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秘密
秘密(3)※
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「水島って……え、龍ちゃん……?」
嘘。嘘。嘘。
「ちゃんと見張ってないと、お前にもまた咥えさせるぞ!」
扉の向こうにいるらしい龍一郎に向かって、脇田の怒声が飛ぶ。
龍一郎はなんと答えたのか、どんな顔をしているのか……。
ひな子のいる場所からは何も見えなかった。
「お前、まさか……そこで、ひとりでシコってんじゃねぇよな?」
バカにしたように嘲笑う脇田の下卑た声。
吐き気がする。
「そ、そんなわけないじゃないですかっ……」
「……龍ちゃん……!」
男子にしては少し高めの声が上擦っていた。
少年みたいな声。
聞き間違えるはずがない。
龍一郎の声だ。
「ほんとかぁ? 水島もヘビーユーザーだからな~」
「ヘビーユーザー……?」
ひな子は脇田の言葉を小声で繰り返した。
――何を言っているの? どういう意味……?
「あれ? もしかして、キミ、知らないのぉ?」
戸惑うひな子の声を耳にしたのか、股間を丸出しにしたままの男が腰をかがめて、ひな子の顔を覗き込んできた。
「いつも回してあげてる、ってコト」
「……まわす?」
「そう。キミの動画……カッちゃんとヤッてるヤツね。仲間内に回してくれてるんだぁ、いつも」
「…………え」
――何を言っているの……?
動画? 仲間内? いつも……?
嬉しそうに語る男を横目に、ひな子の思考が止まる。
「オカズ用だよ。なぁ~、水島ぁ?」
いつの間にかひな子を見下ろすように立っていた脇田が愉しそうに口を挟んだ。
室内には入ってこない龍一郎に向かって、茶化すような声をかける。
「悪いヤツだよなぁ、カッちゃんは。いたいけな高校生たちをオモチャにして」
男は笑いながら自分の男根をぶらぶらと揺らして、ひな子の胸に擦りつけてくる。
肉棒の先端が乳首を掠める度に、ひな子の口から女の声が漏れた。
――その度に、ひな子は自分で自分が嫌になった。
誰にも知られたくなかった、汚れた自分。
淫らな自分。
龍一郎にも、果穂にも、そして……火神にも。
本当は、誰にも知られたくなかったのに――。
ひな子は思い出した。
脇田に見せられた「最初の」画像を。
あれはもう一年以上前……二年生の夏休みのことだ。
練習の後、脇田に残るように言われたひな子は、更衣室で……そう、この更衣室で……脇田が来るのを待っていた。着替えもしないで水着のまま、ひとりきりで、更衣室の隅っこに置かれたベンチに座っていると、
「よっ、待たせたな」
更衣室にやって来た脇田は、ひな子の隣に腰かけた。お互いの腕が密着するくらい、すぐ隣に。
いつもと違うその距離感が少し不快だったが、コーチも務める水泳部の大先輩に、意義を唱えることなどできるわけがなかった。
「実は、お前に見せたいもんがあってな」
「え、なんですか?」
満面の笑みでご機嫌な脇田の調子に合わせて、ひな子も作り笑いをしながら答えると、
「ほら、これ」
脇田がひな子の目に入るように、スマホの画面を差し出してみせた。
「……え?」
画面を見たひな子が口を開けたまま固まった。
その画面には龍一郎がいた。
見間違えるわけがない。
ちょっと無理したように笑っている龍一郎の横顔。
その口元に添えられた短い煙草……。
さらに龍一郎の前に置かれたテーブルの上には、ビールやチューハイの缶が何本も並んでいる。
「ヤバいよなぁ、これは。未成年が飲酒に喫煙」
「……っ!」
「特に水島は『特待生』だもんなぁ。これがバレたら停学は免れないよなぁ。未来の日本代表もオリンピックも……ぜ~んぶ、ナシ!」
「……そんな、」
言葉を失うひな子の前に、脇田がもう一枚、別の画像を出してきた。
「……え? なんですか……これ」
ひな子には、そこに映し出されたものが理解できなかった。
彼女の初心な反応に、脇田がニヤニヤと頬を緩めて唇を舐めた。
「あ、羽澄はまだ見たことないか? 男のアレ」
ぬめぬめと濡れた口元をひな子の耳元へ寄せながら、脇田が意味ありげに囁いた。
「ぎゃあっ……!」
脇田の言葉の意味を理解したひな子が小さく悲鳴を上げる。
――どういうこと?
