5 / 25
5
「ひ、ひぃぃぃぃ! 化け物だぁぁぁ!」
「撤退! 撤退せよーっ!」
王宮の騎士たちと文官長セオドアは、アレクシス公爵が作り出した氷壁を見るなり、蜘蛛の子を散らすように逃げ帰っていった。
彼らの背中が見えなくなるまで、わずか数分。
やはり、暴力(物理的な力)は議論よりも雄弁である。
「……ふん。口ほどにもない」
アレクシス公爵は、氷の壁を指パッチン一つで粉々に消滅させると、つまらなそうに鼻を鳴らした。
その姿は、ジャージにエプロン、手にはお玉(先ほどシチューをよそったまま持っていた)という、非常に家庭的な装備であるにも関わらず、魔王の貫禄があった。
「助かりました、アレクシス様。おかげで平穏な夜が守られました」
「礼には及ばん。俺の……その、パートナーを守るのは当然だ」
「パートナー(庭師兼警備員)としてですね。頼もしい限りです」
私がニッコリ笑うと、彼はまた少し顔を赤らめてそっぽを向いた。
どうやらこの公爵様、見た目に反してチョロい……げふん、純粋な性格らしい。
「さて、邪魔者も消えましたし、デザートの焼きリンゴでも作りましょうか」
「ほう、リンゴか。俺が皮を剥こう」
「いえ、焼きリンゴは皮ごと焼くので大丈夫です。芯だけ抜いてください」
「承知した」
私たちは和やかに台所へと戻ろうとした。
その時である。
ズズズズズ……!
再び、地面が震え始めた。
今度は先ほどの比ではない。
もっと重く、鋭く、統率された振動。
「……またか?」
私が振り返ると、街道の向こうから、黒い奔流が押し寄せてくるのが見えた。
漆黒の鎧に身を包んだ、騎馬隊だ。
その数、およそ五十。
先ほどの王宮騎士団とは比較にならない、歴戦の殺気を放っている。
「閣下ーーーッ!!」
先頭の騎士が、裂帛の気合いと共に叫んだ。
「アレクシス閣下! ご無事ですか!?」
「あのアマ、閣下をたぶらかしやがって! 今すぐ救出するぞ!」
「突撃ーーッ!」
どうやら、アレクシス公爵の部下たちのようだ。
彼らは私の屋敷(廃屋)を敵陣だと認識しているらしく、抜刀して突っ込んでくる。
「え、ちょっと待って。なんで私が悪者になってるの?」
「……俺が黙って出てきたから、誘拐されたと勘違いしているようだな」
「連絡くらいしてくださいよ!」
「休暇届は机に置いてきたはずだが……『探さないでくれ』と」
「それ一番探しに来るやつですよ!」
私がツッコミを入れている間に、黒い騎士団は門を突破し、庭になだれ込んできた。
彼らは私たちを取り囲み、剣先を私に向ける。
「そこまでだ、悪女め! 我が主、アレクシス閣下を解放しろ!」
騎士団長らしき、強面の男が叫んだ。
「閣下に何をした! 闇魔法か? 魅了か? それとも毒か!?」
「いえ、シチューを食べさせていただけですが」
「黙れ! 閣下がそのような庶民の食事を口になさるはずがない! 閣下は味覚さえも凍りついていると言われるお方だぞ!」
失礼な部下たちだ。
私はため息をついた。
すると、私の隣で、アレクシス公爵が一歩前に出た。
「……騒がしいぞ、バルガス」
低く、重い声。
その一言で、騎士団全員がピタリと動きを止めた。
「か、閣下……?」
団長バルガスが、恐る恐る主を見る。
そして、その目が点になった。
「か、閣下……その、お姿は……?」
彼らの視線が、アレクシス公爵のファッションに集中する。
