俺たちの××

怜悧(サトシ)

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二学期編

※緩やかな渇望 →sideT

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授業をボイコットした俺は、まるでフワフワしたような地に足がつかない感覚のまま、康史の部屋へ腕を引かれてやってきた。
康史は朦朧としたままの俺をバイクに載せて連れ帰ってきたが、その間、内股から漏れてべたつく液体もなにもかも気にならなかった。
ただ、体がたまらなく熱くて、たまらなく足りないという飢えに似た感情だけだった。

「トール……理性飛んじゃってる顔、すげえそそる」

玄関に入ってすぐ、寝室へと向かう康史が俺の顔を眺めて、なにか言っているが、そんなのどうでもよくなってしまうくらい、欲情していた。

まだるっこしいのは好きじゃない。

昔っからムードとかロマンとかそういうのは、苦手だ。
どろどろに獣のように貪りたい気持ちでいっぱいになり、逆に康史の腕を引き、寝室に入るやいなやシャツを引き剥がすように脱ぎ捨てると、康史の頭を抱え込むように寄せて唇を押し当て舌をしゃぶるように吸い込む。

この体を全部、俺のものにしてしまいたい。

強欲な欲望に支配されて、あいている片方の手でズボンのベルトを引き抜いて下着ごと引きおろし自ら全裸になる。
康史の指先が乳首のピアスへと移動して引っ張ってもてあそぶように刺激をくわえる。
身体がピンと緊張し、アナルからさっき屋上で注がれたままだった精液が溢れ、太股を伝い落ちる。

「……ンンッ…っふ……う……ッう」

カチカチとピアスの金属音が響き、俺の背筋にピリビリと甘い刺激が走り、先走りが床へとぽたぽたと落ちていく。
舌を求めて吸い上げていた唇が離され、首筋にがぶりと歯をたてられる。

「淫乱で可愛いよ………トール、その顔たまらない」
あの悪夢のような輪姦の中で、俺の体は狂ってしまったのか、一回始めてしまうと抑えようもないくらい足りなくて仕方がなくなる。
康史いわく、淫乱落ちというらしいのだが、自覚がなくなるくらい体が疼いて仕方がなくなる。

「……ヤス…っつ、んん……ッ、はや………く…はや……く…くれよ」
突っ込まれて中をかき回して欲しいという浅ましい欲求しか頭にはもうない。
一向に乳首以外をいじろうとしない康史にじれて、俺はプライドとか浅ましさや恥も思う余裕もなく康史の股間をまさぐる。
康史まだまだと意地悪に笑いを向けて、左右に首を振って、俺の腕を掴んでぐいっと後ろ手に回してベルトで縛り付けてしまう。
「トール、乳首だけで一回イッて見せてよ」

弱い刺激よりもダイレクトな刺激を欲しがっている俺に、無情なことを言い放ち乳首にローションを塗りたくり両手でこねくり始める。
背筋からくる刺激だけではイクことはできず、俺はもどかしく腰を揺すって腹部に当たる刺激を得ようとする。

「んんんっッあ、あ、あ、むり………いじ……わりい…ぞ」

「好きな子は虐めたくなっちゃうんだよ。しょうがないな、コイツ変わりにして遊んでてよ」
顔に唇を降らせて、俺の様子にさすがに無理かなと呟いて、は俺の精液まみれのアナルを指で押し開き、ゆっくりと手にしていたディルドーをずぶぶぶっと埋め始め、
「ア、、ッううう…っアアア――っ」
俺は力が抜けて腰を落とし、立ち膝のままびゅくびゅくっと精液を吹き上げた。
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