なんで、龍一郎が他の男のひとのアレを……咥えているのか。
「ビックリだよな~。水島ってソッチだったんだな。まぁ性癖は人それぞれだけど……とはいえ、こんな画像が流出したら……恥ずかしくて人前に出られないよな~。水島の将来が台無しだよな~」
脇田の語尾を伸ばした軽薄な喋り方が不快でたまらなかった。
龍一郎が……ゲイ? 本当に?
画像の中の彼は、目をぎゅっと閉じて眉をひそめている。
龍一郎が自分の意志でやっているのなら、何も言わない。
こんなことで、ひな子の龍一郎に対する想いが変わることなんかない。
――だけど。
ここに映った龍一郎は、龍一郎の表情は……苦しそうだ、とても……。
「羽澄なら、俺の言いたいこと……わかるよなぁ? お前はいいコだから。水島を助けるにはどうすればいいか……」
脇田がひな子の肩に手を回して自分の方へと引き寄せた。
耳元で囁きながら、震える頬をぺろりとひと舐めされる。ベタリと肌の上に張り付いた気色悪い感触に、ひな子の顔が引き攣った。
かすかな震えるひな子の胸元に脇田の手がぬぅっと伸びてくる。
窮屈な水着を力まかせに摺り下ろされると、水着の下に押し込められていた豊満な胸がぷるんと飛び出した。
「やっぱりな~。俺が見込んだとおりだわ」
舌舐めずりでもしそうな勢いで嬉しそうに呟いた脇田。ひな子の露出した胸を乱暴に鷲掴むと、柔らかくて量感のあるそれを好き放題に揉みしだいた。
ひな子は訳もわからず、されるがままになっていた。ただ……
――汚れていく。
脇田の触れられたところから、自分が汚れていく気がした。
「そろそろ挿れちゃおっかなぁ? カッちゃん、あの薬、貸してよ」
男の声で、ひな子の意識は現在に引き戻された。
目を開けると、あの小瓶が目の前にあった。
「ぃ、いやぁぁぁ……っ!」
今までされるがままになっていたひな子が、悲鳴を上げて、逃げようとした。
「おい、何やってんだよ!?」
脇田が声を荒げてひな子を羽交い締めにすると、そのまま床に引き倒した。
ひな子と脇田が倒れ込んだ拍子に近くのロッカーが大きく音を立てる。
背後から脇田に拘束されて身動きの取れないひな子の正面に、もうひとりの男が回り込んでくる。
「カッちゃん、めんどくせぇから、クスリは一発抜いてからでいいや。もう我慢できないし」
男は舌舐めずりしながらそう言うと、ひな子の足首を両手でむずと掴んで、左右に大きく広げた。スカートが捲れて、白い脚が露わになる。
ギラついた目でひな子の脚の間を凝視する男が、乱暴な手つきで下着に手をかけようとした、その時――
シュー……
空気が漏れるような音がしたかと思うと、
「うわ、何だこれ……痛い……目が、目がぁぁあ……っ!」
ひな子の正面にいた男が、顔を抑えて、身を仰け反らせた。
「おい、どうした……」
シュー……、プシュー……!!
脇田の訝しげな声に続いて、再び、あの音。
「わっ……な、んだ……くそっ……痛ぇ、見えねぇ……!」
脇田が苦しそうに呻いた。
力が緩んだ隙にひな子が立ち上がると、横から手を引かれる。
「ごめん、遅くなって」
ひな子の手首を握った人物が口を開いた。
すらっと背の高いシルエット。
薄暗闇の中、目を凝らしてその影を見つめると――。
歳はひな子より少し上くらいだろうか?