上:私のブカブカのピンク色のジャージ。
下:寸足らずのズボン。
前:『主婦の友』と刺繍されたエプロン。
右手:お玉。
戦場を血で染める『氷の公爵』の、あまりにも斬新なスタイル。
「……これは、ここの正装だ」
アレクシス公爵は真顔で言い放った。
「せ、正装……でありますか?」
「ああ。ここでの任務(掃除と修繕)を遂行するための、最適化された戦闘服だ」
「そ、そうでしたか……! てっきり、その女に辱めを受けているのかと……!」
「言葉を慎め。彼女は俺の……雇い主だ」
「雇い主!?」
騎士たちがどよめく。
「閣下が……他国で就職……!?」
「まさか、公爵家が財政難なのか?」
「俺たちの給料はどうなるんだ……」
ざわつく部下たちをよそに、私はポンと手を叩いた。
「はいはい、そこまで! 状況は飲み込めましたか? 私はソフィエ。ここの家主です。彼を誘拐したわけでも、洗脳したわけでもありません。彼が勝手に住み着いて、勝手に働いているだけです」
「なっ……貴様、閣下になんて口を!」
バルガス団長が色めき立つ。
「大体、閣下が勝手に働くわけがないだろう! 閣下は家事などなさらない! 俺たちですら、閣下にお茶を淹れさせるなど恐れ多くて……」
「アレクシスさん、お茶のおかわり、いります?」
「頼む。あと、クッキーも」
「はいどうぞ」
私はポケットからクッキーを取り出し、アレクシス公爵の口に放り込んだ。
彼はそれをモグモグと食べ、「うむ、美味い」と頷く。
「「「閣下が……餌付けされている……!?」」」
騎士団、絶句。
「さて、皆様。遠路はるばるお疲れ様です。殺気立っているところ申し訳ないですが、お腹、空いていませんか?」
私は彼らに向かってニッコリと微笑んだ。
「は? 何を……」
「ここに来るまで強行軍だったのでしょう? 馬の息も上がっていますし、皆様の顔色も悪い。夕食もまだなのでは?」
グゥゥゥゥ……。
タイミング良く、誰かのお腹が盛大に鳴った。
静寂。
「……ふっ。ちょうど良かったわ。シチューを作りすぎて余っていたの。アレクシスさんが張り切って薪を割りすぎたから、火力が強すぎて大鍋で作る羽目になったんです」
私は庭に据え付けられた大鍋(元は五右衛門風呂用の釜だが、綺麗に洗って鍋代わりにした)の蓋を開けた。
ふわぁっ……と、湯気と共に濃厚な香りが広がる。
肉と野菜が煮込まれた、暴力的なまでに食欲をそそる匂い。
騎士たちの喉が、ゴクリと鳴る音が聞こえた。
「毒が入っているかもしれん!」
バルガス団長が必死に抵抗する。
「閣下、お気をつけください! これは罠です!」
「……バルガス」
アレクシス公爵が、哀れむような目で部下を見た。
「美味いぞ」
「へ?」
「食わないなら、俺が全部食う」
公爵は自分のお椀を差し出した。
「おかわりだ、ソフィエ」
「はいはい。あ、皆様の分もありますよ。器がないので、そこのバケツでもいいですか?」
「バケツ……!?」
「新品ですよ。さあ、早い者勝ちです。冷えた体には温かいスープが一番です」
私はお玉でスープを掬い、バケツ(本当に新品)に入れた。
一人の若い騎士が、耐えきれずに歩み寄る。
「……い、いただきます!」
彼はバケツを受け取り、恐る恐る口をつけた。
そして。
「う、うめぇぇぇぇ!!」
絶叫した。
「なんだこれ!? 肉がトロトロだ! 野菜が甘い! 俺たちが食べてた干し肉となんか全然違う!」
