【完結】愛され属性のランディー

cyan

文字の大きさ
22 / 83

22.その頃のマルクとランディー

しおりを挟む
 

「ランディー様、見つかってしまえば確実に連れ戻されます。特にこの国では細心の注意を払いましょう。」
「分かった。マルク、マルクが一緒にいてくれて心強いよ。私1人だったら我慢して、自分の気持ちを押し殺していたと思う。」

「それは悲しすぎます。学園生活など一生のうちに何度もあるものではない。彼らが卒業してから復学などしても意味がないでしょう?」
「そうだな。マルク、ありがとう。ずっと私の気持ちに寄り添ってくれたのはマルクだけかもしれない。私はそれが嬉しい。」

マルクにどのような思惑があるにせよ、ランディーの心を今一番掴んでいるのはマルクかもしれない。


「マルク、本当にこんなところで夜を明かすのか?」
「えぇそうですよ。宿になど泊まればすぐに見つかってしまいますから。」
「そうか。」

街道から少し森に入った場所を進んでいたランディーたちだったが、今日の宿はない。更に森の奥へ入り草を刈って地面を慣らすと、マルクが持っていたテントが組み立てられた。

「ランディー様、今日もしたいですか?」
「えっと、貴族の嗜みの話だよな?」
「えぇ。それ以外にもしたいことがあれば何でも仰ってください。」

「したい、気持ちはあるが・・・、ここでは背中が痛いんじゃないか?」
「では俺が下になるか、立ってしてみますか?」
「えぇー?立ってもできるのか?」
「できますよ。」

立って。興味はある。マルクが下になれば私の背中は痛くないが、マルクの背中が痛いからな。

「じゃあ、立ってで、お願いしたい。」
「分かりました。外は寒いので服は脱がずにしましょう。」
「そんなことできるのか?」
「色々方法はあるんですよ。何せ貴族が楽しむためには色々な方法を考えますからね。」

確かにそうかもしれない。貴族の欲というのは止まることを知らないというのは分かる。

「ランディー様、こちらへ。」

マルクに従って木の近くで進んでいくと、私はマルクにすっぽりと包まれるように抱きしめられた。不安を感じていることに気付いていたのか。優しいな。

「マルクは優しいな。」

そう言って見上げると、マルクの熱い視線に見つめられてこころがギュッとなる。

「んん、、ぁ、、はぁ、、ぁ、、、」
「もう気持ちよくなっちゃいました?」

足に力が入らずマルクにもたれ掛かると、しっかりと抱き止めてくれた。

「気持ちいい。マルクのキスはいつでも気持ちいい。」
「後ろを向いてその木に手をついて下さい。」
「分かった。」

足に力が入らない私を抱きしめたまま、後ろを向かせると、私は表面がツルツルした木に両手を付いた。

「上手ですよ。」

マルクはそう言うと、私の上衣の裾から手を滑り込ませて胸の先端に触れた。

「ぁぁああ、、」

クニクニと優しく揉み込まれると、私の口からは嬌声が漏れてしまう。こんな森の奥など誰も来るはずがないと分かっているのに、外でそんな声を出してしまったことが恥ずかしくて、私はローブの肩の辺りを噛んだ。

「んん、、ん、、んん、、」
「必死に我慢して可愛いです。こちらも扱いてあげますね。」

ベルトを外しズボンを膝まで下ろされると、マルクの温かい手に私の立ち上がったものが扱かれる。
もう既に足はガクガクで立っているのがやっとという感じなんだが、そんな私をマルクは後ろからしっかり支えてくれるから安心感がある。


「んんー、んん、、んーー」
「こんなところで出して、ランディー様は淫らでとても可愛い。」

いつものように一度出すと、マルクの指がクプッと私の中に入ってくる。
気持ちいいところをフニフニと刺激されると、全身がガクガクと震える。

「んん、、んーー、ん、んんー」
「もっと指で攻めてほしいですか?」

「指じゃない。マルクのがいい。挿れて。」
「分かりました、では少し腰を落としてお尻を後ろに突き出して下さい。」
「こうか?」
「えぇ、上手です。」

木に手をついたまま、後ろに尻を突き出すと、マルクがゆっくり入ってきた。でも、ゆっくり入ってきたのは最初だけで、途中までくると、一気に奥まで貫かれた。

「ひぁああ、、、」

私は盛大に背中を反らせて、私の前からはトプッと精が溢れた。

「どうです?気持ちいいですか?フルフル震えて可愛いですね。」

マルクが腰を支えてくれているから何とか立っていられるが、もう自力ではとても立てなかった。一番奥を激しく突かれると、声を我慢することもできず、袖を噛むこともできなかった。

