胡桃の中の蜃気楼

萩尾雅縁

文字の大きさ
745 / 758
十章

登場人物紹介12

しおりを挟む
 第十一章 

 延び延びになっていた新部門のスタートと、サウードとの契約を終えた吉野の帰国。喜ぶべきことの重なるなか、黙々と仕事に打ち込む飛鳥だったが――




 *ヘンリー・ソールスベリー 

 飛鳥の友人。ケンブリッジ大学経営学部卒。
 父親の会社ジョサイア貿易から独立したIT会社「コズモス」のCOO。
「コズモス」「杜月」の親会社アーカシャ―HDのCEO。


 *サラ・アマラ・ソールスベリー 

 ヘンリーの腹違いの妹。
 インドから英国のマーシュコートにあるソールスベリー邸に引き取られる。
 スーパー・コンピューター・コズモスの開発者。IT会社「コズモス」のCEO。
 飛鳥と婚約中。


 *杜月 飛鳥 (とづき あすか)

 ケンブリッジ大学工学部卒。英国滞在六年目。
 ヘンリーと共同で、アーカシャ―HDを設立している。
 空中投影タブレットTS(トランス・スパークス)、空中立体映像投影装置をサラと共同で開発。
 サラの婚約者。


 *杜月 吉野 (とづき よしの)

 飛鳥の弟。ケンブリッジ大学数学科3年生。友人であるマシュリク国皇太子サウードの金融アドバイザーだった。



【飛鳥・ヘンリーの友人・関係者たち】

 *アレン・フェイラー

 ヘンリーの弟。米国からの留学生。ケンブリッジ大学経営学部2年生。
 米国のフェイラー財閥の跡取り。


 *アーネスト・ラザフォード (愛称 アーニー)

 ヘンリーの一学年上の先輩で幼馴染。ケンブリッジ大法学部卒。弁護士事務所で働く傍らヘンリーの会社の相談役も務める。
 ラザフォード家は、杜月兄弟の英国での身元引受人(ガーディアン)。


 *デヴィッド・ラザフォード (愛称 デヴィ、デイヴ)

 ヘンリーの幼馴染で飛鳥の友人。アーネストの弟。今までアシスタントしていたアーカシャ―HDへ正式入社する。
 ケンブリッジでは飛鳥、ヘンリーと同居。


 *ウィリアム・マーカス (愛称 ウィル)

 ヘンリーの秘書。ケンブリッジ工学部卒。吉野のお目付け役。


 *ケネス・アボット
 ヘンリーの後輩。今年度から、オックスフォード大学からケンブリッジ大学院数学科へ入学してくる。



【ケンブリッジ・ソールスベリー邸の人々】

 *マーカス

 ソールスベリー家の執事。現在は、サラのいるマーシュコート邸で勤務している。

 *メアリー・ボイド

 ソールスベリー家の家政婦。マーシュコート邸で勤務。

 *ナンシー・グッドウィル

 ケンブリッジのソールスベリー邸の新しい家政婦。メアリーの姪。

 *ゴードン

 ソールスベリー家の庭師。

 *アルバート・マクレガー (愛称 アル)

 ヘンリーの新しい秘書兼執事見習い。
 日本で飛鳥の父の秘書をしていた。




【吉野・アレンの友人たち】

 *フレデリック・キングスリー (愛称 フレッド)

 ケンブリッジ大学文学部2年生。ベストセラー作家。



 *クリス・ガストン

 実家は英国金融界の実力者。ケンブリッジ大学経済学部2年生。




【ルベリーニ一族】

 *ロレンツォ・ルベリーニ (愛称 ロニー)

 イタリア本家惣領息子。欧州経済を支えるルベリーニ一族の宗主。
 ケンブリッジ経営学部卒。

 *ルドルフ・フォン・ヴォルフ

 スイス分家当主。

 *フィリップ・ド・パルデュ

 フランス分家当主。フランスからのエリオット留学生。5学年生。

 *マリーネ・フォン・(アッシェンバッハ)ヴォルフ

 ドイツ分家女当主から、スイス、フォン・ヴォルフ家と婚姻。ルドルフの妻

 *マルセッロ・ボルージャ

 スペイン分家当主。双子の兄マルセルと戸籍を共有している。

 *マルセル・ボルージャ

 マルセッロの兄。虚弱体質で特殊能力を持つ。




【マシュリク国関係】

 *サウード・M・アル=マルズーク

 マシュリク国皇太子。吉野の友人。


 *イスハ―ク・A・ラシード

 サウードの従者。


 * アリー・ファイサル・バッティ

 元・吉野の護衛。後に王宮近衛師団長に就任。


 * アブド・H・アル=マルズーク

 マシュリク国副皇太子兼国防大臣。サウードの従兄弟。サウードとの政争に敗れ米国へ亡命したが策に溺れて本国にて逮捕される。


 * アブドルアジーズ・H・アル=マルズーク

 アブドの兄。米国在住。莫大な資産を持つ個人投資家。


 * ムハンマド・A・アル=マルズーク

 マシュリク国、現国王。



【その他】

 *ジェームズ・テーラー (愛称 ジム)

 物理学者兼ヘッジファンド・リグレッション・テクノロジーズCEO。米国在住。


 *キャロライン・フェイラー(愛称 キャル)

 ヘンリーの妹。米国ロスアンゼルス在住。セドリック・ブラッドリーと婚約中。


 *ロバート・カールトン

 ガン・エデン社CEOリック・カールトンの息子。学生起業家。ロス在住。キャルの婚約者候補だった。吉野との共同事業を計画している。


 *セドリック・ブラッドリー (愛称 セディ)

 エリオット校出身。ヘンリーの後輩。アレンや吉野と確執がある。






しおりを挟む
感想 8

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

性別交換ノート

廣瀬純七
ファンタジー
性別を交換できるノートを手に入れた高校生の山本渚の物語

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

隣に住んでいる後輩の『彼女』面がガチすぎて、オレの知ってるラブコメとはかなり違う気がする

夕姫
青春
【『白石夏帆』こいつには何を言っても無駄なようだ……】 主人公の神原秋人は、高校二年生。特別なことなど何もない、静かな一人暮らしを愛する少年だった。東京の私立高校に通い、誰とも深く関わらずただ平凡に過ごす日々。 そんな彼の日常は、ある春の日、突如現れた隣人によって塗り替えられる。後輩の白石夏帆。そしてとんでもないことを言い出したのだ。 「え?私たち、付き合ってますよね?」 なぜ?どうして?全く身に覚えのない主張に秋人は混乱し激しく否定する。だが、夏帆はまるで聞いていないかのように、秋人に猛烈に迫ってくる。何を言っても、どんな態度をとっても、その鋼のような意思は揺るがない。 「付き合っている」という謎の確信を持つ夏帆と、彼女に振り回されながらも憎めない(?)と思ってしまう秋人。これは、一人の後輩による一方的な「好き」が、平凡な先輩の日常を侵略する、予測不能な押しかけラブコメディ。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

入れ替わり夫婦

廣瀬純七
ファンタジー
モニターで送られてきた性別交換クリームで入れ替わった新婚夫婦の話

処理中です...