その叫びが、堰を切った。
「俺も!」「私もだ!」「頼む、一杯くれ!」
騎士たちが我先にと群がってくる。
「並んでください! 順番です! 割り込みは『おかわり抜き』の刑にしますよ!」
私の号令に、歴戦の騎士たちが素直に整列した。
「ほら、団長さんもどうぞ」
私は最後に、憮然と立っていたバルガス団長にスープを差し出した。
「……くっ、毒見だ。毒見をしてやるだけだ!」
彼は言い訳をしながら受け取り、一口啜った。
カッ、と目が見開かれる。
「……こ、これは……母上の味……」
「いいえ、ソフィエの味です」
「……美味い。悔しいが、美味い……!」
彼は男泣きしながらスープを飲み干した。
こうして、隣国最強の騎士団は、わずか十分で陥落した。
胃袋を掴まれた男たちは、大人しいものだ。
彼らは庭に座り込み、幸せそうにスープを啜っている。
その光景を見ながら、私はまたしてもそろばんを弾いた。
(……50人。これだけの人数がいれば、明日からの開拓計画が大幅に短縮できるわね)
「ねえ、バルガスさん」
私は空になったバケツを抱える団長に声をかけた。
「おかわり、ありますよ?」
「本当か!?」
「ええ。その代わり……明日の朝、ちょっとお願いがあるのですが」
「なんだ? なんでも言え! スープの礼だ、剣でも槍でも振るってやる!」
「いえ、振るっていただきたいのは『鍬(くわ)』と『スコップ』です」
「は?」
「裏山の開墾と、水路の整備。50人いれば、3日で終わりますよね?」
私は満面の笑みで告げた。
「働かざる者、食うべからず。明日は美味しい朝食を用意して待っていますから、期待していてくださいね?」
騎士たちは顔を見合わせた。
そして、アレクシス公爵を見た。
公爵は、親指を立ててグッドサインをした。
「……諦めろ。こいつの指揮下に入れば、飯は保証される」
翌朝から、北の廃屋周辺で、謎の大規模土木工事が始まったことは言うまでもない。
黒騎士団改め、『ソフィエ土木建設』の誕生である。
「撤退! 撤退せよーっ!」
王宮の騎士たちと文官長セオドアは、アレクシス公爵が作り出した氷壁を見るなり、蜘蛛の子を散らすように逃げ帰っていった。
彼らの背中が見えなくなるまで、わずか数分。
やはり、暴力(物理的な力)は議論よりも雄弁である。
「……ふん。口ほどにもない」
アレクシス公爵は、氷の壁を指パッチン一つで粉々に消滅させると、つまらなそうに鼻を鳴らした。
その姿は、ジャージにエプロン、手にはお玉(先ほどシチューをよそったまま持っていた)という、非常に家庭的な装備であるにも関わらず、魔王の貫禄があった。
「助かりました、アレクシス様。おかげで平穏な夜が守られました」
「礼には及ばん。俺の……その、パートナーを守るのは当然だ」
「パートナー(庭師兼警備員)としてですね。頼もしい限りです」
私がニッコリ笑うと、彼はまた少し顔を赤らめてそっぽを向いた。
どうやらこの公爵様、見た目に反してチョロい……げふん、純粋な性格らしい。
「さて、邪魔者も消えましたし、デザートの焼きリンゴでも作りましょうか」
「ほう、リンゴか。俺が皮を剥こう」
「いえ、焼きリンゴは皮ごと焼くので大丈夫です。芯だけ抜いてください」
「承知した」
私たちは和やかに台所へと戻ろうとした。
その時である。
ズズズズズ……!