「あっ、あっ、あっ、、マルク、マルク、、だめ、、まっ、待って、マルク、はげし、、やぁ、、マルク、、、」

いつもとは少し違う角度で突かれると、知らない快感が私を飲み込んでいく。

「こっちも扱いてあげますね。」

「あっ、あっ、、ぁぁあああ、だめ、だめだめ、またイッちゃう、、マルク、、マルク、、ぁあああ、、、」

またあの尿のようなものが出た感覚はあったが、私はそのまま意識を保つことができなかった。

「あぁ、ランディー様は本当に可愛い。私だけの愛しい人。」

マルクはそう呟くと、自分とランディーに洗浄魔法をかけてテントに入っていった。


「マルク、すまないまだ寝てしまった。」
「気持ちよかったですか?」
「気持ちよかったが、立ってするというのは難易度が高いな。相手がマルクのような鍛えられた肉体をもつ者であればいいが、誰でもできるものではない。私は立っていられないから、支えてもらわなければならないだろ?」
「確かにそうですね。俺は問題なくランディー様を支えられますが、非力の者では難しいですね。」

そんなことを考えてしまうランディーのことが可愛すぎて、マルクはランディーを抱きしめて額に触れるだけのキスをした。

「マルクが私の額にキスをするなど珍しいな。」
「嫌でしたか?」
「そんなことはない。嬉しかった。」

 
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい

マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。 最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡) 世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。

【完結】ただの狼です?神の使いです??

野々宮なつの
BL
気が付いたら高い山の上にいた白狼のディン。気ままに狼暮らしを満喫かと思いきや、どうやら白い生き物は神の使いらしい? 司祭×白狼(人間の姿になります) 神の使いなんて壮大な話と思いきや、好きな人を救いに来ただけのお話です。 全15話+おまけ+番外編 !地震と津波表現がさらっとですがあります。ご注意ください! 番外編更新中です。土日に更新します。

転生エルフの天才エンジニア、静かに暮らしたいのに騎士団長に捕まる〜俺の鉄壁理論は彼の溺愛パッチでバグだらけです〜

たら昆布
BL
転生したらエルフだった社畜エンジニアがのんびり森で暮らす話 騎士団長とのじれったい不器用BL

聖獣召喚に巻き込まれた俺、モフモフの通訳をしてたら冷徹騎士団長に外堀を埋められました

たら昆布
BL
完璧っぽいエリート騎士×無自覚な愛され系

目が覚めたら宿敵の伴侶になっていた

木村木下
BL
日本の大学に通う俺はある日突然異世界で目覚め、思い出した。 自分が本来、この世界で生きていた妖精、フォランだということを。 しかし目覚めたフォランはなぜか自分の肉体ではなく、シルヴァ・サリオンという青年の体に入っていた。その上、シルヴァはフォランの宿敵である大英雄ユエ・オーレルの『望まれない伴侶』だった。 ユエ×フォラン (ムーンライトノベルズ/全年齢版をカクヨムでも投稿しています)

僕のユニークスキルはお菓子を出すことです

野鳥
BL
魔法のある世界で、異世界転生した主人公の唯一使えるユニークスキルがお菓子を出すことだった。 あれ?これって材料費なしでお菓子屋さん出来るのでは?? お菓子無双を夢見る主人公です。 ******** 小説は読み専なので、思い立った時にしか書けないです。 基本全ての小説は不定期に書いておりますので、ご了承くださいませー。 ショートショートじゃ終わらないので短編に切り替えます……こんなはずじゃ…( `ᾥ´ )クッ 本編完結しました〜

俺が聖女なわけがない!

krm
BL
平凡な青年ルセルは、聖女選定の儀でまさかの“聖女”に選ばれてしまう。混乱する中、ルセルに手を差し伸べたのは、誰もが見惚れるほどの美しさを持つ王子、アルティス。男なのに聖女、しかも王子と一緒に過ごすことになるなんて――!? 次々に降りかかる試練にルセルはどう立ち向かうのか、王子との絆はどのように発展していくのか……? 聖女ルセルの運命やいかに――!? 愛と宿命の異世界ファンタジーBL!

龍の寵愛を受けし者達

樹木緑
BL
サンクホルム国の王子のジェイドは、 父王の護衛騎士であるダリルに憧れていたけど、 ある日偶然に自分の護衛にと推す父王に反する声を聞いてしまう。 それ以来ずっと嫌われていると思っていた王子だったが少しずつ打ち解けて いつかはそれが愛に変わっていることに気付いた。 それと同時に何故父王が最強の自身の護衛を自分につけたのか理解す時が来る。 王家はある者に裏切りにより、 無惨にもその策に敗れてしまう。 剣が苦手でずっと魔法の研究をしていた王子は、 責めて騎士だけは助けようと、 刃にかかる寸前の所でとうの昔に失ったとされる 時戻しの術をかけるが…

処理中です...