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王宮の空気が、変わった。リナ・ミルフィールドは、肌でそれを感じていた。数週間前まで、この場所は完全に彼女の独壇場だったはずだ。誰もが彼女の可憐さに微笑みかけ、エリアス王子の心を得た幸運な乙女として、羨望と賞賛の眼差しを向けていた。
しかし、今はどうだ。
「フィア様は、本当に素晴らしい方ですわね」
「ええ、まさに才媛、という言葉がぴったりよ」
侍女たちの交わす囁き声。
「ランチェスター工房の薬のおかげで、訓練の効率が上がったぞ!」
「ああ。もはや我ら騎士団の守り神だな」
廊下ですれ違う騎士たちの、弾んだ会話。
どこへ行っても、聞こえてくるのはフィア、フィア、フィア。自分が婚約者の座から引きずり下ろした、あの女の名前ばかり。噴水の一件以来、フィアの評判は日に日に高まり、今や王宮中でその名を知らぬ者はいない。
リナは、自分が手に入れたはずのものが、少しずつ、目に見えない砂のように指の間からこぼれ落ちていくような、言いようのない焦燥感に駆られていた。
(どうして……! なぜ、あの女がもてはやされるの!? 王子様に見捨てられて、領地で惨めに暮らしているはずだったのに……!)
リナのプライドは、ずたずたに引き裂かれていた。彼女の存在価値は、エリアス王子に「フィアよりも優れた女」として選ばれた、という一点にかかっている。そのフィアが、自分よりも高く評価されるなど、断じてあってはならないことだった。
(魔法薬ですって? あんな、泥や草をこね回すような、下品な真似で……!)
リナは、苛立ちのあまり、部屋に飾られていた花瓶を床に叩きつけたい衝動に駆られた。
(……そうよ。魔法薬。それであの女が名を上げたというのなら)
その時、リナの頭に、ある考えが閃いた。
(わたくしにだって、できるはずだわ。いいえ、わたくしの方が、もっと素晴らしいものを作れるに決まっている)
フィアの作る薬が、知識と技術の産物なのだとしたら、自分が作る薬は、愛と清らかさの結晶。どちらが、より人々の心を打つか、答えは明らかだ。
「皆様、少しよろしいかしら?」
リナは、自室に侍女たちを集めると、聖女のような微笑みを浮かべて宣言した。
「わたくし、わたくしの手で、人々を癒すための薬を作りたいと思いますの。フィア様のように、わたくしも、この国のために何かお役に立ちたいのです」
その言葉に、侍女たちはうっとりとため息をついた。
「まあ、リナ様! なんてお優しい!」
「エリアス様への愛が、国全体への愛へと繋がっているのですね!」
誰も、その美しい言葉の裏に渦巻く、どす黒い嫉妬心には気づかない。
早速、リナは「魔法薬作り」に取り掛かった。場所は、彼女の豪華な私室に隣接する、陽当たりの良いバルコニーだ。
しかし、彼女にはフィアのような専門知識も、道具も、そして探究心もなかった。
「材料は……そうね、見た目が綺麗なものがいいわ。この薔薇の花びらと、それからこの百合も……。香りが良いものも入れましょう。異国から献上された、この香油をたっぷりと」
彼女は、薬効などお構いなしに、ただ自分の感性だけを頼りに、美しい花々を銀の水差しに放り込んでいく。
「それから、清らかさを出すために、神殿でいただいた聖水を使いましょうね」
侍女たちが持ってきた聖水を、惜しげもなく注ぎ込む。
「よく混ぜ合わせないと……」
リナは、繊細なレースのハンカチで鼻を覆いながら、金のスプーンで水差しの中をかき混ぜた。様々な花の色と香油が混じり合い、水は毒々しい紫色に変色し、甘ったるいような、生臭いような、奇妙な匂いを放ち始めた。
「まあ……! なんて、神秘的な色合いでしょう、リナ様!」
「この芳しい香り……きっと、素晴らしい効果があるに違いありませんわ!」
侍女たちが、口々におべっかを使う。リナは、その言葉にすっかり気を良くした。
(そうよ、これでいいのよ。わたくしの清らかな魔力が、きっと奇跡を起こすはずだわ)
何の根拠もない自信に満ち溢れ、彼女は完成した「聖なる魔法薬」を、美しいクリスタルの小瓶に一つ一つ詰めていった。
その日の夕方。リナは、出来上がったばかりの小瓶の一つを手に、エリアスの執務室を訪れた。
「エリアス様。ご覧になって。わたくし、作ったのですわ」
リナが、子どものように無邪気な笑顔で小瓶を差し出すと、エリアスは目を細めた。
「これは……? なんて美しい瓶なんだ。中身は香水かい?」
「いいえ。これは、わたくしの愛と祈りを込めて作った、魔法薬ですの。きっと、お疲れのエリアス様をお癒しすることができるはずですわ」
その健気な言葉に、エリアスの心は完全に撃ち抜かれた。
「なんと……! リナ、君はなんて素晴らしい女性なんだ! あの自分本位なフィアとは、月とすっぽんだ!」
エリアスはリナを強く抱きしめると、その労をねぎらった。
「ありがとう、リナ。君の愛がこもった薬だ。きっと、どんな高価な薬よりも効果があるだろう。早速、試してみるよ」
エリアスは、その紫色の液体が放つ、奇妙な匂いにも気づかず、リナの瞳に映る自分の姿に、ただただ満足していた。
二人はまだ知らない。その善意の仮面をかぶった嫉妬の産物が、数日後、王宮に前代未聞の大混乱を巻き起こすことになるということを。
しかし、今はどうだ。
「フィア様は、本当に素晴らしい方ですわね」
「ええ、まさに才媛、という言葉がぴったりよ」
侍女たちの交わす囁き声。
「ランチェスター工房の薬のおかげで、訓練の効率が上がったぞ!」
「ああ。もはや我ら騎士団の守り神だな」
廊下ですれ違う騎士たちの、弾んだ会話。
どこへ行っても、聞こえてくるのはフィア、フィア、フィア。自分が婚約者の座から引きずり下ろした、あの女の名前ばかり。噴水の一件以来、フィアの評判は日に日に高まり、今や王宮中でその名を知らぬ者はいない。
リナは、自分が手に入れたはずのものが、少しずつ、目に見えない砂のように指の間からこぼれ落ちていくような、言いようのない焦燥感に駆られていた。
(どうして……! なぜ、あの女がもてはやされるの!? 王子様に見捨てられて、領地で惨めに暮らしているはずだったのに……!)