再び、地面が震え始めた。
今度は先ほどの比ではない。
もっと重く、鋭く、統率された振動。
「……またか?」
私が振り返ると、街道の向こうから、黒い奔流が押し寄せてくるのが見えた。
漆黒の鎧に身を包んだ、騎馬隊だ。
その数、およそ五十。
先ほどの王宮騎士団とは比較にならない、歴戦の殺気を放っている。
「閣下ーーーッ!!」
先頭の騎士が、裂帛の気合いと共に叫んだ。
「アレクシス閣下! ご無事ですか!?」
「あのアマ、閣下をたぶらかしやがって! 今すぐ救出するぞ!」
「突撃ーーッ!」
どうやら、アレクシス公爵の部下たちのようだ。
彼らは私の屋敷(廃屋)を敵陣だと認識しているらしく、抜刀して突っ込んでくる。
「え、ちょっと待って。なんで私が悪者になってるの?」
「……俺が黙って出てきたから、誘拐されたと勘違いしているようだな」
「連絡くらいしてくださいよ!」
「休暇届は机に置いてきたはずだが……『探さないでくれ』と」
「それ一番探しに来るやつですよ!」
私がツッコミを入れている間に、黒い騎士団は門を突破し、庭になだれ込んできた。
彼らは私たちを取り囲み、剣先を私に向ける。
「そこまでだ、悪女め! 我が主、アレクシス閣下を解放しろ!」
騎士団長らしき、強面の男が叫んだ。
「閣下に何をした! 闇魔法か? 魅了か? それとも毒か!?」
「いえ、シチューを食べさせていただけですが」
「黙れ! 閣下がそのような庶民の食事を口になさるはずがない! 閣下は味覚さえも凍りついていると言われるお方だぞ!」
失礼な部下たちだ。
私はため息をついた。
すると、私の隣で、アレクシス公爵が一歩前に出た。
「……騒がしいぞ、バルガス」
低く、重い声。
その一言で、騎士団全員がピタリと動きを止めた。
「か、閣下……?」
団長バルガスが、恐る恐る主を見る。
そして、その目が点になった。
「か、閣下……その、お姿は……?」
彼らの視線が、アレクシス公爵のファッションに集中する。
上:私のブカブカのピンク色のジャージ。
下:寸足らずのズボン。
前:『主婦の友』と刺繍されたエプロン。
右手:お玉。
戦場を血で染める『氷の公爵』の、あまりにも斬新なスタイル。
「……これは、ここの正装だ」
アレクシス公爵は真顔で言い放った。
「せ、正装……でありますか?」
「ああ。ここでの任務(掃除と修繕)を遂行するための、最適化された戦闘服だ」
「そ、そうでしたか……! てっきり、その女に辱めを受けているのかと……!」
「言葉を慎め。彼女は俺の……雇い主だ」
「雇い主!?」
騎士たちがどよめく。
「閣下が……他国で就職……!?」
「まさか、公爵家が財政難なのか?」
「俺たちの給料はどうなるんだ……」
ざわつく部下たちをよそに、私はポンと手を叩いた。
「はいはい、そこまで! 状況は飲み込めましたか? 私はソフィエ。ここの家主です。彼を誘拐したわけでも、洗脳したわけでもありません。彼が勝手に住み着いて、勝手に働いているだけです」
「なっ……貴様、閣下になんて口を!」
バルガス団長が色めき立つ。
「大体、閣下が勝手に働くわけがないだろう! 閣下は家事などなさらない! 俺たちですら、閣下にお茶を淹れさせるなど恐れ多くて……」
「アレクシスさん、お茶のおかわり、いります?」
「頼む。あと、クッキーも」
「はいどうぞ」
私はポケットからクッキーを取り出し、アレクシス公爵の口に放り込んだ。
彼はそれをモグモグと食べ、「うむ、美味い」と頷く。
「「「閣下が……餌付けされている……!?」」」
騎士団、絶句。
「さて、皆様。遠路はるばるお疲れ様です。殺気立っているところ申し訳ないですが、お腹、空いていませんか?」
私は彼らに向かってニッコリと微笑んだ。
「は? 何を……」
「ここに来るまで強行軍だったのでしょう? 馬の息も上がっていますし、皆様の顔色も悪い。夕食もまだなのでは?」
グゥゥゥゥ……。
タイミング良く、誰かのお腹が盛大に鳴った。
静寂。