知らない男のひとが、申し訳なさそうに頭を垂れていた。
「あの、ありがとう……ございます。あの、えぇ……と」
とりあえず礼を言ってから、ひな子は自分を助けてくれたらしいその人に向かって問いかけた。
「どちら様……ですか?」
嘘。嘘。嘘。
「ちゃんと見張ってないと、お前にもまた咥えさせるぞ!」
扉の向こうにいるらしい龍一郎に向かって、脇田の怒声が飛ぶ。
龍一郎はなんと答えたのか、どんな顔をしているのか……。
ひな子のいる場所からは何も見えなかった。
「お前、まさか……そこで、ひとりでシコってんじゃねぇよな?」
バカにしたように嘲笑う脇田の下卑た声。
吐き気がする。
「そ、そんなわけないじゃないですかっ……」
「……龍ちゃん……!」
男子にしては少し高めの声が上擦っていた。
少年みたいな声。
聞き間違えるはずがない。
龍一郎の声だ。
「ほんとかぁ? 水島もヘビーユーザーだからな~」
「ヘビーユーザー……?」
ひな子は脇田の言葉を小声で繰り返した。
――何を言っているの? どういう意味……?
「あれ? もしかして、キミ、知らないのぉ?」
戸惑うひな子の声を耳にしたのか、股間を丸出しにしたままの男が腰をかがめて、ひな子の顔を覗き込んできた。
「いつも回してあげてる、ってコト」
「……まわす?」
「そう。キミの動画……カッちゃんとヤッてるヤツね。仲間内に回してくれてるんだぁ、いつも」
「…………え」
――何を言っているの……?
動画? 仲間内? いつも……?
嬉しそうに語る男を横目に、ひな子の思考が止まる。
「オカズ用だよ。なぁ~、水島ぁ?」
いつの間にかひな子を見下ろすように立っていた脇田が愉しそうに口を挟んだ。
室内には入ってこない龍一郎に向かって、茶化すような声をかける。
「悪いヤツだよなぁ、カッちゃんは。いたいけな高校生たちをオモチャにして」
男は笑いながら自分の男根をぶらぶらと揺らして、ひな子の胸に擦りつけてくる。
肉棒の先端が乳首を掠める度に、ひな子の口から女の声が漏れた。
――その度に、ひな子は自分で自分が嫌になった。
誰にも知られたくなかった、汚れた自分。
淫らな自分。
龍一郎にも、果穂にも、そして……火神にも。
本当は、誰にも知られたくなかったのに――。
ひな子は思い出した。
脇田に見せられた「最初の」画像を。
あれはもう一年以上前……二年生の夏休みのことだ。
練習の後、脇田に残るように言われたひな子は、更衣室で……そう、この更衣室で……脇田が来るのを待っていた。着替えもしないで水着のまま、ひとりきりで、更衣室の隅っこに置かれたベンチに座っていると、
「よっ、待たせたな」
更衣室にやって来た脇田は、ひな子の隣に腰かけた。お互いの腕が密着するくらい、すぐ隣に。
いつもと違うその距離感が少し不快だったが、コーチも務める水泳部の大先輩に、意義を唱えることなどできるわけがなかった。
「実は、お前に見せたいもんがあってな」
「え、なんですか?」
満面の笑みでご機嫌な脇田の調子に合わせて、ひな子も作り笑いをしながら答えると、
「ほら、これ」
脇田がひな子の目に入るように、スマホの画面を差し出してみせた。
「……え?」
画面を見たひな子が口を開けたまま固まった。
その画面には龍一郎がいた。
見間違えるわけがない。
ちょっと無理したように笑っている龍一郎の横顔。
その口元に添えられた短い煙草……。
さらに龍一郎の前に置かれたテーブルの上には、ビールやチューハイの缶が何本も並んでいる。
「ヤバいよなぁ、これは。未成年が飲酒に喫煙」
「……っ!」
「特に水島は『特待生』だもんなぁ。これがバレたら停学は免れないよなぁ。未来の日本代表もオリンピックも……ぜ~んぶ、ナシ!」
「……そんな、」
言葉を失うひな子の前に、脇田がもう一枚、別の画像を出してきた。
「……え? なんですか……これ」
ひな子には、そこに映し出されたものが理解できなかった。
彼女の初心な反応に、脇田がニヤニヤと頬を緩めて唇を舐めた。
「あ、羽澄はまだ見たことないか? 男のアレ」
ぬめぬめと濡れた口元をひな子の耳元へ寄せながら、脇田が意味ありげに囁いた。
「ぎゃあっ……!」
脇田の言葉の意味を理解したひな子が小さく悲鳴を上げる。
――どういうこと?
