込まれた。クチュクチュ、という水音が脳髄に直接響いて、何も考えられなくなる。
「んぅ……ふ、……んん」
ひな子の肉体はもう、どこもかしこも、痛いくらいジクジクと疼いていた。
「そんなに感じるなよ……止められなくなるだろうが……っ」
火神の呼吸が荒くなった。
――先生も興奮してる。
そう思うと、ひな子の身体もますます熱を帯びる。
「止めなくていいから……もっと、シて」
「お前なぁ……!」
ひな子を責めるように呟いてから、火神は両手で彼女の赤く充血した乳首を強く摘まんだ。
「やぁ……っ、んぅ、ん!」
今までにない強烈な刺激に、ひな子が大きく身をよじった。
火神の右手がひな子の脇腹を伝って、下腹部へと下りていく。デニムのファスナーを外すと、隙間から火神の指が忍び込んでくる。
そこはすでにぐっしょりと湿っているはずだ。恥ずかしいけれど、今さら隠すつもりもない。むしろ、先生を感じて、こんなになってしまっている自分を早く知ってほしい、とひな子は願った。
下着の上からにも関わらず、火神の指は的確にひな子の身体の中心を……いちばん敏感なその場所を……圧し潰すように触れてくる。
「あぁっ……!」
ひな子の身体が海岸に打ち上げられたばかりの魚みたいに大きく跳ねた。トロトロと溢れた蜜を塗りつけてから、人差し指でクルクルと刺激される。
「はぁ……っ、ん……あぁ、だめ……、んぅ、いぃ……」
「ふっ……どっちだよ。ダメなのか? イイのか?」
正反対の意味の言葉を譫言のように繰り返しながら、ひな子はドロドロに溶けていく。
やがて火神の指が、ぬぷり、と膣内へと入ってくると、悦びのあまり、ゾクゾクと波打つのがわかった。
――もっと、もっと、ぐちゃぐちゃに掻き混ぜて。
焦らしているのか、躊躇っているのか……浅いところで行ったり来たりしている火神の指がまどろっこしい。
「や……、もっと……奥、まで……」
「どこで覚えたんだ、そんな強請り方」
ひな子の要望に応えるかのように、火神の長い指が付け根まで挿入された。いつのまにか二本に増やされた指が、ひな子の悦いトコロを探して貪るように動いている。
――足りない。
ひな子は振り向いて、火神にしがみついた。
彼の目を見れなくて、首元に顔を埋める。深く息を吸うと、少し汗ばんだ火神の匂いが鼻腔に広がった。
「……先生のが……欲しい……です」
火神がヒュっと息を呑んだ。
「指だけじゃ……足りない、の……」
ひな子の目から涙が零れた。
こんなの自分じゃない、と思う。信じられなかった。動物みたいに発情して、自分から男のひとを誘うなんて。
だけど――もう止められない。
「……そんなに、煽らないでくれよ。頼むから」
心底困ったような火神先生の声。
「ごめんなさい、せんせい」
抱きついていた腕にぎゅうっと力を込めて、ひな子は囁いた。
「…………たすけて」
「んっ……やめて」
「駄目だ。お前もやっただろ? 昨日、学校で。これはそのお返し」
「んぅ……っ」
指と指の間までチロチロと丹念に舐め上げる火神の舌に、ひな子の背筋をゾワゾワとした感覚が駆け抜けていく。
ひな子がチラリと上目遣いに火神の様子をうかがってみると、彼はじゅるじゅると音を立てながら、ひな子の足の指を美味しそうにしゃぶっていた。
冬とはいえ、ここまで来るあいだに靴下に包まれていた足はすっかり蒸れているというのに……。そんなひな子の足を、まるで甘ったるいアイスキャンディーにでも齧りつくみたいに、火神が夢中になって頬張っている。
「……せんせい。真山先生にも、こんなことするんですか?」
「はぁ? 勘弁してくれよ、するわけないだろ」
火神の吐き捨てるような返事に、ひな子の頬が思わず緩む。
「……っん、」
ひな子はコタツの中に隠れて、火神に捕らわれた方とは別の脚を折り曲げて太腿を擦り合わせた。脚の奥がグジュグジュと膿んだ傷のように疼いている。痛いくらいに。
「あの……せんせ、」
「なぁ、羽澄」
ひな子の声を遮って、火神が苦しそうに呻いた。
「……帰ってくれないか」
「…………ぇ」
ひな子の足先から、火神の舌が離れた。
コタツ布団からハミ出した足が冷たい空気に触れてスースーする。ひな子の足に纏わりつく火神の唾液が乾いていく……。
「羽澄、頼むよ……。また俺が、オカシクならないうちに……あの夏の日みたいに……」
火神が下を向いて頭を抱えた。
――オカシクなればいいのに。
ひな子は、自分から目を逸らして俯く火神の乱れた髪の毛を、じっと見つめた。
「わかりました。帰ります。その前に……返してもらっていいですか」
「え? あ、あぁ。そうだったな」
火神はふらりと立ち上がると、部屋の奥から茶色い紙袋を持ってきた。
「すまなかったな、大人げないことして」
申し訳なさそうに頭を下げる火神から紙袋を受け取ると、ひな子は中身を確認した。
きれいに洗濯されて畳まれている淡い水色のブラジャーを取り出すと、火神の前に差し出してみせる。
「これ、着けてください」
「……は?」
戸惑う火神の手にブラジャーを押し付けると、ひな子はパーカーにブラウス、キャミソール……上半身に身に着けていた服を一枚一枚、脱いでいく。
「おい、羽澄……なにやってるんだ!?」
慌てる火神の声を無視して、ひな子はいま着けている薄いピンク色のブラジャーを外した。下ろしていた髪の毛をひとつにまとめて身体の前へ垂らすと、裸になった背中を火神の前に向ける。