「……ふっ。ちょうど良かったわ。シチューを作りすぎて余っていたの。アレクシスさんが張り切って薪を割りすぎたから、火力が強すぎて大鍋で作る羽目になったんです」
私は庭に据え付けられた大鍋(元は五右衛門風呂用の釜だが、綺麗に洗って鍋代わりにした)の蓋を開けた。
ふわぁっ……と、湯気と共に濃厚な香りが広がる。
肉と野菜が煮込まれた、暴力的なまでに食欲をそそる匂い。
騎士たちの喉が、ゴクリと鳴る音が聞こえた。
「毒が入っているかもしれん!」
バルガス団長が必死に抵抗する。
「閣下、お気をつけください! これは罠です!」
「……バルガス」
アレクシス公爵が、哀れむような目で部下を見た。
「美味いぞ」
「へ?」
「食わないなら、俺が全部食う」
公爵は自分のお椀を差し出した。
「おかわりだ、ソフィエ」
「はいはい。あ、皆様の分もありますよ。器がないので、そこのバケツでもいいですか?」
「バケツ……!?」
「新品ですよ。さあ、早い者勝ちです。冷えた体には温かいスープが一番です」
私はお玉でスープを掬い、バケツ(本当に新品)に入れた。
一人の若い騎士が、耐えきれずに歩み寄る。
「……い、いただきます!」
彼はバケツを受け取り、恐る恐る口をつけた。
そして。
「う、うめぇぇぇぇ!!」
絶叫した。
「なんだこれ!? 肉がトロトロだ! 野菜が甘い! 俺たちが食べてた干し肉となんか全然違う!」
その叫びが、堰を切った。
「俺も!」「私もだ!」「頼む、一杯くれ!」
騎士たちが我先にと群がってくる。
「並んでください! 順番です! 割り込みは『おかわり抜き』の刑にしますよ!」
私の号令に、歴戦の騎士たちが素直に整列した。
「ほら、団長さんもどうぞ」
私は最後に、憮然と立っていたバルガス団長にスープを差し出した。
「……くっ、毒見だ。毒見をしてやるだけだ!」
彼は言い訳をしながら受け取り、一口啜った。
カッ、と目が見開かれる。
「……こ、これは……母上の味……」
「いいえ、ソフィエの味です」
「……美味い。悔しいが、美味い……!」
彼は男泣きしながらスープを飲み干した。
こうして、隣国最強の騎士団は、わずか十分で陥落した。
胃袋を掴まれた男たちは、大人しいものだ。
彼らは庭に座り込み、幸せそうにスープを啜っている。
その光景を見ながら、私はまたしてもそろばんを弾いた。
(……50人。これだけの人数がいれば、明日からの開拓計画が大幅に短縮できるわね)
「ねえ、バルガスさん」
私は空になったバケツを抱える団長に声をかけた。
「おかわり、ありますよ?」
「本当か!?」
「ええ。その代わり……明日の朝、ちょっとお願いがあるのですが」
「なんだ? なんでも言え! スープの礼だ、剣でも槍でも振るってやる!」
「いえ、振るっていただきたいのは『鍬(くわ)』と『スコップ』です」
「は?」
「裏山の開墾と、水路の整備。50人いれば、3日で終わりますよね?」
私は満面の笑みで告げた。
「働かざる者、食うべからず。明日は美味しい朝食を用意して待っていますから、期待していてくださいね?」
騎士たちは顔を見合わせた。
そして、アレクシス公爵を見た。
公爵は、親指を立ててグッドサインをした。
「……諦めろ。こいつの指揮下に入れば、飯は保証される」
翌朝から、北の廃屋周辺で、謎の大規模土木工事が始まったことは言うまでもない。
黒騎士団改め、『ソフィエ土木建設』の誕生である。
あなたにおすすめの小説
【完結】クビだと言われ、実家に帰らないといけないの?と思っていたけれどどうにかなりそうです。
まりぃべる
ファンタジー
「お前はクビだ!今すぐ出て行け!!」
そう、第二王子に言われました。
そんな…せっかく王宮の侍女の仕事にありつけたのに…!
でも王宮の庭園で、出会った人に連れてこられた先で、どうにかなりそうです!?
☆★☆★
全33話です。出来上がってますので、随時更新していきます。
読んでいただけると嬉しいです。
ある日、私は事故で死んだ───はずなのに、目が覚めたら事故の日の朝なんですけど!?
