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トワイライト・ラブ(陽炎)
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英一は、これから阪神高速、東名高速を走って神奈川の藤沢に帰らなければならない。
京都での滞在時間が限られていた。美紀も奈良に帰らなければならない。英一は、時間が無いので思い切って言った。
「こうゆう事は、男から言うべきことだと思うので言いますが、あの~、思い出を作りに行きますか?」と言った。美紀は、一瞬驚いたような顔をして英一を見つめた。車内にしばらく沈黙が流れたあと、小さく息を吐き、
「ごめんなさい」と言った。
その目はしっかりとした決意と、少しの戸惑いが入り混じっていた。
英一は、少し驚くと共にホッとした。微笑んから、直ぐに
「解りました。美紀さん無理はしないでほしいので、解りました。」と言った。二人はもう一度見つめ合い、自然と手を握り合った。
雨が少しずつ弱まり、お寺の境内から広い庭の景色がぼんやりと広がって見えた。それぞれに静かな空気があった。英一は、少しホッとして、罪悪感から解放された。
英一は、ぽつりと言った、
「とりあえず、男から言わなければいけないと思ったのでーーー」
「嫌なら、それで良いんです。」「これは、本心ですよ」
美紀は、
「ありがとう」といって、
「こんなこと慣れていないので、心の準備が出来ていないの。」
「ごめんなさい」
英一は、ちょっと戸惑って心になかで
(・・・63歳でも、準備がいるんだ。。。)と思った。
美紀には、全くこのような事が人生で無かったので、戸惑っているのだった。
今日は、英一に一刻も早く会いたかったし、やさしさと包容力が大好きになっていた。
車の中で、少しの沈黙した時間が流れて、英一は
「本当に無理しないで良いですよ。」「美紀さんとは、こうして一緒にいてお話ししているだけでも楽しいですから」と言った。美紀は、
「ありがとう」と言って、笑顔に戻った。
そして二人は、我慢できずにまた激しく口づけをした
余韻もあって、どれくらい経っただろうか?
美紀はしばらくして、外の雨を見つめながら、突然
「英一さん、勇気を出してホテルに行きましょうか。」と言った。
英一は、少し驚くとともに、すぐに覚悟を決めた。
でも、藤沢に帰らなければいけないので、残された時間はあまりなかった。英一はエンジンをかけ、静かに車を走らせた。どこへ向かうのか、二人の間にはもう言葉は要らなかった。
京都のお寺の周辺をとりあえず走った。しかしながら、土地勘が無くホテルの場所など解らずに、少し興奮気味もあって、いくら走ってもホテルが見つからない
やっと見つけたホテルは、満室だった。
英一は、
「今日はご縁がないみたいですね」と笑った。そして、
「もう二度と京都には来ません」と、言ったら美紀は、声を出して笑った。
ホテルに行く事が出来なかったと解って、美紀はそれまで静かにしていたが、顔を見てお互いに微笑んだ。美紀は勇気を出してくれたのに、時間切れとなった。
それまで、お互い少し興奮と緊張していたので、コンビニの駐車場の車を停め、飲み物を買って一息ついた。
二人に別れの時が迫って来ていたので、コンビニの奥まったところに少し車を移動して、再び唇を重ね合った。
外は寒いが車の中は熱気で暑かった。もう直ぐお別れなので長い間の抱擁だった。英一は、興奮していて、思わず
「美紀さんの胸を見たい」と言った。
美紀は、一瞬戸惑いながらも直ぐに胸を出して見せてくれた。
英一は、その胸に顔を押し当てて、いつくしむ様に優しく吸った。美紀から嗚咽が漏れた。
名残惜しいが、二人に別れの時が迫って来ていたので、美紀を京都駅に送って、軽く別れのキスをした。車を降りた、美紀の顔は少しピンク色になっていて、笑顔で手を振っていてくれた。
英一は、予定より遅れたが、高速道路に向かって車を走らせた。
新しい新東名を走るのは、初めてだった。最高速が120キロとなっていて、美紀を思い出しながら神奈川の家路に向かった。
高速のサービスエリアで給油して、少し休憩しながら美紀からのメールを見た。今日は、とても楽しかった事や英一さんのやさしさに触れて、更に大好きになった事など書いてあった。また会える日が待ちどうしいね。と締めくくってあった。
京都で別れてから、お互いにメールで、日常の何気ない事をやり取りしていたが、美紀から東京での再会についてメールが来た。