リナのプライドは、ずたずたに引き裂かれていた。彼女の存在価値は、エリアス王子に「フィアよりも優れた女」として選ばれた、という一点にかかっている。そのフィアが、自分よりも高く評価されるなど、断じてあってはならないことだった。
(魔法薬ですって? あんな、泥や草をこね回すような、下品な真似で……!)
リナは、苛立ちのあまり、部屋に飾られていた花瓶を床に叩きつけたい衝動に駆られた。
(……そうよ。魔法薬。それであの女が名を上げたというのなら)
その時、リナの頭に、ある考えが閃いた。
(わたくしにだって、できるはずだわ。いいえ、わたくしの方が、もっと素晴らしいものを作れるに決まっている)
フィアの作る薬が、知識と技術の産物なのだとしたら、自分が作る薬は、愛と清らかさの結晶。どちらが、より人々の心を打つか、答えは明らかだ。
「皆様、少しよろしいかしら?」
リナは、自室に侍女たちを集めると、聖女のような微笑みを浮かべて宣言した。
「わたくし、わたくしの手で、人々を癒すための薬を作りたいと思いますの。フィア様のように、わたくしも、この国のために何かお役に立ちたいのです」
その言葉に、侍女たちはうっとりとため息をついた。
「まあ、リナ様! なんてお優しい!」
「エリアス様への愛が、国全体への愛へと繋がっているのですね!」
誰も、その美しい言葉の裏に渦巻く、どす黒い嫉妬心には気づかない。
早速、リナは「魔法薬作り」に取り掛かった。場所は、彼女の豪華な私室に隣接する、陽当たりの良いバルコニーだ。
しかし、彼女にはフィアのような専門知識も、道具も、そして探究心もなかった。
「材料は……そうね、見た目が綺麗なものがいいわ。この薔薇の花びらと、それからこの百合も……。香りが良いものも入れましょう。異国から献上された、この香油をたっぷりと」
彼女は、薬効などお構いなしに、ただ自分の感性だけを頼りに、美しい花々を銀の水差しに放り込んでいく。
「それから、清らかさを出すために、神殿でいただいた聖水を使いましょうね」
侍女たちが持ってきた聖水を、惜しげもなく注ぎ込む。
「よく混ぜ合わせないと……」
リナは、繊細なレースのハンカチで鼻を覆いながら、金のスプーンで水差しの中をかき混ぜた。様々な花の色と香油が混じり合い、水は毒々しい紫色に変色し、甘ったるいような、生臭いような、奇妙な匂いを放ち始めた。
「まあ……! なんて、神秘的な色合いでしょう、リナ様!」
「この芳しい香り……きっと、素晴らしい効果があるに違いありませんわ!」
侍女たちが、口々におべっかを使う。リナは、その言葉にすっかり気を良くした。
(そうよ、これでいいのよ。わたくしの清らかな魔力が、きっと奇跡を起こすはずだわ)
何の根拠もない自信に満ち溢れ、彼女は完成した「聖なる魔法薬」を、美しいクリスタルの小瓶に一つ一つ詰めていった。
その日の夕方。リナは、出来上がったばかりの小瓶の一つを手に、エリアスの執務室を訪れた。
「エリアス様。ご覧になって。わたくし、作ったのですわ」
リナが、子どものように無邪気な笑顔で小瓶を差し出すと、エリアスは目を細めた。
「これは……? なんて美しい瓶なんだ。中身は香水かい?」
「いいえ。これは、わたくしの愛と祈りを込めて作った、魔法薬ですの。きっと、お疲れのエリアス様をお癒しすることができるはずですわ」
その健気な言葉に、エリアスの心は完全に撃ち抜かれた。
「なんと……! リナ、君はなんて素晴らしい女性なんだ! あの自分本位なフィアとは、月とすっぽんだ!」
エリアスはリナを強く抱きしめると、その労をねぎらった。
「ありがとう、リナ。君の愛がこもった薬だ。きっと、どんな高価な薬よりも効果があるだろう。早速、試してみるよ」
エリアスは、その紫色の液体が放つ、奇妙な匂いにも気づかず、リナの瞳に映る自分の姿に、ただただ満足していた。
二人はまだ知らない。その善意の仮面をかぶった嫉妬の産物が、数日後、王宮に前代未聞の大混乱を巻き起こすことになるということを。
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