「着けてください……」
「なにバカなこと言ってるんだよ、お前は……」
火神が呆れたように溜息をつくのを、背中越しに感じる。
――私、なにしてるんだろう? なんで、こんな、恥ずかしいこと……。
恥ずかしさのあまり、ぷるぷると背中が震えた。
火神の反応が怖くて、振り返れない。
ひな子はぎゅっと目を瞑って火神の反応を待った。
気まずい。恥ずかしい。だけどもう止められない。止められなかった。
「はぁ……」
火神の深い溜息が、すぐ耳元で聞こえた。
ひな子の震える肩に温かな呼気を感じる。
「どうすればいいんだ」
ひな子の胸の前に、火神の腕が回される。たどたどしい手つきで、ひな子の胸にカップをあてがう。
「あっ……」
ざらついた布地がぷっくりと膨らんだ蕾に擦れて、ひな子が思わず甘い声を漏らす。
「こら。そんな声、出すな」
「だって……」
火神の指が肌を掠めるたびに、ビリビリとした何かがひな子の身体を貫いてしまうのだ。ほんのちょっとの刺激なのに、全身が反応してしまう……。
「そういえば、外したことはあっても、留めたことはなかったな……。これでいいのか?」
そんなことをぼやきつつ、火神がホックを留める。
「ほら、できたぞ」
なんだか胸の納まりが悪い。
「……なんかズレてて、気持ち悪いです……直してください」
「直して、って、お前な……。どこまで煽るんだよ。さすがに理性の限界だぞ」
切羽詰まったような火神の声に、
「そんなの、さっさと取っ払ってください……。私はもう、とっくに、限界、なのに」
ひな子は懇願した。泣きそうだった。
「……っ!」
火神が小さく息を呑む気配を感じた。
直後に後ろから腕が伸びてきたかと思うと――、
「あぁぁ……」
火神の大きな手が、ブラジャーごとひな子の胸を包んで、ゆさゆさと乱暴に揉みしだいた。
待ち望んでいた感覚に、ひな子の身体が悦びに震える。
火神はさっき自分で着けたはずのブラジャーを力ずくで下へずらした。拘束を解かれたひな子の豊乳がぷるんと飛び出す。
「あぁ……っ、ん」
火神は手のひらで好きなようにその豊かな双丘を捏ねまわしながら、固く尖った胸の先を爪の先でカリカリと引っ掻いてくる。
むず痒さと紙一重の快感が、胸の先端からジワジワと、ひな子の身体を蝕んでいく。
耳元に火神の熱い息がかかった。
先生の熱だ――と思った瞬間、熱く滑った舌が耳の穴へと差し込まれた。クチュクチュ、という水音が脳髄に直接響いて、何も考えられなくなる。
「んぅ……ふ、……んん」
ひな子の肉体はもう、どこもかしこも、痛いくらいジクジクと疼いていた。
「そんなに感じるなよ……止められなくなるだろうが……っ」
火神の呼吸が荒くなった。
――先生も興奮してる。
そう思うと、ひな子の身体もますます熱を帯びる。
「止めなくていいから……もっと、シて」
「お前なぁ……!」
ひな子を責めるように呟いてから、火神は両手で彼女の赤く充血した乳首を強く摘まんだ。
「やぁ……っ、んぅ、ん!」
今までにない強烈な刺激に、ひな子が大きく身をよじった。
火神の右手がひな子の脇腹を伝って、下腹部へと下りていく。デニムのファスナーを外すと、隙間から火神の指が忍び込んでくる。
そこはすでにぐっしょりと湿っているはずだ。恥ずかしいけれど、今さら隠すつもりもない。むしろ、先生を感じて、こんなになってしまっている自分を早く知ってほしい、とひな子は願った。
下着の上からにも関わらず、火神の指は的確にひな子の身体の中心を……いちばん敏感なその場所を……圧し潰すように触れてくる。
「あぁっ……!」
ひな子の身体が海岸に打ち上げられたばかりの魚みたいに大きく跳ねた。トロトロと溢れた蜜を塗りつけてから、人差し指でクルクルと刺激される。
「はぁ……っ、ん……あぁ、だめ……、んぅ、いぃ……」
「ふっ……どっちだよ。ダメなのか? イイのか?」
正反対の意味の言葉を譫言のように繰り返しながら、ひな子はドロドロに溶けていく。
やがて火神の指が、ぬぷり、と膣内へと入ってくると、悦びのあまり、ゾクゾクと波打つのがわかった。
――もっと、もっと、ぐちゃぐちゃに掻き混ぜて。
焦らしているのか、躊躇っているのか……浅いところで行ったり来たりしている火神の指がまどろっこしい。
「や……、もっと……奥、まで……」
「どこで覚えたんだ、そんな強請り方」
ひな子の要望に応えるかのように、火神の長い指が付け根まで挿入された。いつのまにか二本に増やされた指が、ひな子の悦いトコロを探して貪るように動いている。
――足りない。
ひな子は振り向いて、火神にしがみついた。
彼の目を見れなくて、首元に顔を埋める。深く息を吸うと、少し汗ばんだ火神の匂いが鼻腔に広がった。
「……先生のが……欲しい……です」
火神がヒュっと息を呑んだ。
「指だけじゃ……足りない、の……」
ひな子の目から涙が零れた。
こんなの自分じゃない、と思う。信じられなかった。動物みたいに発情して、自分から男のひとを誘うなんて。
だけど――もう止められない。
「……そんなに、煽らないでくれよ。頼むから」
心底困ったような火神先生の声。
「ごめんなさい、せんせい」
抱きついていた腕にぎゅうっと力を込めて、ひな子は囁いた。
「…………たすけて」
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