ねーさん
恋愛
アイリスは十六歳の誕生日の前の日に、姉ヴィクトリアと幼なじみジェイドと共に馬車で王宮に向かう途中、事故に遭い命を落とした───はずだったが、目覚めると何故か事故の日の朝に巻き戻っていた。
何度もその日を繰り返して、その度事故に遭って死んでしまうアイリス。
何度目の「今日」かもわからなくなった頃、目が覚めると、そこにはヴィクトリアの婚約者で第三王子ウォルターがいた。
「明日」が来たんだわ。私、十六歳になれたんだ…
俺が悪役令嬢になって汚名を返上するまで (旧タイトル・男版 乙女ゲーの悪役令嬢になったよくある話)
南野海風
ファンタジー
気がついたら、俺は乙女ゲーの悪役令嬢になってました。
こいつは悪役令嬢らしく皆に嫌われ、周囲に味方はほぼいません。
完全没落まで一年という短い期間しか残っていません。
この無理ゲーの攻略方法を、誰か教えてください。
ライトオタクを自認する高校生男子・弓原陽が辿る、悪役令嬢としての一年間。
彼は令嬢の身体を得て、この世界で何を考え、何を為すのか……彼の乙女ゲーム攻略が始まる。
※書籍化に伴いダイジェスト化しております。ご了承ください。(旧タイトル・男版 乙女ゲーの悪役令嬢になったよくある話)
婚約破棄された伯爵令嬢ですが、辺境で有能すぎて若き領主に求婚されました
おりあ
恋愛
アーデルベルト伯爵家の令嬢セリナは、王太子レオニスの婚約者として静かに、慎ましく、その務めを果たそうとしていた。
だが、感情を上手に伝えられない性格は誤解を生み、社交界で人気の令嬢リーナに心を奪われた王太子は、ある日一方的に婚約を破棄する。
失意のなかでも感情をあらわにすることなく、セリナは婚約を受け入れ、王都を離れ故郷へ戻る。そこで彼女は、自身の分析力や実務能力を買われ、辺境の行政視察に加わる機会を得る。
赴任先の北方の地で、若き領主アレイスターと出会ったセリナ。言葉で丁寧に思いを伝え、誠実に接する彼に少しずつ心を開いていく。
そして静かに、しかし確かに才能を発揮するセリナの姿は、やがて辺境を支える柱となっていく。
一方、王太子レオニスとリーナの婚約生活には次第に綻びが生じ、セリナの名は再び王都でも囁かれるようになる。
静かで無表情だと思われた令嬢は、実は誰よりも他者に寄り添う力を持っていた。
これは、「声なき優しさ」が、真に理解され、尊ばれていく物語。
異世界に逃げたシングルマザー経理は、定時退勤だけは譲れない
木風
恋愛
DV夫から一歳の娘を抱えて逃げた鈴木優子は、光に飲まれて異世界の王宮へ転移してしまう。
生きるために差し出した武器は簿記と経理経験――崩壊寸前の王宮会計を『複式簿記』で立て直すことに。
ただし譲れない条件はひとつ、「午後五時の定時退勤」。娘の迎えが最優先だからだ。
その姿勢に、なぜか若き国王ヴィクトルが毎日経理室へ通い始めて――仕事と子育ての先に、家族の形が芽吹いていく。
転生したら魔王のパートナーだったので、悪役令嬢にはなりません。
Y.ひまわり
恋愛
ある日、私は殺された。
歩道橋から突き落とされた瞬間、誰かによって手が差し伸べられる。
気づいたら、そこは異世界。これは、私が読んでいた小説の中だ。
私が転生したのは、悪役令嬢ベアトリーチェだった。
しかも、私が魔王を復活させる鍵らしい。
いやいや、私は悪役令嬢になるつもりはありませんからね!
悪役令嬢にならないように必死で努力するが、宮廷魔術師と組んだヒロイン聖女に色々と邪魔されて……。
魔王を倒すために、召喚された勇者はなんと転生前の私と関わりの深い人物だった。
やがて、どんどん気になってくる魔王の存在。前世に彼と私はどんな関係にあったのか。
そして、鍵とはいったいーー。
※毎日6時と20時に更新予定。全114話(番外編含む)
★小説家になろうでも掲載しています。
今更ですか?結構です。
みん
恋愛
完結後に、“置き場”に後日談を投稿しています。
エルダイン辺境伯の長女フェリシティは、自国であるコルネリア王国の第一王子メルヴィルの5人居る婚約者候補の1人である。その婚約者候補5人の中でも幼い頃から仲が良かった為、フェリシティが婚約者になると思われていたが──。
え?今更ですか?誰もがそれを望んでいるとは思わないで下さい──と、フェリシティはニッコリ微笑んだ。
相変わらずのゆるふわ設定なので、優しく見てもらえると助かります。