それは、以前からスペイン旅行で知り合った旅行仲間と、東京で会う約束をしていた事だった。
再会、日時の確認だった。英一は、翌日の午後は大丈夫と返事した。
京都での滞在時間が限られていた。美紀も奈良に帰らなければならない。英一は、時間が無いので思い切って言った。
「こうゆう事は、男から言うべきことだと思うので言いますが、あの~、思い出を作りに行きますか?」と言った。美紀は、一瞬驚いたような顔をして英一を見つめた。車内にしばらく沈黙が流れたあと、小さく息を吐き、
「ごめんなさい」と言った。
その目はしっかりとした決意と、少しの戸惑いが入り混じっていた。
英一は、少し驚くと共にホッとした。微笑んから、直ぐに
「解りました。美紀さん無理はしないでほしいので、解りました。」と言った。二人はもう一度見つめ合い、自然と手を握り合った。
雨が少しずつ弱まり、お寺の境内から広い庭の景色がぼんやりと広がって見えた。それぞれに静かな空気があった。英一は、少しホッとして、罪悪感から解放された。
英一は、ぽつりと言った、
「とりあえず、男から言わなければいけないと思ったのでーーー」
「嫌なら、それで良いんです。」「これは、本心ですよ」
美紀は、
「ありがとう」といって、
「こんなこと慣れていないので、心の準備が出来ていないの。」
「ごめんなさい」
英一は、ちょっと戸惑って心になかで
(・・・63歳でも、準備がいるんだ。。。)と思った。
美紀には、全くこのような事が人生で無かったので、戸惑っているのだった。
今日は、英一に一刻も早く会いたかったし、やさしさと包容力が大好きになっていた。
車の中で、少しの沈黙した時間が流れて、英一は
「本当に無理しないで良いですよ。」「美紀さんとは、こうして一緒にいてお話ししているだけでも楽しいですから」と言った。美紀は、
「ありがとう」と言って、笑顔に戻った。
そして二人は、我慢できずにまた激しく口づけをした
余韻もあって、どれくらい経っただろうか?
美紀はしばらくして、外の雨を見つめながら、突然
「英一さん、勇気を出してホテルに行きましょうか。」と言った。
英一は、少し驚くとともに、すぐに覚悟を決めた。
でも、藤沢に帰らなければいけないので、残された時間はあまりなかった。英一はエンジンをかけ、静かに車を走らせた。どこへ向かうのか、二人の間にはもう言葉は要らなかった。
京都のお寺の周辺をとりあえず走った。しかしながら、土地勘が無くホテルの場所など解らずに、少し興奮気味もあって、いくら走ってもホテルが見つからない
やっと見つけたホテルは、満室だった。
英一は、
「今日はご縁がないみたいですね」と笑った。そして、
「もう二度と京都には来ません」と、言ったら美紀は、声を出して笑った。
ホテルに行く事が出来なかったと解って、美紀はそれまで静かにしていたが、顔を見てお互いに微笑んだ。美紀は勇気を出してくれたのに、時間切れとなった。
それまで、お互い少し興奮と緊張していたので、コンビニの駐車場の車を停め、飲み物を買って一息ついた。
二人に別れの時が迫って来ていたので、コンビニの奥まったところに少し車を移動して、再び唇を重ね合った。
外は寒いが車の中は熱気で暑かった。もう直ぐお別れなので長い間の抱擁だった。英一は、興奮していて、思わず
「美紀さんの胸を見たい」と言った。
美紀は、一瞬戸惑いながらも直ぐに胸を出して見せてくれた。
英一は、その胸に顔を押し当てて、いつくしむ様に優しく吸った。美紀から嗚咽が漏れた。
名残惜しいが、二人に別れの時が迫って来ていたので、美紀を京都駅に送って、軽く別れのキスをした。車を降りた、美紀の顔は少しピンク色になっていて、笑顔で手を振っていてくれた。
英一は、予定より遅れたが、高速道路に向かって車を走らせた。
新しい新東名を走るのは、初めてだった。最高速が120キロとなっていて、美紀を思い出しながら神奈川の家路に向かった。
高速のサービスエリアで給油して、少し休憩しながら美紀からのメールを見た。今日は、とても楽しかった事や英一さんのやさしさに触れて、更に大好きになった事など書いてあった。また会える日が待ちどうしいね。と締めくくってあった。
京都で別れてから、お互いにメールで、日常の何気ない事をやり取りしていたが、美紀から東京での再会についてメールが来た。
それは、以前からスペイン旅行で知り合った旅行仲間と、東京で会う約束をしていた事だった。
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