>>ラストまで　

　後半、色々なことが解って、色々なことを知って、色々なことが見えるようになって、マシューの心の在り様が変化して行くのが、もう……感無量！　――いえ、最初から自分や他人の弱さはよく視え、批判も出来、嫌悪することは出来ていましたが、正しく（素直に）見ることが出来るようになって――そんな歪んだメガネを外してくれた様々な学友たちの愛や、生きる姿に、感謝。

　そして、ラストの潔い決意が羨ましい。自分に同じ決意が出来るか、と問われれば、友人たちに甘えて事無き方向へフェードアウトする道を選ぶのではないかと（そうに違いないと）思うのは、やり直すことが難しい年のせいばかりではないはず……。

　何度も何度も自分の弱さを言い訳にしながら、ぐるぐると同じ道を回り続けていた彼に、いつも寄り添い、隣りを歩いてくれた鳥の巣頭の変わらない想いは、バカがつくほど愛おしいものでした（褒め言葉です。しかも、普通、愛おしいにバカはつけない）笑。

　マシュー、最後に一言。

　――愛おしいバカがいて、幸せだね。




　>>187カフェテリア
　珍しく以下を見つけました（お手伝いが出来て嬉しい！）。
　銀狐の尤もっともな意見に嘆息する。

　>>81顔合わせ１まで

　まだ途中ですが、この辺りで少し。
『胡桃……』を読んでいたことで得られるカタルシスが、すでに半端ない。また最初から読み返したくなりました（いや、今それをしたらこっちの続きを読むのが大分先になるから…）

　一人称で感情移入しやすいこともあって、腹立たしいほどに（←褒め言葉です）引き込まれます。

　そして、ここまででひと言。

　マシュー、君は愛せるの？
　自分以外の誰かを――。