なんで、龍一郎が他の男のひとのアレを……咥えているのか。
「ビックリだよな~。水島ってソッチだったんだな。まぁ性癖は人それぞれだけど……とはいえ、こんな画像が流出したら……恥ずかしくて人前に出られないよな~。水島の将来が台無しだよな~」
脇田の語尾を伸ばした軽薄な喋り方が不快でたまらなかった。
龍一郎が……ゲイ? 本当に?
画像の中の彼は、目をぎゅっと閉じて眉をひそめている。
龍一郎が自分の意志でやっているのなら、何も言わない。
こんなことで、ひな子の龍一郎に対する想いが変わることなんかない。
――だけど。
ここに映った龍一郎は、龍一郎の表情は……苦しそうだ、とても……。
「羽澄なら、俺の言いたいこと……わかるよなぁ? お前はいいコだから。水島を助けるにはどうすればいいか……」
脇田がひな子の肩に手を回して自分の方へと引き寄せた。
耳元で囁きながら、震える頬をぺろりとひと舐めされる。ベタリと肌の上に張り付いた気色悪い感触に、ひな子の顔が引き攣った。
かすかな震えるひな子の胸元に脇田の手がぬぅっと伸びてくる。
窮屈な水着を力まかせに摺り下ろされると、水着の下に押し込められていた豊満な胸がぷるんと飛び出した。
「やっぱりな~。俺が見込んだとおりだわ」
舌舐めずりでもしそうな勢いで嬉しそうに呟いた脇田。ひな子の露出した胸を乱暴に鷲掴むと、柔らかくて量感のあるそれを好き放題に揉みしだいた。
ひな子は訳もわからず、されるがままになっていた。ただ……
――汚れていく。
脇田の触れられたところから、自分が汚れていく気がした。
「そろそろ挿れちゃおっかなぁ? カッちゃん、あの薬、貸してよ」
男の声で、ひな子の意識は現在に引き戻された。
目を開けると、あの小瓶が目の前にあった。
「ぃ、いやぁぁぁ……っ!」
今までされるがままになっていたひな子が、悲鳴を上げて、逃げようとした。
「おい、何やってんだよ!?」
脇田が声を荒げてひな子を羽交い締めにすると、そのまま床に引き倒した。
ひな子と脇田が倒れ込んだ拍子に近くのロッカーが大きく音を立てる。
背後から脇田に拘束されて身動きの取れないひな子の正面に、もうひとりの男が回り込んでくる。
「カッちゃん、めんどくせぇから、クスリは一発抜いてからでいいや。もう我慢できないし」
男は舌舐めずりしながらそう言うと、ひな子の足首を両手でむずと掴んで、左右に大きく広げた。スカートが捲れて、白い脚が露わになる。
ギラついた目でひな子の脚の間を凝視する男が、乱暴な手つきで下着に手をかけようとした、その時――
シュー……
空気が漏れるような音がしたかと思うと、
「うわ、何だこれ……痛い……目が、目がぁぁあ……っ!」
ひな子の正面にいた男が、顔を抑えて、身を仰け反らせた。
「おい、どうした……」
シュー……、プシュー……!!
脇田の訝しげな声に続いて、再び、あの音。
「わっ……な、んだ……くそっ……痛ぇ、見えねぇ……!」
脇田が苦しそうに呻いた。
力が緩んだ隙にひな子が立ち上がると、横から手を引かれる。
「ごめん、遅くなって」
ひな子の手首を握った人物が口を開いた。
すらっと背の高いシルエット。
薄暗闇の中、目を凝らしてその影を見つめると――。
歳はひな子より少し上くらいだろうか?
知らない男のひとが、申し訳なさそうに頭を垂れていた。
「あの、ありがとう……ございます。あの、えぇ……と」
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